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番組審議会だより > 2014

第549回番組審議会(2014年6月13日)

●開催年月日 平成26年6月13日(金) 12時30分
●開催場所 静岡新聞放送会館
●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

種本 祐子

三浦 孝文

大石 実

坂田 芳乃

木苗 直秀(書面)

細井 正人(書面)

久米 行子(書面)

審議議題

〇テレビ番組「SBSスペシャル Zの憂鬱~島田実験所69年目の深層~」

 放送:2014年5月25日(日)24:50~25:45

番組概要 島田市牛尾山には、かつて旧海軍技術研究所が建設した「Z兵器」の実験所があった。「Z」とは文字通り「最終」を意味する。大井川では、国土交通省による平成の大改修が進められ、今年度牛尾山に残る実験所跡が削られる予定にある。日本の科学技術史の中で果たした歴史的意義は実に大きい。一方で、「殺人光線」という負の側面によって戦後長きにわたって封印され、いまだ存在すら知らない人も少なくない。時代とともに消えゆく戦争遺跡を見つめながら約70年前に何があったのか、アメリカ取材も交え、「戦争と科学」について、その功罪について考えた。 
●委員の意見

・番組導入部分が、映画のような演出で一気に番組に引き込まれていった。島田実験所の存在を知らなかった。また、湯川博士や朝永博士など日本の著名な科学者が携わっていたことに驚いた。アメリカでの「Z」の使い方はどうだったのか知りたいと思った。

・証言者が高齢のためかインタビューが聞き取りにくい部分があったので、字幕スーパーがあった方がよかった。当時の様子がわかりやすく伝わってきた。「改めて知ることの大切さ」という番組のメッセージを強く感じ取ることができた。

・20年に亘る取材を今一度掘り起してみる姿勢がすばらしかった。平和を追求しなければならない立場の科学者がなぜ戦争に関わったのか、研究の結果が現代にどのような形で反映されているのかという部分の掘り下げが欲しかった。次世代を担う若者たちに見てもらいたい。

・思いもよらない事実に重いものを感じた。タイトルに使われた「Z」や「憂鬱」の意図について考えさせられた。ドキュメンタリーでありながらストーリー性をもった番組だった。

・島田市で著名な科学者が殺人兵器の実験を行っていたことが衝撃的だった。反面、戦争に関わったことが戦後の平和運動への動機に繋がっていたのではないかと思った。

・淡々とした進行、ナレーションの中に、あからさまではないけれど戦争に対する痛烈な批判が込められ素直に共感できる内容だった。

・時の経過とともに戦争を知らない人が増え、次第に記憶や記録、痕跡が消えていく中、約70年前に島田で何が行われたのかを、関係者やアメリカ取材を通してわかりやすくまとめていた。また、生存者の声を通して視聴者に問いかけていたと思う。ぜひ全国放送してもらいたい。

・タイトルになぜ「憂鬱」を使ったのかがわからなかった。番組内で「Zは今どこへ・・・」という言葉が紹介されていたので、こちらの方がわかりやすい表現だったと思う。

・集団的自衛権が議論されている今、タイムリーな話題だった。視聴者に戦争について考えてもらう役目は果たしていたが、何を伝えたかったのかという点においては曖昧だったのではないか。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成26年5月1日~平成26年5月31日 総件数390

(1)SBSイブニングeye【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 61件

(2)Soleいいね【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 26件
(3)電子番組表について【TV・その他】 ・・・・・・・・・ 17件
(4)ひるおび【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 13件
(5)静岡発そこ知り【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 11件

 

 視聴者からの意見

○テレビ番組『静岡発そこ知り 新緑のオクシズへ!藁科川源流の旅』5月12日(月)放送

・藁科川源流の旅を見て、心から感動しました。見たこともない源流の光景を見せてもらいました。藁科川で育った私にとってすごく知りたかったことでした。またいつか行きたいと思う反面、あの景色で十分だなとも感じ、テレビの不思議さに感動しました。     (ハガキにて)

 

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 テレビ番組『イブアイしずおか エンタ』5月19日(月)放送

・特集「町の人気のお魚屋さん」良かったですが、取り上げられたお店が静岡、沼津、焼津で、浜松に住む私は行けません。東・中・西それぞれのお店を取り上げてほしいと思いました。    (60代 男性)

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