「『早生まれ』でもいいじゃない」の巻/子育てコラム「あすなろ」
3月末生まれの長男。来年春、(入園できるはずの)こども園では恐らく、クラスで1番お誕生日の遅い子になることでしょう。
小さくて、体力がなくて、発達が遅くて、いじめられてしまうのではないか―。入園前に少しでも早く、お友達と一緒の環境に慣れてほしくて、過ごしやすい気候となった晩夏ごろから子育て支援センターや児童館に積極的に連れ出すようにしています。
すると、自宅での甘えっぷりはどこへやら。お母さんそっちのけで、動くこと動くこと。若くてきれいなよそのママにしがみ付き、目新しいおもちゃを次々に口に入れたり、大きな子にもつかみかかろうとしたり。まだ生後数カ月なのに、自宅と外出先では全然違う顔を見せます。
やっぱり、4月や5月生まれの子と比べると体も小さく、できることも少ないですが本人はそんなことおかまいなし。楽しみながら自分の世界を広げているようです。
そもそも「早生まれ」とは、1月1日から4月1日までに生まれた人。つまり、ほぼ4分の1の人は早生まれです。野球の長嶋茂雄さん(2月20日)、サッカー選手の内田篤人さん(3月27日)、さらに歌手の松田聖子さんやノーベル賞の大隅良典さんも…。ちょっと調べただけでも、あらゆる分野に早生まれの著名人がたくさんいます。
上記の方々とは格が大違いですが、かく言う私も早生まれ。小さい頃は人見知りで泣き虫でしたが、今では厚かましい立派な!おばさんになりつつあります。
あまり神経質にならず、伸び伸びと子育てしようと思います。
(わらし)
子育てコラム「あすなろ」(789) 「『早生まれ』でもいいじゃない」の巻