[毎週土曜日]朝7:30~11:00
パーソナリティ 洋輔・影島亜美
番組はこちらからお聴き頂けます。
長年地元で愛されている味、この先もずっと続けてほしいお店をSBSラジオ「サタデービューン」のパーソナリティ洋輔が取材していきます。
今回取材にお邪魔したのは藤枝市東町にあるケーキ屋さん「ミラベル」です。こちらは40年以上続く老舗のケーキ屋さんで、実は影島ちゃんも馴染みがあるお店ということで今回も一緒に行ってきたんですよね。
まずは「ミラベル」のオーナー江藤晧史さんにお話を伺いました。
洋輔:こちらのお店、南仏的な雰囲気のあるお店だなと思うんですが今日はこのお店に一緒にきた方がいます。それは影島アナウンサーです。
影島アナ:実は私、祖父母の家が藤枝にあって、よくおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに来るたびにこの「ミラベル」さんにケーキを買いにきて、クリスマスとかお誕生日とか、よくケーキを買って食べていた思い出があるんですよ。すごく好きなお店なんです。
店主江藤さん:ありがとうございます。知らなかったです。
洋輔:ちっちゃい頃からきていたってこと?
影島アナ:本当に藤枝のケーキ屋さんと言えばミラベルさんを思い浮かべます。
洋輔:江藤さん、僕と同じ世代くらいに見えるんですけどパティシエとしてのキャリアはどのくらいになるんですか。
店主江藤さん:20歳からはじめたので今年で16年目になります。
洋輔:1979年からお店があるって事なんですけど江藤さんは何代目になるんですか。
店主江藤さん:二代目になります。
洋輔:それは江藤さんのお父様が一代目っていうことですか。
店主江藤さん:父ではなく、別の方が先代でいらっしゃって、僕の父も一緒にその先代と働いていたっていう経緯があります。
洋輔:江藤さんが(店を)継ぐことになったのはどういう経緯があったんですか。
店主江藤さん:先代と父が親友で、僕の父が若くに亡くなってしまってそこからずっと先代に面倒をみてもらっていたんですね。
洋輔:ということはその前までは江藤さんは他の場所でパティシエとかの修業をされていたんですか。
店主江藤さん:そうです。東京の方で実は和菓子屋に勤めていまして。
洋輔:和菓子屋さんだったの?こちら「ミラベル」さんは洋菓子ですよね。すごくびっくりしちゃいました。お店を継ごうと思ったきっかけは何かあったんですか。
店主江藤さん:父も(ミラベルで)ずっと働いていましたし、先代もすごくよくしていただいていたので、何か貢献できればと思って。(お店の後継ぎについて)声をかけられた時に、ぜひ喜んでということでお答えしました。
洋輔:なるほど。今日は週末なんですけどひっきりなしにお客さんが入ってきていて大繁盛しているんですけど、こちらの人気メニューを教えてください。
店主江藤さん:人気メニューは創業当初からやっている「ダミエ」という商品です。
影島ちゃんが小さい頃に食べていたケーキはおそらく先代さんが作っていたケーキなんでしょうね。
ではそんな「ミラベル」さんの看板メニューをいただきました。
洋輔:江藤さん、元々和菓子職人を目指されていたって先程言っていましたが、お父様は洋菓子をされていたのですよね。
店主江藤さん:父が洋菓子を作っていまして、祖父が和菓子を作っていました。
洋輔:一族というか揃ってお菓子にたずさわっていたんですね。
店主江藤さん:そうですね。その先代もパン屋をやっていたので。
洋輔:先代もパン屋さんだったってことは「こねる」一族ですね。その一族の「こねる」DNAが入っている「ダミエ」ってことですね。看板メニューの「ダミエ」をご用意いただきました。市松模様になっているんですね。特長を教えていただいてもいいですか。
店主江藤さん:シンプルなケーキなんですけども、チョコレートのスポンジとバニラのスポンジ、それを交互に合わせて軽いバタークリームでサンドして、仕上げにパリッとしたチョコレートをかけています。
洋輔:早速影島ちゃんから食べていただきましょうか。
影島アナ:ちっちゃな時から食べてた、ホントに定番ケーキなので。いただきます。これです、これ、おじいちゃんとおばあちゃんが元気な時のおいしいケーキの味がします。
洋輔:その時の思い出がよみがえる?
影島アナ:このチョコレートケーキとバタークリームがほんとによく合うんですよ。大好きなんです。これ。
洋輔:ぼくもいただきたいと思います。色が市松模様でとっても綺麗なので崩すのがほんともったいないぐらい。このままかぶりつきたいくらいなんですけど。チョコレートをしっかりと切って、外のチョコレートは、あとでいただくとして。なんかせっかくなんでバニラのスポンジとチョコレートのスポンジを同時にいただきたいと思います。スポンジがふわふわ。チョコレートのスポンジとバニラのスポンジを一緒に食べるとまろやかさが増すというか、すごく美味しいし、バタークリームが甘すぎなくて美味しい。
こちらの味って創業当初から変わってなく、守り続けられているんですか。
店主江藤さん:はい。配合はそのまま作っています。
洋輔:素晴らしいね。じゃあ影島ちゃんがちっちゃい頃に食べた味のまま残っているって事よね。
影島アナ:そうなんですよ。本当にちっちゃい時から食べていた味が変わらず、ずっと受け継がれていて、今でも美味しく食べています。
洋輔:「ミラベル」の看板メニュー「ダミエ」を食べたんですがココアの入った茶色いスポンジとバニラが入った黄色い2種類のスポンジが市松模様に重ねられて、その間にバタークリームがぬられていて、さらにそのまわりにチョコレートがコーティングされたケーキなんですが、先代のオーナーさんから続く看板メニューということで、影島ちゃん改めて「ダミエ」どうだった?
影島アナ:そもう懐かしい味。美味しかったです。
洋輔:本当、結構食べごたえがあるというか、チョコレートもしっかりかかっているし、一切れでコーヒーが何杯でも飲めるぐらいだったね。
影島アナ:そ中のスポンジがふわふわなんですけどあのパリッとしたチョコレートのコーティングもすごく食感がよくて。
洋輔:チョコレート美味しかったね。
影島アナ:美味しかったですね。
洋輔:江藤さん自身が作られたり、新しく開発したようなものとかもあるんですか。
店主江藤さん:あります。例えば、チョコレートスポンジを2種類使った「ダミエ(ダミエWショコラ)」とか。
店主江藤さん:遊んでます。
洋輔:遊び心も大事ですからね。先代のオーナーから店を引き継ぐ際にどんな手続きをされたんですか。
店主江藤さん:初めての経験だったので正直どういった手続きをしたのかあまり覚えてないんですけど、藤枝商工会議所さんにいろいろお手伝いいただいて、いろんな専門家の方を紹介していただいたのですごくスムーズにトラブルなく終えることができました。
洋輔:先代の方と引き継ぎますってなってからどのくらいの期間がかかったんですか。
店主江藤さん:ちょうど1年ぐらいで引き継ぎは終わりました。
洋輔:お店を引き継ぐ時に先代のオーナーからいただいたアドバイスとかあります。
店主江藤さん:貯金をしなさいとアドバイスいただきました。
洋輔:大事なアドバイスだと思います。それは経営とか考えた上でだと思うんですけど。
パティシエとしてのアドバイスはありましたか。
店主江藤さん:とくになかったかもしれない。
洋輔:じゃあ本当に信頼していたんですね。アドバイスがなかったということは。
店主江藤さん:ありがたい話です。
洋輔:江藤さんがお店を引き継いでよかったなと思うことはありますか。
店主江藤さん:そうですね。やっぱり最初から自分の店を始めるっていうよりかは、お客様がある程度がついていただいているっていう状態からのスタートっていうのがすごく心強かったですし、ある程度の規模があったので、ある程度やりたいことがなんでも叶えることができるっていうところがすごくよかったです。
洋輔:今日は江藤さんと一緒に働いている奥様も近くにいらっしゃるんですけど、旦那さんに向けて何か一言お願いします。
洋輔:素晴らしいです。江藤さん、奥様、今日はありがとうございました。
影島アナ:ありがとうございました。
影島アナ:皆さん、いきいきされていましたね。
洋輔:他にもいろんな種類のケーキがあったんで見てるだけでもワクワクするようなお店でしたね。
影島アナ:ケーキもどれもかわいいんですよね。
洋輔:かわいかった。改めてもう一回行きたいなと思っているんですけどね。またぜひ皆さんも藤枝の方に行ったら「ミラベル」さんに寄ってみてください。
今日は藤枝市東町にあるケーキ屋さん「ミラベル」をご紹介しました。
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