清水エスパルス、耐えきれずドロー J1リーグ第2節

 明治安田J1リーグは6日、各地で第2節の8試合が行われ、清水は福岡に2―2と追い付かれ、2連勝を逃した。

清水―福岡 試合終了間際、同点に追い付かれ肩を落とす清水イレブン=アイスタ日本平
清水―福岡 試合終了間際、同点に追い付かれ肩を落とす清水イレブン=アイスタ日本平


 (1)アイスタ
 ▽観衆9063人
 清水 1勝1分け(4) 2(1―0 1―2)2 福岡 1分け1敗(1)
 ▽得点者【清】カルリーニョス(1)中山(1)【福】山岸(1)サロモンソン(1)

 【評】清水は2度のリードを守り切れず、福岡と引き分けた。
 前半12分、カルリーニョスの正確な右足シュートで先制。同点の後半20分にはゴール前のこぼれ球に中山が反応して左足を振り抜き、勝ち越した。しかし、終了間際に直接FKから失点した。
 前半終了間際にチアゴサンタナが決定機を生かせず、相手を突き放せなかったのが痛かった。1失点目はゴールを決めた相手をフリーにするなど守備にも隙があった。

 ■14年ぶりの開幕連勝ならず
 試合を優位に運びながら、あとわずかの時間を耐えきれなかった。清水は後半終了間際に追い付かれ、手中に収めかけた白星がするりとこぼれ落ちた。ロティーナ監督は「セットプレーでチャンスを与え、一つを決められた。残念な試合」と唇をかんだ。
 追加時間が4分と表示された終了間際。ペナルティーエリア手前中央でFKを与えた。相手のキックは壁に当たって軌道が変わり、GK権田は一歩も動けず。14年ぶりの開幕2連勝を達成する瞬間を待ち望んでいたサポーターのため息が、スタジアムを包んだ。
 後半16分に追い付かれたが、すぐにゴール前の競り合いのこぼれ球を新加入のMF中山が左足で蹴り込み、勝ち越し。失点しても「一人一人が点を取ろうと同じ方向を向けた」と丁寧にボールをつなぎながら得点を生み出し、昨季は見られなかった反発心を示したところまでは良かった。自身のJ1初ゴールが勝利につながらず、中山は「内容的には勝てると思った。勝ち点を2ポイント逃した」と悔しさを隠さない。
 リーグ戦はここからC大阪、鳥栖、広島、柏と中2、3日で試合が続く。FWカルリーニョスは「勝利をもぎ取ることが自信をもたらす。勝つことを求めて次も戦う」と前を向いた。

 ■カルリーニョス 冷静に今季初得点
 得点源として期待されるカルリーニョスが今季初ゴールを挙げた。前半12分、ペナルティーエリア手前でMF中村の落としを受けると、「落ち着いて打つことを心掛けた」とゴール右隅に流し込んだ。
 前線に同じブラジル人のFWチアゴサンタナが加入。「もっと距離感を縮めれば相手にダメージを与えられる」と連係面で向上の余地を感じている。サンタナが中央に入ることで、今季は「本来のポジション」という左サイドが主戦場。開幕戦での勝ち越し点のアシストに続く活躍となり、背番号10の頼もしさは今季も健在だ。(市川淳一朗)

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