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堀島が4勝目 シーズン最多 スキー・W杯モーグル第13戦

 【ディアバレー(米ユタ州)共同】フリースタイルスキー・モーグルのワールドカップ(W杯)は3日、米ユタ州ディアバレーで第13戦がデュアルモーグルで行われ、男子の堀島行真(トヨタ自動車)がシーズン自己最多となる今季4勝目、通算18勝目を挙げた。女子の冨高日向子(タマダイガクク)は4位だった。

フリースタイルスキー・モーグルのW杯第13戦で今季4勝目を挙げ、喜ぶ堀島行真(中央)=ディアバレー(ゲッティ=共同)
フリースタイルスキー・モーグルのW杯第13戦で今季4勝目を挙げ、喜ぶ堀島行真(中央)=ディアバレー(ゲッティ=共同)

 男子の村田優太郎(北翔大)は16位、藤木豪心(イマトク)は24位、島川拓也(日本仮設)は29位、川岡士真(北翔大)は41位、西沢岳人(リステル)は44位だった。
 女子の中尾春香(大産大)は9位、伊原遥香(愛三工業)は17位、浅野志織(中京大)は20位、田口友麻(スノーアミューズメント)は21位。柳本理乃(愛知ダイハツ)は欠場した。ジャカラ・アンソニー(オーストラリア)が今季11勝目、通算19勝目とした。
目標 早くも達成 総合V「狙っていく」  堀島は今季W杯開幕前にシーズン自己最多の4勝を目標に掲げ、3試合を残して達成した。「これで終わったとしても、いいシーズンだったと思える」と安堵(あんど)の表情を浮かべながら「チャンスがある限り、総合優勝を狙っていきたい」と、さらなる高みを見据えた。
 今季の前の3勝は全て1人で滑るモーグルで挙げていた。2人同時に滑る対戦方式のデュアルモーグルは2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で新種目となるだけに、しっかりと結果を残していきたい。この日の堀島はエア、ターン、スピード全てに隙がなく、順当に勝ち進んだ。
 フランス選手との決勝は終盤まで互角の内容だったが、相手が第2エアの着地で乱れた。文句なしの勝利を収め「雪が降って、みんなが難しそうにしている中、最後までミスなく終われた」と納得の様子だった。
 モーグルとデュアルモーグルを合わせた総合王者争いは2位につけ、今季7勝でトップのミカエル・キングズベリー(カナダ)を追う。残り3試合は十分に逆転圏内で「常に優勝か2位に近いクオリティーの滑りをしていきたい」と力強く話した。
 (共同)

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