通学路の危険箇所、アプリに登録 浜松・萩丘小児童ら歩いて点検
通学路の危険箇所や避難場所は―。浜松市の萩丘小(中区)と浜松中央署、常葉大浜松(北区)は29日、同小児童による通学路点検を行った。防犯ウオーキングアプリ「歩いてミイマイ」を活用した取り組みで、来年1月末ごろまでの防犯マップ完成を目指す。
5年生約130人が参加。通学路の5コースを実際に歩き、不審者が出没しやすいと感じる場所や逃げ込めそうな施設「こども110番の家」の位置などをチェックした。危険箇所などを見つけると、写真を撮影してアプリに登録した。登録された場所はアプリ利用者で共有される仕組みという。
同署や県警の防災対策に協力する同大健康プロデュース学部の木村佐枝子教授と連携したプロジェクトで、児童は昨年度から防災やアプリの使い方について学んできた。10月にも通学路点検を予定している。
萩丘小の加藤志緒理校長は「児童が自分の目で地域を見て危険を探すことで、犯罪減少につながるはず」と期待を込めた。