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コロナ退散「清い水」 聖一国師が疫病鎮めた力、今こそ 静岡市

 静岡茶の始祖とされる鎌倉時代の高僧、聖一国師が約800年前に疫病を退散させた故事にちなんで、聖一国師顕彰会(会長・酒井公夫静岡商工会議所会頭)は7日、新型コロナウイルスの終息を祈願する「清い水(きよいみず)の水まき」を静岡市役所静岡庁舎前で行った。

新型コロナウイルスの終息を願い「清い水」をまく関係者=静岡市役所静岡庁舎前
新型コロナウイルスの終息を願い「清い水」をまく関係者=静岡市役所静岡庁舎前

 福岡市の夏祭り「博多祇園山笠」は1241年、聖一国師が清めの水をまいて疫病のまちを鎮めたことが起源とされる。聖一国師の生誕地とされる静岡市葵区大川地区の米沢家の泉から水をくみ上げた「清い水」を、顕彰会のメンバーが疫病退散の願いを込めて勢いよくひしゃくでまいた。
 ことしの博多祇園山笠は新型コロナの影響で中止となり、恒例行事の清い水をまく機会がなくなった。酒井会長は「静岡から、全国、世界で新型コロナが終息することを祈りたい」と語った。

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