静岡新聞掲載 - おすすめ本
苦しくともなぜ生きる
苦しくともなぜ生きる
親鸞聖人なぜなぜ問答

著者/高森顕徹
出版社/1万年堂出版

金額:1,760円(税込)
ISBN:9784866260976



生きる本当の意味とは何か。人間関係に疲れ、不安や孤独に押しつぶされそうになった時、誰もがこの根元的な問いと向き合わずにはいられない。名著「歎異抄」を生み出した親鸞聖人が求めたものも、その答え一つだったという。「私たちは絶対の幸福になるために生きている」「運命は何によって決まるのか」「仏教が説かれた目的は?」など、本書の35の人生問答で疑問が解けていくかもしれない。850年前とは思えない言葉が胸を打つだろう。


ザ・シェフ三國の究極家庭おかず
歴史文化ライブラリー 620
老いと介護の日本史
「認知症」への眼差し

著者/新村 拓
出版社/吉川弘文館

金額:1,870円(税込)
ISBN:9784642306201



医療と福祉の整備によって康寿命が大きく延びた現代社会において、高齢者を取り巻く環境は古代のそれとは大きく異なるはずだ。しかし、本書で紹介される事例によると、老化や死を恐れる気持ち、介護にまつわる困難など、「老い」を巡る根源的な課題は、いつの時代も変わっていないようだ。この永遠のテーマと向き合ってきた過去の人々について知ることは、私たちを勇気づけ、社会問題の解決に向けたヒントを与えてくれるだろう。


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