菊川の落合さん 鋳物工芸作品を展示、自宅で制作30年
菊川市半済の落合修二さん(84)による「家庭で作る鋳物工芸作品展」が7日、菊川市の菊川文庫で始まった。風鈴やグラス、置物など92点を展示した。9日まで。
元掛川工業高非常勤講師の落合さんは30年前から自宅で鋳造し、まもなく85歳になる節目で展示を企画した。型を作り、スズの合金を溶かして作品にし、金箔(きんぱく)を貼って仕上げている。
会場には恐竜や亀、運動する孫をかたどった置物、川柳を書いたメダル、ネックレスなどの作品が並ぶ。落合さんは「菊川は鋳物の街と言われていたため、鋳物を工芸品にできないかと思った。鋳物は型を開けるときが一番感動する」と話した。