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赤十字の車列に攻撃、9人死傷 戦闘続くスーダン首都

 【カイロ共同】赤十字国際委員会(ICRC)は10日、4月から戦闘が続くスーダンの首都ハルツームで同日、人道目的の車列が意図的な攻撃を受け、2人が死亡し、ICRCスタッフ3人を含む7人が負傷したと発表した。車列はICRCの車両3台とバス3台で全て赤十字のマークがあり、市民100人以上を避難させる予定だった。
 ICRCは攻撃を非難。戦闘当事者の準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は、敵対するスーダン軍の攻撃だったと主張した。軍は、防御陣地にRSFの車を使って近づいてきたとの声明を出した。
 一方、東アフリカの地域機構「政府間開発機構(IGAD)」は、スーダン軍トップのブルハン統治評議会議長とRSFのダガロ司令官の双方が直接協議を行うことに合意したと発表した。IGADの本部があるジブチの大統領顧問は、15日以内の協議に双方が原則合意したとX(旧ツイッター)で表明した。
 スーダンメディアは10日、アラブ首長国連邦(UAE)の外交官15人が48時間以内の国外退去を通告されたと伝えた。スーダン軍は、UAEがRSFを支援していると主張していた。

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