⚽長谷部誠、今季で引退 藤枝出身、代表主将最多81回 「今が正しいタイミング」

 【ベルリン共同】サッカーのドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表主将の長谷部誠(40)が17日、今季限りでの現役引退を表明した。ドイツのフランクフルトで記者会見し「難しい決断だったが、いつかはこの時が来ると思っていた。今が正しいタイミングだと思う」と述べた。

記者会見で今季限りでの現役引退を表明するアイントラハト・フランクフルトの長谷部誠=17日、ドイツ・フランクフルト(クラブ提供・共同)
記者会見で今季限りでの現役引退を表明するアイントラハト・フランクフルトの長谷部誠=17日、ドイツ・フランクフルト(クラブ提供・共同)

 5月まで行われる今季終了後もクラブに残り、指導者の道へ進む。「アイントラハトは非常にいい提案をしてくれた」と感謝した。
 藤枝市出身で、藤枝東高から2002年にJ1浦和に加入した。主力としてJ1やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を果たすと08年にドイツへ渡り、ウォルフスブルクで1部リーグ優勝に貢献。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルトで活躍した。同リーグでアジア選手最多記録となる通算383試合に出場している。
 日本代表では国際Aマッチ114試合出場、2得点をマーク。そのうち歴代最多の81試合で主将を務め、ワールドカップ(W杯)には10年南アフリカ大会から3大会連続出場。ベスト16入りした18年ロシア大会を最後に代表から引退した。

後悔しない
 長谷部誠の話 残りのシーズンに集中するため、きょう発表することにした。ずっとプロサッカー選手として生きてきたので、引退後のことを想像すると少し不思議な気持ちだが、決断に後悔はしない。(時事)

 はせべ・まこと 1984年1月18日、藤枝市生まれ。青島東スポーツ少年団、藤枝青島中を経て藤枝東高で全国高校総体準優勝。J1浦和で活躍し、2008年からはドイツでプレーした。日本代表デビューは06年。国際Aマッチ114試合で2得点、主将として歴代最多の81試合に出場した。ワールドカップ(W杯)は10年、14年、18年と3度出場。180センチ、72キロ。40歳。

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