「9歳のラブライバー」の巻/子育てコラムあすなろ
10月からSBSで放映が始まった「ラブライブ!サンシャイン!!」第2期。言わずと知れた、沼津市が舞台の人気アニメです。
わたし、沼津市の東部総局で記者をやっているのですが、このアニメのファンによる市内の盛り上がりや、それに呼応するかのように打ち出される行政や市内事業所の動きに関して、つぶさに取材してきました。たぶん、全国で一番「ラブライブ!サンシャイン!!」関係の記事を書いている新聞記者ではないかと(笑)。
ラブライブ!のファンは「ラブライバー」と呼ばれます。わたし自身は記者としての第三者的な視点を保つ上で、ラブライバーにならないように心掛けているのですが、作品は全部見ています。
ところが9月以降、9歳9カ月の娘が突如「ラブライバー」に変貌しました。きっかけは、わたしが資料用に購入したKADOKAWAのウォーカームック。毎日読み込んでいます。【写真1】
主役グループ「Aqours」の9人のメンバーの名前、声優さんの名前はもちろんですが、それぞれの誕生日も覚えました。「黒沢ダイヤちゃんの誕生日は、わたしの誕生日の次の日だよ」などと言っています。第1期の主題曲「青空Jumping Heart」も歌えるようになりました。
先日はわたしと2人で、沼津市内の店舗や事業所を巡る「まちあるきスタンプ」に挑戦。沼津仲見世商店街を中心に5カ所を巡りました。マルサン書店さん、つじ写真館さんなど、取材でもお世話になっているところが中心。やっぱり小学生女子がスタンプを押しにくるのは珍しいようで、驚かれました。【写真2】
この日はモスバーガー富士急沼津店でフィニッシュ。スタンプ後、店内で向かい合ってハンバーガーを食べながら「ラブライブ!」談義に花が咲きました。
ふと、思いました。「これって、デートだよな…」。共通の趣味をサカナに女性と向かい合って1対1で話をする。久しくなかったシチュエーションかもしれません。【写真3】
娘との「初デート」の機会を与えてくれた「ラブライブ!」に感謝します。
(橋爪充)
子育てコラム「あすなろ」(806) 「9歳のラブライバー」の巻