市民文化センター 大ホール改修方針 裾野市、継続利用へ
裾野市は1日までに、市民文化センター大ホールを改修する方針を決めた。当初は大ホールを事実上閉鎖する計画だったが、存続を求める市民の要望を踏まえて継続利用できるように施策転換する。
同センターは開設から30年以上が経過し、収容人数1200人の大ホールと同400人の多目的ホールはともに、つり天井落下防止の改修工事が必要で舞台照明の更新期を迎えていた。市は当初、2022年度から2カ年事業として多目的ホールの改修工事と照明更新だけを行い、大ホールは無期限の閉鎖とする予定だった。
一方、大ホールは市内最大規模のイベント会場で、利用団体などから存続への意見が寄せられていたという。このため、1月に就任した村田悠市長は両ホールの改修を優先し、照明更新は当面見送る方針を決めた。
工期は11月以降の7カ月間を予定する。多目的ホールの改修工事と照明更新に比べ、総事業費は約8千万円減り、1億2千万円前後になる見通し。