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スーダン、首都近郊で大規模衝突 戦闘3カ月、収束の兆し見えず

 【カイロ共同】戦闘が続くアフリカ北東部スーダンの首都ハルツーム近郊で14日、軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の大規模な軍事衝突があった。ロイター通信などが伝えた。戦闘は15日で開始から3カ月だが、国際社会の停戦要求とは裏腹に収束の兆しは見えていない。

スーダンの首都ハルツーム近郊で上がる黒煙=4月15日(ロイター=共同)
スーダンの首都ハルツーム近郊で上がる黒煙=4月15日(ロイター=共同)

 軍は14日、ハルツーム近郊で大規模な掃討作戦を実施したとの声明を発表。RSFも軍部隊を撃退したと主張した。ロイターによると、14日朝から空爆や銃声の音が響き渡った。
 エジプトやチャドなどスーダン周辺国の首脳らは13日、戦闘当事者に即時停戦や政治的解決を求めることで一致。軍、RSF共に周辺国の調停努力を歓迎すると表明したばかりだった。
 4月に始まった戦闘は、過去に紛争が続いた西部ダルフール地方でも激化。国連は13日、ダルフール地方で子どもを含む少なくとも87人の遺体が6月に集団埋葬されたと発表。RSF側の民兵組織に殺害されたとみられると指摘し、詳しい調査を呼びかけた。

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