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番組審議会だより > 2016

第569回番組審議会(2016年6月17日)

●開催年月日 平成28年6月17日(金) 12時30分
●開催場所

静岡新聞放送会館

●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

久米 行子

坂田 芳乃

栗原 績

田中 尚弘

木苗 直秀(書面)

審議議題

〇ラジオ番組

「SBSラジオギャラリー 西村滋とお菓子放浪記

 放送:2015年12月26日(土)16:00~17:00

番組概要

 静岡市に住む90歳の作家、西村滋さん(2016年5月死去)の著作「お菓子放浪記」には、太平洋戦争を間近に控えた1940年から終戦、そして戦争の敗色の濃い時代を生き抜いた西村さん自身の、感化院(現在の児童自立支援施設)での生活や放浪生活が描かれています。番組では、「お菓子放浪記シリーズ」をベースに、随所にラジオドラマをちりばめ、ここにしかない「お菓子放浪記」を展開。本には書かれていない西村さん自身の解説、想い、人生にふれ、豊かな生活の中で人々が忘れてしまったお菓子が貴重だったころの純粋な気持ちを伝えました。

●委員の意見 ・90歳になる西村氏の生き方や戦争に対する思い、また、現代社会に対するメッセージをも含む素晴らしい番組であった。
・西村少年とまわりの人との会話からは、昨今忘れられがちな心のこもった言葉のやりとりの大切さを感じさせられた。
・BGMの使用が必要最低限に抑えられていて、その分、聞く者の想像力をかきたてた。
・ラジオ番組として放送するだけでなく、小中学校などでの教材として活用し、戦後の貧しい時代を考えるきっかけにして欲しい。
・最初はラジオドラマだと感じていたが、聴いているうちに、内容のある記録の物語だと気づかされた。興味深く聴いた。
・一般の聴取者が放送を聴くのは一度きりということに注意し、番組内の聞き慣れない言葉には、わかりやすくするための工夫が必要だ。
・通常の情報番組とは違い、今の暮らしの中では、ラジオドラマをじっくり聞くというのはあまりないことだと思う。
・西村少年自身のストーリーなのか、戦争反対のメッセージなのかがはっきりせず、難しい構成だと感じた。
・番組中、出演者の声の質や量のバランス調整が均一でないために、聴く者の感情移入を妨げていたところがあった。
・現在の暮らしの忙しさに配慮し、時間を30分程度に縮めた形での放送も考えて欲しい。
●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成28年5月1日~平成28年5月31日 総件数436

(1)クレイジージャーニー【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 61件

(2)イブアイしずおか【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 53件
(3)ゴロウデラックス【TV・ローカル編成】 ・・・・・・・・・ 29件

(4)Soleいいね!【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 19件
(5)ひるおび【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 15件

視聴者からの意見

〇ラジオ番組『GOGOワイド らぶらじ』5月11日(水)放送
・中継コーナーで女性レポーターが「私の父さんが」という言い方をしていたのでびっくりしました。

今どきの若い世代は、自分の親を紹介するとき「お母さんが」とか「お父さんが」と言うのですか?

「父、母が」と言うべきだと思います。                                   (50代・女性)