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番組審議会だより > 2011

第526回番組審議会(2012年3月16日)

●開催年月日 平成24年3月16日(金) 12時30分
●開催場所 静岡 新聞放送会館
●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

種本 祐子

木苗 直秀

見野 孝子

佐藤 久善

三浦 孝文

長沢 芳裕

審議議題

○テレビ番組「迫る選択のとき~浜岡原発 再稼動の行方~」

 放送 平成24年3月3日(土)15:30~16:25

○SBSテレビ、ラジオの4月改編について

審議概要

東日本大震災から1年。福島第1原発の事故をきっかけに、政府の要請で停止している浜岡原発は、予想される東海地震に耐えられるのか。建設当時の関係者に証言を求め、福島と浜岡が持つ共通の問題に迫った。さらに1970年代にいち早く構造上の問題を指摘していたアメリカの原子炉メーカーの元技術者に話を聞いた。

●審議の概要

○委員の意見○

・原発を浜岡だけの固有の問題ではなく、原発そのものをどう考えるのか。原発がなかった場合や我々の生活にどのような選択肢があるのか、またはどうしたらカバーができるのかなど色々な視点を掘り下げて浜岡原発、原発そのものの判断軸を示すとさらに理解が深まると思った。
・日常生活においてエネルギー(電気)は極めて大事であるが、安全性が問われている今、子供から大人まで全ての人が原子力について考えるべき時が来たと感じた。防潮堤ができたとき、どのような判断がなされるのか、引き続き取材をしてほしい。
・ 爆発要因についてイラストを使って説明されていたので分りやすかった。知らないことを知らせない日本の危機意識の低さを感じた。
・ 地元の人々の苦悩がよく表現されていたが、”次は選択のときです”という終わり方は、地域に突きつけられているような印象を持った。
・今までの常識を覆す結果に対して考えさせられている。原発は危険だという検証がされている今、ジャーナリズムが国や県を問いただすことが必要ではないか。
・再稼働の問題について、賛成の人の意見も、反対の人も、両方の声を入れながら、しかも技術的問題については、かなりわかりやすく、しかも納得できるような説明がされていたと思う。故郷(国)の未来を問われていると感じた。経済の発展も大切だが、命の大切さを考えるべきだと番組ではメッセージしていたと思う。
・見せ方がよかった。重大リスクの洗い出しがされていた。浜岡原発の再開は、明らかにされていないリスクを我々に示してくれなければ道は開けてこないと思った。情報開示の促しの一点としての位置づけとなる番組だった。
・福島での教訓を取り入れてもよかった。津波の予測についてももう少し触れてほしかった。全員にあった基準はないので、個々が考える示唆をわかりやすく伝えてほしい。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成24年2月10日~平成24年3月10日 総件数313

 電話やFAX、インターネットなどを通じて、SBSに寄せられた意見や要望、苦情などは、313件でした。 テレビ番組「迫る選択のとき~浜岡原発 再稼動の行方~」、「ひるおび」などにご意見、ご感想やご質問などを頂戴しました。