全国学力テスト、202万人参加 静岡県内は6万人 小6と中3対象

 小学6年と中学3年の全員を対象にする文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が18日、一斉に行われた。国語と算数・数学の2教科を実施し、国公私立の小中計約2万8千校の約202万人が参加。複数の資料を読み解く出題を重視し、デジタル機器といった身近な題材に引きつけて課題を考察させた。都道府県別平均正答率などの結果は7月末に公表する。

テストの前に注意事項の説明を受ける児童=18日午前9時半ごろ、静岡市清水区の有度一小
テストの前に注意事項の説明を受ける児童=18日午前9時半ごろ、静岡市清水区の有度一小

 児童生徒の生活や学習の習慣を尋ねるアンケートは今回から学習端末を通じて答える方式を導入。全員に配られている端末が勉強に役立っているかといった質問項目があった。テストは従来通り紙の問題冊子と解答用紙を使用し、2025年度から一部教科で端末を使った新方式に移行する。
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 静岡県教委などによると、県内公立小中は741校(小学校480校、中学校261校)の約6万人が参加した。
 静岡市清水区の有度一小では18日午前、6年生約120人がテストに臨んだ。児童は教員から注意事項の説明を聞いた後、マークシート形式の国語の問題から取りかかった。学習状況に関する調査はオンラインで学校ごとに回答日を分けて行う。

⇒問題と解答はこちら(ニュースサイト「47NEWS」へ)

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