葵GINクラフト(静岡)最優秀 しずおかビジネスプランコンテスト 学生部門は浜医大

 静岡市産学交流センターは14日、新事業のアイデアを競う「第21回しずおかビジネスプランコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送協力)の最終審査会を同市葵区で開いた。一般部門は、静岡大発ベンチャーの「葵GIN(ジン)クラフトテクノロジー」(同市駿河区、一家崇志社長)が最優秀賞を受賞した。

最終審査会の表彰式に臨んだ一般、学生各部の最優秀賞受賞者=14日午後、静岡市葵区
最終審査会の表彰式に臨んだ一般、学生各部の最優秀賞受賞者=14日午後、静岡市葵区

 昨年秋に設立した同社は茶やワサビなどの地元農産物を活用した蒸留酒ジンを生産し、地域活性化を目指す。今年5月をめどに新商品を発売する事業計画を示し、高評価を得た。同大准教授の一家社長は「今後の展開を自分たちも楽しみにしている。人と人のつながりを大切にしながら、会社を成長させたい」と抱負を述べた。
 学生部門は、浜松医科大の学生団体「SAHMeT(サーメット)」が最優秀賞を受賞した。超音波診断装置の操作を習得したい研修医や医学生向けに、人工知能(AI)を活用した実技教育システムを開発した。
 静岡新聞社賞は、フィリピンでの県産抹茶の普及プランを提案した同国ラ・サール大の本橋桜さんが受賞した。
 最終審査会には応募62件の中から10組が参加した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞