将棋・囲碁の記事一覧
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男子団体で磐田南Aが優勝 静岡県高校将棋西部地区大会
第55回静岡県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)が27日、磐田市見付の磐田南高で始まった。初日は男子団体戦を行い、磐田南Aが優勝した。 17校から27チームが3人一組のトーナメント方式で競った。生徒らは日頃の成果を発揮し、盤上で白熱した攻防を繰り広げた。上位男子5チームと、地区予選がない女子団体2チームは、5月19日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 同日は個人の男子Bクラス予選も実施した。最終日の28日は、男子個人戦Aクラス、Bクラスの決勝、女子個人戦が行われる。 男子団体2~5位、女子団体2チームは次の通り。 男子団体 ②浜松日体A③
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時代を彩ったレジェンド 藤井八冠制覇、将棋熱沸く
日本将棋連盟は9月8日に創立100周年を迎える。この間、故木村義雄、故大山康晴、中原誠、羽生善治という時代をけん引したレジェンド(伝説の棋士)たちが出現。現在は藤井聡太が全八冠を制覇した。将棋ブームが巻き起こり、追っかけや将棋を見て楽しむ「観る将」の激増など社会現象も起きている。 将棋の起源は、紀元前2千年ごろの古代インドのゲーム「チャトランガ」とされる。徳川家康は、初代・大橋宗桂を将棋所(名人)に任じ、大橋家、伊藤家などによる家元制が始まった。 明治維新で家元制は崩壊。棋界にはさまざまな団体が乱立していたが、関東大震災を機に、
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藤井聡太八冠、今年も沼津に 7月23日に棋聖戦第5局 山崎隆之八段と対局
沼津市は24日、将棋のタイトル戦「第95期棋聖戦」5番勝負第5局を7月23日に沼津御用邸記念公園東付属邸(同市)で開くこと発表した。山崎隆之八段が、藤井聡太棋聖=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・叡王との八冠=に挑む。 同市でのタイトル戦は2013年から計9回開催。藤井棋聖が対局し、市制100周年の節目だった昨年は、市が関連イベントを多数企画した。高校生と作成した関連グッズは完売し、商業施設でのパブリックビューイング(PV)には約300人が来場。対局する棋士2人に当日食べてほしい「勝負メシ」を市民公募するグルメ企画も大反響を呼び、経済波及効果やシティプロモーションの効果が大きかったという
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将棋、藤井が名人戦2連勝 7番勝負、豊島破る
将棋の第82期名人戦7番勝負第2局は23、24の両日、千葉県成田市で指され、後手の藤井聡太名人(21)=竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が126手で挑戦者の豊島将之九段(33)を破り、対戦成績を2勝0敗とした。 今期の7番勝負で藤井名人は初防衛が懸かり、豊島九段は5期ぶりの名人復位を目指す。第3局は5月8、9日に東京都大田区で行われる。 名人戦7番勝負は2日制で、持ち時間は公式戦で最も長い各9時間。先に4勝した方が名人を獲得する。
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藤井聡太、16連勝で止まる 将棋叡王戦は1勝1敗
将棋の第9期叡王戦5番勝負第2局は20日、石川県加賀市で指され、挑戦者で先手の伊藤匠七段(21)が87手で藤井聡太叡王(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=を破り、対戦成績を1勝1敗とした。藤井叡王はこの黒星で、昨年9月の王座戦5番勝負第2局から続いていたタイトル戦での連勝は16で止まった。 タイトル戦連勝の最多は故大山康晴15世名人が持つ「17」で、藤井叡王はこの記録にあと1勝としていた。16連勝は歴代2位。 伊藤七段は藤井叡王に公式戦13戦目(8戦目は持将棋=引き分け)で初勝利。タイトル挑戦は昨年の竜王
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「実力以上の結果を出せた」 藤井八冠、将棋大賞表彰式に出席
第51回将棋大賞表彰式が18日、東京都渋谷区の将棋会館で開かれ、2023年度の最優秀棋士に選ばれた藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座、棋王・王将・棋聖=らが出席した。受賞者を代表し、藤井八冠は「昨年度は実力以上の結果を出せた。最近は戦術の進歩が速く、それにどう対応していくかが今後のテーマだ」と述べた。 藤井八冠は昨年10月、王座戦5番勝負で永瀬拓矢九段(31)を3勝1敗で破り、八大タイトルを全制覇したことが評価され、4年連続4度目の最優秀棋士に輝いた。記録部門の勝率1位賞(8割5分2厘)も贈られた。 将棋大賞は棋
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囲碁、藤沢が女流名人奪還 上野破り、本因坊と合わせ二冠
囲碁の第35期女流名人戦3番勝負の第2局は17日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の藤沢里菜女流本因坊(25)が197手で上野愛咲美女流名人(22)に黒番中押し勝ちし、対戦成績2勝0敗で女流名人のタイトルを奪還、女流本因坊と合わせ二冠とした。 藤沢女流名人の女流名人位は2期ぶり、通算6期目となる。 上野前女流名人の初防衛はならず、女流立葵杯の一冠に後退した。
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将棋、西山女王が2連勝 マイナビ女子オープン第2局
将棋の第17期マイナビ女子オープン5番勝負の第2局は17日、甲府市で指され、後手の西山朋佳女王(28)が124手で挑戦者の大島綾華女流二段(21)を破って2連勝、対戦成績を2勝0敗とした。 第3局は5月12日、神奈川県藤沢市で行われる。
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囲碁の藤沢が女流名人奪還
囲碁の第35期女流名人戦3番勝負の第2局は17日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の藤沢里菜女流本因坊が上野愛咲美女流名人を破り、対戦成績2勝0敗で女流名人のタイトルを奪還、女流本因坊と合わせ二冠となった。
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磐田の宇藤さんがSSクラス優勝 将棋愛好クラブ大会
磐田将棋愛好クラブの第236回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、59人が参加した。小学生から大学生まで12人が参加し、磐田北小6年の渥美賢信君がSクラスで準優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②高柳丞(浜松市)③田中雅英(同)▽S ①笹井雄太(磐田市)②渥美賢信(同)③本杉雅人(静岡市)▽A ①牧野斉(浜松市)②松尾三十四(掛川市)③川口哲也(浜松市)▽B ①芝田信照(袋井市)②高柳長男(掛川市)③鈴木三雄(磐田市)
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囲碁、井山二冠が勝ち最終局へ 芝野十段に2勝2敗
囲碁の第62期十段戦5番勝負の第4局は15日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が184手で芝野虎丸十段(24)に白番中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗として決着を最終局に持ち込んだ。 第5局は30日に東京都千代田区の日本棋院で行われる。
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挑戦者の藤沢が先勝 囲碁の女流名人戦第1局
囲碁の第35期女流名人戦3番勝負の第1局は14日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の藤沢里菜女流本因坊(25)が196手で上野愛咲美女流名人(22)に白番中押し勝ちし、先勝した。 藤沢女流本因坊は前期、上野女流名人に奪われたタイトルの奪還を目指し、上野女流名人は初防衛が懸かる。 第2局は17日に同所で行われる。
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「人間将棋」で熱戦展開 駒の生産量日本一、山形・天童
将棋駒の生産量日本一を誇る山形県天童市で13日、着物や甲冑を着た高校生を駒に見立て、プロ棋士が対局する「人間将棋」が開催された。観客は満開の桜の下、約15メートル四方の巨大な将棋盤で繰り広げられる熱戦の行方を見守った。 対局したのは、貞升南女流二段と武富礼衣女流初段。2人は「なかなか手ごわいのう」と武者言葉で掛け合い。武富初段が「この時代にAI(人工知能)など使っておらぬよな」と言うと、貞升二段が「使ってなどおらぬっ」と応じ、会場を沸かせた。 全ての駒を一度は動かす独自ルールがあり、達成すると大きな拍手が起きた。対局は貞升二段が
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囲碁の名場面、報道写真で振り返る 日本棋院100周年で展示 21日まで
日本棋院創立100周年を記念した報道写真展(日本棋院、新聞囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が11日、浜松市中央区のプレスタワー1階ロビーで始まった。21日まで。 1924年から100年にわたる囲碁の名場面を振り返った写真パネル20点が並ぶ。77年に初代棋聖に輝いた故藤沢秀行名誉棋聖や、仲邑菫三段(韓国棋院に移籍)が2023年の女流棋聖戦で史上最年少で初タイトルを獲得した様子などが、囲碁ファンらを楽しませている。
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97歳 杉内八段(熱海出身)最年長の対局 囲碁公式戦 夫の記録更新 「一局一局を大事に」
囲碁の現役最年長棋士の杉内寿子八段(97)=熱海市出身=は11日、東京都千代田区で打たれた第51期天元戦予選で森田道博九段(53)と対戦し、97歳1カ月5日で公式戦対局の最年長記録を更新した。 日本棋院によると、これまでの記録は杉内八段の夫、故杉内雅男九段が2017年、第43期棋聖戦予選で対局した97歳0カ月13日だった。 杉内八段は「この日を迎えることができて、感慨無量でございます。ファンの方には、いつも応援していただいてありがとうございます。これからも目の前の一局一局を大事にしてまいります」とコメントした。対局は森田九段が黒番中押し勝ちを収め、杉内八段の公式戦最年長勝利は持ち越しとな
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藤井、名人防衛へ白星発進 将棋のタイトル戦16連勝
将棋の第82期名人戦7番勝負第1局は10、11の両日、東京都文京区で指され、先手の藤井聡太名人(21)=竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が141手で挑戦者の豊島将之九段(33)を破り先勝、初防衛に向けて白星スタートを切った。 藤井名人はこの勝利で、昨年9月の王座戦5番勝負第2局から続くタイトル戦での連勝を16に伸ばし、歴代1位の故大山康晴15世名人の17連勝にあと1勝とした。20日の叡王戦5番勝負第2局で勝てば最多タイとなる。 名人戦7番勝負で、豊島九段は5期ぶりの復位を目指す。第2局は23、24日に千葉県成田
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藤井八冠防衛か、豊島九段奪還か 将棋の名人戦開幕
将棋の藤井聡太名人(21)=竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=に豊島将之九段(33)が挑む第82期名人戦7番勝負は10日、東京都文京区で開幕した。同日夜、後手の豊島九段が40手目を封じて第1局の1日目を終えた。藤井名人は初防衛が懸かり、豊島九段は5期ぶりの名人奪還を目指す。 藤井名人は前期の7番勝負を対戦成績4勝1敗で制し、最年少の20歳10カ月で名人位を奪取。今期はタイトル通算6期獲得の実力者、豊島九段を挑戦者に迎えた。両者のタイトル戦での対戦は、2022年の王位戦7番勝負以来となる。 名人戦7番勝負は2日制で
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遠州親睦将棋大会・名人クラス 掛川の石野さんが優勝
浜松市中央区の北部協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や豊橋市、磐田市、掛川市、袋井市、森町などから66人が参加し、最強の名人クラスで掛川市の石野俊夫さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①石野俊夫②田中雅英③内山透④間淵秀明⑤増井豊▽S ①岡田力也②岡本光③宮道孝徳④藤原紳裕⑤嶌英昭▽A ①三輪周男②中根清③松原政宏④袴田洋三⑤吉田志郎▽B ①高柳長男②田畑敏夫③中村敏男④山本勉⑤尾藤菊一▽C ①山下浩之②松田寿一③鈴木繁④杉山敏郎⑤藤森勗
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西山朋佳女王が先勝 将棋のマイナビ第1局
将棋の第17期マイナビ女子オープン5番勝負の第1局は9日、神奈川県秦野市で指され、先手の西山朋佳女王(28)が、115手で挑戦者の大島綾華女流二段(21)を破り、先勝した。 西山女王は7連覇が懸かり、大島女流二段はタイトル初獲得を目指す。 第2局は17日、甲府市で行われる。
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天童駅前に駒モニュメント、山形 羽生善治氏「将棋の街実感して」
将棋の駒生産量日本一を誇る山形県天童市のJR天童駅前広場に駒のモニュメントが設置され、8日に除幕式が開かれた。「王将」などの文字を揮毫した日本将棋連盟の羽生善治会長が出席し「訪れた人が、将棋の街だと実感してもらえれば」とあいさつした。 将棋盤をイメージした台座の上に「王将」「将棋のまち天童」「克己復礼」と刻まれた三つの駒が並ぶ。私情や欲望に打ち勝ち、礼儀にかなった行為をするという意味の克己復礼は、羽生会長が選んだ言葉だ。 天童市が、2023年度に市制施行65周年を迎えたことを記念し設置。同市には、昭和を代表する棋士、故大山康晴1
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芝野が初防衛にあと1勝 囲碁の十段戦第3局
囲碁の第62期十段戦5番勝負の第3局は4日、長野県大町市で打たれ、芝野虎丸十段(24)が240手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、対戦成績2勝1敗で初防衛にあと1勝とした。 第4局は15日に大阪市で行われる。
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藤井聡太4年連続の最優秀棋士賞 史上初の全八冠独占
第51回将棋大賞選考委員会が1日、東京都内で開かれ、2023年度の最優秀棋士賞は史上初の全八冠制覇を果たした藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖(21)が4年連続4度目の受賞、記録部門の勝率1位賞(8割5分2厘)も獲得した。 優秀棋士賞は藤井八冠と同学年の伊藤匠七段(21)、敢闘賞は丸山忠久九段(53)、新人賞には藤本渚五段(18)がそれぞれ選ばれた。 藤井八冠は昨年10月、王座戦5番勝負で永瀬拓矢九段(31)を3勝1敗で破り、八大タイトルの全てを独占したことが評価された。記録部門の勝率で藤井八冠は歴代2位の好
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挑戦者の井山が勝ち1勝1敗 囲碁十段戦第2局
囲碁の第62期十段戦5番勝負の第2局は25日、東京都千代田区で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が190手で芝野虎丸十段(24)に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗とした。 第3局は4月4日に長野県大町市で行われる。
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藤井棋王が初防衛 タイトル戦14連勝 将棋
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第4局は17日、栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で指され、後手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が114手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、対戦成績3勝0敗1持将棋(じしょうぎ)(引き分け)で初防衛を果たした。 藤井棋王はこれで、昨年9月から続くタイトル戦での連勝を14に伸ばし、羽生善治九段(53)の13を抜いて歴代単独2位となった。1位は故大山康晴15世名人の17連勝。また、出場したタイトル戦の5番勝負、7番勝負は全て制しており、自身が持つ最多の連続獲得記録を
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藤井聡太棋王が初防衛 タイトル戦14連勝
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第4局は17日、栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で指され、後手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が114手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、対戦成績3勝0敗1持将棋(引き分け)で初防衛を果たした。 藤井棋王はこれで、昨年9月から続くタイトル戦での連勝を14に伸ばし、羽生善治九段(53)の13を抜いて歴代単独2位となった。1位は故大山康晴15世名人の17連勝。また、出場したタイトル戦の5番勝負、7番勝負は全て制しており、自身が持つ最多
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藤井が棋王初防衛
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局は17日、栃木県日光市で指され、後手の藤井聡太棋王が挑戦者の伊藤匠七段を破り、対戦成績3勝0敗1持将棋(引き分け)で初防衛を果たした。
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藤井八冠、NHK杯の連覇逃す 将棋、佐々木八段が初優勝
将棋の第73回NHK杯戦決勝は17日に放送され、藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=が佐々木勇気八段(29)に敗れ、2年連続2度目の優勝を逃した。佐々木八段は同棋戦で初優勝を飾った。 決勝は昨年と同じ顔合わせ。二転三転する熱戦を最後は佐々木八段が制した。藤井八冠は「終盤の判断が難しかった」と話し、佐々木八段は「優勝できると思っていなかったのでうれしい」と感想を述べた。 藤井八冠は2022年度、タイトル戦以外の主要4棋戦(NHK杯戦、朝日杯、銀河戦、JT日本シリーズ)を全て制した。23年度は日本シ
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藤井八冠、棋王戦初防衛か 将棋、5番勝負の第4局始まる
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第4局は17日午前9時、栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で始まった。ここまで、2勝0敗1持将棋(引き分け)としている藤井棋王の初防衛なるか。 伊藤七段は後がないが、初のタイトル奪取を目指す。本局は藤井棋王の後手番。早めの銀交換から、定跡にはない力戦模様に進んでいる。 立会人は島朗九段。持ち時間は各4時間で、17日中に決着する予定。
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藤井棋王初防衛か きょう第49期棋王戦コナミグループ杯
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第4局は、17日午前9時から栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で指される。防衛に王手をかけている藤井棋王が勝利するか。伊藤七段が初白星を挙げるか。 開幕局は持将棋(じしょうぎ)(引き分け)となったが、第2局、第3局共に藤井棋王が終盤、的確に寄せ切った。ここまで2勝0敗1持将棋の藤井棋王は初防衛が懸かり、伊藤七段は初タイトルを目指す。 立会人は島朗九段。持ち時間は各4時間で、17日中に決着する予定。
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藤井防衛か、伊藤初白星か 将棋の棋王戦、17日に第4局
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第4局は、17日午前9時から栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で指される。防衛に王手をかけている藤井棋王が勝利するか。伊藤七段が初白星を挙げるか。 開幕局は持将棋(引き分け)となったが、第2局、第3局共に藤井棋王が終盤、的確に寄せ切った。ここまで2勝0敗1持将棋の藤井棋王は初防衛が懸かり、伊藤七段は初タイトルを目指す。 立会人は島朗九段。持ち時間は
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囲碁の一力遼三冠が取締役に 河北新報、社主・雅彦社長の長男
囲碁の七大タイトルのうち棋聖、本因坊、天元を保持する一力遼三冠(26)が、15日の河北新報社(仙台市)株主総会で、同社の取締役に選任された。同社は1897(明治30)年に創刊したブロック紙「河北新報」を宮城など東北6県で発行している。一力三冠は同社社主で社長の一力雅彦氏(63)の長男。棋士を続けながら新聞社の経営にも携わる。 一力三冠は5歳の頃に囲碁と出合い、2010年に13歳でプロデビュー。20年に初めて七大タイトルの碁聖を獲得、天元戦も制した。22年に棋聖、23年に本因坊を奪取。天元にも返り咲いて三冠を達成し、同年の賞金・対局料ランキング1位となった。今月
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「焼津は将棋人生の原点」 将棋の現役最年長棋士、青野九段が800勝を報告
焼津市出身で将棋の現役最年長棋士、青野照市九段(71)が市役所に中野弘道市長を訪ね、公式戦通算800勝達成を報告した。中学まで過ごした焼津の生活について「将棋人生の原点」と振り返りながら、タイトル戦の誘致といった普及活動に意欲を示した。 青野九段はプロ入りしてから50年の節目での到達に「これだけ長くやる棋士は少ないと思う」と感想を述べた。既に引退が決まっているが、今後については「普及や執筆活動をしていきたい」と語った。中野市長は「この偉業は焼津市民にとって誉れ」と青野九段をたたえた。 市長との面談後、記者団の取材に応じた青野九段は過去3回にわたり尽力した棋王戦の市への誘致活動に触れ、「大
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「将棋とれいん」藤井八冠が発車 名鉄瀬戸線「ひそかに興奮」
名古屋鉄道は12日、日本将棋連盟と協力し、将棋の駒を装飾した列車「将棋とれいん」の運行を瀬戸線で始めた。発車イベントには、愛知県瀬戸市が地元の藤井聡太八冠(21)が駅長の制服姿で登場し、尾張瀬戸駅(同市)のホーム上で「出発」と右手を上げて発車を合図した。 藤井八冠は列車に乗り込むと、同乗した母校の小学生から趣味について問われ「特に好きなのが鉄道で、特別な列車に乗ることができ、ひそかに興奮している」と話した。 車内には将棋のルールを紹介するポスターや、藤井八冠らが作成した詰め将棋の問題を掲示している。1編成が栄町(名古屋市)―尾張
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鈴木歩が女性国際戦で準優勝 囲碁、韓国の崔が2連覇
囲碁の女性国際戦、第6回ワールド碁女流最強戦は10日、東京都江東区で決勝が打たれ、日本の鈴木歩七段(40)は韓国の崔精九段(27)に敗れ、準優勝となった。崔九段は2連覇、通算2度目の優勝。 同大会は8日に開幕し、日本、中国、韓国の棋士ら8人がトーナメントで争った。 鈴木七段は台湾選手を破って1回戦を突破、準決勝で牛栄子扇興杯(24)との日本勢対決を制した。決勝では女性世界最強とされる崔九段に敗れ、第4回大会の上野愛咲美女流名人(22)以来となる日本勢の優勝はならなかった。
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藤井聡太王将「一手一手考えて指せた」 掛川で3連覇祝賀会
将棋の第73期王将戦7番勝負で3連覇を果たした藤井聡太王将(21)の祝賀会が8日、掛川市内で行われた。藤井王将は「長い持ち時間を生かして、一手一手を考えて指せた」と振り返り、集まった200人のファンから拍手を浴びた。 藤井王将は挑戦者の菅井竜也八段を4勝0敗で退け防衛、3月9、10日に同市内で予定されていた第6局はなくなった。掛川を訪れた印象を「去年、おととしと大変な緊張感の中で過ごした。対局がないことで掛川のいろいろな面を感じられている」と語った。 祝賀会に先立って訪れた掛川城では天守閣から市街を眺め、「掛川城主になった気分だった」と語って笑いを誘った。久保田崇市長は「市での王将戦は1
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一力が棋聖3連覇 囲碁、井山破り三冠維持
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第7局は7、8の両日、甲府市で打たれ、一力遼棋聖(26)が285手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に黒番中押し勝ちし、対戦成績4勝3敗で棋聖3連覇を達成、本因坊、天元と合わせ三冠を維持した。 タイトル防衛を果たした一力棋聖は「(最終局は)自分の信じた打ち方を貫くことを意識していた。結果として出すことができてほっとしている」と話した。 井山二冠は、3期ぶりの棋聖奪還はならなかった。
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こども将棋 真剣勝負 静岡市長杯 静岡県内外から110人
静岡市長杯こども将棋大会がこのほど、同市葵区の市民文化会館で開かれた。小学校低学年と高学年、中学生の3部門に県内外から約110人が出場し、真剣な表情で対局に臨んだ。 2月29日に市内で行われた第82期A級順位戦最終局(静岡新聞社・静岡放送後援)の関連行事。1人3局以上戦い、勝ち数の多い参加者が順位決定戦に進んだ。プロ棋士による指導将棋も行った。 各部門の上位入賞者は次の通り。 小学校低学年 ①北川友悠(滋賀県)②白尾康(東京都)③在国寺晴太(同)▽同高学年 ①長野彪冴(焼津市)②芹沢一嶺(三島市)③朝比奈潤(静岡市葵区)▽中学生 ①清水太陽(愛知県)②氷上倫太郎(同)③安本興生(同)
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藤井連勝、初防衛に王手 将棋の棋王戦第3局
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第3局は3日、新潟市の新潟グランドホテルで指され、先手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が105手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、対戦成績を2勝0敗1持将棋(引き分け)とし、初防衛にあと1勝に迫った。 開幕局は持将棋となったが、その後は藤井棋王が2連勝した。初タイトルを狙う伊藤七段は、後がなくなった。第1局が引き分けとなったことで、5番勝負は最大第6局まで開催。第4局は17日、栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で行われる。 対局は角換わりの戦型に。藤井棋王が積
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囲碁の仲邑、韓国デビュー戦黒星 「すごく緊張した」と笑顔
【城南共同】史上最年少で日本囲碁の女性タイトルを獲得し、韓国棋院に移籍した仲邑菫三段(15)は3日、ソウル郊外の京畿道城南市で開かれた「第5回最高棋士決定戦」で韓国でのデビュー戦に臨み、強豪の李昌錫[イチャンソク]九段(27)と対局したが敗れた。終了後、「すごく緊張した」と笑顔で語った。 李九段は「実力があり手ごわかった。強い相手とたくさん対戦し、成長してほしい」とエールを送った。仲邑三段は韓国でも「囲碁の神童」と注目され、活躍が期待されている。 韓国は世界チャンピオンを多数輩出し、中国と共に2強を形成する囲碁強国。仲邑三段は2日付で韓国棋院に移籍し、客員棋士として活動する。 仲邑三段
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棋王戦、藤井防衛に王手
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第3局は3日、新潟市で指され、先手の藤井聡太棋王が挑戦者の伊藤匠七段を破り、対戦成績を2勝0敗1持将棋(引き分け)とし、初防衛にあと1勝に迫った。
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藤井連勝か 伊藤タイか 将棋棋王戦きょう第3局 新潟
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第3局は、3日午前9時から新潟市の新潟グランドホテルで指される。第2局に勝ち、1勝1持将棋(じしょうぎ)(引き分け)とした藤井棋王が連勝するか。伊藤七段がタイに戻すか。 開幕局は藤井棋王が公式戦で初めて持将棋を経験。第2局では角換わりの戦型からほぼ互角の形勢が続いたが、終盤に藤井棋王が踏み込みのいい攻めで寄せ切った。藤井棋王は初防衛を目指し、伊藤七段は初のタイトル奪取を狙う。 立会人は藤井猛九段。持ち時間は各4
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将棋の棋王戦、3日に第3局 藤井連勝か、伊藤タイに戻すか
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第3局は、3日午前9時から新潟市の新潟グランドホテルで指される。第2局に勝ち、1勝1持将棋(引き分け)とした藤井棋王が連勝するか。伊藤七段がタイに戻すか。 開幕局は藤井棋王が公式戦で初めて持将棋を経験。第2局では角換わりの戦型からほぼ互角の形勢が続いたが、終盤に藤井棋王が踏み込みのいい攻めで寄せ切った。藤井棋王は初防衛を目指し、伊藤七段は初のタイトル奪取を狙う。
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井山が勝ち最終局へ 囲碁の棋聖戦第6局
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第6局は2月29日と3月1日、神奈川県箱根町で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が198手で一力遼棋聖(26)に白番中押し勝ちし、対戦成績を3勝3敗のタイとして決着を最終局に持ち込んだ。 第7局は7、8日に甲府市で行われる。
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初代大橋宗桂VS本因坊算砂 江戸時代の将棋対局、プロ棋士が再現 静岡市歴史博物館
静岡市歴史博物館は29日、江戸時代の駿府城で行われた将棋対局を現役のプロ棋士が再現するイベントを同市葵区の同館で開いた。同日に市内で行われた「第82期A級順位戦最終局」の関連企画。 将棋家元「大橋本家」の祖で一世名人の初代大橋宗桂と囲碁家元「本因坊家」の始祖・本因坊算砂が、元和2(1616)年4月9日に顔を合わせた一局を、三代大橋宗桂が書いた「古名人勝負手合帳」の棋譜に基づきたどった。神谷広志八段(浜松市中央区)と竹部さゆり女流四段が、後手の初代宗桂が152手で勝利するまでの道筋を、息の合ったやりとりで解説した。 解説の二人は駒を動かしながら、対局中の二人の心境に思いをはせた。時に現代将
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将棋・豊島九段が藤井名人への挑戦権獲得 静岡でA級順位戦最終局/藤井八冠が大盤解説
史上初のタイトル八冠を達成した藤井聡太名人(21)への挑戦者を決める「第82期A級順位戦最終局」(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で行われた。プロ棋士10人が総当たりのリーグ戦形式で競う全9局の同順位戦で、6勝2敗で首位に立った豊島将之九段(33)が5勝3敗で2番手の菅井竜也八段(31)との直接対決を制し、名人挑戦権を獲得した。 A級順位戦最終局で勝利し、名人戦の挑戦権を得た豊島将之九段=29日午後、静岡市葵区の浮月楼 豊島九段と菅井八段の直接対決は、一進一退の攻防が続いたが、豊島九段が96手目で約12時間の激戦を制し
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藤井八冠に挑むのは? 29日、将棋A級順位戦最終局 静岡・浮月楼で健闘誓う
将棋の「名人」タイトルへの挑戦権をかけてトップ棋士10人が争う第82期A級順位戦の最終局(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の前夜祭が28日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で開かれた。対局は29日、同所で行われ、昨年史上初のタイトル八冠を達成した藤井聡太名人(21)への挑戦者を決定する。 A級順位戦は総当たりで全9局を戦うリーグ戦方式で、全対局終了時に最多勝が複数いた場合はプレーオフを実施する。本年度は最終局を控えた段階で挑戦者が決まっていない。最終局では6勝2敗で首位に立つ豊島将之九段(33)と5勝3敗で2位タイにつける菅井竜也八段(31)が直接対決する。永瀬拓矢九段(31)も
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新津将棋同好会2月大会(25日、新津協働センター)
A ①清水規久夫②青木健悟③鈴木庄三④高田雅弘▽B ①渥美孝太郎②川口哲也③丸井博美④斎藤正直▽C ①村上淳②伊藤潔③藁科勝祐④白鳥福一
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第235回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、42人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②高柳丞(浜松市)③鈴木嘉隆(磐田市)▽S ①大橋誠(同)②渥美良純(浜松市)③幸田好司(磐田市)▽A ①大庭悦治(同)②田辺国義(袋井市)③松尾三十四(掛川市)▽B ①山中勇二(磐田市)②芝田信照(袋井市)③清水文彦(磐田市)
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芝野が井山に先勝 囲碁の十段戦第1局
囲碁の第62期十段戦5番勝負の第1局は27日、大阪府東大阪市で打たれ、芝野虎丸十段(24)が160手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、先勝した。 芝野十段は初防衛が懸かり、井山二冠は6期ぶりのタイトル奪還を狙う。 第2局は3月25日に東京都千代田区の日本棋院で行われる。
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名人クラス 田中さん優勝 遠州親睦将棋大会 浜松市
浜松市中央区の北部協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれ、53人が参加した。最強の名人クラスで田中雅英さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雅英②木俣良一③平野敏行④須山佳宏⑤内山透▽S ①安藤隼人②藤原紳裕③伊藤憲次④幸田好司⑤蔦英昭▽A ①前田勇②山元一雄③田辺国義④松原政宏⑤山下康弘▽B ①池谷雄二②田辺栄司③松下茂樹④鈴木勉⑤山本勉▽C ①榛葉雄治②鈴木さち子③片山久④平野惣一⑤杉山敏郎
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将棋の女流名人、福間香奈が奪還 西山朋佳を破り五冠復帰
将棋の第50期女流名人戦5番勝負の第4局は25日、広島県廿日市市で指され、挑戦者で先手の福間(旧姓里見)香奈女流四冠(31)が121手で西山朋佳女流名人(28)を破り、対戦成績3勝1敗で3期ぶりにタイトルを奪還した。 これで清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花を合わせて五冠に復帰。自身の持つ女流タイトル通算獲得記録を57期に伸ばした。 福間女流名人は昨年10月、西山前女流名人から白玲を奪われ、五冠から四冠に後退。今回のタイトル奪取により、全8タイトルのうち過半数を保持することになった。 敗れた西山前
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藤井八冠が初白星 将棋、伊藤七段破る 棋王戦第2局
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第2局は24日、金沢市の北國新聞会館で指され、後手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が94手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破って初勝利を挙げ、対戦成績を1勝0敗1持将棋(じしょうぎ=引き分け=)とした。 第1局で藤井棋王は公式戦で初めて持将棋を経験、初防衛を目指す。伊藤七段は初タイトルを狙う。第1局が引き分けとなったことで、5番勝負は最大第6局まで開催。第3局は3月3日、新潟市の新潟グランドホテルで行われる。 対局は角換わりの戦型からテンポよく進んだ。難しい局面が続い
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将棋、藤井初白星で防衛へ前進 棋王戦第2局
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第2局は24日、金沢市の北國新聞会館で指され、後手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が94手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破って初勝利を挙げ、対戦成績を1勝0敗1持将棋(引き分け)とした。 第1局で藤井棋王は公式戦で初めて持将棋を経験、初防衛を目指す。伊藤七段は初タイトルを狙う。第1局が引き分けとなったことで、5番勝負は最大第6局まで開催。第3局は3月3日、新潟市の新潟グランドホテルで行われる。 対局は角換わ
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将棋の棋王戦、藤井が1勝目
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負の第2局は24日、金沢市の北國新聞会館で指され、後手の藤井聡太棋王が挑戦者の伊藤匠七段を破り、対戦成績を1勝0敗1持将棋(引き分け)とした。
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棋王戦第2局は角換わりの戦型に 将棋、24日中に決着
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第2局は24日午前9時、金沢市の北國新聞会館で始まった。本局は伊藤七段の先手番で、注目の戦型は角換わりとなった。 第1局は後手番だった伊藤七段の作戦が成功、持将棋に持ち込んで引き分けに。同学年の両者、先勝するのはどちらか。今シリーズ、藤井棋王は初防衛が懸かり、伊藤七段は初のタイトル奪取を目指す。 立会人は久保利明九段。持ち時間は各4時間で、24日中に決
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将棋・棋王戦 24日第2局 藤井八冠、伊藤七段 先勝するのは 復興の契機に
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第2局は、24日午前9時から金沢市の北國新聞会館で指される。開幕局は持将棋が成立、引き分けとなった。先勝するのはどちらか。 藤井棋王は初防衛が懸かり、伊藤七段は初タイトルを目指す。第1局は角換わりの戦型から後手番の伊藤七段が持将棋を狙い、駒組みを進めて作戦を成功させた。第2局は伊藤七段が、やや有利といわれている先手番。 立会人は久保利明九段。持ち時間は各4時間で、24日中に決着する予定。 がれきから発見の駒「
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囲碁普及に貢献 今川義元たたえ大会 静岡市葵区、市民熱戦
駿府城を中心に囲碁を広く普及したとされる今川義元の功績をたたえる「今川義元杯静岡市民囲碁大会」(同実行委主催)が23日、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。市内から74人が参加し、団体戦や個人戦自由対局で熱戦を繰り広げた。 葵、駿河、清水区で争った団体戦は3人一組で各区から4チームずつ出場し、勝利数の合計を区ごとに競った。清水区が最多の計11勝を収めて優勝し、葵区は計10勝、駿河区は計3勝を収めた。清水区の出場者にはトロフィーや賞状が贈られ、団体戦に出場した浦新昌幸さん(71)=同区=は「楽しんで打つことができた。日頃の練習の成果を発揮できてうれしい」と振り返った。個人戦自由対局では、3勝
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藤井対伊藤、先勝するのは 将棋の棋王戦、24日に第2局
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第2局は、24日午前9時から金沢市の北國新聞会館で指される。開幕局は持将棋が成立、引き分けとなった。先勝するのはどちらか。 23日、対局を前に金沢市のホテルで「金沢対局の集い」が開かれ、藤井棋王は「能登半島地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。楽しんでいただけるような将棋を指したい」。伊藤七段は「一日も早い復興をお祈りします。1勝目を挙げられるよう頑張りたい」とそれぞれ意気
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珠洲の被災者、棋王戦で駒を提供 藤井八冠「良い対局にしたい」
将棋の第49期棋王戦を前に、会場となる金沢市の北國新聞会館で23日、棋士が対局室や駒を確認する「検分」が行われた。能登半島地震で自宅が倒壊し、妻を亡くした石川県珠洲市の塩井一仁さん(63)が、がれきの中から見つけ出した駒を提供。棋王の藤井聡太八冠(21)は「特別なものだ。今までより対局を良いものにしたい」と語った。 塩井さんは2009年以降、金沢での棋王戦の対局でほぼ毎年、駒と将棋盤を提供してきた。藤井八冠と挑戦者の伊藤匠七段(21)に、高級品の「盛り上げ駒」2組について説明。2人は盤上に並べて手触りを確かめた。塩井さんはこれまでタイトル戦で使われていない1組
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将棋連盟棋士会が義援金 能登半島地震の被災者に
日本将棋連盟棋士会は23日、第49期棋王戦コナミグループ杯(協賛社・大塚製薬)5番勝負第2局を前に金沢市で開かれた「金沢対局の集い」で、能登半島地震の被災者への義援金約87万円を寄付した。棋王戦を特別協賛するコナミグループも1千万円を寄付した。 義援金は、11日に北陸出身の棋士らで実施した復興支援オンラインチャリティーイベントの収益金が充てられた。日本将棋連盟の羽生善治会長とコナミグループの東尾公彦社長が、北國新聞社の砂塚隆広社長に目録を手渡した。同社を通じ石川県災害対策本部に届けられる。 棋王戦第2局(藤井聡太棋王―伊藤匠七段
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将棋の青野九段(焼津市出身)が800勝 71歳、現役最年長
将棋の現役最年長棋士、青野照市九段(71)=焼津市出身=が20日に東京都渋谷区の将棋会館で行われた対局に勝って公式戦通算800勝(895敗)を達成し、将棋栄誉敢闘賞を受けた。日本将棋連盟によると史上26人目で、71歳での到達は最年長。 青野九段は「50歳を過ぎた頃から、通算800勝をプロ野球の200勝、2千本安打のようなものと考え、目標にしていた。足踏みが続いた時期もあっただけに、ホッとした」と喜んだ。 1月の第82期名人戦順位戦C級2組で敗れ陥落が確定、規定により引退が決まっている。対局が組まれている残りの棋戦で敗退した時点で引退となる。 1974年にプロ入りし、順位戦最上位のA級に
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囲碁入門 最善手は「楽しむ」 藤枝で教室 児童、団体戦ワイワイ
囲碁の普及と子どもの健全育成を目指す愛好家団体「あすなろ囲碁県連合会」は20日、囲碁入門教室を藤枝市立朝比奈第一小で開いた。未経験の2年生11人がルールの基礎を学び、実際に対局を楽しんだ。 児童は同会の渡辺浩事務局長から囲碁の道具や基本的なマナー、ルールを学んだ後、黒板を使ってマグネット付きの碁石で団体戦を行い、ゲームの勝敗に一喜一憂。個人戦では簡易的に楽しめる「9路盤」を使い、真剣な表情で盤上を見つめて最善の一手を考えていた。 大石稜久君(7)は「囲碁の楽しさを知ることができた。これからも家族や友達とやってみたい」と笑みを浮かべた。 同会は、県内の小学校を巡回する企画「こどもと囲碁がつなぐ
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仲邑菫、韓国移籍前の最後は白星 「10歳プロ入り内容濃かった」
囲碁の第35期女流名人戦リーグは19日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、仲邑菫三段(14)は牛栄子扇興杯(24)を破り、韓国移籍前最後の公式戦を白星で飾った。移籍は3月2日付で、15歳の誕生日。 仲邑三段は対局後、「10歳でプロ入りさせていただき、いろいろなことを経験できた。すごく内容が濃かったし、とても楽しかった」と日本での棋士生活を振り返り、「韓国はもっと厳しくなると思うので、もっともっと努力して強くて尊敬される棋士になりたい」と意気込みを語った。 韓国は世界チャンピオンを多数輩出し、中国と共に2強を形成する囲碁強国。仲邑三段は韓国棋院の客員棋士として活動し、プロ入り時からの目標で
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一力、3連覇にあと1勝 囲碁の棋聖戦第5局
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第5局は15、16の両日、千葉県勝浦市で打たれ、一力遼棋聖(26)が178手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、対戦成績を3勝2敗とし、3連覇にあと1勝とした。 第6局は29、3月1日に神奈川県箱根町で行われる。
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被災の石川・珠洲 がれきから発掘 棋王戦に不屈の駒 藤井八冠と伊藤七段の対局へ 提供者「天才同士の戦いに彩り」
金沢市で24日に行われる将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第2局に、能登半島地震で自宅が倒壊した石川県珠洲市の塩井一仁さん(63)が駒と将棋盤を提供する。妻を亡くし、失意の中にいたが、がれきの中から自身の“子ども”と呼ぶ駒を見つけ出した。将棋に熱中する自分を応援してくれた亡き妻に思いをはせながら、大切にしてきた宝物が棋王の藤井聡太八冠(21)と挑戦者の伊藤匠七段(21)の対局を「彩ってくれたらうれしい」と話す。 塩井さんはアマチュア三段の実力で、日本将棋連盟石川県支部連合会理事を務める。駒や将棋盤にも魅了され、漆を重ね塗りして字を浮き立たせた高級
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宝物の将棋の駒、タイトル戦に がれきから発見、亡き妻思いはせ
金沢市で24日に行われる将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(協賛社・大塚製薬)5番勝負第2局に、能登半島地震で自宅が倒壊した石川県珠洲市の塩井一仁さん(63)が駒と将棋盤を提供する。妻を亡くし、失意の中にいたが、がれきの中から自身の“子ども”と呼ぶ駒を見つけ出した。将棋に熱中する自分を応援してくれた亡き妻に思いをはせながら、大切にしてきた宝物が棋王の藤井聡太八冠(21)と挑戦者の伊藤匠七段(21)の対局を「彩ってくれたらうれしい」と話す。 塩井さんはアマチュア三段の実力で、日本将棋連盟石川県支部連合会理事を務める。駒や将棋盤にも魅了され、漆を重ね塗りして字を
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将棋・藤井八冠、朝日杯5回目の優勝ならず
将棋の第17回朝日杯オープン戦本戦トーナメント決勝は10日、東京都千代田区で指され、藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=が永瀬拓矢九段(31)に敗れ、2年連続5回目の優勝を逃した。永瀬九段は同棋戦初優勝。 対局を終えた藤井八冠は「際どいかなと思っていたが、最後に崩れたので残念です」と感想を述べた。永瀬九段は「胸を借りるつもりで一生懸命、集中するだけだった。自信になります」と話した。 藤井八冠は10日の準決勝で糸谷哲郎八段(35)を破り、決勝に進んでいた。
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藤井八冠、5回目の優勝ならず 将棋朝日杯、永瀬九段が制す
将棋の第17回朝日杯オープン戦本戦トーナメント決勝は10日、東京都千代田区で指され、藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=が永瀬拓矢九段(31)に敗れ、2年連続5回目の優勝を逃した。永瀬九段は同棋戦初優勝。 対局を終えた藤井八冠は「際どいかなと思っていたが、最後に崩れたので残念です」と感想を述べた。永瀬九段は「胸を借りるつもりで一生懸命、集中するだけだった。自信になります」と話した。 藤井八冠は10日の準決勝で糸谷哲郎八段(35)を破り、決勝に進んでいた。 2022
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囲碁棋聖戦、井山が勝ち2勝2敗 7番勝負の第4局
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第4局は8、9の両日、仙台市で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が166手で一力遼棋聖(26)に白番中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗のタイとした。 第5局は15、16日に千葉県勝浦市で行われる。
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藤井八冠 タイトル戦20連覇 将棋王将戦 大山15世名人抜き新記録
将棋の第73期王将戦7番勝負第4局は7、8の両日、東京都立川市で指され、先手の藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=が121手で挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り4勝0敗で防衛、王将戦3連覇を果たした。藤井王将は出場したタイトル戦を全て制しており、20期連続の獲得は故大山康晴15世名人の19期を抜き最多。 今年、最初の防衛戦を終えた藤井王将は「(本局は)馬と銀を繰り出して少しずつ指しやすくなった。(20連覇については)意識しても目指せるものではないので、光栄なことかなと思う」と話した。 藤井王将は2020年、棋聖戦5番勝負で勝ち、最年少でタイトルを奪取。
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名人クラス 増井さんV 浜松市中央区で親睦将棋大会
浜松市中央区の高台協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれ、61人が参加した。最強の名人クラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①増井豊②村松清③藤松節也④田中雅英⑤石川三余▽S ①三輪宗男②渥美孝太郎③北田好夫④袴田洋三⑤幸田好司▽A ①中根清②尾藤菊一③川口哲也④牧野斉⑤松原政宏▽B ①中村敏男②河村正夫③田畑敏夫④田辺栄司⑤高柳長男▽C ①越知隆一②松下茂樹③大柳豆周一④杉山敏郎⑤片山久
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藤井八冠、過去最高の1・8億円 23年将棋の賞金・対局料ランク
日本将棋連盟は5日、2023年の獲得賞金・対局料ランキングを発表し、史上初めて全八冠を独占した藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖(21)が1989年に統計を出してから過去最高の1億8634万円で2年連続の1位となった。これまでは羽生善治九段(53)の1億6597万円。 藤井八冠は22年のランキングで1億2205万円となり、初めてトップに。23年は五冠でスタート。保持するタイトルの防衛を続けながら、棋王、名人、王座を奪取した。 藤井八冠は今年1月7、8日に開幕した王将戦7番勝負で3連覇を目指して対戦中で、3勝0
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囲碁、仲邑女流棋聖が敗れ失冠 韓国移籍前最後のタイトル戦
囲碁の第27期女流棋聖戦3番勝負の第3局は5日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、仲邑菫女流棋聖(14)は挑戦者の上野梨紗二段(17)に敗れて対戦成績1勝2敗で失冠、韓国移籍前最後のタイトル戦で防衛はならなかった。上野新女流棋聖は初のタイトル獲得。 仲邑前女流棋聖はこの後、2月中に3局、国内で公式戦対局を行い、3月に囲碁強国の韓国に移籍する。 上野新女流棋聖は姉の上野愛咲美女流名人(22)と共に、姉妹でタイトル保持者となった。日本棋院によると、姉妹での同時期保持は1986年11月の楠光子女流本因坊(84)、杉内寿子女流鶴聖(96
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将棋・棋王戦第1局 藤井八冠 初の引き分け 伊藤七段と同学年対決
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第1局は4日、富山県魚津市の新川文化ホールで指され、129手までで持将棋(じしょうぎ)(引き分け)となった。公式戦で藤井棋王の持将棋は初めて。 対局は藤井棋王の先手番で、両者得意の角換わりの戦型に。中盤まで速いペースで進んだが、互いの玉が敵陣に入り、捕まらなくなったため、持将棋が成立した。 同学年の両者は、タイトル戦で昨年の竜王戦7番勝負に続いての対決。引き分けでのスタートとなった藤井棋王は初防衛、伊藤七段は
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将棋、西山朋佳が1勝返す 女流名人戦第3局
将棋の第50期女流名人戦5番勝負の第3局は4日、千葉県野田市で指され、先手の西山朋佳女流名人(28)が127手で挑戦者の福間(旧姓里見)香奈女流四冠(31)を破り、対戦成績を1勝2敗とした。 第4局は25日、広島県廿日市市で行われる。
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藤井聡太八冠、初の引き分け 将棋・棋王戦5番勝負の第1局
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第1局は4日、富山県魚津市の新川文化ホールで指され、129手までで持将棋(引き分け)となった。公式戦で藤井棋王の持将棋は初めて。 対局は藤井棋王の先手番で、両者得意の角換わりの戦型に。中盤まで速いペースで進んだが、互いの玉が敵陣に入り、捕まらなくなったため、持将棋が成立した。 同学年の両者は、タイトル戦で昨年の竜王戦7番勝負に続いての対決。引き分けでの
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棋王戦第1局は持将棋
将棋の藤井聡太棋王に伊藤匠七段が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負の第1局は4日、富山県魚津市で指され、129手までで持将棋(引き分け)となった。公式戦で藤井棋王の持将棋は初めて。
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碁盤挟んで真剣勝負 静岡県高校囲碁新人十傑戦
静岡県高校囲碁新人十傑戦大会(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、静岡市葵区の科学技術高で開かれた。男子Aクラスは浜松工業高1年の平野颯斗さん、女子は加藤学園高1年の大宮千菊さんが優勝した。 県内12校から計48人が参加した。トーナメント方式などで行われ、生徒は碁盤を挟んで真剣な表情で対局に臨んだ。 2人は今夏に岐阜県で行われる全国高校総合文化祭囲碁部門の個人戦に県代表として出場する。団体戦は男子Aと女子の2位、男子A3位の計3人で出場する。 このほかの結果は次の通り。 男子A ②鍋田佑樹(清水東2)③久保田大輝(同)▽同B ①辻村一貴(富士宮西1)②徳田蒼生(
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棋王戦、藤井対伊藤の同学年対決 将棋、4日に富山で開幕
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第1局は、4日午前9時から富山県魚津市の新川文化ホールで指される。同学年の2人が激突するシリーズが幕を開ける。 藤井棋王は昨年、五冠でスタート。その後は棋王、名人、王座を奪取、史上初めて全八冠を独占した。今期の棋王戦では初防衛が懸かる。伊藤七段は昨年の竜王戦7番勝負で藤井棋王に挑戦、タイトル戦初登場を果たした。両者のタイトル戦での対戦は2度目となる。
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中條君(付属静岡小4)が優勝 静岡で公文杯小学生将棋県予選
公文杯第49回小学生将棋名人戦県予選会(日本将棋連盟清水支部主管、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、静岡市清水区の江尻生涯学習交流館で開かれた。 県内の小学生45人が参加し、予選と決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。静岡大付属静岡小4年の中條曉文君が優勝し、東日本大会の出場権を得た。外岡健司支部長は「決勝戦は中條君の急戦が決まり、見事な勝利だった」とたたえた。交流戦と幼稚園児も出場可能な初心者クラスにはそれぞれ12人が参加し、対局を楽しんだ。 名人戦の主な結果は次の通り。 ②大石智稀(浜松南の星小5)③門奈光(浜松笠井小5)
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一力が勝ち2勝1敗 囲碁の棋聖戦第3局
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第3局は27、28の両日、栃木県日光市で打たれ、一力遼棋聖(26)が214手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、対戦成績を2勝1敗とした。 第4局は2月8、9日に仙台市で行われる。
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藤井聡太、王将防衛にあと1勝 将棋、菅井竜也八段破り3連勝
将棋の第73期王将戦7番勝負第3局は27、28の両日、島根県大田市で指され、後手の藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=が94手で挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り、対戦成績を3勝0敗とし、防衛にあと1勝と迫った。 藤井王将は次局で勝てば、王将戦3連覇となる。通算2期目のタイトル獲得を目指す菅井八段は、後がなくなった。第4局は2月7、8日に東京都立川市で行われる。 王将戦7番勝負は2日制で、持ち時間各8時間。先に4勝した方が王将を獲得する。
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囲碁、上野二段が勝ち最終局へ 仲邑女流棋聖国内最後タイトル戦
囲碁の第27期女流棋聖戦3番勝負の第2局は25日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の上野梨紗二段(17)が168手で仲邑菫女流棋聖(14)に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイとして決着を最終局に持ち込んだ。 3月に囲碁強国の韓国に移籍する仲邑女流棋聖にとっては、国内最後のタイトル戦。10代同士のタイトル戦挑戦手合は初めて。 第3局は2月5日に同棋院で行われる。
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SSクラス優勝は中学2年門奈さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第234回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。59人が参加し、最強のSSクラスで中学2年の門奈佑紀さん、Sクラスで小学2年の安藤隼斗君がそれぞれ優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①門奈佑紀(浜松市)②松島義男(磐田市)③高柳丞(浜松市)▽S ①安藤隼斗(焼津市)②鷹野淳(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①藤沢勝(磐田市)②川口哲也(浜松市)③尾藤菊一(同)▽B ①山中勇二(磐田市)②大橋実(同)③清水文彦(同)
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囲碁、一力三冠が初の賞金トップ 14歳仲邑は9位
囲碁の日本棋院と関西棋院は22日、2023年の賞金・対局料ランキングを発表し、一力遼三冠(26)が1億1972万円で初のトップとなった。史上最年少の13歳11カ月でタイトルを獲得した仲邑菫女流棋聖(14)は1149万円の9位で、初のトップ10入り。 12年連続で1位だった井山裕太二冠(34)は6318万円で3位に。2位は6794万円の芝野虎丸二冠(24)。 女性のトップは上野愛咲美女流名人(22)の2837万円で、全体の4位。藤沢里菜女流本因坊(25)は7位(1511万円)、牛栄子扇興杯(24)は10位(1148万円)で、女性4
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囲碁の棋聖戦、井山が勝ちタイに 7番勝負の第2局
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第2局は20、21の両日、奈良市で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が218手で一力遼棋聖(26)に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイとした。 第3局は27、28日に栃木県日光市で行われる。
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「今後も精いっぱい精進」 囲碁の藤沢女流本因坊の就位式
囲碁の第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負を制し、4連覇を果たした藤沢里菜女流本因坊(25)の就位式が19日、東京都内のホテルで行われた。藤沢女流本因坊は謝辞で「何とか防衛できたが(挑戦者の上野梨紗二段は)改めて大変な相手だと実感しました」と振り返り、「防衛を続け、世界戦で優勝できるよう今後も精いっぱい精進していきたい」と述べた。 式では契約新聞社を代表し、岩手県花巻市での第1局を開催した岩手日報社の川村公司社長があいさつ。「能登半島地震の被災地では今、時計の針が止まった状態ではないか。だが、日常を取り戻す時が必ず来る。その
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仲邑が先勝、初の10代対決 囲碁の女流棋聖戦第1局
囲碁の第27期女流棋聖戦3番勝負の第1局は18日、神奈川県平塚市で打たれ、最年少タイトル保持者の仲邑菫女流棋聖(14)が238手で挑戦者の上野梨紗二段(17)に白番中押し勝ちし、先勝した。10代同士のタイトル戦挑戦手合は初で、合計年齢の31も過去最少。 3月に韓国移籍を控える仲邑女流棋聖にとっては、国内最後のタイトル戦。防衛した場合は移籍に伴い、タイトルを返上する。 仲邑女流棋聖は前期、上野二段の姉、上野愛咲美女流名人との3番勝負を制し、史上最年少の13歳11カ月でタイトルを獲得した。上野二段は仲邑女流棋聖と共に2019年にプロ
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将棋チャンネルに賠償命令 ユーチューバー、棋譜利用は自由
将棋のタイトル戦で棋譜を盤面図に再現した動画を配信した男性ユーチューバーが、日本将棋連盟の出資を受ける「囲碁・将棋チャンネル」の申請で動画が削除されて配信収益が損なわれたとして運営事業者に約340万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は16日、「動画の棋譜は客観的事実で自由に利用できる」と認め、約118万円の賠償を命じた。 判決は、著作権侵害を理由としたチャンネル側の削除申請は虚偽事実の告知に当たると指摘。申請を撤回し、動画が著作権を侵害していることを第三者に告げてはならないことも命じた。 チャンネル側は「判決内容を確認できてい
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将棋の杉本八段に「金シャチ賞」 名古屋市、藤井八冠の師匠
名古屋市は15日、将棋文化の普及に指導者として多大な貢献をしたとして、新たに創設した市文化芸術特別表彰「金シャチ賞」を、藤井聡太八冠の師匠杉本昌隆八段(55)=同市出身=へ贈った。杉本八段は市内で将棋研究室を開き、藤井八冠らプロ棋士5人を育てた。「指導者にスポットライトが当たるのはうれしいこと。表彰は励みになる」と喜びを語った。 杉本八段はこの日、市役所の貴賓室で、河村たかし市長から表彰状と市の伝統工芸品「名古屋扇子」を受け取った。河村氏は「藤井八冠のように好きなことをやり抜くことは子にとって大事だ」と述べ、藤井八冠を育てた功績をねぎらった。
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浜松で将棋親睦大会 名人戦、渡辺さんV
浜松市中央区の南部協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や豊橋市、磐田市、袋井市、掛川市の56人が参加し、最強の名人戦で聖隷クリストファー高2年の渡辺快さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①渡辺快②関口真貴③村松清④伊藤進⑤石野俊夫▽S ①山下康弘②嶌英昭③山口昌行④岡本徳裕⑤岡本康夫▽A ①斎藤正直②袴田洋三③池谷雄二④藁科勝祐⑤高柳正芳▽B ①芝田信照②内藤利雅③伊藤隆④高柳長男⑤大柳豆周一▽C ①藤森勗②越知隆一③平野惣一④片山久⑤鈴木さち子
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甲子園で100年記念の将棋対局 羽生九段と藤井八冠、12月
日本将棋連盟と阪神甲子園球場は13日、ともに100周年を迎えることを記念し、12月8日に羽生善治九段と藤井聡太八冠の記念対局を、兵庫県西宮市の同球場で開催すると発表した。甲子園で記者会見した日本将棋連盟会長の羽生九段は「(藤井八冠は)読みが深く、最短できれいに勝つのが素晴らしい。対局が楽しみ」と意気込んだ。 小学生時代、プロ野球広島カープの赤い帽子で将棋大会に参加し、向かうところ敵なしだった羽生九段。初めて訪れたという甲子園球場について「多くの人に愛された場所。(記念対局で)臨場感を味わってほしい」と抱負を述べた。 甲子園球場の
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囲碁、一力が井山に先勝 棋聖戦第1局
囲碁の第48期棋聖戦7番勝負の第1局は11、12の両日、東京都文京区で打たれ、一力遼棋聖(26)が264手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、先勝した。 一力棋聖は3連覇が懸かり、井山二冠は3期ぶりのタイトル奪還を狙う。 第2局は20、21日に奈良市で行われる。
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青野九段(焼津出身)引退へ 70歳、将棋現役最年長棋士
将棋の現役最年長棋士、焼津市出身の青野照市九段(70)は11日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第82期名人戦順位戦C級2組で藤本渚四段(18)に敗れ、今期の順位戦成績が0勝8敗となり、最終局を待たずにC級2組からの陥落が確定、規定により引退が決まった。残る公式戦を全て消化した時点で引退となる。 規定では名人挑戦者を決める順位戦で最も下のC級2組から降級すると、60歳で引退という年齢制限がある。現役最高齢記録を持つのは2017年に引退した加藤一二三・九段(84)の77歳。 1974年にプロ入り。順位戦最上位のA級には11期在籍した。タイトル獲得経験はないが、一般棋戦の優勝は4回。日本将棋
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藤井聡太、白星スタート 将棋の王将戦7番勝負第1局
将棋の第73期王将戦7番勝負第1局は7、8の両日、栃木県大田原市で指され、後手の藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=が120手で挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り、先勝した。藤井王将は昨年、初の全八冠を独占。今年、最初の防衛戦を白星で飾った。 今期、両対局者はタイトル戦で2度目の対決となった。藤井王将は3連覇が懸かり、菅井八段は初獲得を目指す。第2局は20、21日に佐賀県上峰町で行われる。 藤井王将は「序盤の構想に課題が残った。第2局に向けて修正していきたい」。菅井八段は「(終盤、相手の角打ち
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藤井、今年最初の防衛戦 将棋の王将戦が開幕
将棋の藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=に菅井竜也八段(31)が挑む第73期王将戦7番勝負は7日、栃木県大田原市で開幕した。同日夕、先手の菅井八段が53手目を封じて第1局の1日目を終えた。藤井王将は昨年10月、史上初の八冠独占を達成。今年最初のタイトル防衛戦を迎えた。 両対局者は2023年の叡王戦5番勝負でも対戦。その時は藤井王将が3勝1敗で制している。今回の7番勝負で藤井王将は3連覇が懸かり、元王位の菅井八段は通算2期目のタイトル獲得を狙う。 王将戦7番勝負は2日制で、持ち時間各8時間。2
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新津将棋同好会忘年特別大会(12月24日・新津協働センター)
①鈴木雄也(五段)②高田雅弘(四段)③清水克真(五段)④伊藤博之(1級)⑤渡辺恭宏(四段)、渡辺伸五(同)、岡本康夫(同)、坪井光二(三段)、鈴木一男(同)、山下勝也(二段)
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将棋の里見女流四冠が結婚 お相手は「奨励会」元三段
日本将棋連盟は1日、女流棋界の第一人者、里見香奈女流四冠(31)=清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花=が昨年、結婚したと発表した。お相手はプロ棋士養成機関「奨励会」の元三段、福間健太さんで、今後は福間香奈として将棋を続ける。 里見女流四冠は「日頃よりご尽力をいただいております皆さまには心より感謝申し上げます。私事ですが、昨年結婚いたしました。姓は変わりますが、今後ともよろしくお願いいたします」とコメントした。 島根県出雲市出身。「出雲のイナズマ」と形容される終盤の鋭さでタイトルを増やし、現在、女流タイトル最多の通算56期を獲得し
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将棋の里見女流四冠が結婚
日本将棋連盟は1日、女流棋界の第一人者、里見香奈女流四冠が昨年、結婚したと発表した。里見四冠は今後、福間香奈として将棋を続ける。
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将棋・伊藤七段、藤井棋王に挑戦
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯(静岡新聞社主催、協賛社・大塚製薬)挑戦者決定戦第2局は26日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、伊藤匠七段(21)が105手で広瀬章人九段(36)を破り、棋王初挑戦を決めた。初防衛が懸かる藤井棋王-伊藤七段による5番勝負は来年2月4日、富山県魚津市の新川文化ホールで開幕する。 伊藤七段は藤井棋王と同学年で東京都出身。2020年にプロ入りした。10、11月の竜王戦7番勝負では挑戦者として出場し、藤井竜王に0勝4敗で敗れた。両者のタイトル戦での対決は2度目となる。居飛車の
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将棋、伊藤七段が藤井棋王に挑戦 来年2月に富山で開幕
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)挑戦者決定戦第2局は26日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、伊藤匠七段(21)が105手で広瀬章人九段(36)を破り、棋王初挑戦を決めた。 初防衛が懸かる藤井棋王―伊藤七段による5番勝負は来年2月4日、富山県魚津市の新川文化ホールで開幕する。 伊藤七段は藤井棋王と同学年で東京都出身。2020年にプロ入りした。10、11月の竜王戦7番勝負では挑戦者として出場し、藤井竜王に0
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伊藤が棋王初挑戦
将棋の藤井聡太棋王への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯の挑戦者決定戦第2局は26日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、伊藤匠七段が広瀬章人九段を破り、棋王初挑戦を決めた。
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「棋譜」利用巡り訴訟 将棋ユーチューバー
将棋の指し手記録、「棋譜」の利用はどうあるべきか―。藤井聡太八冠(21)らのタイトル戦で、棋譜を盤面図に再現した動画を配信した男性ユーチューバーが、日本将棋連盟の出資を受ける放送事業者「囲碁・将棋チャンネル」の申請で動画が削除されて配信収益が損なわれたとして、同社に約340万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁で争われている。 同社は連盟などの主催者に協賛金を支払い、棋譜の利用許諾や放映権を得た上で対局の様子や棋譜を有料で放送している。一方、棋譜を管理する連盟はガイドラインを策定。外部利用に条件を定め、主催者や協賛者以外による自由な商業利用は基本的に認めていない
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趙治勲が史上初の1600勝 囲碁、55年8カ月で到達
囲碁の第50期名人戦予選Cは25日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、趙治勲名誉名人(67)が久保秀夫七段(48)を破り、史上初の公式戦通算1600勝(899敗3持碁4無勝負)を達成した。プロ入りから55年8カ月での到達。 節目の白星を挙げた趙名誉名人は「対局前に緊張感を持っていられる限りは(現役を)続けていきたい」と話した。勝ち数2位は小林光一名誉碁聖(71)の1461勝。 趙名誉名人は韓国・釜山市出身。1968年に11歳でプロ入りした。87年、グランドスラム(七大タイトル全ての獲得経験)を史上初めて達成した。棋戦優勝は歴代1
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藤井八冠、銀河戦2連覇逃す 将棋、丸山九段が初優勝
将棋の藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=は、23日にインターネットで先行配信されたテレビ棋戦の第31期銀河戦の決勝(対局は11月1日)で丸山忠久九段(53)に敗れ、2連覇はならなかった。丸山九段は初優勝。 藤井八冠は2022年度、タイトル戦以外の一般棋戦であるJT日本シリーズ、朝日杯、NHK杯戦、銀河戦の主要4棋戦で優勝。23年度はJT日本シリーズを制したが銀河戦で敗れ、2年連続の4棋戦優勝を逃した。NHK杯はトーナメントの途中で、朝日杯は本戦トーナメントから登場する。 銀河戦決勝は、互いに得
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棋王戦挑戦者決定戦は第2局へ決着持ち越し
将棋の藤井聡太棋王への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯の挑戦者決定戦は21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、千日手指し直しの末、敗者復活戦勝者の伊藤匠七段が本戦優勝の広瀬章人九段を破り、決着を決定戦第2局に持ち込んだ。
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伊藤が勝ち、第2局へ 将棋棋王戦の挑戦者決定戦
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)挑戦者決定戦は21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、千日手指し直しの末、敗者復活戦勝者の伊藤匠七段(21)が102手で本戦優勝の広瀬章人九段(36)を破り、決着を決定戦第2局に持ち込んだ。 決定戦第2局は26日に行われ、その勝者が挑戦権を獲得する。伊藤七段は棋王初挑戦、広瀬九段は5期ぶり2度目の挑戦を目指す。 挑戦者決定戦は変則の2番勝負で実施。挑戦するには本戦優勝者が
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囲碁、上野梨紗が姉妹対決制す 仲邑菫と初の10代決戦に
囲碁の第27期女流棋聖戦は14日、東京都千代田区の日本棋院で挑戦者決定戦が打たれ、上野梨紗二段(17)が上野愛咲美女流名人(22)との姉妹対決を制し、仲邑菫女流棋聖(14)への挑戦権を獲得した。日本棋院によると、10代同士のタイトル戦が実現するのは史上初。 仲邑女流棋聖と上野二段は2019年にプロ入りした同期で、タイトルを懸けて対戦するのは今回が初となる。合計年齢の31歳もタイトル戦の最年少記録。 両者が争う3番勝負の第1局は来年1月18日、第2局は同25日、第3局は2月5日に行われる。仲邑女流棋聖が防衛した場合は、3月の韓国移
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上野二段が囲碁の女流棋聖挑戦
囲碁の第27期女流棋聖戦は14日、東京都千代田区の日本棋院で挑戦者決定戦が打たれ、上野梨紗二段が上野愛咲美女流名人との姉妹対決を制し、仲邑菫女流棋聖への挑戦権を獲得した。
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将棋・伊藤七段、挑戦者決定戦へ 棋王戦の敗者復活戦
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)敗者復活戦決勝は11日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、伊藤匠七段(21)が本田奎六段(26)を破り、挑戦者決定戦に進んだ。 対戦した両者は宮田利男八段(71)門下で、弟弟子の伊藤七段が奮闘を見せた。 伊藤七段は21日に行われる挑戦者決定戦第1局で、本戦トーナメント優勝の広瀬章人九段(36)と対戦。棋王初挑戦にあと2勝とした。 挑戦者決定戦
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里見、女流王座3連覇 将棋、加藤破り四冠維持
将棋の第13期リコー杯女流王座戦5番勝負の第4局は11日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の里見香奈女流王座(31)が142手で、挑戦者の加藤桃子女流四段(28)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛、女流王座3連覇を果たした。 里見女流王座は清麗、女流王位、倉敷藤花と合わせて四冠を維持。自身の持つ女流タイトル通算獲得記録を56期に伸ばした。 終局後、里見女流王座は「勝負どころで間違えることが多かった。課題の残るシリーズだった」と話した。 年内の女流タイトル戦はこれで終了、8タイトルを里見女流王座と西
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「健常者とも互角に対戦」目が不自由でも楽しめるチェスや囲碁 アジアパラ大会の競技に…でも日本では選択肢乏しく盲学校ではオセロばかり
盤上で駒を動かして遊ぶボードゲーム。囲碁や将棋、チェス、オセロなどが代表例だ。目が不自由な人でも遊べるようにバリアフリー化が進んでおり、健常者と同じ土俵で対戦できる。アジアパラ大会では2018年からチェスが視覚障害部門の競技となった。ただ、日本国内では視覚障害者向けのボードゲームは、高額な価格や生産打ち切りなどの理由で普及しておらず、盲学校などではオセロ風ゲーム(リバーシ)ばかりが親しまれているという。「バリアフリー」や「共生社会」の実現を掲げて久しい先進国のはずだが、ボードゲームで遊ぶ選択肢が乏しいのが実情だ。(共同通信=稲本康平) ▽視覚が閉ざされていても
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井山が王座3連覇 囲碁、余破り二冠を維持
囲碁の第71期王座戦5番勝負の第5局は8日、神奈川県秦野市で打たれ、井山裕太王座(34)が258手で挑戦者の余正麒八段(28)に白番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で王座3連覇を達成、碁聖と合わせ二冠を維持した。 井山王座は「まずい負け方が続いたので厳しいかと思っていたが、何とか結果を出せてうれしく思います」と話した。王座獲得は3期連続で、通算9期となった。 余八段は2期連続の挑戦だったが、タイトル奪取はならなかった。
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一力が初の三冠 囲碁、3期ぶり天元獲得
囲碁の第49期天元戦5番勝負の第4局は6日、兵庫県洲本市で打たれ、挑戦者の一力遼二冠(26)が242手で関航太郎天元(22)に白番中押し勝ちし、対戦成績3勝1敗で天元のタイトルを奪還、棋聖、本因坊と合わせ自身初の三冠保持となった。天元位は3期ぶり2度目。 終局後、一力天元は「結果を出すことができたのはよかった。ただ、まだ内容的に改善できる点はいろいろある」と話した。今年は3月に棋聖を初防衛。7月には本因坊を初獲得し二冠に。さらに天元を加えて三冠となり、年内のタイトル戦を終えた。 関前天元の3連覇はならず、無冠となった。
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新津将棋同好会11月大会(26日、新津協働センター)
A ①鈴木庄三②清水規久夫③高田雅弘④片山巌▽B ①斎藤正直②坪井光二③中村敏男④立石行弘▽C ①赤堀晃大②伊藤博之③大柳豆周一④鈴木与四郎
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小中生 将棋の腕前競う 掛川で大会
掛川市内外の児童生徒が将棋の腕前を競う「掛川小中学生将棋大会」(将棋によるまちづくり実行委員会主催)が同市満水の22世紀の丘公園たまりーなで開かれ、55人が4クラスに分かれて対局した。新型コロナウイルス禍に伴うオンライン開催を経て、4年ぶりの対面形式になった。 結果は次の通り。 中学生 ①望月友就(静岡市駿河区)②玉田宗大(掛川市)③金原優太(同)▽小学校高学年 ①鈴木大輝(磐田市)②大石悠喜(掛川市)③佐直知哉(同)▽同中学年 ①遠藤健右(焼津市)②渡辺史鳥(掛川市)③柏晃平(同)▽同低学年 ①塚本晴輝(焼津市)②藤井悠翔(掛川市)③名倉稔(静岡市駿河区)
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藤沢が女性国際戦で準優勝 囲碁の呉清源杯、日本勢最高
囲碁の女性国際戦、第6回呉清源杯は3日、中国福建省で決勝3番勝負の第2局が打たれ、藤沢里菜女流本因坊(25)は韓国の崔精九段(27)に敗れて第1局から2連敗し、準優勝となった。準優勝は日本、中国、韓国の女性トップ選手らが出場する同大会で、日本勢の歴代最高成績。 決勝3番勝負の第1局は2日に行われ、崔九段が先勝。3日の第2局も制して優勝を決めた。崔九段は第2回、第4回に続いて3度目の同棋戦制覇で、女性世界最強といわれる実力を示した。 呉清源杯は日中韓の棋士ら24人が出場。藤沢女流本因坊は初戦から準決勝まで中国選手に4連勝し、決勝に
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広瀬が挑戦者決定戦へ 将棋の棋王戦、本戦決勝
将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=への挑戦権を争う第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)本戦トーナメント決勝は1日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、広瀬章人九段(36)が本田奎六段(26)を破り、挑戦者決定戦に進出した。 広瀬九段は5期ぶりの棋王挑戦を目指す。敗れた本田六段は、11日に行われる伊藤匠七段(21)との敗者復活戦決勝に回り、その勝者が挑戦者決定戦に進出する。 本戦トーナメントは準決勝から敗者復活戦を採用、1度敗れても挑戦の可能性がある。
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藤井聡太八冠には弱点がない 将棋連盟の羽生善治会長
日本将棋連盟の羽生善治会長は1日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演し、今年、史上初めて全8タイトルを制覇した藤井聡太八冠について、「弱点と大きなミスがない点が特徴」と話した。 羽生会長は「タイトルを全て獲得することは非常に困難」とした上、「藤井八冠は(将棋の)技術的な裏付けがあり、1年をフルに戦えるスタミナを備えている。そしてメンタルが崩れない」と指摘した。 藤井八冠の将棋の指し方については、「先手番では3カ月か6カ月のサイクルでテーマがあり、納得がいくまで同じ戦型を掘り下げようとしている。後手番では相手の出方を全部受け止め
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井山が勝ち、最終局へ 囲碁の王座戦第4局
囲碁の第71期王座戦5番勝負の第4局は30日、甲府市で打たれ、井山裕太王座(34)が167手で挑戦者の余正麒八段(28)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗のタイとして決着を最終局に持ち込んだ。 第5局は12月8日に神奈川県秦野市で行われる。
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名人クラスは田中さん優勝 浜松で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や磐田市、袋井市、豊橋市の66人が参加し、最強の名人クラスで田中雄一朗さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雄一朗②石野俊夫③相場昇④寺崎勝⑤田中雅英▽S ①岡田力也②寺田好司③北島耕太郎④前川忠雄⑤岡本徳裕▽A ①中根清②松田寿一③久米孝吉④川口哲也⑤袴田洋三▽B ①田辺国義②鈴木勉③榛葉雄治④神谷陽一⑤田畑敏夫▽C ①大柳豆周一②高柳長男③芝田信照④杉山稔⑤藤森勗
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高校将棋新人戦静岡県大会 団体戦白熱 男子優勝に静岡A、女子は清水桜が丘
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の男女団体戦が26日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。男子16チーム、女子7チームが出場し、トーナメント戦で熱戦を繰り広げた。 結果は次の通り。 男子 ①静岡A(武田華成、大石裕貴、土屋純)②浜松日体(丸一健悟、丸一逞賢、永田晃遥)③静岡東A(小谷幸平、谷悠太、近岡稜) 女子 ①清水桜が丘(望月千翠、山本真唯、小長井穂香)②富士見A(天野詩音、谷口あい、石井結衣)
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碁盤挟み真剣勝負 島田で市民囲碁大会
島田市民囲碁大会が23日、同市の夢づくり会館で開かれた。市民ら約50人が囲碁を通じて交流を楽しんだ。 囲碁に気軽に親しんでもらおうと、オープン戦の位置付けで日本棋院島田支部の安達原収さん(81)が計画した。段位などの実力ごとに組を分け、対局を行った。参加者は碁盤を挟み、真剣な表情で勝負に臨んだ。 各組の優勝者は次の通り。 1組 忽戸義行(藤枝市)▽2組 矢田義行(島田市)▽3組 清水小春(牧之原市)▽4組 原敏明(島田市)▽5組 鈴木三雄(同)▽6組 杉浦璃(同)
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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菅井八段、藤井八冠に挑戦 将棋の王将戦で再戦
将棋の第73期王将戦挑戦者決定リーグ戦最終局は22日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、菅井竜也八段(31)が近藤誠也七段(27)を破って通算成績5勝1敗で1位となり、藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=への挑戦を決めた。 藤井王将―菅井八段による7番勝負は、来年1月7、8日に開幕する。 両者のタイトル戦での対戦は、4、5月に行われた叡王戦以来。藤井王将は10月11日に史上初の全八冠を独占、年明け最初の防衛戦を迎える。菅井八段は王将初獲得を目指す。
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一力が奪回にあと1勝 囲碁の天元戦第3局
囲碁の第49期天元戦5番勝負の第3局は22日、福岡市で打たれ、挑戦者の一力遼二冠(26)が135手で関航太郎天元(21)に黒番中押し勝ちし、対戦成績2勝1敗で前々期失ったタイトルの奪回まであと1勝とした。 第4局は12月6日に兵庫県洲本市で行われる。
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大石さん(静岡)男子個人V 女子は佐々木さん(日大三島) 静岡で高校将棋新人県大会
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の個人戦が19日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。地区大会の突破者ら男子32人、女子28人がトーナメント形式で熱戦を繰り広げた。男女それぞれ上位2人は来年1月に金沢市で開かれる全国大会に出場する。県大会団体戦は11月26日に同校で実施する。 結果は次の通り。 男子個人 ①大石裕貴(静岡1)②武田華成(同2)③原田孝太郎(藤枝明誠2)④鈴木颯史(同)⑤久野杏太(磐田南1)⑥勝又諒介(日大三島2)⑦水野駿(静岡1)⑧片岡賢佑(沼津東1)▽女子個人 ①佐々木香歩(日大三島2)②望月千翠(清水桜が丘2)③藤原花恋(東海大翔洋2)④小
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将棋、藤井がJT杯2連覇 決勝で糸谷下す
将棋日本シリーズ、第44回JTプロ公式戦(静岡新聞社・静岡放送など主催)の決勝が19日、東京都江東区で指され、先手の藤井聡太JT杯覇者(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖の八冠=が149手で糸谷哲郎八段(35)を破り、2年連続2度目の優勝を果たした。 終局後、難解な攻防戦を制した藤井JT杯覇者は「中盤は苦しかったが、受けに徹して反撃を狙い、勝負する形になった」と対局を振り返った。糸谷八段の初優勝はならなかった。 JT杯はタイトル戦以外の一般棋戦。早指し、公開対局が特徴で、タイトル保持者、賞金ランキング上位のトップ棋士12人が参加した。 藤井JT杯覇者は10月11日、
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将棋の藤井、JT杯2連覇
将棋日本シリーズ、第44回JTプロ公式戦の決勝が19日、東京都江東区で指され、藤井聡太JT杯覇者が糸谷哲郎八段を破り、2年連続2度目の優勝を果たした。
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里見が倉敷藤花9連覇 将棋、西山に2連勝
将棋の第31期倉敷藤花戦3番勝負の第2局は18日、岡山県倉敷市で指され、先手の里見香奈倉敷藤花(31)が171手で挑戦者の西山朋佳女流四冠(28)を破り、2連勝で防衛、9連覇を果たした。 里見倉敷藤花は10月28日、白玲戦で西山女流四冠にタイトルを奪われ、五冠から四冠に後退。今期、倉敷藤花を防衛して、清麗、女流王座、女流王位と合わせ、四冠を死守した。 西山女流四冠の初獲得はならなかった。
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囲碁、藤沢が女流本因坊4連覇 通算7期目、上野に中押し勝ち
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(25)に上野梨紗二段(17)が挑戦していた第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負の第5局は15日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、267手で藤沢女流本因坊が黒番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で4連覇を果たした。 最終局は終盤、形勢不明の大激戦となったが、最後に黒が抜け出した。 藤沢女流本因坊は通算7期目の女流本因坊獲得。今期は第3局まで1勝2敗と、かど番に追い込まれたが、そこから2連勝し、逆転でタイトルを死守した。 初挑戦の上野二段は、
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余が奪取にあと1勝 囲碁の王座戦第3局
囲碁の第71期王座戦5番勝負の第3局は14日、神戸市で打たれ、挑戦者の余正麒八段(28)が221手で井山裕太王座(34)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝1敗としてタイトル奪取にあと1勝と迫った。 第4局は30日に甲府市で行われる。
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「囲碁まつり」アマ優勝、金さん(韓国) 大矢九段と対局も 静岡
静岡市の囲碁文化を伝える「第2回しずおか囲碁まつり」(同実行委、家康公杯実行委共催、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の12日、葵区の市民文化会館でアマチュア対象の「チャンピオン戦」決勝トーナメントを繰り広げた。韓国・仁川から訪れた金到協さん(30)が優勝した。 前大会を上回る総額130万円の賞金を懸けたチャンピオン戦に、県内外のアマチュア約100人が参加した。前日の予選トーナメント各ブロックの優勝者が決勝トーナメントA、準優勝者が同B、3位が同Cに分かれて熱戦を展開した。頂点に立った金さんは表彰式後、大矢浩一九段との公開対局に挑み、石田芳夫24世本因坊らが大盤解説した。 決勝トーナメン
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藤井聡太八冠に総理大臣顕彰 「今日は革靴にしました」
将棋の全8タイトル独占を果たした藤井聡太八冠に内閣総理大臣顕彰を授与する顕彰式が13日、首相公邸で開かれた。藤井八冠は式の後「すごく光栄で貴重な経験になった」と記者団に笑顔で語った。将棋界では7タイトル時代に全冠制覇を達成した羽生善治さん以来2人目となる。 式では、岸田文雄首相が顕彰状と盾を贈り「活躍で日本中が沸き立っている。これからは挑戦を受け続ける立場なので、多くのファンの期待に応えて頑張ってもらいたい」とエールを送った。藤井八冠は返礼として直筆で「雲外蒼天」と書いた将棋盤を首相に手渡した。母裕子さんと日本将棋連盟会長の羽生さんも同席した。
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将棋、藤井聡太「結果を残せた」 竜王戦3連覇から一夜明け
将棋の第36期竜王戦7番勝負で勝利し、3連覇を果たした藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=は12日、竜王防衛から一夜明けて北海道小樽市で記者会見し「喜びを感じている。結果を残すことができたのは大きい」と述べた。 色紙に「盤上没我」と書いた藤井竜王。その理由を「盤上に没頭して集中して考える。今シリーズはそういうところもあった。その感覚を大事にしたい」と説明した。 藤井竜王は10月11日、永瀬拓矢九段(31)を破って王座を奪取し、2017年に過去最多の八大タイトル戦となってから初めて全冠を独占。そ
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「囲碁まつり」アマ白熱 静岡市葵区 100面打ちでプロ指導
静岡市の囲碁文化を伝える「第2回しずおか囲碁まつり」(同実行委員会、家康公杯実行委共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、同市葵区の市民文化会館で開幕した。前大会を上回る総額130万円の賞金をかけたアマチュア対象の「チャンピオン戦」のほか、プロ棋士による指導企画などを繰り広げる。12日まで。 プロ棋士が順番に回って指導する100面打ちは羽根直樹九段や山城宏九段、高梨聖健九段ら13人のプロ棋士が登場した。集まった70人以上のファンら一人一人を回りながら対局を繰り返し、指導に当たった。小学2年生のころから囲碁を続けているという掛川西中1年の佐々木璃空さん(13)は「プロ棋士との対局は大変だけ
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藤井聡太、竜王戦3連覇 将棋、タイトル戦で19連勝
将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局は10、11日、北海道小樽市で指され、先手の藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が129手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り4勝0敗で防衛、竜王戦3連覇を飾った。これで、出場した19度のタイトル戦を全て制した。 日本将棋連盟によると、5番勝負や7番勝負で勝利し、19期連続でタイトルを獲得したのは故大山康晴15世名人と並び最多。 藤井竜王は2020年の棋聖戦5番勝負で、最も若くタイトル挑戦して奪取。その後はシリーズ制覇を重ねていった。通算タイトル獲得19期は、歴
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SSクラス優勝は星陵中3年安藤さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第233回大会が3日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。55人が参加し、最強のSSクラスは星陵中3年の安藤舜聖さんが優勝した。Bクラスでは第一学院高2年の立石海空さんが優勝するなど、中高生も活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②鈴木庄三(磐田市)③木俣良一(浜松市)▽S ①江塚孝郎(掛川市)②佐藤光雄(静岡市)③大橋誠(磐田市)▽A ①北島耕太郎(浜松市)②花本真也(同)③川口哲也(同)▽B ①立石海空(袋井市)②松尾三十四(掛川市)③芝田信照(袋井市)
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藤井八冠、13日に顕彰式 羽生さん以来、将棋界2人目
政府は8日、将棋の全8タイトル独占を果たした藤井聡太八冠への内閣総理大臣顕彰式を13日に首相公邸で開催すると発表した。将棋界からは1996年、7タイトル時代に全冠制覇を達成した羽生善治さん以来2人目となる。 内閣総理大臣顕彰は66年に創設され「国の重要施策の遂行」「災害の防止、災害救助」「学術、文化の振興」などに貢献した人が対象。これまでに個人35人と16団体に贈られている。
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藤沢が勝ち、最終局へ 囲碁の女流本因坊戦第4局
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(25)に上野梨紗二段(17)が挑戦している第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負の第4局は7日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、午後4時57分、215手で藤沢女流本因坊が黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗のタイに戻して決着を最終局に持ち込んだ。 黒は右下の石を捨てて機敏に立ち回り、優位に。中盤以降も巧みにまとめて快勝した。 持ち時間各4時間のうち、残りは上野二段4分、藤沢女流本因坊51分。 第5局は15日、同棋院で行われる。
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伊藤静岡県アマ名人勝利、将棋模範対局 藤井名人と激闘
プロの将棋名人に山梨、静岡両県のアマ名人が挑む恒例の「将棋公開模範対局」(静岡新聞社・静岡放送、山梨日日新聞社・山梨放送主催、日本将棋連盟後援)が5日、甲府・山日YBSホールで行われた。プロは史上初めて八大タイトルを独占した藤井聡太名人が初参加。2度目の挑戦となった静岡県名人、伊藤大悟五段(36)は飛車落ちで挑み、92手で勝利した。 持ち時間は各50分で、使い切ると1手1分の秒読み。将棋は序盤から定跡を離れ、力将棋となった。伊藤県名人は4筋に飛車を回り狙いをつけた。その後、長い駒組みが続き、☗(先手)4五歩から本格的な戦いとなった。先に伊藤県名人、続いて藤井八冠が秒読みに。終盤は互いの玉
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武田さん(静岡)個人A級V 県高校将棋新人戦中部大会 団体優勝は静岡A
第34回県高校将棋新人戦中部地区大会(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3、4の両日、静岡市葵区の静岡高で開催された。個人戦では上位10人、団体戦は6チームが県大会に出場する。 3日の個人戦は14校84人がA級、B級に分かれて出場し、A級で静岡高2年の武田華成さんが優勝した。4日の団体戦は11校26チームが出場し、優勝は静岡高A(武田華成さん、大石裕貴さん、土屋純さん)が輝いた。 このほかの主な成績は次の通り。 【個人】A級 ②大石裕貴(静岡1)③鈴木颯史(藤枝明誠2)④土屋純(静岡2)⑤原田孝太郎(藤枝明誠2)⑥脇丈一郎(静岡学園1)⑦水野駿(静岡1)⑧高塚碧空(藤枝明誠
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囲碁、芝野が名人初防衛 井山に4勝2敗、二冠維持
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第6局は2、3の両日、神奈川県箱根町で打たれ、芝野虎丸名人(23)が243手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に黒番中押し勝ちし、対戦成績4勝2敗で名人のタイトルを初防衛、十段と合わせ二冠を維持した。 芝野名人は前期、井山二冠からタイトルを奪取。今期も同じ顔合わせとなったシリーズを制し、2期連続、通算3期目の名人位を獲得した。
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囲碁の芝野虎丸が名人初防衛
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第6局は3日、神奈川県箱根町で打たれ、芝野虎丸名人が挑戦者の井山裕太二冠を破り、対戦成績4勝2敗で名人のタイトルを初防衛、十段と合わせ二冠を維持した。
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掛川将棋振興へ 市内3ライオンズクラブが寄付
掛川、大東、大須賀の掛川市内3ライオンズクラブは1日、市などでつくる「将棋によるまちづくり実行委員会」(会長・久保田崇市長)に現金10万円を寄付した。実行委は23日に開催する掛川小中学生将棋大会の運営費に充てる。 3クラブの会長らが市役所に久保田市長を訪ねて目録を手渡した。掛川ライオンズクラブの岡崎毅会長があいさつし「将棋のまち掛川の発展に向けて有効に使ってほしい」と述べた。 大会は将棋振興を目的に、2019年に始まった。新型コロナウイルス禍で20~22年の3大会はオンライン対局だったため、対面形式は4年ぶりになる。
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「厳しい環境で努力したい」 囲碁、韓国移籍の仲邑女流棋聖
囲碁の最年少タイトル保持者で来年3月に韓国棋院へ移籍する仲邑菫女流棋聖(14)は30日、東京都千代田区の日本棋院で記者会見し、「これまで以上に厳しい環境で、さらなる努力をしたい」と話した。 会見の冒頭で先輩棋士の吉原由香里六段から花束を贈られ、笑顔を見せた。移籍の理由について、「韓国は強い棋士がたくさんいて、対局数も多い。より高いレベルで勉強することが今の私には必要だと思った」と述べた。7月に移籍希望を日本棋院に伝え、今月26日に韓国棋院が客員棋士としての受け入れを承認し、移籍が決まった。 仲邑女流棋聖は大阪府出身。韓国での修業
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男子団体/浜松日体A、男子個人/渡辺さん(聖隷クリストファー)が優勝 高校将棋新人戦西部地区予選
第34回静岡県高校将棋新人戦の西部地区予選(県教委、県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22、29の2日間、磐田市見付の磐田南高で開かれた。男子団体戦は浜松日体A、男子個人戦は聖隷クリストファー高2年の渡辺快さんがそれぞれ優勝した。 男子団体戦は14校から25チーム、男子個人戦は21校から192人が出場し、盤上で熱戦を繰り広げた。男子団体戦の上位5チームと、男子個人戦の上位12人が県大会に出場する。 このほかの結果は次の通り。 男子団体戦②浜松南A③磐田南A④浜松北A⑤浜松北B▽男子個人戦②赤松竜也(浜名2)③佐藤亮輔(掛川西1)④木村太一(常葉菊川2)⑤永田晃遥(浜松
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名人クラスは相曽さん優勝 浜松市中区で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。42人が参加、最強の名人クラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①相曽剛史②須山佳宏③内山透④井ノ口裕⑤渡辺伸五▽S ①吉田志郎②嶌英昭③岡本康夫④山口昌行⑤幸田好司▽A ①藁科勝祐②鈴木与四郎③高橋建夫④中村敏男⑤池谷雄二▽B ①田辺栄司②松田寿一③神谷陽一④片山久⑤田畑敏夫
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将棋白玲戦、西山がタイトル奪還 里見を破り女流四冠に復帰
将棋の第3期白玲戦7番勝負の第7局は28日、東京都台東区で指され、挑戦者で先手の西山朋佳女流三冠(28)が111手で里見香奈白玲(31)を破り、対戦成績4勝3敗で前期失ったタイトルを奪還した。 西山白玲はこれで女王(棋戦名はマイナビ女子オープン)・女流名人・女流王将と合わせ、自身最多タイの女流四冠に復帰。里見前白玲は五冠から四冠(清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花)に後退した。 現在、女流8タイトルを2人が分け合う状況となっている。
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挑戦者の余八段が勝ち1勝1敗 囲碁の王座戦第2局
囲碁の第71期王座戦5番勝負の第2局は27日、京都市で打たれ、挑戦者の余正麒八段(28)が274手で井山裕太王座(34)に白番半目勝ちし、1勝1敗のタイに戻した。 第3局は11月14日に神戸市で行われる。
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藤井八冠、竜王防衛にあと1勝 将棋、伊藤七段に3連勝
将棋の第36期竜王戦7番勝負の第3局は25、26の両日、北九州市で指され、後手の藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が96手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、対戦成績を3勝0敗とし、竜王3連覇にあと1勝とした。 藤井竜王は11日に史上初の全八冠を独占。年内のタイトル防衛戦は竜王戦が最後で、年明けには王将戦7番勝負、続いて棋王戦5番勝負が始まる。タイトル初挑戦での奪取を目指す伊藤七段は後がなくなった。第4局は11月10、11日に北海道小樽市で行われる。 終局後、藤井竜王は「防衛のことはあまり考
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仲邑女流棋聖、韓国移籍が決定 囲碁、日本人棋士初の海外
囲碁の日本棋院は26日、最年少タイトル保持者の仲邑菫女流棋聖(14)が、世界王者を多数輩出している韓国へ移籍することが決まった、と発表した。仲邑女流棋聖は来年1月開幕予定の女流棋聖の防衛戦は出場し、その後、3月から韓国に拠点を移す。日本棋院によると、同棋院所属の日本人棋士の海外移籍は初めて。 移籍が決定した仲邑女流棋聖は30日、東京都千代田区の日本棋院で会見を行う。 日本棋院は9月、仲邑女流棋聖が韓国へ移籍する意向であることを公表。当初は年末から年明けに決まる見通しとしていたが、韓国棋院での手続きが前倒しとなり、26日の韓国棋院
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里見が先勝 将棋の女流王座戦第1局
将棋の第13期リコー杯女流王座戦5番勝負の第1局は25日、東京都文京区で指され、先手の里見香奈女流王座(31)が131手で挑戦者の加藤桃子女流四段(28)を破り、先勝した。 里見女流王座には3連覇が懸かり、加藤女流四段は8期ぶりの復位を目指す。第2局は11月10日、仙台市で行われる。
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井山が勝ち、2勝3敗 囲碁の名人戦第5局
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第5局は23、24の両日、甲府市で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が211手で芝野虎丸名人(23)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝3敗とした。 第6局は11月2、3日に神奈川県箱根町で行われる。
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将棋の藤井八冠に愛知県民栄誉賞
愛知県の大村秀章知事は23日、将棋の藤井聡太八冠(21)に県民栄誉賞を授与すると発表した。記者会見で「県民はもちろん日本中に夢や希望を与えた」と理由を説明した。
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静岡県高校将棋東部新人戦 団体は富士見A、個人は勝又さん(日大三島)優勝
静岡県高校将棋新人戦東部地区大会(県高校文化連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が21、22の両日、三島市の日大三島高で開かれた。個人戦は日大三島2年の勝又諒介さん、団体戦は富士見A(大箸光輝、加藤潤也、杉本睦空)がそれぞれ優勝した。 個人戦は11校から58人が出場し、団体戦には9校から11チームが出場した。個人は10位まで、団体は5位までが県大会に進む。 このほかの結果は次の通り。 【個人戦】②片岡賢佑(沼津東1)③杉本睦空(富士見2)④河野賢司(富士2)⑤佐藤颯真(日大三島1)⑥加藤潤也(富士見2)⑦青野裕大(富士見2)⑧片岡柊(富士東2)⑨河本龍青(日大三島1)⑩坂野誠弥(富士2
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時論(10月22日)将棋は指せなくても面白い
藤井聡太棋士(21)が王座を奪取し八冠となったことを報じた12日付本紙1面には、これで4人目の全冠独占達成者の一覧が載った。升田幸三(1918~91年)、大山康晴(23~92年)、羽生善治九段(53)、そして藤井八冠。 羽生さんと哲学者の梅原猛さん(25~2019年)が、将棋文化をテーマにした対談の中で対照的だった升田と大山について語っている。梅原さんは両者の激戦の同時代の証言者として、羽生さんは大山と対戦した経験も踏まえて(「教養としての将棋 おとなのための盤外講座」現代新書)。 このエピソードも取り上げた。終戦直後、将棋は戦争につながるものだから禁止しようとしたGHQ(連合国軍総司令
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藤井八冠、永瀬九段に勝利 将棋日本シリーズで再戦
将棋日本シリーズ、第44回JTプロ公式戦は21日、大阪市で準決勝第1局が指され、後手の藤井聡太JT杯覇者(21)が84手で永瀬拓矢九段(31)に勝ち、決勝に進んだ。両者は11日の王座戦5番勝負で、藤井JT杯覇者が初めて全八冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)を独占して以来の対戦となった。 藤井JT杯覇者と永瀬九段は、普段から練習将棋を行う間柄。歴史的なシリーズとなった王座戦5番勝負では、両者が集中してひた向きに対局する姿は話題を呼んだ。対戦成績3勝1敗で、藤井JT杯覇者が王座を奪取した。 持ち時間の短い早指し棋戦
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上野二段が奪取にあと1勝 囲碁の女流本因坊戦第3局
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(25)に上野梨紗二段(17)が挑戦している第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負の第3局は21日、香川県坂出市の坂出グランドホテルで打たれ、午後5時17分、215手で上野二段が黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝1敗として初のタイトル獲得にあと1勝と迫った。 黒は地合いで先行。中盤、好手を放ってリードを奪い、その後も正確な着手で白に反撃の余地を与えなかった。 持ち時間各4時間のうち、残りは藤沢女流本因坊37分、上野二段4分。 第4局は11月7
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「注目に応えられる将棋を」 藤井八冠ら、大阪市長を表敬訪問
将棋で史上初の八大タイトル独占を果たした藤井聡太八冠(21)が20日、将棋日本シリーズ、第44回JTプロ公式戦準決勝への挑戦を21日に控え、対局相手の永瀬拓矢九段(31)と、開催地の大阪市の横山英幸市長を表敬訪問し、意気込みを語った。 藤井八冠と永瀬九段は11日に王座戦を終えたばかりだが、再び相まみえる。藤井八冠は「皆さまの注目に応えられるよう精いっぱい将棋を指したい」と語り、永瀬九段も「自分の力を出したい」と闘志を見せた。 JT杯はタイトル戦以外の一般棋戦。藤井八冠は昨年、最年少の20歳4カ月で初優勝しており、連覇を目指す。
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「将棋タクシー」出発! 藤井八冠の地元、愛知県瀬戸市
将棋で史上初の八大タイトル独占を果たした藤井聡太八冠(21)の出身地・愛知県瀬戸市で20日、将棋を指す子どものイラストが描かれたタクシーの運行が始まった。将棋文化の普及が目的。車両は1台で市周辺を走る。 瀬戸自動車運送(同市)が運行。車両の側面に、はかまを着た兄と妹のきょうだいが将棋を指す絵がラッピングされている。地元出身の漫画家が手がけた。棋士を目指す若者が増えてほしいという思いを込めた。 車内には扇子のほか、将棋の駒の絵柄が入ったクッションやシートも置かれている。 運行開始に先駆けて開かれた出
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藤井聡太、将棋の竜王戦2連勝 八冠後、初のタイトル防衛戦
将棋の第36期竜王戦7番勝負第2局は17、18の両日、京都市で指され、先手の藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が107手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、対戦成績を2勝0敗とした。藤井竜王は11日に史上初の全八冠独占後、初のタイトル防衛戦を勝利で飾った。 年内のタイトル戦は竜王戦が最後で、年明けには王将戦7番勝負、続いて棋王戦5番勝負が始まる。藤井竜王は今期、竜王戦3連覇が懸かり、伊藤七段はタイトル初挑戦での奪取を目指す。第3局は25、26日に北九州市で行われる。 終局後、藤井竜王は「今ま
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将棋の藤井が竜王戦2連勝
将棋の第36期竜王戦7番勝負第2局は17、18の両日、京都市で指され、先手の藤井聡太竜王が挑戦者の伊藤匠七段を破り、対戦成績を2勝0敗とした。
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藤井聡太、八冠後初のシリーズ 将棋の竜王戦、第2局1日目
将棋の藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第36期竜王戦7番勝負の第2局は17日、京都市で指され、同日夕、後手の伊藤七段が次の手を封じて1日目を終えた。藤井竜王は11日に史上初の全八冠独占を達成後、初めてタイトル戦のシリーズに臨んだ。 今後、八大タイトル戦の全てが防衛戦となる。年内は竜王戦が最後で、年明けには王将戦7番勝負が始まる。竜王戦の開幕局は藤井竜王が勝利、3連覇に前進できるか。伊藤七段はタイトル初挑戦での奪取を目指す。 竜王戦7番勝負は2日制で、持ち時間各8時
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挑戦者の一力が勝ちタイ 囲碁の天元戦第2局
囲碁の第49期天元戦5番勝負の第2局は17日、札幌市で打たれ、挑戦者の一力遼二冠(26)が208手で関航太郎天元(21)に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイとした。 第3局は11月22日に福岡市で行われる。
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西山、女流王将を防衛 将棋、香川に2連勝
将棋の第45期霧島酒造杯女流王将戦3番勝負の第2局は17日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の西山朋佳女流王将(28)が106手で挑戦者の香川愛生女流四段(30)を破り、対戦成績2勝0敗でタイトルを防衛した。 西山女流王将は2連覇で、女王(棋戦名はマイナビ女子オープン)、女流名人と合わせ三冠を維持。白玲戦7番勝負にも出場中で、里見香奈白玲(31)を相手に3勝2敗と奪取に王手をかけている。 香川女流四段は9期ぶりの女流王将を目指したが、ならなかった。
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藤沢勝ち1勝1敗のタイ 囲碁の女流本因坊戦第2局
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(25)に上野梨紗二段(17)が挑戦している第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負の第2局は16日、鳥取県湯梨浜町の望湖楼で打たれ、午後4時31分、179手で藤沢女流本因坊が黒番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイとした。 右上隅から始まった競り合いが各所に波及。黒は白の大石を攻めてリードを奪い、反撃を封じて勝ちきった。 持ち時間各4時間のうち、残りは上野二段21分、藤沢女流本因坊48分。 第3局は21日、香川県坂出市の坂出グランドホテル
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囲碁まつり プロ棋士の指導も 参加者募集 11月に静岡
静岡市の囲碁文化を伝える「しずおか囲碁まつり」(実行委員会など共催)が11月11、12の両日、市民文化会館で開かれる。プロ棋士による指導や初心者教室など多彩な催しを展開する。実行委が20日まで、参加者を募集している。 大竹英雄名誉碁聖や石田芳夫24世本因坊らプロ棋士計25人が集結し、指導碁や「100面打ち」をして会場を回るほか、囲碁に関する講演会などを行う。アマチュア参加者によるチャンピオン決定戦は11日に予選トーナメント、12日に決勝トーナメントを実施する。 市文化振興課によると、徳川家康が囲碁を好み、静岡で家元制度や「お城碁」を創設するなど、囲碁の普及に貢献したとされる。実行委は静岡
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里見が2勝目 将棋の白玲戦第5局
将棋の第3期白玲戦7番勝負の第5局は14日、京都市で指され、後手の里見香奈白玲(31)が130手で挑戦者の西山朋佳女流三冠(28)を破り、対戦成績を2勝3敗とした。 第6局は21日、札幌市で行われる。
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井山が勝ち1勝3敗 囲碁の名人戦第4局
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第4局は12、13の両日、大阪府守口市で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が92手で芝野虎丸名人(23)に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝3敗とした。 第5局は23、24日に甲府市で行われる。
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大自在(10月13日)藤井八冠
こんな息子、こんな孫がいたらどれほど誇らしいか。自分の才は棚に上げ、中学生の頃からこの人のニュースに驚かされ感心してきた人は少なくないだろう。ついにこの日が来た。21歳の藤井聡太棋士が王座のタイトルを奪い、前人未到の八冠となった。 子どもや孫がある日、「将棋がしたい」と言ったら、両親や祖父母はうれしいはず。「集中力がつく」「論理的思考力も」「言動に落ち着きがでる」。将棋の教育的効果に異を唱える人はいない。 だが、都内の私立小学校で将棋を取り入れた指導を実践した安次嶺[あじみね]隆幸さんは「将棋をやれば頭がよくなると考えるのは短絡的」とくぎを刺す。将棋は子どもに伸びしろをつくり、自然に頭の
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挑戦者の上野二段が先勝 囲碁の女流本因坊戦第1局
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(25)に上野梨紗二段(17)が挑戦する第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負の第1局は12日、岩手県花巻市の佳松園で打たれ、午後5時37分、209手で挑戦者の上野二段が黒番中押し勝ちし、先勝した。 白は実利で先行したが、黒は手厚く打ち進め、右下隅の白石を取り込んで逆転した。 上野二段は初挑戦での奪取を目指し、藤沢女流本因坊は4期連続7度目のタイトルが懸かる。 持ち時間各4時間のうち、残りは藤沢女流本因坊16分、上野二段2分。
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藤井聡太八冠誕生 史上初の全冠制覇 静岡県内将棋関係者、驚きと称賛
将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=は11日、京都市で指された第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座(31)を破り、3勝1敗で王座を奪取し、八冠となった。2017年に過去最も多い八大タイトル戦となってから、全冠制覇したのは初めて。14歳の中学生でプロとなった若き王者が、わずか7年で棋界の頂点に駆け上がった。 「生きている間に見るとは」 最後のタイトル「王座」を手にし、前人未到の領域に達した藤井聡太八冠。静岡県内の将棋関係者らは、圧倒的な強さを前に、驚きの表情を浮かべた。 4月に静岡市葵区で行われた名人戦第2局で立会人を務めるなど、藤井八冠の県内での
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藤井八冠「実感ないがうれしい」 将棋全タイトル独占、一夜明け
将棋の第71期王座戦5番勝負で勝利し、史上初の全8タイトル独占を達成した藤井聡太王座(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が12日、タイトル奪取から一夜明けて京都市で記者会見し、「八冠に挑戦できたのは貴重な機会。まだまだ実感湧かないが、うれしい」と喜びを語った。 花束を贈られ、「ありがとうございます」と笑顔で写真撮影に応じた藤井八冠。昨夜は部屋に戻り、対局を軽く振り返って普段通りに眠ったという。 今シリーズは、4連覇中だった永瀬拓矢前王座(31)に挑んだ。強者を相手にも深い読みと的確な指し手を披露、対戦成績3勝1敗
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将棋の藤井八冠制覇 未知の境地へ、夢続く 原点は少年の「悔し涙」【表層深層】
藤井聡太新王座(21)が11日、前人未到の全8タイトル独占を果たした。将棋が好きでたまらない少年は進化を続け、誰も達していない境地にたどり着いた。大きく成長を遂げた青年は、これからも盤上に無限の夢を紡いでいく。 ▽詰め将棋に熱中 「先生、聡太がまた泣いています」 駒の動かし方しか分からなかった5歳の頃。藤井少年は愛知県瀬戸市の自宅近くにある「ふみもと子供将棋教室」の門をたたいた。瞳を輝かせ、戦法などを会得する定跡の勉強に没頭。教室の終わりに行う生徒同士の対戦では勝てないとうなだれ、目には大きな悔し
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藤井八冠「苦しい将棋だったが幸運だった」
将棋の藤井聡太八冠は会見で、「王座戦の第3局と第4局は苦しい将棋で、逆のスコアでもおかしくなかった。幸運だった」と話した。
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藤井、将棋初の全八冠制覇 王座奪取、21歳プロ入り7年
将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=は11日、京都市で指された第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座(31)を破り、3勝1敗で王座を奪取し、八冠となった。2017年に過去最も多い八大タイトル戦となってから、全冠制覇したのは初めて。14歳の中学生でプロとなった若き王者が、わずか7年で棋界の頂点に駆け上がった。 挑戦者として出場した藤井八冠は後手番138手までで勝利。終局後、「ここ1年はタイトル戦の結果はよかったが、それに見合った力があるかというとまだまだなので、引き続き実力をつけていきたい」と話した。
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藤井、将棋初の全八冠制覇 プロ入り7年で頂点
将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=は11日、京都市で指された第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座(31)を破り、3勝1敗で王座を奪取し、史上初の全八冠独占を果たした。プロ入り7年で棋界の頂点に駆け上がった。
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女流本因坊戦、藤沢に上野が挑戦 囲碁5番勝負、12日に第1局
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(25)に上野梨紗二段(17)が挑戦する第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負の第1局は、12日午前9時から岩手県花巻市の佳松園で打たれる。 藤沢女流本因坊は4期連続、通算7期目の女流本因坊位が懸かる。第40期、第41期は共に3連勝のストレート防衛。この5番勝負で、圧倒的な強さを示している。 5番勝負初出場の上野二段は前期挑戦者、上野愛咲美女流名人の妹。昨年、姉が届かなかったタイトルの獲得を目指す。本戦では星合志保三段ら強豪を連破した。 立
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藤井、初の八冠独占か 将棋王座戦第4局始まる
将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第4局は11日、京都市で始まった。藤井七冠はここまで2勝1敗と王座奪取にあと1勝としており、史上初の全8タイトル制覇が懸かる。 藤井七冠は開幕局で抜群の強さを持つ先手番で敗れたが、その後は2連勝した。本局は後手番。第4局に勝てば、2017年に叡王が加わって過去最多の八大タイトル戦となって、初の全冠独占を達成する。 名誉王座の資格を得る5連覇を目指す永瀬王座は勝って、対戦成績をタイに戻したいところだ。
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将棋の千田と中村が結婚 連盟発表
日本将棋連盟は10日、棋士の千田翔太七段(29)と女流棋士の中村真梨花四段(36)が9月末に結婚したと発表した。千田七段は大阪府出身で、棋王戦に挑戦した実力者。中村女流四段は神奈川県出身で、女流名人戦などで挑戦者になった。 2人は「支え合い、楽しく幸せな家庭を築いていきたいと思います」とコメントした。
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藤井八冠独占か、永瀬タイか 将棋王座戦、11日に第4局
将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第4局は11日、京都市で指される。ここまで、2勝1敗の藤井七冠が本局に勝てば王座を奪取し、史上初の全8タイトル独占となる。 藤井七冠は6月1日、名人を獲得し、羽生善治九段(53)に続き2人目、最年少で7タイトルを保持。2017年、叡王戦が加わって過去最も多い八大タイトル戦となって、初めて全冠制覇に挑んでいる。後がない永瀬王座は5連覇に向けて、2勝目を目指す。 王座戦5番勝負は持ち時間各5時間。先に3勝を挙げた
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平野さん(浜松工業1年)、大宮さん(加藤学園1年)優勝 東海地区高校囲碁選手権大会 静岡県予選
第43回東海地区高校囲碁選手権大会県予選大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の個人戦が7日、浜松市中区の浜松北高で行われた。男子Aクラスは平野颯斗さん(浜松工業1年)、女子の部は大宮千菊さん(加藤学園1年)が優勝した。 男子は地区予選を勝ち抜いた47人がA、B、Cクラスの3部門に出場した。女子は14人が参加した。男子Aクラスと女子の上位2人が東海大会に出場する。 主な入賞者は次の通り。 男子Aクラス ②鍋田佑樹(清水東2)③久保田大輝(同2)▽男子Bクラス ①岩井祥恭(富士宮西1)②加藤逸倖(科学技術1)③清王海洋(同1)▽男子Cクラス ①鈴木逸斗(藤枝
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【記者コラム】棋士やゲーマーも「アスリート気質」 対局前に縄跳び777回、糖質オフの栄養管理も
【杭州】スポーツとは何だろう―。運動記者18年目にして、この壮大な疑問を抱いた。なぜか。中国で開催中の杭州アジア大会で、囲碁とeスポーツを担当しているからだ。正直に言う。担当に決まった際、真っ先に浮かんだのは「これはスポーツと言えるのか…」との思いだった。しかし、実際に選手に接して見えてきたのは、棋士やゲーマーたちの「アスリート気質」。選手の行動や言葉は、プロフェッショナルそのものだった。(共同通信・菊浦佑介) アジア大会には思考力を競う「マインドスポーツ」があり、今回は囲碁や中国将棋、チェス、トランプゲームのブリッジなどが行わ
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地元浜松に憩いの碁会所 小規模でも楽しく 自ら対局や指導 プロ棋士伊藤さん
浜松市出身のプロ棋士伊藤健良さん(30)が今月初め、中区のビルに碁会所「浜松中央囲碁クラブ」を開設した。市内で人気だった碁会所の閉館を受け「規模は小さくても、囲碁が楽しめる市民の憩いの場をつくろう」と一念発起した。伊藤さんと対局して指導が受けられるプランもあり、プロと交流できる珍しい碁会所としてもPRを図る。 伊藤さんは、日本棋院中部総本部に所属する棋士。現在は静岡大で学生に囲碁を教える講師の顔も持つ。 100面以上の碁盤が並び、全国でも有数の規模を誇った「浜松囲碁センター」(同区)が経営者の高齢化などで9月に36年の歴史に幕を閉じた。伊藤さんは同センターで愛用されてきた碁盤を譲り受け、14
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静岡人インタビュー「この人」 全国高校総合文化祭将棋部門で準優勝した 佐々木香歩さん(沼津市)
日大三島高囲碁将棋部2年。8月に鹿児島県で開かれた第47回全国高校総合文化祭将棋部門兼第59回全国高校将棋選手権女子個人戦で準優勝に輝いた。2月の全国高校文化連盟将棋新人大会3位から順位を上げており、今後は全国大会優勝を目指す。17歳。 ―棋歴は。 「札幌市に住んでいた6歳の頃に父の影響で将棋教室に行って指し始めた。小学2年の時に沼津に移り住んでからは、プロを目指して日本将棋連盟の研修会にも通った。中学時代は将棋から離れていたが、子供の頃に練習で通った日大三島高囲碁将棋部に入り、再開した」 ―将棋の魅力は。 「囲碁やチェスと比較はできないが、一手で形勢が変わるところが面白い。指し始め
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アジア大会、囲碁で日本男子が銅 女子団体と合わせメダル2個
【杭州共同】杭州アジア大会の囲碁は3日、最終日を迎え、一力遼二冠、井山裕太二冠(ともに日本棋院)ら5人の布陣で挑んだ男子団体の日本は3位決定戦で台湾に勝ち、2010年広州(中国)大会に続いて銅メダルを獲得した。 個人で4位だった一力二冠は「メダルが取れなかったので、今回の団体戦でなんとしてもという気持ちがあった」と話し、井山二冠は「チームの一員として出られたことに感謝。感じたことを自分なりに生かしていけるようにしたい」と大会を総括した。 囲碁は思考力を競う「マインドスポーツ」の一つとして、初採用された広州大会以来、3大会ぶりに実
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清水東(男子) 加藤学園(女子) V 囲碁 東海地区高校県予選 団体戦
静岡県高校総合文化祭囲碁部門兼第43回東海地区高校囲碁選手権大会県予選大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の団体戦が30日、浜松市中区の浜松北高記念館で行われた。男子は清水東(静岡市)、女子は加藤学園(沼津市)が優勝した。 東中西の地区予選を勝ち抜いた男子の9校11チーム、女子の3校4チームが出場した。生徒は真剣な表情で碁盤に向かい、対局に臨んだ。上位2チームが11月に岐阜県で開かれる東海大会の出場権を手にした。個人戦は7日に実施する。 主な結果は次の通り。 ▽男子 ②浜松湖東A③加藤学園A ▽女子 ②浜松北A③浜松北B
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最善の一手へ熟考 加藤学園で県高総文祭囲碁
静岡県高校総合文化祭囲碁部門(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の東部地区大会個人戦がこのほど、沼津市の加藤学園高で開かれた。最上位クラスの男子Aは太田拳斗さん(同校1年)が優勝した。 同校と富士宮西高の生徒9人が、レベル別の3ブロックでリーグ戦を行った。真剣な表情で盤上を見つめて最善の一手を考え、激しい攻防を繰り広げた。 男子Bは岩井祥恭さん(富士宮西1)、男子Cは辻村一貴さん(同)が優勝した。東海地区高校囲碁選手権県予選の東部地区予選を兼ね、9人全員が県予選出場を決めた。
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一力二冠は男子個人4位 囲碁、3位決定戦に敗れる
【杭州共同】杭州アジア大会で28日、囲碁男子個人の最終日の対局が行われ、一力遼二冠(日本棋院)は3位決定戦で世界トップ棋士の1人、申真ソ九段(韓国)に敗れて4位だった。先立って行われた準決勝では中国のエース、柯潔九段に敗れた。 3位決定戦は序盤から一方的な展開となり、圧倒された。一力二冠は取材に「チャンスを見いだせないまま終わってしまった。メダルを目標にしていたが内容が悪すぎた」と涙ながらに答えた。 思考力を競う「マインドスポーツ」の一つとして実施されている囲碁は29日から団体が行われ、トップ棋士をそろえた日本がメダルに挑む。5
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将棋の藤井、初の全八冠へ王手 王座戦で2勝目
将棋の第71期王座戦5番勝負第3局は27日、名古屋市で指され、挑戦者で先手の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が81手で永瀬拓矢王座(31)を破り、対戦成績を2勝1敗とし史上初の全八冠制覇にあと1勝と迫った。藤井七冠は残り2局のうち、1勝すれば王座奪取となる。 2017年に過去最多の八大タイトル戦となり、藤井七冠が初めて全冠独占に挑んでいる。タイトルが複数になってから全冠を独占したのは3人。羽生善治九段(53)は七冠時代、故大山康晴15世名人は五、四、三冠、故升田幸三実力制第4代名人は三冠の時にそれぞれ達成している。
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藤井聡太、王手なるか 八冠目指し、将棋王座戦
将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第3局は27日、名古屋市で始まった。第2局を終えて1勝1敗のタイで、勝者は王座獲得に王手をかける。藤井七冠は史上初の全8タイトル制覇を目指し、永瀬王座は5連覇が懸かる。 藤井七冠は開幕局で抜群の強さを誇る先手番で敗れたが、第2局では玉を通常とは反対の右側に囲う趣向を見せて勝利し、追いついた。本局は藤井七冠の先手番。シリーズの行方を左右する注目の一局を迎えた。 2017年、叡王が加わって過去最多の八大タイトル戦
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名人クラスは内山さん優勝 浜松市中区で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターで24日、遠州親睦将棋大会が開かれた。62人が参加し、最強の名人クラスは内山透さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①内山透②村松清③田中雅英④須山佳宏⑤関口真貴▽S ①岡本光②伊藤憲次③渡辺伸五④鈴木信久⑤北田好夫▽A ①川口哲也②吉田志郎③斉藤正直④三輪周男⑤河村正夫▽B ①中村敏男②高林久夫③鈴木与四郎④高柳正芳⑤高橋建夫▽C ①鈴木さち子②松田寿一③鈴木勉④杉山稔⑤藤森勗
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SSクラス 宇藤さん優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第232回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスで宇藤敬行さんが優勝した。また同クラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さん、Bクラスで第一学院高2年の立石海空さんがそれぞれ準優勝するなど、中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②河合将輝(浜松市)③田中雅英(同)▽S ①阿部久夫(磐田市)②山元一雄(同)③赤松僚助(浜松市)▽A ①前田勇(掛川市)②花本真也(浜松市)③田辺国義(袋井市)▽B ①北島耕太郎(浜松市)②立石海空(袋井市)③松尾三十四(掛川市)
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囲碁、上野が女性初の新人王 トップへの登竜門
囲碁の若手棋戦、第48期新人王戦決勝3番勝負の第2局は22日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、上野愛咲美女流名人(21)が姚智騰六段(25)を破り、対戦成績2勝0敗で優勝した。トップ棋士への登竜門といわれる同棋戦で、女性が優勝するのは初めて。 新人王戦は持ち時間各3時間。決勝は3番勝負で争われ、歴代優勝者には井山裕太二冠や一力遼二冠らがいる。女性では、青木喜久代八段(1997年)と上野女流名人(2021年)の準優勝が最高成績だった。 2度目の決勝で新人王を獲得した上野女流名人は「結果がついてきて、うれしい」と喜びを語った。
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囲碁の上野が新人王戦優勝
囲碁の若手棋戦、第48期新人王戦決勝3番勝負の第2局は22日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、上野愛咲美女流名人が姚智騰六段を破り、対戦成績2勝0敗で優勝した。トップ棋士への登竜門といわれる同棋戦で、女性が優勝するのは初めて。
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囲碁、芝野名人初防衛にあと1勝 井山二冠に3連勝
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第3局は19、20の両日、愛知県田原市で打たれ、芝野虎丸名人(23)が168手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、3連勝で初防衛にあと1勝と迫った。 第4局は10月12、13日に大阪府守口市で行われる。
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男子団体 加藤学園A優勝 静岡県高総文祭囲碁部門東部地区
静岡県高校総合文化祭囲碁部門兼第43回東海地区高校囲碁選手権大会県予選大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の東部地区大会が17日、沼津市の加藤学園高で開かれた。男子団体の部は加藤学園Aが優勝した。 加藤学園と富士宮西の生徒が3人一組で構成する計3チームで、リーグ戦方式の団体戦を行った。生徒は真剣なまなざしで碁盤に向かい、対局に臨んだ。個人戦は24日に実施する。 結果は次の通り。 ①加藤学園A(太田拳斗、毛利夏碧、金丸育真)②富士宮西(岩井祥恭、小泉魁斗、辻村一貴)③加藤学園B(工藤優介、下山祐汰、石塚悠登)
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藤井初勝利、全八冠制覇へ前進 将棋王座戦は1勝1敗
将棋の第71期王座戦5番勝負第2局は12日、神戸市で指され、挑戦者で後手の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が214手で永瀬拓矢王座(31)を破りシリーズ初勝利を挙げ、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。藤井七冠は史上初の全八冠制覇が懸かる。 藤井七冠は2017年に過去最多の八大タイトル戦となってから、初めて全冠独占に挑んでいる。永瀬王座は5連覇を目指す。第3局は27日に名古屋市で行われる。 王座戦5番勝負は持ち時間各5時間。先に3勝した方が王座を獲得する。
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藤井、将棋王座戦で初勝利なるか 第2局、永瀬は5連覇懸かる
将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第2局は12日、神戸市で始まった。初戦で黒星を喫した藤井七冠は、史上初の全8タイトル制覇を目指す。白星発進の永瀬王座は5連覇が懸かる。 開幕局は藤井七冠が抜群の強さを誇る先手番だったが、永瀬王座の巧みな受け(守り)に屈して攻め切れず敗れた。第2局は藤井七冠の後手番で、1勝1敗のタイに戻すことができるか。注目の一局を迎えた。 2017年、過去最も多い八大タイトル戦へ移行し、全八冠独占へ向けて残るは王座のみとなっ
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囲碁の仲邑女流棋聖が韓国移籍へ 登録申請中、手続き進める
囲碁の最年少タイトル保持者で、日本棋院に所属する仲邑菫女流棋聖(14)が世界王者を多く輩出している韓国へ移籍する意向を示し、手続きを進めていることが11日、関係者の話で分かった。韓国棋院に棋士登録を申請しており、承認されれば、プロ活動の拠点が日本から韓国に移る。日本棋院の棋士が海外へ移籍するのは初という。 日本棋院はすでに仲邑女流棋聖の移籍を承認。韓国棋院での承認の可否は、年末か年明けに決まる見通し。 仲邑女流棋聖は韓国での修業も経て2019年、当時最年少の10歳0カ月でプロ入り。日本棋院が世界戦での巻き返しを目指し新設した「英
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囲碁の仲邑が韓国移籍へ
囲碁の最年少タイトル保持者で日本棋院に所属する仲邑菫女流棋聖が世界王者を多く輩出している韓国へ移籍する意向を示し、手続きを進めていることが11日、関係者の話で分かった。韓国棋院に棋士登録を申請しており、承認されれば、プロ活動の拠点が日本から韓国に移る。
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西山朋佳が勝ち、1勝1敗 将棋、白玲戦第2局
将棋の第3期白玲戦7番勝負の第2局は9日、鹿児島県指宿市で指され、挑戦者で後手の西山朋佳女流三冠(28)が154手で里見香奈白玲(31)を破り、対戦成績を1勝1敗とした。 第3局は16日、金沢市で行われる。
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将棋JT杯、藤井がベスト4進出 菅井八段下す
将棋日本シリーズ、第44回JTプロ公式戦は9日、熊本県益城町で2回戦第2局が指され、後手の藤井聡太JT杯覇者(21)が118手で菅井竜也八段(31)に勝ち、ベスト4に進んだ。 2連覇を目指す藤井JT杯覇者は10月21日、大阪市で行われる準決勝で永瀬拓矢王座と対戦する。 七冠(竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖)を保持する藤井JT杯覇者は史上初の全八冠制覇を懸け、王座戦5番勝負で永瀬王座に挑戦中で、0勝1敗の黒星スタートとなっている。
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藤井王位 軽快トーク 牧之原、ファン300人楽しむ
日本将棋連盟などが主催する「第64期王位戦七番勝負」の第6局の開催地となっていた牧之原市で6日、4連覇を果たした藤井聡太王位(21)によるトークショーが開かれた。防衛を決めた第5局の対局の振り返りや将棋にちなんだ軽快なトークを展開し、集まった300人のファンを楽しませた。 会場には森内俊之九段、佐藤紳哉七段、村田智穂女流二段も駆け付け、第5局で勝敗を左右した場面を解説した。藤井王位は「難しい展開が続き、終局の瞬間はほっとした気持ちが一番強かった」と明かした。 その後は質問形式でトークを展開。「友達になりたい将棋の駒は」という問いに、できれば相手に取られたくないという理由から「桂馬」と答え
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人工知能と付き合い脳力を磨こう 藤井七冠ら将棋の棋士をお手本に【茂木健一郎のニュース探求】
人工知能が発達すると、いろいろな役割を果たしてくれるようになる。その際、人間の脳には、任せてサボってしまうか、あるいはさらに鍛えるかの二つの道がある。 人工知能を、いわばパーソナルトレーナーとして活用して脳を鍛えている代表格が、将棋の棋士たちだと言えるだろう。とりわけ、今前人未到の「八冠」に挑戦している藤井聡太七冠は、人工知能を相手に、常人では考えられないくらい脳の将棋回路を鍛えている。自作のPCをつくったり、ソフトを工夫したりして、人工知能を生かした研究に余念がない。 八冠に向けての永瀬拓矢王座とのタイトル戦は、永瀬王座が先勝
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新津将棋同好会8月大会(27日、新津協働センター)
A ①鈴木実②鈴木庄三③嶌英昭④夏目宗信▽B ①鈴木一男②坪井光二③立石行弘④藁科勝祐▽C ①白鳥福一②大柳豆周一③伊藤博之④下位健
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浜松湖東Aが男子団体制す 静岡県高校囲碁 西部地区予選
静岡県高校総合文化祭囲碁部門の西部地区予選が2、3の両日、浜松市中区の浜松北高で開かれた。男子団体の部は浜松湖東Aが、同個人の部のAクラスは平野颯斗さん(浜松工高1年)がそれぞれ優勝した。 団体の部には6校8チームが参加。3クラスに分けて行われた個人の部は計26人が出場した。団体は上位4チーム、個人はクラスごとに上位6~8人が県大会へと出場する。 その他の主な成績は次の通り。 団体 ②浜松湖東B③磐田南A④浜松西 個人A ②竹内貴祐(磐田東1)③鎌田晃成(磐田南2)▽同B ①小林維吹(浜松湖東1)②遠藤海(同2)③竹田僚汰(浜松湖南1)▽同C ①松本隼(浜松北1)②木田健渡(浜松西
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富士宮市長杯将棋大会 S級優勝は伊藤さん(裾野)
第2回富士宮市長杯将棋大会がこのほど、同市の富士根南公民館で開かれ、県内外の幼児から大人まで120人が熱戦を繰り広げた。最上位の市長杯(S級)は裾野市の伊藤大悟さん(35)が優勝した。 参加者はS~C級のほか、小学生の高学年と低学年、初心者の計7部門で競った。指導対局では富岡英作八段が児童3人の相手を同時に行った。 市長杯は昨年10月に竜王戦第三局が市内で行われたことをきっかけに始まった。 主な結果は次の通り。 S級 ②北川晴雄(静岡市)③遠藤憲一(富士宮市)▽A級 ①本杉雅人(静岡市)②西垣元和郎(東京都)③岸智之(静岡市)▽B級 ①石亀武(富士宮市)②田中耕治(神奈川県)③松本将
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芝野が2連勝 囲碁の名人戦第2局
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第2局は2、3の両日、鹿児島県霧島市で打たれ、芝野虎丸名人(23)が183手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に黒番中押し勝ちし、2連勝とした。 第3局は19、20日に愛知県田原市で行われる。
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横山さん、最多4度の優勝 将棋アマ名人戦最終日
将棋の大山康晴15世名人生誕100周年記念第77回全日本アマチュア名人戦全国大会最終日は3日、岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で決勝トーナメント2回戦から決勝までを行い、横山大樹さん(北海道)が3大会連続4度目の優勝を飾った。3連覇は大会初で、4度の優勝は早咲誠和さん(大分)と並ぶ最多記録。 横山さんは決勝T2回戦で相良剛史さん(東京)、準々決勝では野崎雅敬さん(三重)、準決勝で荒木優太郎さん(富山)を破り、決勝に進んだ。 決勝では、初優勝を狙った狩野周さん(大阪)と対戦。戦型はプロの対局でもよく指される角換わりに。横山さんが自陣の角
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将棋、横山さんらがベスト16 アマ名人戦第1日
将棋の大山康晴15世名人生誕100周年記念第77回全日本アマチュア名人戦全国大会第1日は2日、岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で予選リーグと決勝トーナメント1回戦を行い、3大会連続4度目の優勝を目指す横山大樹さん(北海道)らがベスト16に進出した。 横山さんのほか、プロ棋士を養成する奨励会元三段の関矢寛之さん(東京)、同元三段の立石径さん(兵庫)ら強豪が勝ち進んだ。第70回大会覇者の天野啓吾さん(兵庫)は、決勝T1回戦で敗れた。 今大会の最年長で63歳の辺見寿満さん(福島)、最年少13歳の森寛仁さん(福岡)は共に予選リーグで敗退した。
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将棋、里見香奈白玲が先勝 白玲戦7番勝負の第1局
将棋の第3期白玲戦7番勝負の第1局は2日、東京都港区で指され、後手の里見香奈白玲(31)が124手で挑戦者の西山朋佳女流三冠(28)を破り、先勝した。 里見白玲は防衛が懸かり、西山女流三冠は復位を目指す。 第2局は9日に鹿児島県指宿市で行われる。
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将棋アマ名人戦に62人が出場 岡山・倉敷で2日から
将棋の大山康晴15世名人生誕100周年記念第77回全日本アマチュア名人戦全国大会は2日から2日間、岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で開かれる。全国から62人が参加し、アマチュアの頂点を目指す。 優勝の有力候補として、昨年の第76回大会優勝者で3連覇を目指す横山大樹さん(北海道)を筆頭に、第70回大会覇者の天野啓吾さん(兵庫)、今年のアマ竜王戦を制した慶田義法さん(兵庫)らが挙げられる。今大会の最年長は63歳の辺見寿満さん(福島)で、最年少は中学生で13歳の森寛仁さん(福岡)。 2020年の第74回大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影
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藤井敗れ、永瀬が白星発進 将棋、八冠懸かる王座戦
将棋の第71期王座戦5番勝負第1局は31日、神奈川県秦野市で指され、後手の永瀬拓矢王座(30)が150手で挑戦者の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=を破り、先勝した。黒星スタートの藤井七冠は、史上初の全8タイトル制覇が懸かる。 藤井七冠は6月1日、名人を奪取して羽生善治九段(52)以来2人目の7タイトルを保持。2017年に過去最多の八大タイトル戦となってから、初めて全冠独占に挑んでいる。永瀬王座は5連覇を目指す。第2局は9月12日に神戸市で行われる。 対局は研究が進む角換わりの戦型に。終盤は形勢が揺
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女流本因坊戦、上野梨紗が初挑戦 囲碁、上野愛咲美女流名人の妹
囲碁の第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)本戦決勝は31日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、上野梨紗二段(17)が181手で高雄茉莉二段(22)に黒番中押し勝ちし、初挑戦を決めた。 上野二段は東京都出身。上野愛咲美女流名人は姉。女流本因坊戦の本戦出場は3期連続で、前々期は16強、前期は8強と成績を伸ばし、今期は青木喜久代八段、星合志保三段らを次々に破り、挑戦権をつかんだ。タイトル戦出場は今回が初。 4連覇が懸かる藤沢里菜女流本因坊との5番勝負は10月12日、岩手県花巻市の佳松園で開幕する。
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藤井、全八冠独占を目指す 将棋の王座戦5番勝負開幕
将棋の永瀬拓矢王座(30)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第1局は31日、神奈川県秦野市で始まった。藤井七冠は今シリーズ、史上初の全8タイトル制覇が懸かる。永瀬王座は5連覇を目指す。 藤井七冠は6月1日、名人を奪取し、羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少で7タイトルを保持。その後は棋聖と王位の防衛に成功、全八冠独占へ向けて残るは王座のみとなっている。過去、最も多い八大タイトルへ移行したのは2017年。今回、藤井七冠が初の八冠を狙う。 永瀬王座が防衛すれば、5連覇
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藤井八冠か、永瀬防衛か 将棋の王座戦、31日開幕
将棋の永瀬拓矢王座(30)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第1局は31日、神奈川県秦野市で指される。藤井七冠は史上初の全8タイトル制覇が懸かっており、注目のシリーズが幕を開ける。 30日、対局に先立って秦野市で記者会見が行われ、藤井七冠は「八冠挑戦は貴重な機会で、注目していただけるシリーズ。5番勝負は楽しみな気持ちが大きい。記憶に残るような対局をしたい」。5連覇を目指す永瀬王座は「緊張感が高まってきた。(藤井七冠は)結果を出していて、内容も素晴らしい。自分が頑張らないといけない」と意気込みを語った
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将棋の藤井「得るもの多かった」 叡王戦3連覇、就位式
将棋の第8期叡王戦5番勝負で勝利し、3連覇を果たした藤井聡太叡王(21)=竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との七冠=の就位式が28日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井叡王は「終盤の距離感など、本当に得るものの多いシリーズだった」と述べた。 藤井叡王は5月28日、叡王戦5番勝負第4局で、振り飛車戦法を得意とする菅井竜也八段(31)を破り、対戦成績3勝1敗でタイトルを守った。シリーズについては「(主にこの戦法を用いる)振り飛車党とはタイトル戦で初めてで、新鮮な気持ちで開幕を迎えた。苦しい局面が多く大変なシリーズだった」と振り返った。
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芝野が井山に先勝 囲碁の名人戦第1局
囲碁の第48期名人戦7番勝負の第1局は24、25の両日、東京都文京区で打たれ、芝野虎丸名人(23)が246手で挑戦者の井山裕太二冠(34)に白番中押し勝ちし、先勝した。 芝野名人は初防衛を目指し、井山二冠は前期、芝野名人に奪われたタイトルの奪還を狙う。 第2局は9月2、3日に鹿児島県霧島市で行われる。
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藤井、王座戦へ「集中して臨む」 将棋、全八冠制覇に挑む
将棋の第64期王位戦7番勝負で勝利し、4連覇を果たした藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=は24日、王位防衛から一夜明けて徳島市で記者会見し、史上初の全八冠制覇に向けて「結果を意識し過ぎずにしっかり集中して臨みたい」と意気込みを語った。 藤井王位は31日に開幕する王座戦5番勝負で、タイトル保持者の永瀬拓矢王座(30)と対戦。2017年、叡王戦が加わり、過去最多の八大タイトル戦となってから初めて全冠独占に挑む。注目を集めるシリーズについて、「序盤の工夫が必要。気持ちの上で挑戦者の方が勢いがついてやりやすい」と話した。
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将棋の藤井、王位戦4連覇 史上初の八冠懸け王座戦へ
将棋の第64期王位戦7番勝負第5局は22、23の両日、徳島市で指され、先手の藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=が95手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、対戦成績4勝1敗で防衛、王位戦4連覇を果たした。藤井王位は31日に開幕する王座戦5番勝負を制すれば、史上初の全八冠制覇を達成する。 藤井王位は6月1日、名人を奪取し、羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少で七冠を獲得。王座戦ではタイトル保持者の永瀬拓矢王座(30)に挑む。2017年、叡王戦が加わり、過去最多の8タイトルとなってから、全冠を同時に保持した棋士はいない。
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里見香奈、4期目の清麗獲得 将棋、西山朋佳女流三冠を破る
将棋の第5期清麗戦5番勝負の第4局は23日、大阪市の関西将棋会館で指され、後手の里見香奈清麗(31)が94手で挑戦者の西山朋佳女流三冠(28)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛し、2期連続、通算4期目の清麗を獲得した。 里見清麗はタイトル防衛により、白玲、女流王座、女流王位、倉敷藤花と合わせて五冠を維持。自身の持つ女流タイトル通算獲得記録を54期に伸ばした。 西山女流三冠は初の清麗獲得はならなかった。
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子ども将棋 盤上で熱戦 プロ棋士が指導対局も 牧之原
日本将棋連盟などが主催する第64期王位戦七番勝負第6局の開催予定地となっている牧之原市でこのほど、「杏林堂杯 子ども将棋大会」(牧之原市将棋によるまちづくり実行委主催)が開かれた。 大会には小学生の低学年、高学年の2部門に県内外から29人が出場した。児童らは真剣な表情で対戦相手と向かい合い、盤上で熱戦を繰り広げた。瀬川晶司六段と北尾まどか女流二段を招いた指導対局も行われ、子どもたちは戦法や手筋などについてアドバイスを受けた。 主な結果は次の通り。 低学年の部 ①安田清流(岐阜県)②安藤隼斗(焼津市)③佐々木和斉(愛知県)▽高学年の部 ①鈴木大輝(磐田市)②稲場理(浜松市浜北区)③門奈光(浜松
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将棋、藤井敗れ佐々木が初勝利 王位戦第4局
将棋の第64期王位戦7番勝負の第4局は15、16の両日、佐賀県嬉野市で指され、挑戦者で先手の佐々木大地七段(28)が85手で藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=を破り、今シリーズ初勝利を挙げ、対戦成績を1勝3敗とした。初黒星となった藤井王位は、4連覇が懸かる。 佐々木七段は1敗もできない状況だが、王位初獲得を目指す。第5局は22、23日に徳島市で行われる。 終局後、佐々木七段は「先手番でやってみたい形だったが、ポイントが分からず難しかった。次も近いので、開き直って淡々と指したい」。藤井王位は「(飛車
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静岡県民囲碁まつり 島田で150人が熱い戦い
静岡県内の囲碁愛好家が集う県民囲碁まつり(日本棋院県支部連合会主催)がこのほど、島田市のプラザおおるりで開かれた。小学生から大人まで約150人が参加し、3人一組のチームで熱い戦いを繰り広げた。 県内の囲碁人口拡大を目的に毎年開催している。実力ごとにチームを1~5組に分け、リーグ戦を行った。参加者は碁盤を挟み、真剣な表情で対局に臨んだ。 各組の優勝チームは次の通り。 1組 浜北支部▽2組 らんか③▽3組 三島A▽4組 加藤学園A▽5組 加藤学園B
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三島市長杯将棋大会 小学生から80代まで 盤上で熱戦
日本将棋連盟三島支部は13日、第13回三島市長杯将棋大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市の日大三島高で開いた。 実力別のA~Eクラスの5部門で実施した。同市や近隣市町などから、小学生や80代まで幅広い年代の約60人が熱戦を繰り広げた。 招待棋士で焼津市出身の青野照市九段(70)が、子どもたちと指導対局を行った。開会式で豊岡武士三島市長は「将棋文化発展に市も力を入れていく。皆さん頑張ってください」とあいさつした。 主な結果は次の通り。 【Aクラス】①石垣毅(三島市)②大房湊明(同)③西郷文貴(清水町) 【Bクラス】①原田惇平(静岡市)②田中耕治(神奈川県大磯町)③本杉雅人(静岡市)
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名人クラスは田中さん優勝 浜松で親睦将棋大会
浜松市東区の長上協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。63人が参加し、最強の名人クラスは田中雅英さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雅英②関口真貴③伊藤進④寺崎勝⑤早津徳文▽S ①三輪宗男②岡本康夫③北田好夫④山下康弘⑤伊藤憲次▽A ①大庭悦治②牧野斉③山元一雄④神谷陽一⑤三輪勝次▽B ①河村正夫②藁科勝祐③伊藤潔④田辺栄司⑤高柳正芳▽C ①越知隆一②片山久③山本直希④平野惣一⑤藤森勗
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囲碁アジア大会代表が会見 一力遼「金メダルへ一致団結」
囲碁で杭州アジア大会(9月開幕・中国)に出場する日本代表選手が9日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見し、練習を公開した。男子の個人戦と団体戦に出場する一力遼二冠(26)は「金メダルという目標に向かって一致団結してやっていきたい」と意気込みを述べた。 長い歴史を有し文化的な側面を持つ一方、頭脳を使ったスポーツという一面もある囲碁。中国で開催される今回のアジア大会では男子個人戦、男子団体戦、女子団体戦の3種目が行われる。 男子個人の代表は2人で、一力二冠と芝野虎丸二冠(23)。1チーム5人の男子団体は一力二
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「大変な感慨がある」 将棋、藤井名人の就位式
将棋の第81期名人戦7番勝負で勝利し、最年少の20歳10カ月で七冠となった藤井聡太名人(21)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=の就位式が7日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井名人は「名人は子どもの頃から憧れの気持ちがあり、大変な感慨がある。その地位に見合った将棋が指せるよう精進していきたい」と述べた。 式では、日本将棋連盟の羽生善治会長(52)から推戴状が授与された。今シリーズは名人戦4連覇を狙った渡辺明九段(39)と対戦。対戦成績4勝1敗で勝利した7番勝負について、藤井名人は「序盤から前例のない戦いになることが多く、じっくり考えられたことは貴重な経験にな
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藤井、全八冠独占へ王座挑戦 将棋、5番勝負は31日開幕
将棋の第71期王座戦挑戦者決定戦は4日、大阪市の関西将棋会館で指され、藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が豊島将之九段(33)を破り、永瀬拓矢王座(30)への挑戦を決めた。藤井七冠は防衛まであと1勝の王位戦を制し、残る王座を奪取すれば、初の全八冠独占を達成する。 永瀬王座―藤井七冠の5番勝負は31日に開幕。両者のタイトル戦での対戦は2022年の棋聖戦5番勝負以来で、その時は藤井七冠が3勝1敗で制している。 1996年、当時の七大タイトル時代に羽生善治九段(52)が初の全七冠制覇を達成。17年に叡王戦
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将棋の藤井、全八冠の独占目指す 4日に王座戦挑戦者決定戦
将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=と豊島将之九段(33)が対戦する第71期王座戦挑戦者決定戦は4日、大阪市の関西将棋会館で行われる。勝者は永瀬拓矢王座(30)への挑戦権を獲得。藤井七冠が勝てば、史上初の全八冠制覇に挑むことになる。 藤井七冠は6月1日に名人を奪取し、羽生善治九段(52)に続き史上2人目、最年少で7タイトルを獲得。全八冠制覇に向けては、防衛まであと1勝の王位戦7番勝負(3勝0敗、第4局は15、16日)を制した上で、残るは王座戦5番勝負のみとなっている。 過去、藤井七冠―豊島九段の
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将棋元プロ棋士を鑑定留置
元妻らを殴って殺害しようとしたとして、殺人未遂などの疑いで逮捕された将棋元プロ棋士の橋本崇載容疑者(40)について、大津地検は3日、鑑定留置を始めたと明らかにした。期間は約4カ月。
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囲碁の碁聖戦、左上で折衝始まる 5番勝負の第3局
囲碁の井山裕太碁聖(34)に一力遼二冠(26)が挑戦している第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第3局は28日午前9時、東京都千代田区の日本棋院で始まった。 ここまで2連勝の井山碁聖が一気に決めるか。一力二冠が初白星を挙げて反撃するか。 第3局は一力二冠の黒番。立ち上がり、白は左上で黒に迫る。対して黒は左下に1手回してから左上へ。ここから折衝が始まった。 立会人は蘇耀国九段。持ち時間各4時間で、同日中に勝敗が決まる見込み。
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高雄二段が挑戦者決定戦進出 囲碁の女流本因坊戦
囲碁の藤沢里菜女流本因坊(24)への挑戦権を懸けた第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)本戦の準決勝は27日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、高雄茉莉二段(22)が牛栄子扇興杯(24)を破り、挑戦者決定戦進出を決めた。 高雄二段は愛知県出身で日本棋院中部総本部所属。初の本戦入りで一気に挑戦者決定戦まで勝ち上がった。 準決勝の残り1局は星合志保三段―上野梨紗二段の組み合わせで、8月3日に行われる。
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将棋、藤井が4連覇にあと1勝 王位戦で3連勝
将棋の第64期王位戦7番勝負の第3局は25、26の両日、北海道小樽市で指され、先手の藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=が131手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、対戦成績を3勝0敗とし、王位戦4連覇にあと1勝と迫った。 藤井王位は18日に棋聖戦で4連覇を達成。王位を防衛し、挑戦者決定戦に進んでいる王座(秋に5番勝負)を奪取すれば初の全八冠制覇を成し遂げる。王位初獲得を目指す佐々木七段は、後がなくなった。第4局は8月15、16日に佐賀県嬉野市で行われる。 終局後、藤井王位は「構想が難しい将棋だ
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新津将棋同好会7月大会(23日、新津協働センター)
A ①鈴木雄也②片山巌③岡本康夫④安田孝一▽B ①青木健悟②山田昌明③高林久男④中村敏男▽C ①鈴木与四郎②伊藤秀悟③村上淳④伊藤博之
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小中高生活躍光る 磐田将棋愛好クラブの第231回大会に51人
磐田将棋愛好クラブの第231回大会が23日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、51人が参加した。 SSクラスで磐田南高1年の久野杏太さん、Sクラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さんがそれぞれ優勝するなど、小中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①久野杏太(磐田市)②宇藤敬行(同)③安藤舜聖(富士市)▽S ①河合将輝(浜松市)②小林悠人(袋井市)③西郷隆夫(磐田市)▽A ①田中直樹(豊田市)②牧野斉(浜松市)③前田勇(掛川市)▽B ①松尾三十四(掛川市)②藤沢勝(磐田市)③志村正雄(袋井市)
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佐藤九段2回戦へ 将棋JT杯静岡大会 183手熱戦、稲葉八段破る
プロ棋士の公開対局などを行うイベント「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」静岡大会(日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が22日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。全国を巡回するトーナメントの1回戦第3局を行い、先手の佐藤天彦九段が稲葉陽八段を183手で下し、2回戦に進出した。 約2時間の大熱戦を粘りの将棋で制した。序盤から互いに大駒を取り合い、先手角2枚、後手飛車2枚の戦いとなった。稲葉八段は8三香、8四香を連ねて突破を図ったが、佐藤九段は6八玉でかわして桂2枚で中央から攻めたてた。中盤から終盤にかけては互いに視野を広く保って押し引きを繰り返したが、佐藤
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JT杯静岡大会 佐藤九段「張り切って臨みたい」/稲葉八段「良い将棋が指せれば」 静岡市長に意気込み
静岡市駿河区のツインメッセ静岡で22日に開催される将棋日本シリーズJTプロ公式戦静岡大会(日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、出場者のプロ棋士2人が21日、市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に抱負を語った。 棋士は1回戦第3局で対戦する佐藤天彦九段と稲葉陽八段。 2人の対戦成績は17戦して佐藤九段の10勝7敗で、直近の10戦では両者5勝5敗という。 佐藤九段は「3年ぶりのJT杯で楽しみにしていた。ファンの前で精いっぱい、張り切って臨みたい」、稲葉八段は「初めてJT杯に出場した時の開催場所も静岡で、思い入れのある地。良い将棋が指せれば」と、それぞれ意気込みを語った。 難波市
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佐藤九段、稲葉八段が抱負 将棋JT杯静岡大会22日
静岡市駿河区のツインメッセ静岡で22日に開かれる「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」静岡大会(日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、公式戦トーナメントの1回戦で対局する佐藤天彦九段と稲葉陽八段が21日、同市内で取材に応じ、意気込みを語った。 同連盟のタイトルホルダーや賞金ランキング上位者12人が出場し、トーナメントで争う同シリーズ。3年ぶりに名を連ねた佐藤九段は「トップ棋士が顔をそろえ、オールスターの趣がある」と心証を語り、対局の喜びを口にした。 稲葉八段は2年連続3回目の出場。初出場の2018年は静岡市での1回戦で当時の渡辺明棋王に敗れている。昨年は準
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囲碁、一力が本因坊奪取し二冠 井山は12連覇ならず
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負の第7局は19、20の両日、三重県鳥羽市で打たれ、挑戦者の一力遼棋聖(26)が218手で井山裕太本因坊(34)に白番中押し勝ちし、4勝3敗でタイトルを奪取、棋聖と合わせ二冠となった。 前期、史上最多の11連覇を達成した井山前本因坊の12連覇はならず、王座と碁聖の二冠に後退した。 本因坊戦は来期、棋戦の実施方式が大幅に変更される。タイトル保持者を決める挑戦手合はこれまで2日制の7番勝負で争われていたが、来期は1日制の5番勝負で行われる。
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棋聖戦、藤井が4連覇 将棋、初の全八冠に前進
将棋の第94期棋聖戦5番勝負第4局は18日、新潟市で指され、後手の藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との七冠=が84手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛、棋聖戦4連覇を果たした。今後、藤井棋聖は7日に開幕した王位も防衛し、残る王座(秋に5番勝負)を奪取すれば初の全八冠制覇を達成する。 終局後、藤井棋聖は「防衛できたことはうれしく思っている。(八冠に向けては)王位戦も続いているし、王座戦は来月、挑戦者決定戦もあるのでしっかりコンディションを整えて、良い将棋を指せるよう頑張りたい」と話した。
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囲碁をテーマにした小説を出版 松井琢磨さん【とうきょうウオッチ 静岡へ発進&発信】
会社経営の傍ら55歳から小説家を目指し、囲碁サロンが舞台のファンタジー小説「爛柯(らんか)の宴」で念願だった大手出版社からの書籍化を実現させた。電子書籍でデビューし、日本棋院の週刊紙連載を経て8年越しの夢をかなえた。静岡市出身。64歳。 -作品の内容は。 「40代で囲碁を本格的に始め、夢中になって通った実在のサロンでの出会いや人間模様を描いている。囲碁が題材の漫画がヒットしたように『面白い小説があれば初心者にも魅力が伝わるのでは』と考え、1話ごとに謎が残るミステリー要素や、囲碁の歴史・豆知識も盛り込んでいる」 -どんな反響があったか。 「週刊紙の連載が人気を集めただけでなく、電子書籍
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井山連勝、防衛にあと1勝 囲碁の碁聖戦第2局
囲碁の井山裕太碁聖(34)に一力遼棋聖(26)が挑戦している第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第2局は15日、金沢市の北國新聞会館で打たれ、午後6時55分、237手で井山碁聖が黒番中押し勝ちし、2連勝でタイトル防衛にあと1勝と迫った。 拮抗した形勢が続いたが、中盤以降、両者の石が絡み合う激戦に。ここで黒が巧みに立ち回り、リードを奪って押し切った。 持ち時間各4時間のうち、残りは共に1分。 第3局は28日、東京都千代田区の日本棋院で行われる。
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囲碁、速いペースの序盤戦 碁聖戦第2局
囲碁の井山裕太碁聖(34)に一力遼棋聖(26)が挑戦している第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第2局は15日午前9時、金沢市の北國新聞会館で始まった。 第1局で先勝した井山碁聖が一気に3連覇に迫るか、一力棋聖が1勝1敗の五分に戻すか。シリーズの流れを左右する一局だ。 第2局は井山碁聖が黒番。序盤は速いペースで着手が進み、黒は左下と左上に、白は右下に実利を確保した。 立会人は武宮正樹九段。持ち時間各4時間で、同日夜に決着する見込み。
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藤井聡太、将棋王位戦で2連勝 7番勝負第2局、佐々木大地破る
将棋の第64期王位戦7番勝負の第2局は13、14の両日、神戸市で指され、後手の藤井聡太王位(20)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=が98手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、対戦成績を2勝0敗とした。開幕から連勝の藤井王位は、4連覇が懸かる。 佐々木七段は王位初獲得に向けて、シリーズ初勝利を目指す。第3局は25、26日に北海道小樽市で行われる。 終局後、藤井王位は「攻め駒が多くない形で不安もあった。最後は一手勝ちになったかなと思う」。佐々木七段は「中盤以降も(藤井王位に)的確に指された。課題が山積みなので、しっ
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囲碁、12歳の柳原咲輝が不戦勝 史上最大、83歳7カ月差の対局
囲碁の第35期女流名人戦予選、日本棋院最年長の杉内寿子八段(96)と最年少の柳原咲輝初段(12)の対戦は13日、杉内八段が欠場し、柳原初段の不戦勝となった。 午前10時の対局開始前に杉内八段から体調不良のため出場を見送るとの連絡があり、午前11時に柳原初段の不戦勝が成立した。 杉内八段は96歳4カ月で柳原初段は12歳9カ月。記録上は日本棋院史上最大の83歳7カ月差の対局として残るが、2人が盤を挟んでの対局は実現しなかった。 日本棋院によると、これまでの記録は2016年に打たれた第65期王座戦の予選
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囲碁の96歳杉内八段が「体調不良」で欠場
囲碁の女流名人戦予選、最年長96歳の杉内寿子八段と12歳で最年少の柳原咲輝初段の対局は13日、杉内八段が体調不良で欠場した。対局開始時間の午前10時から1時間後に杉内八段の不戦敗となる。
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本因坊戦、井山が勝ち最終局へ 囲碁、挑戦者の一力とタイに
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負の第6局は11、12の両日、甲府市で打たれ、井山裕太本因坊(34)が182手で挑戦者の一力遼棋聖(26)に白番中押し勝ちし、対戦成績を3勝3敗のタイとして決着を最終局に持ち込んだ。 第7局は19、20日に三重県鳥羽市で行われる。
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里見が先勝 将棋の清麗戦第1局
将棋の第5期清麗戦5番勝負の第1局は12日、東京都千代田区で指され、先手の里見香奈清麗(31)が107手で挑戦者の西山朋佳女流三冠(28)を破り、先勝した。 里見清麗は連覇が懸かり、西山女流三冠は初獲得を目指す。 第2局は25日、福岡市で行われる。
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棋士サイン入り扇子プレゼント 将棋日本シリーズ
「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマーク子ども大会 静岡大会」(静岡新聞社・静岡放送など主催)が22日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれる(事前募集はすでに締め切り)。将棋日本シリーズ総合事務局は、出場棋士12人のサイン入りオリジナル扇子を10人にプレゼントする。 希望者はメールで応募する。件名を「将棋日本シリーズ」とし、本文に郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記の上、静岡新聞社読者プロモーション局<dokushabu@shizuokaonline.com>へ送る。締め切りは19日必着。応募者多数の場合は抽選。発表は発送をもって代える。 問い合わせは同局<電054(28
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藤井聡太、4連覇に向け先勝 将棋の王位戦第1局
将棋の第64期王位戦7番勝負の第1局は7、8の両日、愛知県豊田市で指され、先手の藤井聡太王位(20)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=が97手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、先勝した。今シリーズ、藤井王位は4連覇が懸かる。 両者は棋聖戦5番勝負でも対戦中で、藤井王位が2勝1敗で棋聖戦4連覇に王手をかけている。佐々木七段は王位初挑戦での奪取を目指す。第2局は13、14日に神戸市で行われる。 王位戦7番勝負は2日制で、持ち時間各8時間。先に4勝した方が王位を獲得する。
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藤井防衛か、佐々木奪取か 将棋王位戦、7番勝負開幕
将棋の藤井聡太王位=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=(20)に佐々木大地七段(28)が挑む第64期王位戦7番勝負は7日、愛知県豊田市で開幕した。同日夕、後手の佐々木七段が36手目を封じて第1局の1日目を終えた。藤井王位は4連覇が懸かり、佐々木七段は初の王位獲得を狙う。 両者は棋聖戦5番勝負でも対戦中。第3局を終えて藤井王位が2勝1敗とリードしていて、棋聖戦4連覇に王手をかけている。 王位戦7番勝負は2日制で、持ち時間各8時間。2日目は8日午前9時に始まり、同日夜に終局の見込み。先に4勝した方が王位を獲得する。
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囲碁、井山が勝ち2勝3敗に 本因坊戦7番勝負の第5局
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負の第5局は4、5の両日、京都市で打たれ、井山裕太本因坊(34)が197手で挑戦者の一力遼棋聖(26)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝3敗とした。 第6局は11、12日に甲府市で行われる。
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千楽カツハヤシ/あした葉アジフライ 沼津「勝負メシ」提供店に客続々 将棋棋聖戦から一夜
沼津市で開かれた将棋の第94期棋聖戦第3局から一夜明けた4日、藤井聡太棋聖と挑戦者の佐々木大地七段が対局当日の昼食で味わった「勝負メシ」の提供店は、多くの客でにぎわった。 市は対局日に食べてもらいたい地元グルメを公募。候補を6品に絞り、対局前日の検分で2人が食べたいものを選んだ。 藤井棋聖が食した千楽北口店のカツハヤシは、分厚いとんかつにデミグラスソースがかかったボリューミーな一品。シェフの大竹浩司さんは「沼津といえば海鮮だから、選ばれるとは思わなかった。完食されたと聞いてうれしい」と喜んだ。4日は来客増加を見込んで通常の2倍の材料を仕入れ、昼営業で一日分のルーがなくなったという。 佐
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藤井棋聖、4連覇に王手 沼津で将棋・棋聖戦第3局 佐々木七段に107手で勝利
藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑む将棋の第94期棋聖戦第3局が3日、沼津市の沼津御用邸記念公園東付属邸で指され、藤井棋聖が107手で勝利した。通算成績を2勝1敗とし、4連覇に王手をかけた。 持ち時間は各4時間。先手の藤井棋聖は得意の戦型「角換わり」を選んだ。後手の佐々木七段が右玉に組み替えると、先手が桂馬を端に跳ねる意表の一手を放った。互いに長考を重ねた後、佐々木七段が攻めを決断し終盤戦へ。変幻自在の玉さばきで藤井棋聖がリードし、投了に追い込んだ。 終局後、市内で行われた大盤解説会でファンの前に登場した藤井棋聖は「非常に難しい将棋で、中盤からは攻められる展開もあったが、なんとか辛抱強く落
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藤井棋聖と佐々木七段の熱戦見守る 将棋・大盤解説にファン200人 沼津
沼津市で将棋の第94期棋聖戦第3局が行われた3日、同市のリバーサイドホテルで大盤解説会が開かれた。藤井聡太棋聖と佐々木大地七段の熱戦をファン約200人が見守った。=関連記事25面へ 青野照市九段(焼津市出身)や八代弥七段(東伊豆町出身)、勝又清和七段らプロ棋士6人が交代で登壇し、対局を解説した。次の一手を予想するクイズも行い、正解者に「沼津ブランド」のお菓子が贈られた。 公募で6候補に絞られた同市の名物グルメから、昼食に藤井棋聖は千楽北口店のカツハヤシ、佐々木七段は沼津港あした葉 踊りあじ専門店のアジフライ定食を選んだ。 撮影用として用意された2品を青野九段と勝又七段が控室で食べた。勝又七段
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名人クラスは片岡さん優勝 浜松で親睦将棋大会
浜松市東区の長上協働センターで2日、遠州親睦将棋大会が開かれた。64人が参加、最強の名人クラスは片岡高明さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①片岡高明②伊藤進③鈴木大輝④高柳丞⑤関口真貴▽S ①山田周三②岡本徳裕③北田好夫④幸田好司⑤岡本康夫▽A ①北島耕太郎②川口哲也③袴田洋三④三輪勝次⑤前田勇▽B ①大橋優征②牧野斉③高林久男④神谷陽一⑤高林功▽C ①榛葉雄治②鈴木さち子③藤森勗④山本直希⑤片山久
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藤井棋聖と佐々木七段が抱負 将棋棋聖戦 沼津で前夜祭
将棋の第94期棋聖戦第3局の前夜祭が2日、沼津市内で開かれた。ファン約120人に対し、4連覇を目指す藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将=とタイトル初挑戦の佐々木大地七段(28)が3日の対局へ抱負を語った。 第3局の会場は沼津御用邸記念公園東付属邸。2021年の棋聖戦以来、2年ぶりに同市を訪れた藤井棋聖は「天気に恵まれ、園内を見て改めて素晴らしい対局の場と思った。市制100周年の節目にふさわしい対局にしたい」と誓った。佐々木七段は「地元一体で盛り上げていただいていると感じる。ヤマ場の第3局でいい結果を出したい」と意気込んだ。 頼重秀一市長は「棋聖戦に向けて、&ldqu
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沼津御用邸記念公園 指導対局や駒づくり体験 将棋棋聖戦前に
将棋の第94期棋聖戦第3局を前に、日本将棋連盟などは2日、会場の沼津御用邸記念公園(沼津市)で関連イベントを開いた。 青野照市九段(焼津市出身)や勝又清和七段らプロ棋士4人による指導将棋会は、幅広い年齢層の将棋ファンに手筋などを指南した。棋士が書いた豆色紙を参加者にプレゼントした。 富士駒の会による駒づくり体験会には約30人が参加。参加者の名前や好きな言葉を会員に掘ってもらった後、色塗りをして根付け駒を仕上げた。射的やスーパーボールすくいを楽しめる「こども縁日」も開いた。
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棋聖戦グッズと盛り上がる 沼津で3日 将棋第3局 歓迎ムード
沼津市の沼津御用邸記念公園で3日行われる将棋の第94期棋聖戦第3局を前に、地元で歓迎ムードが高まっている。市が開催を記念して製作したグッズの売れ行きは「おおむね好調」(文化振興課)。市立図書館は将棋特集コーナーを特設し、市民の関心を集めている。 市は開催記念印(100円)、Tシャツ(M、L各サイズ1500円)、不織布バッグ(500円)のグッズ3種を、6月下旬に発売した。記念印や市内各地に掲示した横断幕の書は、沼津市立高書道部の生徒に依頼。同課担当者は「対局する藤井聡太棋聖と佐々木大地七段はともに20代。若い世代にも開催をPRしたい」と説明する。 Tシャツはすでに各サイズ40枚、バッグは6
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「鼻出しマスク」でまさかの反則負け、将棋の日浦八段はそれでも鼻出しにこだわった 「脳へのダメージ」の恐怖と「排除する空気」の理不尽さ
今年1月10日、大阪市福島区の関西将棋会館。対局室では日浦市郎八段と平藤真吾七段が将棋盤を挟んで闘っていた。順位戦C級1組の対局だ。新型コロナウイルス禍で、両者ともマスクを着用している。違いは、日浦八段が口元だけを覆う「鼻出しマスク」状態である点。対局の立会人からは、何度となく「鼻もマスクで覆ってください」と注意を受けた。日浦さんはその都度、こう返答した。 「しません」「拒否します」 すると日本将棋連盟の理事が現れ、立会人、対局相手の平藤七段と3人で協議を始めた。対局室で待つこと約40分。立会人が結果を告げた。「反則負けにします
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「勝負メシ」候補6品決定 将棋・棋聖戦 沼津で7月3日
沼津市で来月開かれる将棋の第94期棋聖戦第3局で、対局する棋士2人に当日食べてほしい「勝負メシ」を募集していた市は28日、得票の多かった上位メニューを発表した。 藤井聡太棋聖と佐々木大地七段による対局は7月3日、同市の沼津御用邸記念公園で開かれる。市は「昼食候補」と「手土産スイーツ」の2部門に分けて、市内店舗のお薦めメニューを募っていた。 402票の応募があった昼食候補は、和食、洋食、中華に分けて集計。各ジャンル上位となった昼食候補6品の写真に、市民の推薦理由と店舗のメッセージを添えたメニューを用意し、対局前日に棋士2人に提示して選んでもらう。352票の応募があった手土産スイーツの上位3
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藤井、王座挑戦にあと1勝 将棋、羽生破り決勝へ
将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝は28日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、藤井聡太七冠(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が羽生善治九段(52)を破り、決勝(挑戦者決定戦)へ進んだ。藤井七冠は王座初挑戦まであと1勝とし、初の全八冠制覇へ前進した。 決勝で渡辺明九段(39)―豊島将之九段(33)の勝者と対戦する。 藤井七冠は1日に名人を奪取し、羽生九段に続き史上2人目、最年少で7タイトルを保持。注目の全八冠独占に向けては、保持するタイトルの棋聖戦5番勝負(第2局を終え1勝1敗)と、王位戦7番勝負(7
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井山碁聖が先勝 囲碁の碁聖戦第1局
囲碁の井山裕太碁聖(34)に一力遼棋聖(26)が挑戦する第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第1局は27日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれ、午後6時24分、170手で井山碁聖が白番中押し勝ちし、先勝した。 第1局は午後、形勢が動いた。左辺から中央に戦いが波及。ここで白がリードを奪い、押し切った。 両者による5番勝負は3期連続。井山碁聖は3連覇を目指し、一力棋聖は碁聖奪還を狙う。 持ち時間各4時間のうち、残りは井山碁聖2分、一力棋聖1分。 第2局は7月15
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囲碁、一力の右上隅星でスタート 碁聖戦5番勝負
囲碁の井山裕太碁聖(34)に一力遼棋聖(26)が挑戦する第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第1局は27日午前9時、大阪市の日本棋院関西総本部で始まった。 両者による5番勝負は3期連続。井山碁聖は3連覇が懸かり、一力棋聖は前々期失ったタイトルの奪還を狙う。 白番と黒番を決める「握り」が行われ、一力棋聖が黒番に。初手が右上隅星に打たれ、シリーズが開幕した。 立会人は山田規三生九段。持ち時間各4時間で、同日夜に終局する見込み。
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碁聖戦、井山に一力が挑戦 囲碁、5番勝負が27日に開幕
囲碁の井山裕太碁聖(34)に一力遼棋聖(26)が挑戦する第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第1局は、27日午前9時から大阪市の日本棋院関西総本部で打たれる。 両者の対決は3期連続。前々期は井山碁聖が3勝2敗で一力棋聖を破り、4期ぶりに碁聖位を奪還。前期は雪辱を目指す一力棋聖を3連勝で退けた。今期、井山碁聖が勝てば3連覇。碁聖獲得は通算9期となり、小林光一名誉碁聖の最多記録に並ぶ。 両者による七大タイトルの挑戦手合は、現在進行中の本因坊戦を含め、今回が13度目。文字通り、囲碁界の頂上決戦だ。
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将棋、日浦市郎八段が連盟提訴 「鼻出しマスク処分違法」
将棋の公式戦対局で鼻を出してマスクを着け臨時対局規定違反で3回反則負けとなり、出場停止3カ月の処分を受けた日浦市郎八段(57)が、規定は具体的な着用方法を示しておらず、これらの処分は違法だとして日本将棋連盟に今月、約380万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことが25日、分かった。 日浦八段側は「鼻まで覆うと満足に呼吸できないため不快感を強く覚え、実力が十分に発揮できない。一律な義務付けは合理性を欠く」と訴えている。 日本将棋連盟は昨年2月、新型コロナウイルスの流行を受け、健康上のやむを得ない理由を除き、対局中はマスク
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鼻出しマスク処分の日浦八段、将棋連盟提訴
将棋の公式戦で鼻を出してマスクを着け臨時対局規定違反で3回反則負けとなり、出場停止3カ月の処分を受けた日浦市郎八段が処分は違法として日本将棋連盟に約380万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが25日、分かった。
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一力、本因坊奪取にあと1勝 囲碁、井山に3勝1敗
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負の第4局は20、21の両日、大阪府守口市で打たれ、挑戦者の一力遼棋聖(26)が350手で井山裕太本因坊(34)に黒番半目勝ちし、対戦成績を3勝1敗としてタイトル奪取にあと1勝と迫った。 第5局は7月4、5日に京都市で行われる。
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藤井七冠、王座戦ベスト4へ 将棋、初挑戦にあと2勝
将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメント準々決勝は20日、大阪市の関西将棋会館で指され、藤井聡太七冠(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が村田顕弘六段(36)を破り、ベスト4へ進んだ。藤井七冠は王座初挑戦まで、あと2勝とした。 準決勝で羽生善治九段(52)と対戦する。藤井七冠は1日に名人を奪取し、羽生九段に続き史上2人目、最年少で7タイトルを保持。前人未到の全八冠制覇に向けては、保持するタイトルの防衛を続けながら、残るは王座戦のみとなっている。
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囲碁、上野が女流立葵杯初防衛 藤沢破り二冠守る
囲碁の第10期女流立葵杯3番勝負の第3局は19日、福島県会津若松市で打たれ、上野愛咲美女流立葵杯(21)が197手で挑戦者の藤沢里菜女流本因坊(24)に黒番中押し勝ちし、対戦成績2勝1敗でタイトルを初防衛、女流名人と合わせ二冠を守った。 上野女流立葵杯は前期、藤沢女流本因坊からタイトルを奪取。今期も同じ顔合わせとなったシリーズを制し、2連覇を果たした。
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伊藤さん(裾野)連覇 深沢さん(静岡)を押し切る 静岡県アマ将棋名人戦
将棋の静岡県内アマチュア最高峰を決める第72期県アマチュア将棋名人戦(日本将棋連盟県支部連合会、静岡新聞社・静岡放送主催)の決勝トーナメントが18日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開かれ、裾野市の会社員伊藤大悟さん(35)が連覇を果たした。 静岡市清水区の会社員深沢知巳さん(62)との決勝戦は、後手の伊藤さんが中盤に歩で速攻を仕掛けて相手を窮地に追い込み、そのまま押し切った。 伊藤さんは、「思い描いた展開に持ち込めた」と対局を振り返った。9月に岡山県で開催される第77回全日本アマチュア将棋名人戦に出場する。今秋に山梨県で予定する将棋公開模範対局(静岡新聞社・静岡放送など主催)での、藤井
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名人クラス 鈴木大さん優勝 遠州親睦将棋大会 浜松
浜松市浜北区の浜北総合体育館でこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。62人が参加、最強の名人クラスは鈴木大輝さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①鈴木大輝②須山佳宏③関口真貴④藤松節也⑤相場昇▽S ①山口昌行②藤原紳裕③前川忠雄④渥美孝太郎⑤北田好夫▽A ①鈴木与四郎②田中直樹③斎藤正直④中村敏男⑤前田勇▽B ①三輪勝次②北島耕太郎③鈴木勉④越知隆一⑤松下茂樹▽C ①立石海空②鶴見梢③鈴木さち子④片山久⑤山本直希
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将棋日本シリーズ 7月に静岡大会 こども大会参加者募集
日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送などは7月22日、「将棋日本シリーズ静岡大会」(JT、テーブルマーク協賛)を静岡市駿河区のツインメッセ静岡北館大展示場で開催する。 JTプロ公式戦は1回戦第3局で、佐藤天彦九段と稲葉陽八段が対局する。公開対局で大盤解説も行う。 小学生以下を対象に「テーブルマークこども大会」も同時開催する。ブロック対局で3局対局し、勝ち数でトーナメント戦と自由対局に分かれる。トーナメント戦を勝ち抜いた代表は羽織・はかまを着用し、プロ公式戦と同じ舞台で対局する。 プロ公式戦の観覧は事前申し込み抽選、こども大会の参加は事前申し込み先着制。希望者は大会公式ホームページから申し
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決勝トーナメント出場の7人決定 県アマ将棋名人戦
第72期県アマチュア将棋名人戦(日本将棋連盟県支部連合会、静岡新聞社・静岡放送主催)の予選会が11日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。決勝トーナメント戦に進む7人が決定した。 県内15支部から88人が出場し、小学生から70代までの幅広い世代が盤を挟んで読み合いを展開した。決勝トーナメント戦は同会場で18日、前回優勝者の伊藤大悟さん(裾野市)を合わせた8人で争う。優勝者は9月に行われる全日本アマチュア将棋名人戦と将棋公開模範対局(静岡新聞社・静岡放送など主催)に出場する。 決勝進出者は次の通り。 漢那憲祐(浜松市東区)安田義崇(静岡市駿河区)深沢知巳(同市清水区)小沢大翼(藤枝
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男子は清水東が優勝 静岡県高校囲碁選手権団体 女子は加藤学園A
第47回静岡県高校囲碁選手権大会(県高校囲碁連盟、県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の団体の部と初心者対象の「十三路盤の部」が10日、沼津市の加藤学園高で行われた。団体男子は清水東(鍋田佑樹、久保田大輝、鈴木優)が、団体女子は加藤学園A(高木栞、志方香琳、野中莉愛)が優勝した。十三路盤の部は太田拳斗さん(加藤学園1年)が制した。 団体男子は地区予選を通過した11校12チームがトーナメント戦で競った。清水東の鍋田主将(2年)は昨年の決勝戦で富士宮西に敗れたことを振り返り、「リベンジできて良かった。全国大会ではリーグ戦で全勝して決勝トーナメントに進みたい」と意気込んだ。 団体女子は2
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将棋連盟の羽生新会長が初仕事 「観る将の聖地」オープン
日本将棋連盟と東京都渋谷区は10日、将棋を通じた魅力ある街づくりに向け、イベントや展示などを行う施設を東京・代々木にオープンした。9日に連盟の新会長に就いた羽生善治九段(52)が初仕事としてテープカット。「観る将(観戦する将棋ファン)の聖地」を目指す。 式典で羽生会長は「たくさんの将棋ファンに楽しんでいただける場所になるよう、努力していきたい」とあいさつした。 名称は「駒テラス西参道」で、首都高の高架下にあるスペースを利用。ホール、ギャラリー、スタジオ、カフェの四つからなる。主に観戦を楽しむ「観る将」と呼ばれる将棋ファンの取り込
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羽生九段、将棋連盟会長に就任 佐藤九段の後任、理事経験なし
日本将棋連盟は9日、東京都内で棋士総会と理事会を開き、今期限りで退任した佐藤康光会長(53)の後任に史上初の全七冠制覇を達成した羽生善治九段(52)を選んだ。任期は2年。羽生九段は理事の経験がなく、連盟トップに就任した。 棋士総会では当選した理事を承認。その後、理事同士の話し合いにより、羽生九段が新会長に就くことが決まった。藤井聡太七冠(20)の活躍で好景気に沸く将棋界。そのかじ取り役を棋界のレジェンドが担うことになった。 記者会見で羽生新会長は「将棋界へ貢献したいと思い、3月末に(理事立候補を)決断した。諸先輩の方々が必死の思
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羽生九段、将棋連盟会長に就任
日本将棋連盟は9日、東京都内で棋士総会と理事会を開き、今期限りで退任した佐藤康光会長の後任に羽生善治九段を選んだ。
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囲碁、井山が勝ち1勝2敗 本因坊戦第3局
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負の第3局は6、7の両日、東京都千代田区で打たれ、井山裕太本因坊(34)が249手で挑戦者の一力遼棋聖(25)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。 第4局は20、21日に大阪府守口市で行われる。
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将棋、里見香奈が女流王位5連覇 伊藤沙恵に3勝1敗
将棋の第34期女流王位戦5番勝負の第4局は7日、徳島市で指され、先手の里見香奈女流王位(31)が、121手で挑戦者の伊藤沙恵女流四段(29)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛し、5期連続、通算9期目の女流王位を獲得した。 里見女流王位はこれで白玲、清麗、女流王座、倉敷藤花と合わせ五冠を堅持。自身の持つ通算タイトル獲得記録を53期に伸ばした。 伊藤女流四段は、女流名人に続いて2度目のタイトル奪取はならなかった。
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浜松の高柳さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第230回大会が4日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスは浜松市の高柳丞さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②赤松竜也(同)③松島義男(磐田市)▽S ①渥美良純(浜松市)②阿部久夫(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①川口哲也(浜松市)②牧野斉(同)③山中敏夫(磐田市)▽B ①中村敏男(浜松市)②清水文彦(磐田市)③高柳長男(掛川市)
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藤井棋聖が防衛か、佐々木奪取か 海外で初対局
将棋の第94期棋聖戦5番勝負の第1局は5日、ベトナム・ダナンで指され、4連覇を目指す藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との七冠=は、タイトル初挑戦の佐々木大地七段(28)と対戦した。藤井棋聖は海外で初対局となった。 藤井棋聖は1日、最年少で名人を奪取して羽生善治九段(52)に続き2人目、最も若く七冠を獲得。早くも防衛戦を迎えている。タイトル戦の大舞台に初めて登場した佐々木七段は長崎県出身。7月7日開幕の王位戦7番勝負でも挑戦を決めている。今夏、藤井棋聖と佐々木七段は“12番勝負”を戦う。 棋聖戦は1日制で、
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藤井七冠、ベトナムで海外初対局 将棋の棋聖戦、5日開幕
【ダナン共同】将棋の藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との七冠=が、佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける第94期棋聖戦5番勝負の第1局は5日、ベトナム中部のリゾート地ダナンのホテルで指される。両者は対局に先立つ4日、勝負の舞台となる対局室を検分した。藤井棋聖の海外対局は初めて。 藤井棋聖は1日に名人を奪取した。今回は最年少七冠となってから最初の対局となり、将棋ファンの注目を集める。 4日夕方、両者はホテル「ダナン三日月」の対局室に入り、使用する将棋盤や駒、照明や空調などについて確認した。前夜祭にも出席し、自
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将棋の最年少七冠 夢実現へ「名人をこす」 進化続ける若き王者【表層深層】
将棋の藤井聡太六冠(20)が1日、最も若く名人を奪取、羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少で七冠となった。憧れのタイトルを手にし、棋界のレジェンドと肩を並べた若き王者。14歳のプロ入りから速いスピードで進化を続けている。 ▽険しい道 「名人をこす」。藤井新名人は小学4年生の時、自己紹介カードに将来の夢をこうつづった。名人は江戸時代から続き最も歴史がある称号。思い入れのあるタイトルについて「子どものころから大きな存在」と話す。誰よりも強くなりたいとの思いが込められている。 名人という頂は高く険し
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将棋の藤井最年少七冠、名人奪取 20歳10カ月、史上2人目
将棋の藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=は1日、長野県高山村で指された第81期名人戦7番勝負第5局で渡辺明名人(39)を破り、4勝1敗で名人を初獲得し、七冠となった。20歳10カ月の名人奪取は最も若く、7タイトル保持も最年少で羽生善治九段(52)に続き史上2人目。残るは王座のみとなり、初の八冠制覇に王手をかけた。 挑戦者として出場した藤井新名人は後手番94手までで勝利。終局後、「持ち時間9時間は初めてのことで、しっかり考えて指すことができた。(名人は)重みのあるタイトルなので今後はそれに見合う将棋を指したい」と話した。
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将棋の藤井が最年少七冠、名人奪取
将棋の藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=は1日、長野県高山村で指された第81期名人戦7番勝負第5局で渡辺明名人(39)を破り、4勝1敗で名人を初獲得し、七冠となった。20歳10カ月の名人奪取は最も若く、7タイトル保持も最年少で羽生善治九段(52)に続き史上2人目。
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将棋の藤井、最年少七冠に挑む 名人戦第5局が再開
将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第81期名人戦7番勝負第5局の2日目は1日、長野県高山村で始まった。藤井六冠はここまで3勝1敗で本局に勝てば名人を初獲得し、羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少での七冠となる。 名人の最年少記録は谷川浩司17世名人(61)が1983年に樹立した21歳2カ月。名人位に王手をかけている藤井六冠がタイトルを奪取すれば、この記録を40年ぶりに更新する。後がない渡辺名人は4連覇に向けて、シリーズ2勝目なるか。 名人戦7番勝負は2日制で、持ち時間各
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新津将棋同好会5月大会(28日、新津協働センター)
A ①石川三余②清水克真③高田雅弘④片山巌▽B ①山口昌行②山下康弘③坪井光二④鈴木一男▽C ①山本勉②大柳豆周一③伊藤博之④藤野泉
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藤井六冠、56手目封じ初日終了 最年少七冠目指す将棋名人戦
将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第81期名人戦7番勝負第5局は長野県高山村で指され、31日夜に後手の藤井六冠が56手目を封じて1日目を終えた。ここまで3勝1敗で、名人奪取にあと1勝の藤井六冠は羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少での7タイトル保持を目指す。 対局は藤井六冠が角道を止めて、事前の研究が進む角換わりにしなかった。前例の少ない力戦の将棋になり、ほぼ互角の形勢で進んでいる。 藤井六冠は本局で勝てば、谷川浩司17世名人(61)が持つ21歳2カ月の最年少名人の記録
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将棋の藤井、七冠への戦い始まる 名人戦第5局、3勝1敗で王手
将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第81期名人戦7番勝負の第5局は31日、長野県高山村で始まった。藤井六冠はここまで3勝1敗で名人奪取に王手をかけており、羽生善治九段(52)に続き史上2人目、最年少での七冠が懸かる。 今シリーズ、藤井六冠は開幕から2連勝。第3局は初黒星となったが、第4局に勝利して本局に臨んでいる。第5局に勝てば、谷川浩司17世名人(61)が1983年に樹立した21歳2カ月の最年少名人の記録も更新する。 後がなくなった渡辺名人は、4連覇に向けて2勝目を挙げる
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挑戦者の一力棋聖が2連勝 囲碁の本因坊戦第2局
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負の第2局は28、29の両日、秋田県能代市で打たれ、挑戦者の一力遼棋聖(25)が201手で井山裕太本因坊(34)に黒番中押し勝ちし、2連勝した。 第3局は6月6、7日に東京都千代田区で行われる。
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静岡県高校囲碁 男子浜松工・平野さん、女子清水東・川口さん優勝
第47回県高校囲碁選手権大会(県高校囲碁連盟、県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)個人の部が28日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。男子は浜松工業高定時制1年の平野颯斗さんが、女子は「女子Aの部」を勝ち抜いた清水東高3年の川口羽千南さんがそれぞれ初優勝した。 男子は各地区予選を通過した31人がトーナメント方式で棋力を争った。女子はレベル別に2部で競い、トーナメント方式のAの部に14人、スイス方式のBの部に4人が出場した。男子優勝者の平野さんと女子優勝者の川口さん、男子2位の鍋田佑樹さん(清水東2年)、女子Aの部2位の高木栞さん(加藤学園3年)は7月に都内で開かれる全国大会に出場する。
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藤井六冠、叡王3連覇を達成 将棋、タイトル14期に
将棋の第8期叡王戦5番勝負第4局は28日、岩手県宮古市で指され、2度の千日手指し直しの末、後手の藤井聡太叡王(20)=竜王・王位・棋王・王将・棋聖との六冠=が90手で挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛、叡王3連覇を達成した。藤井叡王は六冠を堅持、通算タイトル獲得数を歴代7位の14期に更新した。 終局後、藤井叡王は「全体を通して苦しいシリーズだった。その中で結果を出せてうれしい」と話した。 藤井叡王は、現在進行中の名人戦7番勝負で渡辺明名人(39)に挑戦。第4局を終え、3勝1敗と名人奪取に王手をかけている。
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西山が女王6連覇果たす 将棋マイナビ、甲斐破る
将棋の第16期マイナビ女子オープン5番勝負の第3局は28日、神奈川県藤沢市で指され、後手の西山朋佳女王(27)が138手で挑戦者の甲斐智美女流五段(39)を破り、対戦成績3勝0敗で防衛、6連覇を果たした。 西山女王は前期の5番勝負で5期連続の獲得により、同棋戦では初めて「永世女王」の資格を獲得、さらに連覇を伸ばした。これで女流名人、女流王将との三冠を維持した。 女流将棋界は現在、西山女王と里見香奈女流五冠(31)=白玲・清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花=の2人でタイトルを分け合っている。
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将棋の西山朋佳が女王6連覇
将棋の第16期マイナビ女子オープン5番勝負の第3局は28日、神奈川県藤沢市で指され、後手の西山朋佳女王が挑戦者の甲斐智美女流五段を破り、対戦成績3勝0敗で防衛、6連覇を果たした。
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一力棋聖が2期連続の挑戦 囲碁の碁聖戦、余八段を破る
囲碁の井山裕太碁聖(34)への挑戦者を決める第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)本戦トーナメントの決勝は25日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、174手で一力遼棋聖(25)が余正麒八段(27)に白番中押し勝ちし、2期連続の挑戦を決めた。 一力棋聖は仙台市出身。第45期に羽根直樹九段(46)から碁聖を奪取し、七大タイトルを初獲得したが、翌46期、井山碁聖に敗れ失冠。前期は挑戦者としてリターンマッチに臨んだが、タイトル奪還はならなかった。両者による5番勝負は3期連続。 第1局は6月27日に大阪市の日本棋院関西総本部で行われる。
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将棋の対局 楽しもう 竜王戦の地 富士宮で教室 「裾野広げたい」
日本将棋連盟富士宮支部はこのほど、「みんなの将棋教室初級編」を富士宮市の富士根北公民館で開いた。竜王戦第3局が昨年10月に市内で開催されたことを受け、将棋を広く親しんでもらおうと企画した。 全5回講座で小学生から高齢者までの9人は円滑に対局できる腕前を目指す。初回の同日は、佐野有司支部長が駒の種類ごとの動かし方や基本ルールを解説した。 富士見小4年の松本芽彩さん(9)は「おじいちゃんと戦える力を付けたい」と意気込んだ。佐野支部長は「対局を再び誘致できるように、市内の将棋文化の裾野を広げていきたい」と話した。
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藤井棋王「より良い将棋を」 就位式で謝辞、最年少の六冠
将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負で勝利し、最年少で六冠となった藤井聡太棋王(20)=竜王・王位・叡王・王将・棋聖=の就位式が24日、東京都内のホテルで行われた。謝辞で藤井棋王は「自分の短所と長所が共によく出たシリーズだった。来期も防衛戦でより良い将棋が指せるよう精進したい」と述べた。 式では契約新聞社を代表し、5番勝負の第1局を開催した信濃毎日新聞社の小坂壮太郎代表取締役社長が「藤井棋王の行動は地域活性化につながっている。今後も棋王戦を盛り上げてほしい」とあいさつ。続いて特別協賛社、コナミグループの東尾公彦代表取
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将棋の小山四段、白星デビュー 編入試験合格を経て、プロ入り
将棋の棋士編入試験を経て、プロ入りした小山怜央四段(29)は23日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第95期棋聖戦1次予選の1回戦で室岡克彦八段(64)を破り、デビュー戦を白星で飾った。引き続き行われる準々決勝に進んだ。 目標のプロ棋士として好スタートを切った小山四段は「結果を見ると、良かったと思う。今後ある程度やっていく自信になった」と話した。 小山四段は岩手県釜石市出身で、アマチュア強豪として全国大会で活躍。アマ枠のあるプロ公式戦で規定の成績を収めて棋士編入試験を受験し、現行制度では3人目の合格を果たした。戦後、棋士養成機関
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楽しい!奥深い囲碁に挑戦 愛好家団体が富士・吉原小で教室
囲碁の普及と子どもの健全育成を目指す愛好家団体「あすなろ囲碁県連合会」は22日、富士市の吉原小で「囲碁入門教室」を開いた。囲碁未経験の4~6年生16人がルールの基礎を学んだ。 同会のメンバーが黒板を使って、マグネット付きの碁石で打ち方や勝敗の付き方などを伝えた。「開始時に相手に『お願いします』と言おう」とマナーの大切さも説明した。 ルールを学んだ児童は、簡易的に楽しめる「9路盤」を使って友人同士で対局した。5年の男子児童は「よくやる将棋よりも悩んじゃう」と笑みを浮かべた。 同会の渡辺浩事務局長は「囲碁は打ち方の自由度が高く奥深い。小学生の教育にも役立ててほしい」と話した。 県内の小学
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藤井、最年少七冠に王手 将棋名人戦で3勝目
将棋の第81期名人戦7番勝負第4局は21、22の両日、福岡県飯塚市で指され、挑戦者で先手の藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が69手で渡辺明名人(39)を破って対戦成績を3勝1敗とし、初の名人奪取と最年少七冠にあと1勝と迫った。 藤井六冠は次局に勝てば羽生善治九段(52)以来、史上2人目の7タイトルを保持。谷川浩司17世名人(61)が持つ21歳2カ月の最年少名人の記録を更新する。4連覇を目指す渡辺名人は後がなくなった。第5局は31日、6月1日に長野県高山村で行われる。 対局は渡辺名人が研究が進む角換わりを
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男子は藤枝明誠、女子は富士見Aが優勝 静岡県高校将棋団体戦
第54回静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、県高校将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の団体戦が21日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。男子は藤枝明誠が、女子は富士見Aがそれぞれ優勝した。優勝チームは8月に鹿児島県指宿市で開かれる全国高校総合文化祭に出場する。 各地区大会や前回大会の上位校が参加。男子16チームがトーナメント戦で、女子6チームがリーグ戦でそれぞれ競った。 主な結果は次の通り。 【男子】①藤枝明誠(原田孝太郎、鈴木颯史、鈴木元耀)②静岡A(山田志蕗、武田華成、土屋純)③浜松日体(丸一健悟、永野孝太郎、丸一逞賢)④静岡東A(西村羊詩、望月優志、佐藤結己) 【女子】①富
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名人クラス 内山さん優勝 浜松市北区で遠州親睦将棋大会
浜松市北区の奥山方広寺半僧坊でこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。小学生を含む36人が参加し、最強の名人クラスでは内山透さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①内山透②石野俊夫③山本房代④伊藤進⑤高柳丞▽S ①岡田力也②中野節男③吉田志郎④稲場理⑤渥美孝太郎▽A ①前田勇②高林功③鈴木与四郎④中村敏男⑤三輪勝次▽B ①北田好夫②大柳豆周一③鈴木さち子④平野惣一⑤藤森勗
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藤井王手か、渡辺タイか 将棋名人戦第4局1日目
将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第81期名人戦7番勝負第4局は福岡県飯塚市で指され、21日夜、先手の藤井六冠が39手目を封じて1日目を終えた。ここまで2勝1敗の藤井六冠が名人奪取に王手をかけるか。渡辺名人が対戦成績をタイに戻すか。 藤井六冠は開幕から2連勝したが、第3局で初黒星を喫した。羽生善治九段(52)に続き史上2人目、最年少での7タイトル保持を目指す。渡辺名人は4連覇が懸かる。 対局は渡辺名人が角道を止めて雁木の構えに。4局続けて、研究が進む角換わりにはならなかった
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浜松学芸の木下さん、日大三島の佐々木さん優勝 静岡県高校将棋
第54回静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、県高校将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が20日、静岡市葵区の静岡高で始まった。初日は男女の個人戦を行い、男子は浜松学芸高3年の木下颯さん、女子は日大三島高2年の佐々木香歩さんが優勝した。21日は団体戦を実施する。 昨年11月の新人戦上位入賞者と地区予選を突破した男子32人、女子30人がトーナメント方式で対局し、盤上で熱戦を繰り広げた。男女ともに上位2人が8月に鹿児島県で開催される全国大会に出場する。 優勝以外の入賞者は次の通り。 【男子】②花村優河(浜松工業3)③渡辺快(聖隷クリストファー2)④大石裕貴(静岡1)⑤武田華成(同2)⑥
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富士宮西、男子団体V 静岡県高校囲碁 東部地区予選
第47回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)東部地区予選が20日、沼津市の加藤学園高で開かれた。学校対抗となった「男子団体の部」は富士宮西高、初心者対象の個人戦「十三路盤の部」は加藤学園高1年の太田拳斗さんが優勝した。 団体は3校が3人編成のトーナメント戦で競った。十三路盤は沼津東高と加藤学園高から1年の男女10人が出場し、3回ずつ戦うスイス方式で熱戦を繰り広げた。 団体の全出場チームと十三路盤の上位6人が6月10日に同校で開かれる県大会に進む。 その他の結果は次の通り。 団体の部 ②沼津東③加藤学園▽十三路盤の部 ②石塚悠登(加藤学園)③
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8月5日に静岡県民囲碁まつり 参加チーム募集
日本棋院県支部連合会は8月5日、「県民囲碁まつり」を島田市のプラザおおるりで開催する。参加チームを7月4日まで募集している。1チーム3人の団体戦。今大会から無差別クラスを廃止し、オールハンディ戦で対局する。 参加費は1チーム6000円。参加希望チームは、はがきかファクスで、チーム名、3人の氏名、段級位、責任者氏名、同電話番号、同住所を明記して申し込む。はがきは、〒428―0006 島田市牛尾739の5 県民囲碁まつり事務局。ファクスは<0547(46)2065>へ。
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将棋の「達人戦」を新設 50歳以上の現役棋士が対象
日本将棋連盟は19日、50歳以上の現役棋士が対象の公式戦「第1回達人戦立川立飛杯」を新設すると発表した。6月から11月の日程で予選から本戦までトーナメントで実施、54人が参加する。 永世称号を持つ谷川浩司17世名人(61)、羽生善治九段(52)、佐藤康光九段(53)、森内俊之九段(52)の4人はシードされ本戦から出場。予選を突破した4人を合わせ、8人で本戦を行う。 本戦は持ち時間各30分の早指しで、11月24、25日の2日間、公開対局で開催される。 記者会見で、自身も出場する連盟の佐藤会長は「近年
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富士宮の小中4校に将棋駒 富士駒の会 寄贈
将棋の駒作り愛好家でつくる「富士駒の会」は17日、会員お手製の将棋の駒4組を富士宮市に寄贈した=写真=。駒は市内の小中学校4校に贈られ、クラブ活動などで活用する。 同会の大沢建夫会長らが市役所を訪れ、池谷真徳教育長に駒を手渡した。大沢会長は「昨年は竜王戦があり、将棋の普及に向けて良い流れがある。作り手も頑張りたい」と述べ、池谷教育長は「全国から高評価を受けている団体が地元にあることも子どもたちに伝える」と謝意を示した。 駒の寄贈は7回目で、今回は北山小、白糸小、富士根北中、芝川中に届けられる。
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佐々木七段、藤井六冠に連続挑戦 将棋の王位戦、羽生九段破る
将棋の藤井聡太王位(20)=竜王・叡王・棋王・王将・棋聖との六冠=への挑戦権を懸けた第64期王位戦挑戦者決定戦は18日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、佐々木大地七段(27)が羽生善治九段(52)を破り、王位初挑戦を決めた。 佐々木七段は6月5日に開幕する棋聖戦5番勝負に続く2度目のタイトル挑戦で、いずれも藤井王位・棋聖との対戦となった。 4連覇が懸かる藤井王位との王位戦7番勝負は7月7、8日に開幕する。佐々木七段は長崎県出身。師匠は深浦康市九段(51)で、2016年にプロ入り。棋聖戦とともに初のタイトル獲得を目指す。
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静岡で8年ぶり囲碁・本因坊戦 前夜祭で棋士決意 18日第1局
囲碁の第78期本因坊戦7番勝負第1局(日本棋院など主催)が18、19の両日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で行われる。同市での8年ぶりの本因坊戦。開催に先立つ17日、同所で前夜祭が開かれ、井山裕太本因坊、挑戦者の一力遼棋聖が約60人のファン、関係者の前で決意を口にした。 昨年の第77期に続く、2年連続の顔合わせ。歴代最多11連覇中で12回目の防衛を目指す井山本因坊は「ありのままの自分を出して、精いっぱい戦い抜きたい」と述べた。初の本因坊獲得を目指す一力棋聖は同市を初めて訪れたことを明かし「一日一日、一局一局を丁寧に戦う」と表情を引き締めた。 対局は両日午前9時から。18日午後1時、19日午前
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静岡県高校囲碁中部地区予選 鍋田さん(清水東2)A級連覇
第47回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の中部地区予選男子個人の部が14日、静岡市葵区の静岡高で行われた。上位クラスのA級は前日の団体を制した清水東高の鍋田佑樹さん(2年)が連覇を果たした。 有段者を中心としたA級に5校から16人、B級に4校から21人が出場した。A級の上位13人が28日に同校で開かれる県大会に進出する。その他の主な入賞者は次の通り。 【A級】②望月陸翔(清水東3)、植松恭太郎(静岡学園3)④鈴木優(清水東3)⑤川口煌生(科学技術3)⑥久保田大輝(清水東2)⑦今渕雄紀(藤枝明誠3)⑧高橋孝輔(清水東3)、福吉陽太(藤枝東2)
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平野さん(浜松工)優勝 静岡県高校囲碁西部予選 12人県大会へ
第47回県高校囲碁選手権大会西部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が14日、浜松市中区の浜松北高で男子個人の部を行い、浜松工業高1年の平野颯斗さんが優勝した。 西部地区の10校から36人が出場し、白熱した戦いを繰り広げた。上位12人は、28日に静岡高で開かれる県大会に進出する。 優勝以外の主な結果は次の通り。 ②伊熊真之介(袋井3)③鎌田晃成(磐田南2)④加藤優太(浜松湖東2)⑤光田ユウ(同)⑥山田洋希(同3)⑦竹内貴祐(磐田東1)⑧福田大喜(浜松北3)⑨白倉世煌(磐田南2)⑩高橋壮太(同)⑪草信広遥(浜松西2)⑫鈴木良平(浜松北3)
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将棋名人戦、藤井六冠が初黒星 渡辺名人が勝利、1勝2敗に
将棋の第81期名人戦7番勝負第3局は13、14の両日、大阪府高槻市で指され、先手の渡辺明名人(39)が87手で挑戦者の藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=を破り、対戦成績を1勝2敗とした。初黒星の藤井六冠は羽生善治九段(52)以来2人目、最年少での七冠を目指す。 今シリーズ初勝利を挙げた渡辺名人は4連覇が懸かる。第4局は21、22日に福岡県飯塚市で行われる。 対局は2日目に入ると、互いに攻めて激しい展開に。藤井六冠は大駒を切って勝負に出たが、渡辺名人が的確に対応して難解な終盤戦を制した。渡辺名人は「結果が出
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清水東が団体優勝 静岡県高校囲碁中部予選 十三路盤は加藤さん(科学技術)
第47回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の中部地区予選が13日、静岡市葵区の静岡高で始まった。初日の男子団体の部で清水東高(鍋田佑樹、久保田大輝、鈴木優)、初心者向けの十三路盤の部で科学技術高1年の加藤逸倖さんがそれぞれ優勝した。 団体の部は4校から3人一組の計7チームが出場し、トーナメントで競った。十三路盤の部は2校から3人が参加した。団体の部の上位4チームと十三路盤の部の参加者は6月10日に加藤学園高(沼津市)で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場チームは次の通り。 【団体】②科学技術A(川口煌生、佐藤実来人、原子渓輔)③
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立花さん 富士宮西 個人の部 優勝 高校囲碁東部予選・男子
静岡県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)東部地区大会の男子個人の部が13日、沼津市の加藤学園高で開かれた。富士宮西高3年の立花仁さんが優勝した。 加藤学園高と富士宮西高の計7人がトーナメント戦で順位を決めた。生徒は盤上を凝視して先の展開を読み、最善の一手を考えた。 2位は稲田愛翔さん(富士宮西3年)、3位は望月佑真さん(加藤学園3年)。7人とも28日に静岡高(静岡市葵区)で開かれる県大会に出場する。 男子団体の部と十三路盤の部は20日に行う。
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県高校囲碁 西部地区予選 浜松湖東A団体優勝
第47回県高校囲碁選手権大会西部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が13日、浜松市中区の浜松北高で開幕した。初日は男子団体の部と初心者対象の十三路盤の部が行われ、男子団体は浜松湖東Aが優勝した。 団体は1チーム3人で対戦した。8校10チームが持ち時間35分のトーナメント戦に臨み、盤上で熱戦を繰り広げた。十三路盤は、5校15人が出場し、奥山幹太さん(浜松北1)が制した。団体は上位5チーム、十三路盤は上位6人が6月10日に加藤学園高(沼津市)で開かれる県大会に進出する。 優勝以外の主な結果は次の通り。 男子団体②浜松北③磐田南A④浜松湖東B⑤浜松西▽十三路盤 ②
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将棋、藤井王手か渡辺初勝利か 名人戦第3局1日目
将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第81期名人戦7番勝負第3局は大阪府高槻市で指され、13日夜、先手の渡辺名人が41手目を封じて1日目を終えた。開幕から2連勝の藤井六冠が奪取に王手をかけるか。渡辺名人が初勝利を挙げるか。 対局は藤井六冠が珍しく角道を止めて、得意の角換わりにはせず、雁木の構えにした。一方、渡辺名人は堅陣の矢倉囲いに。じっくりした展開で両者、慎重に指し手を進めている。 藤井六冠は第1、2局共に前例の少ない力戦の将棋を勝利。羽生善治九段(52)に続き史上2人目、
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藤井六冠らトップ棋士12人出場 将棋JT杯、7月1日開幕
将棋日本シリーズ、第44回JTプロ公式戦の開催要項が12日、主催者から発表された。7月1日、仙台市で行われる東北大会で開幕。最年少で六冠を達成した藤井聡太竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖(20)らトップ棋士12人がトーナメントで優勝を争う。 開幕局となる1回戦の東北大会はレジェンド、羽生善治九段(52)―山崎隆之八段(42)の組み合わせ。前回大会で初優勝を飾った藤井JT杯覇者は2回戦から登場し、9月9日の熊本大会で菅井竜也八段(31)―斎藤慎太郎八段(30)の勝者と対戦する。 このほか、渡辺明名人(39)や永瀬拓矢王座(30)
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浜松市中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の5月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。107人が参加、最強のSクラスで中区の相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②内山透(西区)③宇藤敬行(磐田市)④久野杏太(同)⑤寺崎勝(東区)▽A ①須山佳宏(南区)②磯野薫(浜北区)③佐原志依(同)④野中力也(中区)⑤鈴木大輝(磐田市)▽B ①赤松僚助(天竜区)②山元一雄(磐田市)③川口哲也(中区)④田村勇太郎(同)⑤藤原紳裕(御前崎市)▽C ①佐藤粹聖(西区)②芝田信照(袋井市)③鈴木淳平(浜北区)④鈴木与四郎(西区)⑤高橋直之(北区)▽D ①鈴木勉(森町)②松浦達
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浜名高の赤松さん SSクラスで優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第229回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。53人が参加し、最強のSSクラスは浜名高2年の赤松竜也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①赤松竜也(浜松市)②松島義男(磐田市)③清水克真(静岡市)▽S ①山田剛(浜松市)②藁科勝祐(磐田市)③山下康弘(浜松市)▽A ①山元一雄(磐田市)②斉藤正直(浜松市)③山中敏夫(磐田市)▽B ①高柳長男(掛川市)②山中勇二(磐田市)③松浦達雄(掛川市)
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将棋の藤井六冠、王将就位式 「経験を成長に」と謝辞
将棋の第72期王将戦7番勝負で勝利し、初防衛を果たした藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋王・棋聖との六冠=の就位式が8日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井王将は「シリーズの経験を成長につなげられるよう今後も取り組んでいきたい」と述べた。 今シリーズはレジェンド、羽生善治九段(52)とタイトル戦で初対決となり、注目を集めた。対戦成績4勝2敗で勝利した7番勝負について、藤井王将は「羽生九段の大局観を深く感じられる場面が多かった。特に第2局ではこちらの読みにない手順でリードを奪われ、非常に印象に残った」と振り返った。 藤井王将は
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静岡県高校将棋 東部男子個人戦 片岡さん(沼津東1年)優勝 上位10人 県大会へ-三島
第54回県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会2日目は7日、三島市の日大三島高で男子個人戦を行った。沼津東1年の片岡賢佑さんが優勝した。 11校から84人が出場し、トーナメント戦で真剣勝負を繰り広げた。上位10人が県大会出場権を獲得した。 県大会出場者は次の通り。 ②勝又諒介(日大三島2)③小宮山颯太(富士見3)④小倉伸之輔(富士3)⑤井手響介(富士市立3)⑥河野賢司(富士3)⑦関戸祐太(沼津東2)⑧谷口拓海(伊豆伊東3)⑨皆川育実(富士見3)⑩亀山草憲(富士見1)
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富士見AがV 静岡県高校将棋 東部地区男子団体
第54回静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会が6日、三島市の日大三島高で始まった。初日の男子団体戦は、富士見A(小宮山颯太、小林修士、亀山草憲)が優勝した。 9校15チームがトーナメント戦に臨み、盤上で熱戦を繰り広げた。上位5チームが県大会に進む。7日には男子個人戦が行われる。 このほか、県大会に出場するのは次の通り。 ②沼津東(関戸祐太、宮根健宏、片岡賢佑)③日大三島(勝又諒介、室伏奏翔、河本龍青)④星陵(後藤秀明、鈴木森羅、芹沢和幹)⑤富士市立A(井手響介、神田翔哉、松下圭梧)
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浜松日体Aが優勝 県高校将棋 西部地区団体
第54回県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の団体戦が5日、磐田市見付の磐田南高で行われ、浜松日体Aが優勝した。 18校から30チームが出場。生徒は相手の出方をうかがいながら真剣な表情で駒を動かすなどし、盤上で白熱した攻防を繰り広げた。上位5チームは21日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場チームは次の通り。 ②浜松北高A③聖隷クリストファー④浜松工A⑤磐田南高A
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県高校将棋選手権中部 男子個人 A級優勝 鈴木颯さん(藤枝明誠)
静岡県高校将棋選手権中部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の男子個人戦が4日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。有段者が対戦するA級では藤枝明誠高2年の鈴木颯史さんが、級位者が競うB級では静岡東高2年の小谷幸平さんがそれぞれ優勝した。 県中部17校の139人が熱戦を繰り広げた。A級の上位9人とB級優勝者は20日に静岡高で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場者は次の通り。 【A級】②大石裕貴(静岡1)③原田孝太郎(藤枝明誠2)④橋山淳之介(藤枝明誠3)⑤望月優志(静岡東3)⑥鈴木元耀(藤枝明誠3)⑦小杉航平(科学技術3)⑧土屋純(静岡2)⑨山田志蕗(静岡3)
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男子/渡辺さん(聖隷クリストファー2) 女子/鈴木さん(浜松日体2)V 静岡県高校将棋西部地区個人
第54回県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の個人戦が3、4の両日、磐田市見付の磐田南高で行われた。男子は渡辺快さん(聖隷クリストファー2)、女子は鈴木明里さん(浜松日体2)がそれぞれ優勝した。 男子は22校186人、女子は5校6人が出場した。選手は真剣な表情で対戦相手と向き合い、盤上で熱戦を繰り広げた。男子は上位10人と推薦の丸一健悟さん(浜松日体2)、女子は上位6人と推薦の大石彩乃さん(磐田南2)が20日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 このほかの主な結果は次の通り。 【男子個人戦】②木下颯(浜松学芸3)③花村優河(浜松工3)④久野杏
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一力が挑戦者決定戦進出 囲碁碁聖戦、大西破る
囲碁の井山裕太碁聖(33)への挑戦権を争う第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)本戦トーナメントは4日、東京都千代田区の日本棋院で準決勝が打たれ、一力遼棋聖(25)が大西竜平七段(23)を破り、挑戦者決定戦となる決勝に進出した。 一力棋聖は25日の決勝で、余正麒八段(27)と対戦する。両者による決勝は2期連続。前期は一力棋聖が勝ち、挑戦権をつかんだ。 一力棋聖は棋聖2連覇中の実力者。碁聖のタイトルも第45期に獲得している。
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藤枝明誠A優勝 静岡県高校将棋中部地区大会の男子団体戦
静岡県高校将棋選手権中部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の男子団体戦が3日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。有段者が競うA級では藤枝明誠Aチーム、級位者が競うB級では静岡東Bチームがそれぞれ優勝した。 県中部の14高校から25チームが出場し、盤を挟んで読み合いを展開した。A級の上位4チームとB級優勝チームは21日に静岡高で開かれる県大会に出場する。 県大会出場を決めたA級2位以下のチームは次の通り。 ②静岡B③静岡東A④静岡学園A
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余が挑戦者決定戦進出 囲碁碁聖戦、村川を破る
囲碁の井山裕太碁聖(33)への挑戦権を争う第48期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)本戦トーナメントは1日、大阪市の関西棋院で準決勝が打たれ、余正麒八段(27)が村川大介九段(32)を破り、挑戦者決定戦となる決勝に進出した。 余八段は関西棋院所属。七大タイトル獲得はまだないが、王座戦と十段戦で挑戦した実績がある。碁聖戦では初の挑戦手合出場を目指す。 もう一方の準決勝は、一力遼棋聖(25)―大西竜平七段(23)。4日に行われ、その勝者が余八段と決勝を争う。
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伊藤さん(裾野)S級V 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内の将棋文化発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第15回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの約140人がレベル別に4部門に分かれて対局。真剣なまなざしで熱のこもった勝負を繰り広げた。 S級では伊藤大悟さん(裾野市)が優勝した。伊藤さんは9月に開催される全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②高橋晴仁(掛川市)③鈴木颯史(藤枝市)▽A級 ①安原敏夫(静岡市葵区)②中川丈太郎(浜松市浜北区)③小藤遼平(栃木県)▽B級 ①中
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SSクラスで漢那さん優勝 日将連浜松4月大会 浜松
日本将棋連盟浜松支部の4月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。84人が参加し、最強のSSクラスで漢那憲祐さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①漢那憲祐(東区)②鈴木佑一(中区)③赤羽優太(東区)▽S ①早津徳文(南区)②野中力也(中区)③落合雅巳(菊川市)▽A ①澤田真一郎(袋井市)②高林功(東区)③古田海(袋井市)▽B ①中村敏男(南区)②木下信雄(掛川市)③榊原寛(西区)▽C ①橋本樹(浜北区)②高橋光亮(掛川市)③鈴木千顕(中区)
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将棋・王位戦第6局 牧之原で開催へ 9月、平田寺
牧之原市は28日、日本将棋連盟などが主催する「第64期王位戦七番勝負」の第6局の開催地に同市の平田寺が選ばれたと発表した。 現タイトル保持者の藤井聡太六冠=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=に挑戦者決定戦の勝者が挑む。王位戦は4勝でタイトル獲得となるため、第6局の開催は戦績次第となる。開催すれば平田寺では2年連続。対局は9月5、6の両日に行われる。 平田寺は将棋好きだったとされる江戸幕府老中で相良藩主を務めた田沼意次ゆかりの古刹(こさつ)。
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名人戦の大盤解説 男女棋士 丁々発止 静岡・浮月楼
静岡市葵区の料亭「浮月楼」で開かれた将棋の第81期名人戦7番勝負第2局の関連企画として、同市の実行委員会が27日、同じ会場で大盤解説会を開いた。男女棋士5人が、渡辺明名人、藤井聡太六冠の指し手の意図や形勢を説明した。 木村一基九段(49)、佐々木勇気八段(28)、飯塚祐紀七段(54)、貞升南女流二段(37)、脇田菜々子女流初段(26)が二人一組で次々登壇し、丁々発止のやりとりを見せた。過去の名人戦の逸話、タイトル戦に臨む棋士の心理状態にも触れ、会場を沸かせた。 約140人が集った。最前列で約5時間半耳を傾けた戸塚貴美江さん(58)=同市葵区=は「2020年から将棋を観戦している。今日はゆ
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囲碁の芝野が十段奪還
囲碁の第61期十段戦5番勝負の第4局は20日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の芝野虎丸名人が許家元十段を破り、対戦成績3勝1敗で十段のタイトルを奪還、名人と合わせ二冠となった。
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人をつなぐ「アイゴ」 指で確かめ、頭で対局 視覚障害者向け囲碁盤【スクランブル】
黒と白の石を並べ陣地を取り合う囲碁を、目の見えない人にも楽しんでほしい。そんな思いから視覚障害者用の囲碁盤「アイゴ」は生まれた。普及に努める日本視覚障害者囲碁協会代表理事で全盲の棋士の柿島光晴さん(45)は「盤上では誰もが対等。全ての人を囲碁でつなげたい」と話す。 「白はつるつる。黒はざらざら」。3月、東京・中野のフリースクール「翔和学園」内にある囲碁サロン「天元・結」。視覚障害のある小学生ユーチューバーここみさん(10)が撮影で囲碁を習いに訪れ、初めての碁石の感触を確かめていた。 盤上の碁石の位置を手や指で確認し、頭の中でイメ
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棋士の「おやつ」8品選出 静岡市で開催、将棋と囲碁 市民投票で決定
静岡市内で開かれる将棋の第81期名人戦(27、28日)と囲碁の第78期本因坊戦(5月18、19日)の両実行委員会は18日、対局棋士に提供する菓子を決める「おやつコンテスト」の結果を発表した。市民投票を経て和菓子、洋菓子の計8品が選ばれた。 和菓子部門で選出された4品は、安倍川もち 皿もり(やまだいち)▽玄米茶のわらび餅(大国屋製菓舗)▽桜餅(佐藤農園)▽「勝つを見る」かつ見のおはぎ(かつ見)。洋菓子部門の4品は、「茶っふる」本山・静岡いちご(茶町KINZABURO)▽ぼくたち8人兄弟クッキー(CAT&BAKES 9456)▽久能山東照宮献上品「漆黒の甲冑と徳川四天王のタルト」(キルフェボン
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囲碁の上野が女流名人初獲得
囲碁の第34期女流名人戦3番勝負の第2局は17日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の上野愛咲美女流立葵杯が藤沢里菜女流名人を破り、対戦成績2勝0敗で女流名人のタイトルを初獲得、女流立葵杯と合わせ二冠となった。
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羽生が将棋連盟次期会長へ
日本将棋連盟の佐藤康光会長は4日、会長職を今期限りで退任する意向を表明した。羽生善治九段が理事予備選挙に立候補しており、6月の棋士総会を経て次期会長に就任する見通しとなった。
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静岡県内外の小中生が将棋交流 佐原さん(浜北区)1位 浜松市北区
浜松市の棋友会はこのほど、奥山半僧坊小中学生将棋大会を同市北区引佐町の方広寺で開いた。県西部、愛知県、三重県の小学1年から中学1年まで39人が参加し、対局を通じて交流を楽しんだ。 参加者をレベルごと四つのクラスに分けてリーグ戦を実施し、子どもたちは真剣な表情で将棋を指した。最上位のAクラスは、同市浜北区の佐原志依さん(小学4年)が1位に輝いた。初心者がルールを学ぶための体験会も行われた。 その他の主な結果は次の通り。 【Aクラス】2位 菅原優星(磐田市)▽3位 赤羽優太(東区) 【Bクラス】1位 鶴見晃輔(浜北区)▽2位 伊藤龍(同)▽3位 佐原向(同)
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磐田の鈴木さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第228回大会がこのほど、磐田市の市総合福祉会館iプラザで開かれ小中学生7人を含む47人が参加した。最強のSSクラスは磐田市の鈴木庄三さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太さん。 上位入賞者は次の通り。 SS ①鈴木庄三(磐田市)②久野杏太(同)③横山渡(牧之原市)▽S ①岡本康夫(掛川市)②藤原紳裕(御前崎市)③渥美良純(浜松市)▽A ①前田勇(掛川市)②山元一雄(磐田市)③斉藤正直(浜松市)▽B ①松田寿一(浜松市)②鈴木勉(森町)③鈴木繁(磐田市)
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「名人クラス」渡辺さん優勝 浜北で親睦将棋大会 浜松
浜松市浜北区の浜北文化センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれ、58人が参加した。最強クラスの名人戦は高校生の渡辺快さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①渡辺快②杉山裕太郎③内山透④石野俊夫⑤宇藤敬行▽S ①早津徳文②山田周三③幸田好司④石川三余⑤前川忠雄▽A ①池谷雄二②斉藤正直③山元一雄④藤原紳裕⑤桑原明▽B ①田辺栄司②河村正夫③松下茂樹④高林功⑤高柳正芳▽C ①越知隆一②鈴木勉③榛葉雄治④藤森勗⑤片山久
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全国将棋選抜 女子高生が熱戦 日大三島・佐々木さん3位
第27回全国高校将棋女子選抜大会(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、三島市文教町の日大三島高で開かれた。鹿沼(栃木県)1年の斉藤陽菜子さんが優勝し、県勢は日大三島1年の佐々木香歩さんが3位に入った。 全国から30人が出場し、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。 同時開催された全国高校将棋女子記念大会兼加藤康次杯には26人が出場し、鶯谷(岐阜県)1年の後藤伊織さんが優勝した。
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藤井聡太が棋王初獲得、最年少六冠
将棋の渡辺明棋王に藤井聡太五冠が挑んだ第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局は19日、栃木県日光市で指され、132手で後手の藤井五冠が勝ち、3勝1敗で棋王を初獲得し、最年少六冠となった。
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将棋王位戦舞台 牧之原・平田寺書院 18、19日公開
牧之原市将棋によるまちづくり実行委員会は18、19の両日、昨年9月に牧之原市で開催した「第63期王位戦7番勝負第5局」で対局会場となった平田寺書院(通常非公開)を一般公開する。入場無料。 田沼家ゆかりの古刹(こさつ)である会場には盤駒などを設置し、藤井聡太王位と豊島将之九段が熱戦を繰り広げた当日の雰囲気を再現する。対局1日目終了後、有利不利がないよう2日目に指す次の一手をあらかじめ決めておく「封じ手」や記念の扇子、床の間に飾られていた田沼意次の肖像画なども併せて展示する。 公開時間はいずれも午前10時から午後3時まで。
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将棋愛好家ら120人が腕競う 浜松でフェスタ
杏林堂薬局はこのほど、浜松市内外の将棋愛好家が腕を競う将棋フェスタを同市中区で開いた。幼児から高齢者まで約120人がレベルに応じた4部門に分かれて白熱した対局を繰り広げた。 新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。焼津市出身の青野照市九段らによる指導対局も行い、参加者は戦法や手筋などについてアドバイスを受けた。
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棋士のおやつ何がいい? 将棋・名人戦/囲碁・本因坊戦 静岡市、15日までコンテスト
静岡市は市内で開催される将棋の第81期名人戦(4月27、28日)、囲碁の第78期本因坊戦(5月)に向け、対局棋士に提供する菓子を決める「おやつコンテスト」を実施する。市内の菓子店や飲食店などを対象に3月15日まで、おやつの候補作品を公募している。 静岡ゆかりの徳川家康が親しんだ将棋と囲碁の文化を広めるとともに、タイトル戦のおやつを市内外にPRして観光誘客と地域活性化につなげる。書類審査や市民投票を経て、和菓子と洋菓子を各4点選出する。 書類審査を通過したおやつの一覧を市の公式ウェブサイトに掲載し、3月24日から4月7日にかけて市民投票を実施する。投票の結果は4月中旬に発表予定。 市の公
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こども将棋大会白熱 静岡市長杯 県内外から90人
静岡市長杯こども将棋大会が5日、同市葵区の市民文化会館で開かれた。小学校の低学年と高学年、中学生の3部門に県内外から約90人が出場し、真剣な表情で対局に臨んだ。 2日に市内で行われた第81期A級順位戦最終局(静岡新聞社・静岡放送後援)の関連行事。1人最大5局を戦い、勝ち数で順位を競った。プロ棋士3人による多面指し指導将棋も行い、西川和宏六段、岡部怜央四段、斉藤裕也四段が子どもたちに指導しながら対局した。 各部門の上位入賞者は次の通り。 小学校低学年 ①青木淳平(川崎市)②沢田龍平(大阪府)③山村陽生(横浜市)▽同高学年 ①中島碧惟(東京都)②栗本弘毅(愛知県)③佐原志依(浜松北浜北4)
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藤井五冠 広瀬八段 プレーオフ実施へ 将棋A級順位戦 渡辺名人が解説
将棋の渡辺明名人(38)への挑戦権を懸けた第81期A級順位戦の最終局(日本将棋連盟など主催、静岡市など共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で行われ、第8局を終えて6勝2敗の藤井聡太五冠(20)が91手で稲葉陽八段(34)に勝利した。同じ6勝2敗だった広瀬章人八段(36)も菅井竜也八段(30)に104手で勝利し、7勝2敗の両者によるプレーオフで挑戦者を決めることになった。 対局を終えた藤井五冠はA級順位戦全9局を振り返り「(持ち時間の)6時間をしっかり使って考えることができた。充実感があった」と語った。名人位について「歴史のあるタイトルに少しずつ近づけている」と
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名人クラス 田中さん優勝 浜北で親睦将棋大会
浜松市浜北区の浜北文化センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。県西部を中心に小学生を含む59人が参加し、最強クラスの名人戦は田中雅英さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雅英②村木多津男③内山透④相場昇⑤石野俊夫▽S ①村松清②稲葉理③鶴見晃輔④三輪宗男⑤吉田志郎▽A ①袴田洋三②村木和男③高橋建夫④森田元⑤鈴木与四郎▽B ①高瀬啓一郎②高林功③田辺栄司④三輪勝次⑤中根清▽C ①木下恵史②杉山稔③高瀬冬馬④宮地久男⑤田畑敏男
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第227回大会がこのほど、磐田市の市総合福祉会館iプラザで開かれ、46人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②横山渡(牧之原市)③門奈佑紀(浜松笠井中1)▽S ①門奈光(浜松笠井小4)②幸田好司(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①沢田真一郎(袋井市)②田中直樹(豊田市)③山元一雄(磐田市)▽B ①志村正雄(袋井市)②松浦達雄(掛川市)③山中勇二(磐田市)
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トップ棋士10人対局へ抱負 将棋A級順位戦最終局 静岡・浮月楼で2日開幕
将棋のトッププロ10人が渡辺明名人への挑戦権をかけて総当たりする第81期A級順位戦の最終局(日本将棋連盟など主催、静岡市など共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で行われる。対局を控えた1日、同所で開会式が開かれた。 全9局のリーグ戦方式で行う今期のA級順位戦は昨年6月開幕。8局を終えて藤井聡太五冠と広瀬章人八段が6勝2敗で並んでいる。永瀬拓矢王座ら4人が5勝3敗で続く。 開会式には棋士10人が登壇し、将棋ファンら約100人の前で一人一人、翌日の対局への抱負を述べた。同順位戦に初めて挑んでいる藤井五冠は「いろいろなことを意識しすぎては良くない。これまで通り、集
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101歳対7歳やプロ指導 裾野 囲碁愛好会30周年対局
裾野市囲碁愛好会、日本棋院裾野支部、あすなろ囲碁県連合会は26日、活動開始から30周年を記念したイベントを同市平松の東西公民館で開いた。 会員や囲碁教室に通う児童ら約50人が対局を楽しんだ。世代間の交流を目的とした相川東三さん(101)と沼津市立今沢小1年の山本伊織君(7)によるエキシビション対局や、藤井浩貴二段=清水町出身=らプロ棋士3人による指導対局が行われた。 愛好会によると、30年間で囲碁の競技人口は減少傾向にあり、最盛期は約130人だった会員は現在約50人。2020年には同連合会を発足し、県内の小学校で囲碁教室を展開して普及を図っている。渡辺浩事務局長は「会員の平均年齢が上がっ
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今川義元杯静岡市民囲碁大会 団体戦、葵区が優勝
駿府城を中心に囲碁を広く普及したとされる今川義元の功績をたたえる「今川義元杯静岡市民囲碁大会」(同市主催)が23日、静岡市民文化会館で開かれた。10~90代の62人が団体戦や個人戦自由対局で熱戦を展開した。 葵、駿河、清水区で争った団体戦は3人一組で各区から4チームずつ出場し、区ごとに合計の勝利数を競った。駿河区は計6勝、清水区は計4勝で最多の計14勝を収めた葵区が団体戦で優勝した。個人戦自由対局で3勝以上の成績を収めた出場者に賞品を贈った。 個人戦に出場した葵区の望月勲さん(80)は「子どもから大人が一緒に競う大会は珍しい。いい力試しになる」と話した。
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対局、講演...囲碁三昧 静岡でまつり最終日 李さん(東京)が優勝
静岡市の囲碁文化を継承する「しずおか囲碁まつり」(同市、実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の19日、葵区の市民文化会館でアマチュア参加者によるチャンピオン戦を行い、東京都の李章元さん(30)が頂点に立った。 チャンピオン戦には県内外のアマチュア約110人が参加。18日に実施した予選トーナメント各ブロックの優勝者が決勝トーナメントA、準優勝者が同Bに分かれて対局した。 李さんは「予選から難局もあったが、優勝できてうれしい」と話した。優勝者として、高梨聖健九段との公開対局にも挑んだ。 マイケル・レドモンド九段による講演「世界の囲碁事情」や、順位をつけない団体戦と個人戦も行わ
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「囲碁まつり」熱戦 プロ棋士100面打ちも 賞金懸け、アマ110人
静岡市葵区の市民文化会館で18日、囲碁の普及を目指す「しずおか囲碁まつり」(同市、実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開幕した。アマチュアを対象にした賞金総額81万円の「チャンピオン戦」が注目を集め、県内外の腕自慢が競っている。19日まで。 チャンピオン戦には県内外から約110人が参加した。予選が行われ、優勝賞金30万円獲得を目指し、激しい戦いを繰り広げた。プロ棋士による100面打ちや指導碁にも多くのファンが挑んだ。 最終日はチャンピオン戦の決勝トーナメント戦や「世界の囲碁事情」と題した講演などが予定されている。 山梨県中央市から参加し伊藤健良三段の指導を受けた小学5年の松村宥
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榛葉さん(東区)が最強Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の2月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。98人が参加し、最強のSクラスで東区の榛葉大樹さんが優勝した。上位入賞者は次の通り。 S ①榛葉大樹(東区)②安藤舜聖(富士市)③佐藤登(東区)④田中雅英(南区)⑤清水克真(静岡市)▽A ①須山佳宏(南区)②早津徳文(同)③佐原志依(浜北区)④渥美孝太郎(東区)⑤石川三余(西区)▽B ①野中力也(中区)②阿部久夫(磐田市)③宮城島捷翔(浜北区)④門奈光(東区)⑤高柳正芳(浜北区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②塚本和芳(森町)③佐原向(浜北区)④武村岳史(同)⑤三輪勝次(東区)▽D ①五屋隆志(西区)②大角昌史(
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竜王戦盛り上がり総括 富士宮対局 実行委員会 将棋のまちへ教室開催
昨年10月に富士宮市内で指された将棋のタイトル戦「竜王戦第3局富士宮対局」の実行委員会は9日、第3回会合を市役所で開いた。地元関係者でタイトル戦の盛り上がりを振り返り、将棋のまちに向けた今後の取り組みを共有した。 第3局は市制施行80周年記念事業の一環として昨年10月28、29日に割烹(かっぽう)旅館「たちばな」を会場に開催された。須藤秀忠市長は「記念事業にふさわしく、多くの市民が盛り上げに参加してくれたことを市長として大変うれしく感じている」とあいさつ。竜王戦を契機に市長杯将棋大会や子ども将棋教室を継続開催したい考えを明らかにし、「将棋の文化が富士宮にしっかりと根付き、市民の将棋熱がさら
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鍋田さん(男子A)川口さん(女子)優勝 静岡で県高校囲碁新人十傑戦
静岡県高校囲碁新人十傑戦大会(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4日、静岡市葵区の科学技術高で開かれた。男子Aクラスは清水東高1年の鍋田佑樹さん、女子は同2年の川口羽千南さんが優勝した。 県内17校から計92人が参加した。トーナメント方式などで行われ、生徒は真剣な表情で対局に臨んだ。 鍋田さんと川口さんは今夏に鹿児島県で開催予定の全国高校総合文化祭囲碁部門の個人戦に県代表として出場する。団体戦には男子Aの2、3位と女子の2位の計3人を選出する。 このほかの結果は次の通り。 男子A ②佐藤侑李(沼津東2)③植松恭太郎(静岡学園2)▽同B ①福吉陽太(藤枝東1)②草信広
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3月27日 浜松・方広寺で小中生将棋大会 参加者募集
浜松市の棋友会は3月27日、「奥山半僧坊小中学生将棋大会」を同市北区引佐町の方広寺で開く。参加費500円。 午前10時開会。参加人数に応じて年齢、レベルごとにクラスを分け、1人当たり5~6局の対局を楽しむ。対局せずに将棋のルールを覚えたい子どもも参加できる。 園児、小中学生が対象で、電話かファクスで申し込む。締め切りは3月17日。問い合わせは大会事務局<電053(543)0149>へ。ファクス番号も同じ。
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朝比奈君(伝馬町)が優勝 東日本大会に進出 公文杯将棋
公文杯第48回小学生将棋名人戦県予選会(日本将棋連盟清水支部主管、静岡新聞社・静岡放送後援)はこのほど、静岡市清水区の江尻生涯学習交流館で開かれた。静岡市立伝馬町小5年の朝比奈潤君が優勝し、3月の東日本大会に進む。 県内の小学1~6年生計60人(うち女子6人)が出場。グループ戦の後、トーナメント戦で戦った。外岡健司支部長は「女子の参加も多く将棋への関心の裾野の広がりを感じている。決勝は接戦となり会場は大いに盛り上がった」と述べた。 そのほかの主な結果は次の通り。 ②長島旦陽(藤枝岡部5)③渥美賢信(磐田北5)
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名人クラスは内山さん優勝 浜松市浜北区で親睦将棋大会
浜松市浜北区の浜北文化センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。県西部を中心に51人が参加し、最強クラスの名人戦は内山透さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①内山透②相場昇③田中雅英④清水克真⑤関口真貴▽S ①池谷芳久②幸田好司③伊藤憲次④山口昌行⑤吉田志郎▽A ①松下安夫②高橋建夫③藤原紳裕④中村敏男⑤山元一雄▽B ①河村正夫②伊藤潔③川口哲也④山本勉⑤中根清▽C ①田辺栄司②榛葉雄治③越智隆一④平野惣一⑤赤堀留次
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神谷八段が指導対局 日本将棋連盟浜松 東区で新春大会
日本将棋連盟浜松支部は15日、新春大会を浜松市東区の積志協働センターで開き、プロ棋士の神谷広志八段=中区=が指導対局を行った。 神谷八段は同時に複数人を相手にする多面指しを展開し、小学生から一般の約20人が、棋力に応じて駒落ちのハンディを付けてもらって挑戦した。それぞれ終局を迎えると、神谷八段は「一直線の攻めでは勝ちきれないよ」などと戦略をアドバイスしたり、好手を褒めたりした。 同支部はコロナ禍で開催を中止していた例会を昨年12月から再開し、新春大会は3年ぶり。長年、同支部の例会や新春大会で指導対局を行っている神谷八段は「再開したばかりで参加者はまだ少ないが、増えることを期待したい」と話
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王将戦のおやつに脚光 掛川の老舗「火の羊羹」 藤井、羽生両氏が注文
藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖=と羽生善治九段(52)がタイトル戦で初対決した将棋の第72期王将戦第1局を機に、掛川市中町商店街の老舗和菓子店「伊藤菓子舗」が脚光を浴びている。令和の天才と棋界のレジェンドがいずれも、掛川市での対局初日のおやつに同店の「火の羊羹(ようかん)」を注文したため。店には問い合わせが相次ぎ、歴史的一戦の余韻は冷めない。 火の羊羹は、火伏せの神として信仰を集める霊地・秋葉山に続く秋葉街道にちなんだネーミング。強い火加減で入念に練り上げた逸品で、藤井王将は8日午前、羽生九段は同日午後のおやつに火の羊羹を選んだ。いずれも「ゆず蜂蜜」「掛川茶」「本煉(ほんねり
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藤井王将が先勝 初防衛へ好発進 羽生九段を押し切る 掛川の王将戦第1局
将棋の藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖との五冠=に、前人未到の通算獲得タイトル100期を目指す羽生善治九段(52)が挑む第72期王将戦7番勝負第1局(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は9日、掛川市の掛川城二の丸茶室で2日目を終え、91手で先手の藤井王将が先勝し、初防衛に向けて好発進した。 抜群の知名度を持つ将棋界の両雄がタイトル戦で初めて相まみえる注目のカードは、緊張感みなぎるにらみ合いの後、中盤から攻め合いに転じた。形勢がどちらに転んでもおかしくない状況の中、藤井王将が飛車を捨てる強手を放ち、徐々に主導権を奪って押し切った。 藤井王将は「(羽生九段は)こちら
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羽生九段、積極的攻め 藤井王将は堅実に対応 ほぼ互角、長考場面も 将棋・王将戦7番勝負第1局初日
将棋の藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖=に、前人未到の通算獲得タイトル100期を目指す羽生善治九段(52)が挑む第72期王将戦7番勝負第1局(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、掛川市の掛川城二の丸茶室で始まった。持ち時間は各8時間。2日制。初日は羽生九段が44手目を封じた。 前期に渡辺明名人(38)から王将位を奪取し五冠となった藤井王将と、数々の金字塔を打ち立て長く第一人者として将棋界をリードしてきた羽生九段がタイトル戦で初めて対戦する好カード。2人の天才による注目の一戦は、久保田崇市長の振り駒で藤井王将の先手で始まった。 後手の羽生九段は展開が読みにく
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マルシェで将棋ファンもてなし 記念御城印も販売 掛川で王将戦
掛川市で開幕した将棋の第72期王将戦7番勝負第1局に合わせて、市などでつくる「将棋によるまちづくり実行委員会」は8日、対局場近くの掛川城公園三の丸広場にマルシェを開設した。9日まで、各地から訪れる将棋ファンをもてなす。 王将戦は藤井聡太王将に羽生善治九段が挑むスター対決。大盤解説会などのために訪れた大勢のファンがマルシェに立ち寄り、飲食を楽しんだり観光情報を収集したりして空き時間を過ごした。 国の重要文化財に指定されている掛川城御殿では、王将戦を記念した御城印(1部税込み1300円)の販売が始まった。市内産ヒノキを使ったシートで、藤井王将と羽生九段の揮毫(きごう)入り。開館前にはファンの
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藤井VS羽生 将棋王将戦初対決へ抱負 8〜9日、掛川で第1局
将棋の第72期王将戦7番勝負第1局(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の記者会見と前夜祭が7日、掛川市内で開かれた。藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖=に羽生善治九段(52)が挑む。抜群の知名度を持つ将棋界の両雄がそれぞれ、対局に向けて健闘を誓った。 第1局は8、9の両日、同市の掛川城二の丸茶室で指される。藤井王将と羽生九段がタイトル戦で対決するのは初めて。初防衛を目指す藤井王将は「注目してもらえるシリーズになる。期待に応えられる内容の将棋にできればと思っている」と話した。 羽生九段にとっては通算獲得タイトル100期が懸かった挑戦。「舞台にふさわしい中身の濃い将棋
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子ども将棋白熱 掛川、王将戦第1局前に 藤井王将、羽生九段も見守る
掛川市で開かれる将棋の第72期王将戦7番勝負第1局に先立ち、同市などでつくる「将棋によるまちづくり実行委員会」などは7日、全国の小中学生が対局する「掛川こども王将戦」を同市掛川の中央図書館で開いた。3クラスに計55人が出場し、S級は北川万葉さん(福井県)が優勝した。A級は鈴木大輝さん(磐田市)、B級は関谷真一朗さん(横浜市)が制した。 会場には藤井聡太王将と羽生善治九段の両対局者が足を運び、盤上の攻防を見守った。各クラスの優勝者は王将戦前夜祭で藤井王将らから祝福を受けた。 2位以下は次の通り。 S級 ②望月友就(静岡市)③永井大賀(裾野市)▽A級 ②長瀬優月(掛川市)③岩本倖(同)▽B
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名人クラスは相曽さん優勝 浜北で親睦将棋大会 浜松
遠州親睦将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれ、県西部を中心に54人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①相曽剛史②須山佳宏③渡辺快④伊藤進⑤嶌英昭▽S ①山田周三②幸田好司③宮道孝徳④吉田志郎⑤村松清▽A ①桑原明②久米孝吉③牧野斉④袴田洋三⑤大庭悦治▽B ①高林功②鈴木与四郎③松下茂樹④伊藤利雅⑤高林久男▽C ①鈴木さち子②片山久③宮地久男④平野惣一⑤赤堀留次
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Sクラス優勝は浜松の渥美さん 磐田将棋ク226回大会
磐田将棋愛好クラブの第226回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、47人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①清水克真(静岡市)②横山渡(牧之原市)③松島義男(磐田市)▽S ①渥美良純(浜松市)②幸田好司(磐田市)③岡本康夫(掛川市)▽A ①斉藤正直(浜松市)②藤沢勝(磐田市)③松尾三十四(掛川市)▽B ①鈴木繁(磐田市)②芝田信照(袋井市)③中村敏男(浜松市)
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静岡の清水さん SSクラスでV 磐田将棋大会
磐田将棋愛好クラブの第226回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、47人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①清水克真(静岡市)②横山渡(牧之原市)③松島義男(磐田市)▽S ①渥美良純(浜松市)②幸田好司(磐田市)③岡本康夫(掛川市)▽A ①斎藤正直(浜松市)②藤沢勝(磐田市)③松尾三十四(掛川市)▽B ①鈴木繁(磐田市)②芝田信照(袋井市)③中村敏男(浜松市)
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藤井聡太王将×羽生善治九段 1月8日、掛川で将棋王将戦 「まちの顔」隠れているけど…おもてなし全力
掛川市が舞台になる将棋の第72期王将戦の開幕が来年1月8日に迫った。藤井聡太王将に羽生善治九段が挑む注目度の高さから大勢の来訪者が見込まれるが、市を象徴する掛川城天守閣は修復工事でシートに覆われたまま。「まちの顔」が見えない中、市などでつくる「将棋によるまちづくり実行委員会」は関連イベントの拡充を図り、大一番に備えている。 1年前、挑戦者として同市を訪れた藤井王将が「天守が近くに見えて落ち着いた雰囲気」と評した対局場の掛川城二の丸茶室。仰ぎ見た天守閣は6月、大規模修復工事に入った。周囲に足場が組まれ、姿を隠している。 掛川城が望めない中で将棋界のスター2人を迎える王将戦第1局。市は12月
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静岡の清水さん SSクラス準V 日将連浜松12月大会
日本将棋連盟浜松支部の12月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。75人が参加し、最強のSSクラスで中区の木下颯さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①木下颯(中区)②清水克真(静岡市)③永野孝太郎(浜北区)▽S ①蒔山結仁(湖西市)②小林悠人(袋井市)③稲場渉(浜北区)▽A ①鈴木大輝(磐田市)②菅沼優星(同)③大橋翔太郎(同)▽B ①稲場理(浜北区)②野中力也(中区)③鈴木淳平(浜北区)▽C ①田村勇太郎(中区)②高橋光亮(掛川市)③橋本樹(浜北区)
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島田で囲碁まつり 静岡県内108人熱戦
静岡県内の囲碁愛好家が集まる県民囲碁まつり(日本棋院県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、島田市のプラザおおるりで開かれた。小学生から大人まで幅広い年代の108人が出場し、3人一組のチームで熱戦を繰り広げた。 無差別、段位者、級位者のクラス別でリーグ戦を行った。参加者は碁盤を挟み、真剣な表情で対局に臨んだ。 各部門の優勝チームは次の通り。 無差別 なごみ会▽段位者(4ブロックの各優勝チーム)中遠支部掛川南、らんか④、加藤学園A、島田支部天王町▽級位者 三島子供教室B
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2023年2月 静岡で囲碁まつり プロ棋士と交流、教室も
静岡市の囲碁文化を伝える「しずおか囲碁まつり」(市、実行委員会主催)が2023年2月18、19日、市民文化会館で開かれる。プロ棋士との交流や初心者教室など多彩な催しが行われる。 大竹英雄名誉碁聖や石田芳夫24世本因坊秀芳など46人のプロ棋士が集結する。プロ棋士が「200面打ち」や入門教室を指導して回るほか、アマチュア参加者によるチャンピオン決定戦、「世界の囲碁事情」と題した講演会などがある。 実行委によると、静岡ゆかりの今川義元が宮廷、武士の間で親しまれていた囲碁を庶民に広め、徳川家康が家元制度や「お城碁」を創設したとされる。囲碁まつりを通じて地域資源のPRと交流人口の拡大を図る。 参
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ねんりんピックへ 清水町江面さんV 島田で囲碁静岡県予選
日本棋院県支部連合会はこのほど、愛媛県で来年開かれるねんりんピックえひめ大会の静岡県予選を島田市の島田囲碁センターで開いた。静岡市、浜松市を除く県内の18人が出場し、江面雄次さん(清水町)が優勝した。 10人と8人によるリーグ戦の上位4人で決勝トーナメントを行った。上位2人がねんりんピックに出場する。 このほかの結果は次の通り。 ②榛葉恒治(掛川市)③伊藤鋭一(掛川市)④亀沢豊(森町)
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藤井王将と羽生九段の対局 大盤解説に申し込みが殺到 定員80人に1355件、9日締め切り 第72期王将戦7番第1局
藤井聡太王将に羽生善治九段が挑む将棋の第72期王将戦7番勝負で、掛川市の久保田崇市長は8日、同市で開かれる第1局2日目の大盤解説会の申し込みが定員80人に対して1355件(1件の応募で2人まで)に上ったと明らかにした。締め切りは9日で、応募者がさらに増える見込み。締め切り後の抽選になる。 第1局は2023年1月8、9の両日、掛川城公園内の二の丸茶室で行われ、近隣の大日本報徳社で大盤解説会が開かれる。市によると、初めて王将戦の会場になった第59期(2009年度)以降、大盤解説会が抽選になるのは藤井王将が挑戦者として臨んだ前回71期に次いで2回目。前回は定員80人に対して応募633人だった。
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将棋・藤井竜王の師 杉本八段に挑戦 富士宮で小中生指導対局
将棋の杉本昌隆八段がこのほど、10月に竜王戦第3局が指された富士宮市を訪れ、小中学生を相手に指導対局を行った。富士宮富士山子供将棋大会で入賞した児童らが藤井聡太竜王の師匠に挑んだ。 富士宮中央ライオンズクラブが9月に開いた杉本八段の講演会で同将棋大会の入賞者に杉本八段が直接賞状を手渡す予定だったが、台風の影響で来場がかなわなかったことから、本人の申し出で指導対局の機会を設けた。日本将棋連盟富士宮支部が準備に当たり、入賞者のうち13人が参加した。 杉本八段は4人を同時に相手しながら指導対局を行い、一人一人にアドバイスした。杉本八段は「藤井さんも将棋を楽しむことでここまできた。竜王戦を契機に
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大自在(12月2日)女性棋士
今年の将棋の世界も藤井聡太五冠が注目の的だった。富士宮市で10月に行われた竜王戦でも、おやつに何を口にするかに関心が寄せられた。ただ最近まで、なぜ対局の相手が男性だけなのか深く考えたことはなかった。 女流棋士では史上最強といわれる里見香奈女流五冠が今年、女性初のプロ棋士を目指して男性棋士と対戦する「棋士編入試験」に挑んだが、高い壁に跳ね返された。同じプロといっても「棋士」と「女流棋士」は異なる資格。女性にも「棋士」への門戸は開かれているが、1人も誕生していない。 なぜ頭脳で競う将棋で女性の棋士がいないのか。いくつかの理由が挙げられている。長時間に及ぶ対局ではスタミナに勝る男性が優位だろう
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名人クラスは岡本さん優勝 浜松・浜北で親睦将棋大会
浜松市浜北区の浜北文化センターでこのほど、遠州親睦将棋大会(旧萩原荘親睦将棋大会)が開かれ、県西部を中心に高齢者62人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①岡本康夫②渡辺伸五③関口真貴④須山佳宏⑤嶌英昭▽S ①黒川晴夫②伊藤憲次③幸田好司④池谷雄二⑤吉田志郎▽A ①山口昌行②桑原明③松原政宏④澤井克夫⑤花本真也▽B ①松尾三十四②中根清③中村敏男④芝田信照⑤田辺栄司▽C ①木下恵史②榛葉雄治③内藤利雅④平野惣一⑤片山久
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静岡(男子)富士見A(女子)優勝 高校新人将棋静岡県大会団体
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は20日、男女の団体戦を三島市の日大三島高で行った。 結果は次の通り。 男子 ①静岡(山田志蕗、武田華成、土屋純)②藤枝明誠A(鈴木元耀、鈴木颯史、原田孝太郎)③静岡東A(西村羊詩、望月優志、古谷龍之介)▽女子 ①富士見A(渡辺佳央、山崎恵美、天野詩音)②静岡農業A(栗原萌花、青木実紅、青木紫豊)
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武田さん(静岡)男子個人V 高校新人将棋静岡県大会 女子は佐々木さん(日大三島)
静岡県高校将棋新人戦静岡県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、三島市の日大三島高で開かれた。地区大会を勝ち抜いた男子32人、女子26人がトーナメント戦に臨み、熱戦を繰り広げた。男女上位2人は2月に山梨県で開かれる全国大会に出場する。 結果は次の通り。 男子個人 ①武田華成(静岡1)②丸一健悟(浜松日体1)③原田孝太郎(藤枝明誠1)④山田志蕗(静岡2)⑤鈴木颯史(藤枝明誠1)⑥小宮山颯太(富士見2)⑦鈴木元耀(藤枝明誠2)⑧古谷龍之介(静岡東1)▽女子個人 ①佐々木香歩(日大三島1)②藤原花恋(東海大翔洋1)③大石彩乃(磐田南1)④渡辺佳央(富士見2)⑤天野詩音(同1
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将棋 名勝負の裏側紹介 加藤一二三さんが静岡で講演
静岡県労働者福祉基金協会は12日、日本将棋連盟棋士九段の加藤一二三さん(82)を招いた講座を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。加藤さんは「将棋と人生」と題して講演し、63年間の現役生活の経験や学びを紹介した。 加藤さんは印象深い対局として、初タイトルをかけた1968年度の十段戦、故大山康晴十段との熱戦を挙げた。第4局で大山十段が封じ手をし、加藤さんは日をまたいで計約7時間もの熟考の末に将棋史に残る1手を思いついたことを説明。「封じ手のタイミングが違ったら、あの1手が生まれたか分からない」と裏側を語った。 30歳を前に棋士として行き詰まった時期には、妻から「どんな時もい
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浜松市中区の相曽さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の11月大会が5日、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれ、76人が参加した。上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②安藤舜聖(富士市)③石野俊夫(掛川市)④石川晴翔(西区)⑤加賀照久(島田市)▽A ①安原敏夫(静岡市)②門奈佑紀(東区)③村松清(同)④渡辺伸五(北区)⑤岡本康夫(掛川市)▽B ①高野涼介(東区)②原木優太(同)③門奈光(同)④花本真也(西区)⑤牧野斉(浜北区)▽C ①宮城島捷翔(浜北区)②武村岳史(同)③木下信雄(掛川市)④佐原向(浜北区)⑤三輪勝次(東区)▽D ①赤松賢伸(天竜区)②片山久(東区)③高橋直之(北区)④平野惣一(東区)⑤高瀬冬馬
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浜松の高柳さんSSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第225回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、39人が参加した。上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②鈴木嘉隆(磐田市)③宇藤敬行(同)▽S ①村上友太郎(磐田市)②岡本康夫(掛川市)③大庭悦治(磐田市)▽A ①松尾三十四(掛川市)②山元一雄(磐田市)③鈴木富夫(島田市)▽B ①河合孝一(豊橋市)②藤沢勝(磐田市)③松田寿一(浜松市)
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武田さん(静岡)個人A級優勝 静岡県高校将棋新人戦中部大会 団体は藤枝明誠A
第33回県高校将棋新人戦中部地区大会(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29、30の両日、静岡市葵区の静岡高で行われた。 29日の個人戦は県中部の14校から99人が出場し、A級は静岡高1年の武田華成さん、B級は駿河総合高2年の加藤大雅さんが優勝した。13校31チームが出場した30日の団体戦では、A級を藤枝明誠A(鈴木元耀、鈴木颯史、原田孝太郎)が、B級を藤枝明誠B(橋山淳之介、河村匠哉、花村杜耶)がそれぞれ制した。11月に三島市で開かれる県大会に出場する。 このほか県大会に出場するのは次の通り。 【個人】A級 ②鈴木颯史(藤枝明誠1)③鈴木元耀(藤枝明誠2)④羽生拓未
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「渥美杯」将棋熱戦 天野さんA級優勝 静岡でシニア名人戦
日本将棋連盟県支部連合会(中村洋会長)は30日、史上3人目の同連盟アマ九段に認められた杏林堂薬局(浜松市中区)の渥美雅之名誉会長(88)の名を冠した「渥美杯第1期県シニア将棋名人戦」(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市清水区の江尻生涯学習交流館で初開催した。 大会には県内から60~87歳の47人が参加し、トーナメント形式で争った。全国大会の県予選も兼ねたA級の決勝戦では岡村正文さん(沼津市)と天野聰さん(静岡市駿河区)が熱戦を繰り広げ、天野さんが優勝を決めた。 将棋を楽しむシニアが幅広く腕を試せる場を設けようと、実力などによって階級を分けて参加の間口を広くした。中村会長は「渥美さんの実績
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浜松日体Aが男子団体V 高校将棋西部新人戦 上位チーム、静岡県大会へ
第33回静岡県高校将棋新人戦西部地区予選(静岡新聞社・静岡放送後援)が23、29、30の3日間、磐田市見付の磐田南高で開かれた。男子団体戦は浜松日体高Aが優勝し、個人戦は男子が浜松工高2年の花村優河さん、女子が浜松日体高1年の鈴木明里さんがそれぞれ制した。 1、2年生3人一組の男子団体戦は19校から29チームがトーナメント戦に臨んだ。生徒は相手の出方をうかがいながら真剣な表情で駒を動かし、勝利に向けて一手を指した。 11月の県大会には男子団体戦で上位5チーム(縮小開催時は2チーム)、男子個人戦で上位11人(同6人)、女子個人戦で上位6人(同2人)が進む。 このほかの主な結果は次の通り。
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名人クラス 片岡さん優勝 浜松市北区の萩原荘将棋大会
浜松市北区の「市ふれあい交流センター萩原」(旧萩原荘)で23日、萩原荘親睦将棋大会が開かれた。コロナ禍で約3年ぶりとなった開催に64人が参加し、最強の名人クラスで片岡高明さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人①片岡高明②増井豊③木俣良一▽S ①岡本康夫②三輪宗男③伊藤憲次▽A ①吉田志郎②金田且視③牧野斉▽B ①松田寿一②澤井克夫③河村正夫▽C ①芝田信照②中根清③中村敏男
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囲碁プロ棋士VS愛好家 100人が盤上で交流 浜松市西区で31日まで
囲碁愛好家らがプロ棋士の指南を受けながら対局を楽しむ「浜名湖囲碁まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、浜松市西区のホテルで始まった。プロ、愛好家らを含めて県内外の約100人が31日まで、盤上での交流を図る。 プロ棋士の羽根直樹九段、小県真樹九段、下島陽平八段、奥田あや四段ら8人が講師として指導した。参加者はプロ棋士や他の参加者と打ったり、講師からアドバイスを受けたりして囲碁を楽しんだ。毎年参加しているという最高齢の福岡正さん(93)=大阪府=は「今年もプロ棋士に負けてしまった。来年も挑戦したい」と話した。 会場では全国から訪れた参加者に向けて、来年の大河ドラマ「どうする家康」のP
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富士宮で竜王戦第3局始まる 指導対局、プロの一手は? 関連行事にぎわう
藤井聡太竜王と挑戦者・広瀬章人八段による将棋の第35期竜王戦第3局(日本将棋連盟など主催)が28日、富士宮市内で始まった。市民文化会館では、指導対局や子ども将棋教室、富士駒の会作品展示など関連行事が展開され、将棋ファンや親子連れでにぎわった。 子ども将棋教室では初心者向けに、動物の絵柄で将棋を簡略化した「どうぶつしょうぎ」が紹介された。会社員の川口拓馬さん(43)=同市=は「親子で将棋ができるようになれば」と娘の花さん(8)と参加した。花さんは他の参加者との対戦を繰り返し、「駒がいろんな場所に動く将棋は楽しい」と笑顔を見せた。 将棋経験のある子どもたちは同連盟富士宮支部メンバーらと対局を
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藤井竜王、広瀬八段が選んだおやつは? どらサンドや雲海ゼリー 竜王戦富士宮対局初日
竜王戦第3局富士宮対局初日は、富士宮市民らが藤井聡太竜王と広瀬章人八段におやつの時間に食べてもらおうとコンテストで選んだ計7品のうち、洋菓子3品と和菓子1品が両対局者に注文された。 藤井竜王は午前のおやつの時間に「幻の‼『黒いちじく』シュークリーム」(モウデルコーヒー)を、午後は「どらサンド」(お菓子の家もちのき)を注文した。広瀬八段は午前に「富士のくに雲海ゼリー」(富士見荘)を、午後は「タヌキのケーキ」(長崎屋洋菓子店)を選んだ。
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藤井竜王、広瀬八段抱負 前夜祭で児童から花束 竜王戦富士宮対局
28、29日に指される将棋の第35期竜王戦第3局(日本将棋連盟など主催)の前夜祭が27日夜、富士宮市内で開かれた。藤井聡太竜王と挑戦者の広瀬章人八段が決意を語った。 藤井竜王は「おやつコンテスト開催など多くの方に対局を盛り上げてもらえて本当にうれしい。第1局、2局の反省を生かしたい」と意気込む。ここまでの対戦成績は両者1勝1敗。広瀬八段は「第2局は不完全燃焼。見せ場なく終わってしまった。持てる力を出し切って良い将棋を見せたい」と力を込める。特産品のほか、将棋ファンの石川喜愛さん(芝富小4年)と鬼頭慶君(富士見小1年)から花束が贈られた。 対局会場は「割烹(かっぽう)旅館たちばな」。28、
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竜王戦富士宮対局 地元大沢さんの将棋駒、大舞台に
28、29日の将棋のタイトル戦・竜王戦第3局富士宮対局に、富士宮市在住の駒師大沢建夫さん(79)=雅号・富月=が制作した将棋駒が使われることが決まった。「駒の産地として富士宮を発信できる」と大沢さん。両日は関連イベント会場で自身が顧問を務める「富士駒の会」(笠井敏雄会長)が制作した作品を展示販売する。 「ずっと前から将棋駒でまちおこしがしたいと思っていた」。大沢さんは長距離トラック運転手の傍ら3人の息子との将棋がきっかけで、独学で始めた駒作りは35年を超えた。手がけた駒は1500セット以上。「まだまだ満足できるものはない」と常に改良や工夫を重ねている。第二の人生は駒作りに専念。棋王戦や名人
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勝負メシ顔ぶれ決定 藤井竜王と広瀬八段に提供 竜王戦富士宮対局
28、29日に富士宮市内で指される将棋のタイトル戦・竜王戦第3局富士宮対局で藤井聡太竜王と広瀬章人八段に提供される「勝負メシ」のラインアップがこのほど決まった。市は勝負メシ8品とコンテストで決まったおやつ7品をまとめた冊子「こめたの 勝負メシ&おやつ みーつけた」を作成。関連イベント会場などで来場者らに配布し、富士山の恵みに育まれた富士宮の食の魅力をPRする。 勝負メシ8品は対局会場の「割烹(かっぽう)旅館たちばな」が考案。富士宮を代表するB級ご当地グルメとして全国的に有名な富士宮焼きそばといなり寿司のセットのほか、ブランド豚・ルイビ豚の「勝つカレー」や「ロース勝つ」、朝霧高原の霜降り牛を
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富士宮市長杯 将棋熱戦 S級優勝は岡村さん(沼津)
将棋のタイトル戦・竜王戦第3局富士宮対局を前に、地元の実行委員会はこのほど、富士宮市長杯将棋大会を同市の富士根南公民館で開いた。市内外から50人が出場して4クラスに分かれて熱戦を繰り広げた。最上位クラスS級は沼津市の岡村正文さんが優勝した。来年以降も市長杯将棋大会を企画していく。 S級優勝者には市長杯と日本を代表する駒師の一人、大沢建夫さん(富月)作の駒が贈られた。A、B、C級はふれあい将棋大会として実施した。いずれも総当たり戦の上位者が決勝トーナメントに進み、順位を争った。 主な結果は次の通り。 S級 ②清水克真(静岡市葵区)③林部春輝(山梨県)④小原高伸(三島市)⑤茂原正幸(神奈川
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将棋の竜王戦富士宮対局、盛り上げへ 藤井竜王、広瀬八段描く アトリエクオッカ
28、29日の将棋の竜王戦富士宮対局を盛り上げようと、富士特別支援学校富士宮分校卒業生らでつくるアートクラブ「Atelier QUOKKA(アトリエクオッカ)」が対局者の藤井聡太竜王と広瀬章人八段を描いた絵画の制作を進めている。完成した作品は、29日に市民文化会館で開かれる関連イベントの大盤解説会で展示する。 同クラブは2021年4月に結成し、現在約20人の卒業生らが参加する。富士宮高校会議所や西町商店街の協力で空き店舗などを拠点に毎月第4日曜に創作活動に励んでいる。 企画は「竜王戦応援プロジェクト」と題して同クラブメンバーのほか、同富士宮分校在校生や藤枝特別支援学校卒業生らを中心とする
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富士見A団体優勝 個人は野川さん(沼津東)V 静岡県高校将棋新人戦東部
静岡県高校将棋新人戦東部地区大会(県高校文化連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22、23の両日、三島市の日大三島高で開かれた。個人戦は沼津東高2年の野川雄貴さん、団体戦は富士見高A(小宮山颯太、皆川育実、小林修士)がそれぞれ優勝した。 個人戦は10校から61人が出場し、団体戦には7校、12チームが出場した。11月に開催される県大会には個人戦が上位11人、団体戦は同5チームが進む。 このほかの結果は次の通り。 【個人戦】②勝又諒介(日大三島1)③小宮山颯太(富士見2)④小倉伸之輔(富士2)⑤高久和也(沼津東2)⑥渡辺司(富士見1)⑦小林修士(富士見2)⑧佐野稜也(同1)⑨和久水志音(
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掛川の石野さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の10月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。89人が参加し、最強のSクラスは掛川市の石野俊夫さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①石野俊夫(掛川市)②永野孝太郎(浜北区)③寺崎勝(東区)④安藤舜聖(富士市)⑤太田真作(浜北区)▽A ①門奈佑紀(東区)②河合将輝(浜北区)③早津徳文(南区)④須山佳宏(同)⑤鈴木大輝(磐田市)▽B ①阿部久夫(磐田市)②山口昌行(中区)③大堀忠二(北区)④赤川陽平(浜北区)⑤高野涼介(東区)▽C ①高林功(東区)②鈴木淳平(浜北区)③斉藤裕二(北区)④塚本和芳(森町)⑤河合孝一(豊橋市)▽D ①村松利郎(森
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清水東が男女とも優勝 静岡県高総文祭 囲碁個人 男子A鍋田さん/女子A川口さん
静岡県高校総合文化祭囲碁部門(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の県大会個人戦が8日、浜松市中区の浜松北高で開かれた。男子Aは清水東高1年の鍋田佑樹さん、女子Aは同高2年の川口羽千南さんが優勝した。 県内の18校から約60人が出場し、過去の戦績などから男子はA、B、Cの三つのクラス、女子はA、Bの二つのクラスに分かれて対戦した。男女ともにAの優勝者と準優勝者が11月に三重県伊勢市で開かれる東海大会に出場する。 主な結果は次の通り。 男子A ②鈴木優(清水東2)▽同B ①望月佑真(加藤学園2)②望月陸翔(清水東2)、加藤優太(浜松湖東1)▽同C ①草信広遥(浜松西1)②
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清水東が男女優勝 浜松で静岡県高総文祭囲碁団体戦
静岡県高校総合文化祭囲碁部門(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の県大会が1日、浜松市中区の浜松北高で始まった。初日は団体戦が行われ、男子は清水東A、女子は清水東が優勝した。 県内各地から、男子は地区予選を突破した9校12チーム、女子は3校4チームが出場し、盤上で熱戦を繰り広げた。男女ともに上位2チームが11月に三重県で開かれる東海大会に出場する。県大会個人戦は8日に開催する予定。 そのほかの主な結果は次の通り 男子 ②沼津東 ③浜松北▽女子②加藤学園A ③浜松北
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藤井竜王の師匠講演 竜王戦控え富士宮 子供将棋大会表彰も
富士宮市で10月28~29日に指される将棋の竜王戦富士宮対局を前に、富士宮中央ライオンズクラブ(渕本晃司会長)がこのほど、藤井聡太竜王の師匠・杉本昌隆八段とオンラインでつないだ講演会を市民文化会館で開いた。会場では8月の富士宮富士山子供将棋大会の表彰式も行い杉本八段がプレゼンターを務めた。 杉本八段は講演で藤井竜王の入門当時の様子を写真を交えて紹介し、「師匠に勝てたことが自信になった」などの藤井竜王の言葉を振り返った。藤井竜王ら弟子との関わり方では、弟子にも頼って意見を聞いたり「期待している」という言葉を本人や外でも伝えたりしたことを明かした。藤井竜王の強みについては「とことん考え抜く姿勢
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沼津東高・佐藤さん 個人A優勝 静岡県高総文祭囲碁・東部予選
静岡県高校総合文化祭囲碁部門(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の東部地区予選個人戦が24日、沼津市の加藤学園高で行われた。 3校12人が出場し、過去の戦績からA、B、Cの部に分かれて総当たりで対戦し、熱戦を繰り広げた。Aの部で優勝した沼津東高2年の佐藤侑李さん(17)は「昨年の個人戦は3位だったので、優勝できて良かった」と喜んだ。 参加者は全員、10月に浜松市の浜松北高で開かれる県大会に出場する。 その他の主な結果は次の通り。 Aの部 ②稲田愛翔(富士宮西2)③田島蒼生(沼津東1)④内山嵐太(富士宮西2)⑤立花仁(同)▽Bの部 ①望月佑真(加藤学園2)②小山裕輝(同
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伊藤静岡県アマ名人及ばず 将棋模範対局、渡辺名人と熱戦
プロの将棋名人に静岡、山梨両県のアマ名人が挑む恒例の「将棋公開模範対局」(静岡新聞社・静岡放送、山梨日日新聞社・山梨放送主催、日本将棋連盟後援)が19日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で行われた。静岡県名人で初出場の伊藤大悟五段(35)=裾野市=は、渡辺明名人(38)に飛車落ちで挑み熱戦を展開したが、145手で敗れた。 持ち時間は各50分で、使い切ると一手60秒の秒読み。伊藤五段は銀冠の形を組んで態勢を整え渡辺名人の指し手を封じようと試みたが、次第に攻め合いに。終盤になって伊藤五段に入玉のチャンスが訪れたものの正確に指しきれず、とがめた渡辺名人が冷静に攻めて流れを引き寄せた。 伊藤五段は
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沼津東が団体優勝 静岡県高総文祭 囲碁東部予選
静岡県高校総合文化祭囲碁部門(静岡新聞社・静岡放送後援)の東部地区予選が18日、沼津市の加藤学園高で始まった。同日の男子団体は3校4チームの12人が出場し、沼津東が優勝した。 主将、副将、三将に分かれてトーナメント形式で対戦。盤上の熱戦を繰り広げた。沼津東2年で主将を務めた佐藤侑李さん(17)は「昨年、団体に出場できなかった分、優勝できてうれしい」と喜んだ。 4チームとも10月に開かれる県大会に出場する。24日には男子個人戦を行う。 2位以下の結果は次の通り。 ②富士宮西A③加藤学園④富士宮西B
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藤井さんは何選ぶかな おやつリスト決定 将棋竜王戦富士宮対局
将棋の第35期竜王戦第3局富士宮対局実行委員会は15日、第2回会合を富士宮市役所で開き、藤井聡太竜王と挑戦者広瀬章人八段に提供するおやつリストを決めた。市民らの投票で上位に入った和菓子3品、洋菓子4品を実行委メンバーで最終審査し、おやつリストを確定した。対局の合間にリストから選んでもらう。 おやつリストを決めるコンテストには市内事業者から和菓子、洋菓子両部門に計38品の応募があった。市民や全国のファンらによる投票で7品に絞った。須藤秀忠市長は「コンテストは大変な盛り上がりとなり将棋ファンはもちろん、なじみの無かった人にも楽しみながら参加してもらえた」とあいさつ。メンバーは投票で上位に入った
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茶況(9月7日)藤井王位ら注文 「牧之原和紅茶しふぉん」話題
牧之原市の平田寺で5、6の両日に開かれた将棋の第63期王位戦で、藤井聡太王位と豊島将之九段が注文した「牧之原和紅茶しふぉん」が話題だ。 今年3月に開店したシフォンケーキ専門店「静波しふぉんけーき」(同市)の商品で、ふわふわとした食感と紅茶の爽やかな風味が楽しめる。茶葉は市内の「石神製茶」の茶を使用した。 店主の佐藤健一さん(47)によると、対局時のおやつとして両棋士に提供されて以降、県内外の将棋ファンからの問い合わせが相次いでいるという。佐藤さんは「うれしい悲鳴。地域の活性につながれば」と笑顔で話した。
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藤井王位が3連覇 牧之原で対局 将棋最速10期目
将棋の藤井聡太王位=竜王・叡王・王将・棋聖との五冠=(20)に豊島将之九段(32)が挑戦した第63期王位戦7番勝負第5局は5、6の両日、牧之原市の平田寺で指され、128手で後手の藤井王位が勝った。4勝1敗でタイトルを防衛し、3連覇を飾った。 通算タイトルは最速、最年少で歴代9位の10期目を獲得した。 今シリーズは4期ぶりの復位を狙った豊島九段が先勝したが、その後は藤井王位が4連勝した。平田寺での第5局は、焼津市出身の青野照市九段(69)が立会人を務めた。 藤井王位は初タイトルから2年1カ月、20歳1カ月で2桁の10期目に到達した。日本将棋連盟によると、これまで初タイトルから最速は中原誠
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伊熊さん(袋井高)個人A優勝 静岡県高総文祭囲碁西部予選
静岡県高校総合文化祭囲碁部門の西部地区予選が4日、浜松市中区の浜松北高で開かれた。男子個人戦を行い、個人Aは袋井高2年の伊熊真之介さんが優勝した。 9校から53人が参加し、実力に応じた3クラスに分かれて対戦した。成績上位者は10月8日の県大会に進む。 県大会出場者は次の通り。 個人A ①伊熊真之介(袋井2)②立松蒼太(浜松北2)③山田洋希(浜松湖東2)④鎌田晃成(磐田南1)⑤福田大喜(浜松北2)⑥大石浩哉(同)▽同B ①小林真大(浜松西1)②蒔山結仁(同2)③鈴木良平(浜松北2)④光田ユウ(浜松湖東1)⑤加藤優太(同)⑥宮崎一樹(同)⑦ミゼイキス・トマス(同2)⑧山田裕楽(浜北西2)▽
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浜松北 男子団体V 静岡県高総文祭囲碁西部予選
静岡県高校総合文化祭囲碁部門(静岡新聞社・静岡放送後援)の西部地区予選が3日、浜松市中区の浜松北高で始まった。初日は3人一組の男子団体戦を行い、浜松北が優勝した。上位4チームが県大会へ出場する。 県西部の7校9チームが出場し、真剣な表情で熱戦を繰り広げた。4日に男子個人戦が同校で開かれる。女子の部は県大会から実施する。 このほかに県大会出場を決めた上位チームは次の通り。 ②浜松湖東A③磐田南④浜松湖東B
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竜王戦前に子供将棋大会 プロ指導対局も 富士宮
10月28、29日に富士宮市内で指される竜王戦7番勝負第3局を前に、小中学生を対象にした「富士宮富士山子供将棋大会」(富士宮中央ライオンズクラブ主催)が28日、同市の駅前交流センターきららで開かれた。プロ棋士の阿部光瑠七段を招いた指導対局も行われた。 大会は市民に将棋に触れる機会を提供し、竜王戦の盛り上げにつなげようと企画。日本将棋連盟富士宮支部が主管に、市が特別協賛に入った。富士駒の会からは将棋駒のストラップが参加者に贈られた。小学校低学年、高学年、中学生の3クラスに計35人が参加し予選と決勝トーナメント戦で順位を競った。 主な結果は次の通り。 小学校低学年 ①鬼頭慶(富士見小1)
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王位戦前に子ども熱戦 プロ棋士、指導対局も 牧之原
牧之原市の平田寺で9月5、6の両日に行われる将棋の第63期王位戦第5局を前に、市将棋交流大会(牧之原市将棋によるまちづくり実行委主催)が28日、同市の相良総合センター「い~ら」で開かれた。 子ども将棋大会には「小学生」「中学生」の2部門に市内外から約20人が出場した。子どもたちは真剣な表情で将棋盤に向かい、勝利に向けて一手を指した。青嶋未来六段(三島市出身)、相川春香女流初段を招いた指導対局も行われ、参加者は手筋などについてアドバイスを受けた。 主な結果は次の通り。 小学生の部 ①稲場理(浜松市)②庄司圭佑(静岡市)③安藤隼斗(焼津市)▽中学生の部 ①小笠原凛(群馬県)②小野俊輔(静岡
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「どうぶつ将棋」楽しいね 浜松、神谷八段とも“対局”
浜松市は21日、「どうぶつしょうぎ大会」を中区のザザシティ浜松中央館内の浜松こども館で開いた。子どもと大人のペア20組が参加し、世代間の交流をを楽しんだ。 どうぶつしょうぎは将棋を簡略化したゲームで、試合時間が数分程度で済むのが特徴。ライオンやキリンなど動物の絵柄の4種類の駒を使い、4行3列の盤上で戦う。勝つと3点、負けると1点のポイント制で、順位を競った。 浜北区から参加した松尾潤君(7)と父吉智さん(49)のペアが優勝し、将棋の神谷広志八段(同市出身)への挑戦権を獲得した。神谷八段との試合でも勝利し、潤君は「どうぶつしょうぎで神谷八段に勝ててうれしかった」と笑顔で話した。 会場では
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牧之原活性へ「勝負メシ」 地元食材で新メニュー、将棋王位戦昼食も期待
牧之原市は17日、新型コロナウイルスで落ち込む市内経済の活性化に向け、地元食材を使った新メニュー「勝負メシ」プロジェクトの実食審査会を市内で開いた。市内では9月5、6の両日に将棋の藤井聡太王位に豊島将之九段が挑む王位戦第5局を控えていて、昼食時の提供メニューとしての活用も期待され 同プロジェクトには「ランチ」「スイーツ」の2部門に市内の飲食店などから計20点の出品があり、会場には特産の自然薯(じねんじょ)と地元野菜を活用したそうめんや、市内産の茶や果実をふんだんに使った菓子などが並んだ。杉本基久雄市長や商工会関係者らが見た目や味、料理のコンセプトなどのポイントで評価し、優秀作品を決めた。
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藤井王位に豊島九段が挑戦 9月、牧之原で王位戦 将棋
将棋の藤井聡太王位=竜王・叡王・王将・棋聖との五冠=に豊島将之九段が挑戦する第63期王位戦七番勝負(日本将棋連盟など主催)が9月5、6の両日、牧之原市の平田寺で開かれる。 豊島九段が新型コロナウイルスに感染したことを受け、牧之原市の対局日程が第5局に繰り上がった。王位戦は、第3局終了時点で藤井王位が2勝1敗とリードしている。 会場の平田寺は将棋好きだったとされる江戸幕府老中で相良藩主を務めた田沼意次ゆかりの古刹(こさつ)。市内では関連イベントとして、28日にプロ棋士を招いた将棋交流大会を予定している。
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日将連浜北支部 2年ぶりに大会
日本将棋連盟浜北支部の8月大会が14日、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。コロナ禍で見合わせていた大会を感染対策を講じて2年ぶりに開催し、89人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 S ①木下颯(中区)②大城千花(浜北区)③相曽剛史(南区)④宇藤敬行(磐田市)⑤太田真作(浜北区)▽A ①中川丈太郎(浜北区)②丸一健悟(中区)③佐原志依(浜北区)④松下安夫(袋井市)⑤鷹野淳(磐田市)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②門奈光(東区)③門奈紀明(同)④金田且視(袋井市)⑤本木寛也(浜北区)▽C ①鈴木与四郎(西区)②斉藤正直(東区)③高野涼介(同)④稲場理(浜北区)⑤三輪勝次(東区)▽D
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藤井竜王の「おやつ」38品参戦 投票スタート 10月富士宮でタイトル戦
10月28、29日に富士宮で指される竜王戦7番勝負第3局の盛り上げに向け、富士宮市は9日、藤井聡太竜王と挑戦者に出す“おやつ”候補を決めるコンテストの投票受け付けをスタートした。候補には和菓子と洋菓子計38品が集まった。市役所1階に投票箱を設けたほかインターネットで投票を受け付けている。 和菓子部門に12品、洋菓子部門には26品の応募があった。市民らによる投票で和菓子は3品程度、洋菓子は4品程度に絞り込む。9月15日に実行委員会メンバーが実食し、おやつリストを確定する。 市役所1階市民ホールに応募のあった菓子の写真や説明をまとめたボードを設置。投票箱は8月18日ま
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将棋・女子団体、日大三島準V 全国高総文祭、放送は静岡県内2校優秀賞
都内で開催された第46回全国高校総合文化祭「とうきょう総文2022」は最終日の4日、将棋部門女子団体戦で日大三島が準優勝した。放送部門は静岡大成と浜松市立が優秀賞に輝いた。 将棋の日大三島(3年萩本夏々彩さん、3年甲斐千尋さん、1年佐々木香歩さん)は、2002年の初優勝以来20年ぶりの頂点を目指したが、決勝で関西大倉(大阪府)に敗れた。萩本主将は「卒業生や地元の方々、プロの先生たちの指導で、チーム一丸となって勝ち抜くことができた」。ただ、優勝を目指していただけに悔しさもにじませた。同校によると、準優勝は04年以来2回目。 男子団体は静岡(3年高島康太さん、1年武田華成さん、2年山田志蕗さ
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将棋に親しんで 吉田、児童向け教室
吉田町将棋クラブ(池田富士雄会長)はこのほど、夏休み将棋教室を町内で開いた。住吉小の児童20人が参加し、将棋の基礎を学んだ。 池田会長が講師を務め、将棋のルールや駒の動かし方などを丁寧に指導した。詰め将棋も行い、児童は真剣な表情で将棋盤を見つめ、効果的な一手を考えた。 池田会長は「子どもたちが将棋に親しむ機会を今後も設けたい」と話した。
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羽生九段2回戦へ 攻める菅井八段に冷静対応 将棋JT杯静岡大会
「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」静岡大会(日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が30日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。1回戦第4局を行い、後手の羽生善治九段が先手の菅井竜也八段を128手で下し、2回戦に進出した。 羽生九段が菅井八段得意の「中飛車」に対し、「相中飛車」で応じる珍しい出だし。菅井八段は中盤、2三銀成で攻め込み会場を沸かせたが、羽生九段は冷静に対処した。終盤に6一金で攻め駒の角を取り、勝負を決めた。 終局後、羽生九段は序盤の相中飛車について「先手からどう打開するのかわからなかったので、やってみた」と振り返り、「久しぶりの公開対局に勝
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大房君(三島長伏小6年)、中條君(静岡大付属静岡小3) 将棋こども大会 静岡県勢が優勝
将棋日本シリーズJTプロ公式戦を前に、小学生以下対象の「テーブルマークこども大会」が30日、開かれた。3年生以下の部で中條暁文君(9)=静岡大付属静岡小3年=、4~6年生の部で大房湊明君(12)=三島長伏小6年=の県勢がそれぞれ初優勝した。 全国から約280人が参加し、ブロック対局、トーナメント戦で対戦した。決勝進出者は羽織はかま姿で、緊張しながらも堂々とステージ上で熱戦を繰り広げた。中條君は「オンライン対局や詰め将棋で実践的に練習してきた。優勝できてうれしい」と頬を緩ませた。大房君は「最初は受けに回っていたが、終盤で攻めた。大駒を多く取ることができたので詰めやすかった」と自身の対局を分析
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静岡の将棋教室 羽生九段、菅井八段と交流 30日、JT杯対局
静岡市駿河区のツインメッセ静岡で30日に開かれる「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」静岡大会(日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に29日、対局する羽生善治九段と菅井竜也八段が市内の将棋教室生と交流した。 新型コロナウイルスの感染流行により、静岡大会は3年ぶりの開催。1回戦第4局を公開形式で行う。羽生九段は同シリーズに33年連続出場、優勝5回、準優勝5回を誇る。菅井八段は2年ぶり4回目で準優勝1回。対戦成績は菅井八段の8勝5敗。 両棋士は、高木将棋教室(高木秀彰代表・同市葵区)の小中高生11人を激励。日々の勉強法について、菅井八段は「実戦を重ねることが自分
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県民囲碁まつり 12月に開催延期 日本棋院静岡県支部連合会
日本棋院県支部連合会は29日までに、島田市のプラザおおるりで8月13日に開催を予定していた「第4回県民囲碁まつり」を、12月11日に延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応。
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児童、プロ棋士から学ぶ 掛川で将棋講座
掛川市文化財団は17日、プロ棋士が対局を指導する小学生将棋講座を同市満水の22世紀の丘公園たまりーなで開いた。市内の児童9人が、中尾敏之六段と高橋晴仁アマ四段から手ほどきを受けた。 市内の将棋文化の拡充が狙い。中尾六段らは、同時に複数を相手に対局する多面指しで指導に当たり、攻めに転じる一手などをアドバイスした。掛川市在住の高橋アマ四段は「小学生のうちから格上と直接、対戦できる機会は貴重。一緒に将棋を盛り上げたい」と話した。 2023年1月までの全6回。講座に合わせて、市などで構成する「将棋によるまちづくり実行委」は未経験者を対象にしたこども将棋教室を開催した。
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藤井竜王の「おやつ」選ぼう 富士宮市、第3局盛り上げ
富士宮市は12日の市長定例記者会見で、10月28、29日に市内で指される第35期竜王戦7番勝負第3局で、藤井聡太竜王と挑戦者に提供する「おやつ」の候補を決めるコンテストの実施を発表した。おやつ候補選定にも多くの市民に関わってもらい、まちを挙げて竜王戦を盛り上げていく。 コンテストで市内から和菓子と洋菓子計7品程度をおやつ候補に決める。市内店舗から応募があったおやつ候補の画像をウェブ上や市役所1階市民ホールに掲示し、市民らの投票を受け付ける。藤井竜王と挑戦者にお勧めしたい地元のおやつ1品を投票してもらう。 市民らの投票で上位に入った和菓子(3品程度)と洋菓子(4品程度)の計7品程度に候補を
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静岡の清水さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第224回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、47人が参加した。最強のSSクラスは静岡市の清水克真さんが優勝した。小中高生8人が参加し、5人が入賞するなど活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①清水克真(静岡市)②久野杏太(磐田第一中3)③菅沼優星(磐田青城小6)▽S ①赤松竜也(浜名高1)②鷹野淳(磐田市)③河合将輝(浜松新原小6)▽A ①赤松僚助(浜名高3)②田中直樹(豊田市)③川口哲也(浜松市)▽B ①藤沢勝(磐田市)②村松豊(同)③清水文彦(同)
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静岡人インタビュー「この人」 山下真輝さん 静岡県高校囲碁選手権大会個人の部で連覇
8月に日本棋院東京本院(東京都)で行われる全国高校選手権大会、全国高校総合文化祭囲碁部門に出場する。父は平成四天王と呼ばれる囲碁棋士の山下敬吾九段。母の聖子さんは囲碁インストラクター。浜松湖南高3年の囲碁・将棋部所属。18歳。 ―連覇を果たした時の心境は。 「安心した。決勝の相手は初めて対局する1年生だった。棋風が分からない怖さがあり、序盤に意表を突かれてリードされた。苦しい展開が続いたが、焦らずに冷静に対応することができ、中終盤で逆転することができた。二つの全国大会では、厚さに重点を置いた自分の棋風に合わせた打ち方でベスト4を目指したい」 ―囲碁を始めたのは。 「両親の影響で、3歳
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県民囲碁まつり 参加チーム募集 島田で8月13日
日本棋院県支部連合会は8月13日、「第4回県民囲碁まつり」を島田市のプラザおおるりで開く。7月25日まで参加チームを募集している。 1チーム3人の団体戦で無差別、段位、級位の3階級別で行われる。 参加費は1人1500円。希望者は団体ごとにはがきかファクスで、チーム名、3人の氏名、電話番号、段級位、責任者名を明記し、はがきかファクスで申し込む。はがきは〒428-0006 島田市牛尾739の5、県民囲碁まつり事務局。ファクスは<0547(46)2065>へ。
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伊藤さん(裾野)初優勝 静岡県アマ将棋名人戦
第71期県アマチュア将棋名人戦(日本将棋連盟県支部連合会、静岡新聞社・静岡放送主催)の決勝トーナメント戦が19日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。決勝で裾野市の会社員伊藤大悟さん(34)が、静岡市駿河区の大学院生山岸亮平さん(25)を下し、初優勝した。 決勝トーナメントは、95人が出場した予選会を勝ち抜いた7人に、前回優勝者の石垣毅さん(三島市)を合わせた8人で競った。 決勝では序盤から伊藤さんが優勢となり、山岸さんに反撃の隙を与えなかった。伊藤さんは「強敵だと分かっていたので全力で戦った。積極的な姿勢でペースをつかむことができた」と振り返った。 伊藤さんは9月の将棋公開模範
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将棋竜王戦盛り上げへ、実行委が決意 10月に第3局 富士宮
富士宮市で10月28、29日、第35期竜王戦七番勝負(日本将棋連盟など主催)の第3局開催が決まったことを受け、地元関係団体で組織する実行委員会は6月16日、対局場となる同市野中の割烹(かっぽう)旅館たちばなで初会合を開いた。竜王戦の盛り上げに向けて決意を新たにした。 今回の竜王戦は藤井聡太竜王にとって初の防衛戦。須藤秀忠市長は「藤井竜王と挑戦者に富士山に育まれた豊富な食材を使った料理やおやつを味わってもらい、富士宮の魅力を全国発信する絶好の機会にしたい」と力を込めた。初会合で実行委会長に就任した日本将棋連盟県支部連合会の中村洋会長は「富士宮を将棋のまちにできれば」と意気込んだ。 実行委は
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静岡県アマ将棋名人戦 静岡で予選 決勝Tの7人決定
第71期静岡県アマチュア将棋名人戦(日本将棋連盟県支部連合会、静岡新聞社・静岡放送主催)の予選会が12日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれ、決勝トーナメント戦に進む7人が決定した。 県内16支部から95人が出場した。小学生から80代まで、幅広い世代が熱戦を展開した。 決勝トーナメント戦は同会場で19日に開催する。前回優勝者の石垣毅さん(三島市)を合わせた8人で頂点を競う。優勝者は、ともに9月に予定されている全日本アマチュア将棋名人戦と将棋公開模範対局(静岡新聞社・静岡放送など主催)に出場する。 決勝進出者は次の通り。 芦川真樹(富士宮市)相曽剛史(浜松市中区)伊藤大悟(裾野市)
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将棋日本シリーズ静岡大会 7月開催、参加者募集 こども対局も
日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送などは7月30日、「将棋日本シリーズ静岡大会」(JT、テーブルマーク協賛)を静岡市駿河区のツインメッセ静岡北館大展示場で開催する。 JTプロ公式戦は1回戦第4局で、羽生善治九段と菅井竜也八段が対局する。公開対局で大盤解説も行う。 小学生を対象にした「テーブルマークこども大会」も同時開催する。こども大会はブロック対局で3局対局し、勝ち数でトーナメント戦と自由対局に分かれる。トーナメント戦を勝ち抜いた代表は羽織・袴を着用しプロ公式戦と同じ舞台で対局する。 プロ公式戦の観覧、こども大会の参加とも事前申し込み抽選制。希望者は大会公式ホームページから申し込む。応
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静岡県高校囲碁 浜松湖南・山下さん連覇 女子は富士宮西・佐野さん初V
第46回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)個人の部が12日、静岡市葵区の静岡高で行われた。男子は浜松湖南高3年の山下真輝さんが2年連続で優勝し、女子は富士宮西高3年の佐野蒼依さんが初優勝した。 男子は各地区予選を勝ち抜いた32人がトーナメントで戦った。女子はAの部に13人、Bの部に8人が出場し、それぞれトーナメント方式と、3回ずつ戦うスイス方式で棋力を競った。男子と女子Aの部の優勝、準優勝者が8月に都内で開かれる全国大会に出場する。 男子決勝で山下さんは序盤、対戦相手の鍋田佑樹さん(清水東高1年)にリードを許したが、中盤以降で逆転し、鍋田さ
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静岡県高校囲碁選手権 団体 富士宮西が男女連覇
第46回静岡県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の団体の部と初心者対象の十三路盤の部が11日、沼津市の加藤学園高で行われた。団体男子は富士宮西A(岡崎隼也、辰己広幸、立花仁)が、団体女子は富士宮西(佐野蒼依、笠井里奈、野田愛美)が制し、男女ともに連覇を果たした。十三路盤は浜松西高1年の小林真大さんが優勝した。 団体男子は地区予選を通過した8校12チーム、団体女子は4校5チームがトーナメント戦で競った。男女の団体優勝チームは、8月に都内で開かれる全国大会に出場する。 富士宮西Aの岡崎主将(3年)は「先輩たちを目標に練習に励んできたので全国切符をつ
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島田の伊藤さん SSクラス3位 磐田将棋愛好クラブ大会
磐田将棋愛好クラブの第223回大会が5日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、43人が参加した。最強のSSクラスの優勝は浜松市の高柳丞さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太君。浜松新原小6年の河合将輝君がAクラスで優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②久野杏太(磐田市)③伊藤裕一郎(島田市)▽S ①本杉雅人(静岡市)②石川三余(浜松市)③越川純平(同)▽A ①河合将輝(同)②川口哲也(同)③尾藤菊一(同)▽B ①高柳長男(掛川市)②村松豊(磐田市)③藤沢勝(同)
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浜松の高柳さん、SSクラス優勝 磐田で将棋大会
磐田将棋愛好クラブの第223回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、43人が参加した。最強のSSクラスの優勝は浜松市の高柳丞さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太君。浜松新原小6年の河合将輝君がAクラスで優勝した。上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②久野杏太(磐田市)③伊藤裕一郎(島田市)▽S ①本杉雅人(静岡市)②石川三余(浜松市)③越川純平(同)▽A ①河合将輝(同)②川口哲也(同)③尾藤菊一(同)▽B ①高柳長男(掛川市)②村松豊(磐田市)③藤沢勝(同)
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将棋10連覇 渡辺棋王が就位式 「記録伸ばしたい」
将棋の第47期棋王戦(静岡新聞社主催)で10連覇を達成した渡辺明棋王(38)の就位式が30日、都内で開かれた。渡辺棋王は就位状を受け、さらなる連覇への意気込みを新たにした。 渡辺棋王は永瀬拓矢王座(29)との5番勝負で、焼津市での開幕局に先勝すると、その後も巧みな勝負術を発揮し、3勝1敗で難敵を押し切った。 就位式では契約新聞社を代表して大須賀紳晃静岡新聞社社長があいさつし「若い世代が台頭する中で10年にわたってタイトルを保持し続けることは以前にも増して難しい。努力の積み重ね、将棋への真摯(しんし)な姿勢が偉業につながった」とたたえた。 日本将棋連盟の佐藤康光会長は「渡辺棋王の戦略、決
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静岡県高校囲碁中部地区予選 鍋田さん(清水東)A級優勝
第46回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の中部地区予選男子個人の部が22日、静岡市葵区の静岡高で行われた。3級以上が対象のA級は清水東高1年の鍋田佑樹さんが優勝した。 A級は6校から16人、B級は4校から18人が出場し、盤上で熱戦を繰り広げた。A級上位10人が6月12日に同校で行われる県大会に出場する。その他の主な入賞者は次の通り。 【A級】②久保田大輝(清水東1)③田中悟(藤枝明誠3)④植松恭太郎(静岡学園2)⑤川口煌生(科学技術2)⑥鈴木優(清水東2)⑦石原大地(科学技術3)⑧高橋孝輔(清水東2)⑨中川響介(藤枝東3)⑩木下咲弥(静岡2
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富士宮西A 団体V 高校囲碁・静岡県東部予選
第46回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)東部地区予選が22日、沼津市の加藤学園高で開かれた。「男子団体の部」は富士宮西高A、「十三路盤の部」は加藤学園高1年の青木柑菜さんが優勝した。 団体は3校4チームが出場し、3人編成のトーナメント戦で競った。初心者対象の十三路盤はいずれも加藤学園高1年の男女4人が熱戦を繰り広げた。 団体の全出場チームと十三路盤の全出場者が6月11日に同校で開かれる県大会に進む。 その他の結果は次の通り。 団体の部 ②富士宮西B③沼津東④加藤学園▽十三路盤の部 ②工藤優介③菊池すばる④小田千尋
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男子/静岡 女子/日大三島が頂点 静岡県高校将棋団体戦
第53回県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、県高校将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の団体戦が22日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。男子は静岡が昨秋の新人戦に続いて制し、女子は日大三島が優勝した。 男子16チーム女子7チームが出場し、トーナメント形式で競った。優勝チームと21日に行われた個人戦の各部門上位2人は8月に東京都で開催される全国大会に出場する。全国大会は団体戦を優先するため、女子個人戦で1位だった萩本夏々彩さん(日大三島)と2位の佐々木香歩さん(日大三島)は団体戦に回り、代わって3位の望月千翠さん(清水桜が丘)と4位の春田浩奈さん(掛川西)が繰り上げで出場する。 主な結果は
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山下さん(浜松湖南)3連覇 静岡県高校囲碁西部予選
第46回県高校囲碁選手権大会西部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は22日、浜松市中区の浜松北高で男子個人の部を行い、浜松湖南高3年の山下真輝さんが3連覇を果たした。 西部地区の11校から37人が出場し、トーナメント方式で白熱した頭脳戦を繰り広げた。上位12人は6月12日に静岡市葵区の静岡高で開かれる県大会に出場する。 優勝以外の主な成績は次の通り。 ②高木惟月紀(浜松北3)③伊熊真之介(袋井2)④立松蒼太(浜松北2)⑤山田洋希(浜松湖東2)⑥大石浩哉(浜松北2)⑦津森慎吾(浜松学院3)⑧密岡稜平(浜松西3)⑨トラン・バン・ティエン(浜松湖東2)⑩竹田
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浜松北が団体優勝 静岡県高校囲碁西部予選
第46回県高校囲碁選手権大会西部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が21日、浜松市中区の浜松北高で開幕した。初日は男子団体の部と初心者対象の十三路盤の部が行われ、男子団体は浜松北が優勝した。 団体は1チーム3人で対戦し、3校4チームがトーナメント戦で白熱した勝負を繰り広げた。十三路盤は3校8人が出場し、加藤優太さん(浜松湖東1)が制した。 団体は4チーム、十三路盤は上位6人が6月11日に沼津市で開かれる県大会に参加する。22日は男子個人の部を行う。優勝以外の主な結果は次の通り。 男子団体 ②浜松湖東A③浜松湖東B④浜北西▽十三路盤 ②光田ユウ(浜松湖東
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鬼塚さん(富士)優勝 10人が静岡県大会へ 高校囲碁東部予選
第46回静岡県高校囲碁選手権東部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が21日、沼津市の加藤学園高で開幕した。初日は個人の部を行い、富士高3年の鬼塚寛士さんが優勝した。団体・十三路盤の部は22日に行う。 4校から17人が出場し、1人40分を持ち時間にトーナメントで対局した。上位10人は6月12日に静岡高(静岡市)で開かれる県大会に進む。 その他の県大会進出者と順位は次の通り。 ②佐藤侑李(沼津東2)③岡崎隼也(富士宮西3)④辰己広幸(富士宮西3)⑤田島蒼生(沼津東1)⑥藤田桔平(富士宮西3)⑦内山嵐太(富士宮西2)⑧小沢翔(加藤学園3)⑨立花仁(富士宮西2
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団体 清水東A優勝 静岡県高校囲碁中部予選
第46回静岡県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の中部地区予選が21日、静岡市葵区の静岡高で始まった。初日の団体の部で清水東高A(鍋田佑樹、久保田大輝、鈴木優)、十三路盤の部では静岡高1年の前田恒晴さんがそれぞれ優勝した。 団体の部は4校から3人1組の計7チームが出場し、トーナメントで競った。初心者対象の十三路盤の部は16人が参加した。 団体の部の上位4チームと十三路盤の部の上位6人は6月11日に加藤学園高(沼津市)で開かれる県大会に出場する。 優勝以外の主な結果は次の通り。 団体 ②清水東B(高橋孝輔、鈴木悠斗、望月陸翔)③科学技術A(川
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将棋の竜王戦第3局 静岡県内初、富士宮で 10月28、29日
富士宮市は20日、第35期竜王戦七番勝負(日本将棋連盟など主催)の第3局が10月28、29日に市内で開催されることが決まったと発表した。市制施行80周年記念事業として市や駒作り愛好家でつくる富士駒の会が将棋のタイトル戦誘致を働き掛けてきた。竜王戦開催は県内初という。 今回の竜王戦は藤井聡太竜王にとって初の防衛戦。今後、各地で行われる予選や決勝トーナメントを勝ち抜いた挑戦者が藤井竜王との七番勝負に臨む。第3局会場は同市野中の割烹(かっぽう)旅館たちばな。共催者として日本将棋連盟富士宮支部や富士駒の会、市、商工業、観光団体の関係者らで実行委を組織する。主催者と前夜祭や大盤解説会など交流イベント
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中学将棋 浜松で静岡県予選 赤羽さん、渡辺さん全国へ
第43回全国中学生選抜将棋選手権大会県予選(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日、浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開かれた。男子の部は赤羽優太さん(浜松西高中等部1)、女子の部は渡辺みずほさん(沼津第五1)がそれぞれ優勝した。 男子29人はトーナメント戦、女子3人は総当たり戦で順位を決めた。優勝した2人は8月に山形県天童市で開かれる全国大会に出場する。優勝以外の主な成績は次の通り。 男子 ②安藤舜聖(星陵2)③久野杏太(磐田第一3)▽女子 ②伴野恵子(清水南高中等部3)③小宮山葵唯(日大三島中3)
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北さん(富士)男子個人戦V 静岡県高校将棋東部地区大会
静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会は8日、三島市の日大三島高で男子個人戦を行った。13校から88人が出場し、上位10人が県大会に進む。 結果は次の通り。 ①北大生(富士3)②小見山和士(沼津東3)③野川雄貴(同2)④田沢佑季(日大三島3)⑤加藤太誠(沼津東3)⑥小倉伸之輔(富士2)⑦松林万央(日大三島3)⑧高橋夏生(富士見3)⑨三沢秀尚(沼津東3)⑩藤井裕麒(日大三島3)
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静岡県高校将棋東部地区男子団体 沼津東Aが優勝
第53回県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会が7日、三島市の日大三島高で始まった。初日の男子団体戦は沼津東A(加藤太誠、小見山和士、野川雄貴)が優勝した。 10校の計15チームがトーナメント戦に臨み、盤上で熱戦を繰り広げた。上位5チームが県大会に進む。8日には男子個人戦が行われる。 このほか、県大会に出場するのは次の通り。 ②富士見A(市川塁規、高橋夏生、小宮山颯太)③日大三島A(田沢佑季、藤井裕麒、勝又諒介)④富士(北大生、小倉伸之輔、長尾莉玖)⑤沼津東B(江崎友昭、久米巧馬、三沢秀尚)
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浜松西が団体戦優勝 静岡県高校将棋・西部地区大会
静岡県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の団体戦が5日、磐田市の磐田南高で開かれ、浜松西高が優勝した。 22校から37チームが出場し、トーナメント方式で順位を決めた。上位5チームは5月22日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場チームは次の通り。 ②浜松日体A③浜松工A④浜名A⑤掛川西A
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男子・石川さん/女子・鈴木さんV 静岡県高校将棋・西部地区個人
第53回県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の個人戦が3、4の両日、磐田市の県立磐田南高で開かれた。男子は石川晴翔さん(浜松工高3年)、女子は鈴木明里さん(浜松日体高1年)がそれぞれ優勝した。 男子は22校から154人、女子は4校から5人が出場し、盤上で熱戦を繰り広げた。男子は上位10人と推薦の木下颯さん(浜松学芸高2年)、女子は上位4人と推薦の春田浩奈さん(掛川西高3年)が、21日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場者は次の通り。 男子 ②平光太(浜松西3)③松井昭裕(浜松日体3)④赤松竜也(浜名1)⑤花村優河(浜松工
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静岡県高校将棋中部地区個人戦 A級優勝は武田さん(静岡1年)
静岡県高校将棋選手権中部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の個人戦が1日、静岡市葵区の静岡高で行われ、A級は静岡高1年の武田華成さんが優勝した。16校から126人が参加した。 21日の県大会には上位10人(B級優勝は10位扱い)に、推薦出場の浅野晴喜さん(藤枝明誠高3年)を含めた計11人が出場する。 このほかの県大会出場者は次の通り。 A級 ②高島康太(静岡3)③山田志蕗(静岡2)④土屋純(静岡1)⑤小杉航平(科学技術2)⑥新山凱斗(清水南3)⑦加藤啓太(静岡3)⑧西村羊詩(静岡東2)⑨野崎暁大(静岡北3)▽B級 ①酒井飛和(静岡学園2)
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中部地区団体戦 藤枝明誠Aが優勝 静岡県高校将棋
静岡県高校将棋選手権中部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の団体戦が30日、静岡市葵区の静岡高で行われた。 A級は藤枝明誠高Aチーム、B級は静岡学園高がそれぞれ優勝した。 県中部の14校から24チームが出場し、盤上で白熱した攻防を繰り広げた。A級の上位4チームとB級優勝の静岡学園高は5月下旬、静岡高で開かれる県大会に出場する。 県大会出場を決めたA級2位以下の結果は次の通り。 ②静岡東A③藤枝明誠B④静岡北A
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浜松市中区の高橋さん S級優勝 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内将棋文化の発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第14回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの113人が最善の一手を熟考し、白熱した対局を繰り広げた。参加者はレベル別の4部門に分かれ、最高クラスのS級は予選リーグと決勝トーナメントで争った。A~C級は5戦の勝敗数で順位を競った。小学生の部も行われた。 S級は高橋英晃さん(浜松市中区)が優勝した。高橋さんは9月開催予定の全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②石垣毅(三島市
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第222回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで2年ぶりに開かれ、小~高校生7人を含む49人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②久野杏太(同、磐田第一中3)③越川純平(浜松市)▽S ①岡本康夫(掛川市)②河合健(浜松市)③神谷達弘(磐田市)▽A ①松尾三十四(掛川市)②玉利洋和(磐田市)③赤松僚助(浜松市、浜名高3)▽B ①鈴木勉(森町)②藤沢勝(磐田市)③鈴木繁(同)