しめ縄かけ替え 熱海・来宮神社「厳しい世相 負けずに」
熱海市西山町の来宮神社で28日、本殿のすす払いとしめ縄のかけ替えが行われた。神職らが1年の汚れを払い落とした本殿に真新しいしめ縄を取り付け、新年を迎える準備を整えた。
長さ4・2メートル、重さ約100キロのしめ縄を神職らが針金や縄などを使って慎重に吊り上げた。参拝に訪れた人々は作業を物珍しそうに眺めたり、カメラに収めたりしていた。
権禰宜(ごんねぎ)の服部泰生さんは「新型コロナウイルス禍やウクライナ情勢、物価高騰など厳しい世相だが、それらに負けずに良い年を迎えられるよう願いながら作業した」と話した。
同神社は正月三が日の初詣客を7万~8万人と見込んでいる。