記者さんぽ|個店めぐりの記事一覧
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趣向凝らした手持ち花火 コロナ禍で人気に 井上玩具煙火(島田市)【記者さんぽ|個店めぐり】
夏の風物詩として親しまれ、コロナ禍でも家族で楽しめると人気の手持ち花火。国内の主な生産地としては、江戸時代に徳川幕府の火薬製造所があったことをルーツに持つ愛知県岡崎市などが有名ですが、国内トップシェアを持つ企業は、実は静岡県島田市にあることをご存じですか? 「井上玩具煙火」はコロナ禍の2020年と21年、ブランド花火シリーズ「義助(よしすけ)」と「結華(ゆっか)」を相次いで販売し、その高い趣向性が注目を集めています。優雅な時間と空間を演出する高級手持ち花火の魅力について、開発した同社企画開発室長の井上慶彦さん(30)に話を聞きました。 (※文末と関連リンクで動画をご覧になれます) コンセプ
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学生の胃袋満たした定食店「曙」おしゃれなフレンチに 親から子へ 受け継がれる地域との絆【記者さんぽ|個店めぐり】
静岡市清水区の住宅街の一角。この地で長く営業し、平成の終わりとともにのれんを下ろした人気定食店「曙」の跡地がいま、おしゃれで清潔感の漂うカジュアルフレンチレストランに様変わりし、注目を集めています。お店の名前は「AKEBONO.La Table(アケボノ・ラ・ターブル)」。定食店を営んでいた夫婦の長男で、フランス料理シェフの海野宏幸さん(49)が「あけぼの」の名前を継ぎました。首都圏の店で料理長として勤めていましたが、両親と同じ場所で、両親と同じように地域に溶け込みながら料理をふるまう道を選択しました。 地産地消にこだわり 静岡鉄道御門台駅から徒歩約10分。白色を基調にした外観が目を引き
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オタク文化と地酒の融合 情熱店主「萌酒」で発信 鈴木酒店(静岡市駿河区)【記者さんぽ|個店めぐり】
美少女キャラクターが描かれた日本酒に、店内に所狭しと並ぶフィギュアやアニメ画。静岡市駿河区の鈴木酒店は、全国的にも珍しいオタク文化と地酒の融合を目指した酒屋です。アニメやゲームのオタク歴40年以上という店主の鈴木誠さん(47)が取り組みに込めた熱い思いを語ってくれました。 ■ラベルに美少女キャラ描いた「萌酒」 JR静岡駅から東へ約1・5キロの閑静な住宅街の中にある鈴木酒店。店に入り、まず目に入るのが、「萌酒(もえしゅ)」と呼ばれている店オリジナルラベルの地酒です。鈴木酒店が創業した昭和元年(1926年)当時に建てられたという古風な建物と2次元キャラたちのコントラストが際立ちます。
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高級フルーツで至福のひととき パフェ専門店「ボヌール果実」(静岡市)【記者さんぽ|個店めぐり】
JR静岡駅から南へ徒歩10分ほどの石田街道沿い。「高級フルーツパフェ専門店 ボヌール果実」というお店を見つけました。黒を基調にしたシックな外観と対照的に、掲げられた果物どっさりのパフェの写真が色鮮やかでとてもキレイ。写真に目を奪われ、訪ねました。 「高級マンゴーパフェ」「贅沢三種類こだわり苺パフェ」「足立柿園の次郎柿パフェ」…。メニューは、パフェ、フルーツ盛り合わせ、無添加生ジュースなど、合わせて約30種類。季節により商品は変わるようです。 迷った末に「季節のフルーツパフェ マスクメロン入り」を注文しました。運ばれてきたパフェは高さ約30センチ、重さ576・5グラムとボリュ