・全体的に穏やかなタッチで、内容も分かりやすく入ってきた。
・タイトルに「私の町」「お坊さん」という、親しみがわく良い表現を使っていた。
・川村さんの宗教に対する危機感、真摯な考え方と行動、そして温かい人柄がうまく表現されていて、楽しく番組を見ることができた。
・ファンキーな映像や軽い音楽と、お坊さんがまじめに今後の宗教の在り方を考える、その内面のギャップが面白く表現されている。
・コロナ禍で暗い話題が多い中、人々のきずなや温かさを感じさせ、救われるような番組だった。
・失われつつあるコミュニティの中で、お寺は人と人とのかかわりのプラットフォームとしての役割があることを再認識できた。
・冒頭で異色のお坊さんである川村さんにスポットを当てた理由が、わかりづらかった。
川村さんに対する本音の部分はどうなのか、様々な声があってもよかったのではないか。
・母親を病で亡くされた中学生の渡邉さんをナレーターに起用したことは、寺や墓についての関係を身近に感じさせた。水野アナウンサーとともに素晴らしい役割を果たしていた。
・素人の女子中学生をナレーターに起用したことは唐突感があった。番組後半で理由がわかるが、もっと工夫がほしかった。
・「寺離れ・墓離れ」に向かっている状況を認識でき、自分自身も「これからのお寺との関係」「墓をどうするか」を改めて考える場となった。
・身近な地域を丁寧なドキュメンタリーでみることは、地域を深く知り、学ぶことに直結する。
・県内で暮らす人に焦点を当てて、その周辺にある社会問題などに結び付けて考える番組をシリーズ化してはどうか。
・番組から、ノスタルジックな面や人の温かさを感じることができるが、問題提起だけで解決策がない。次の展開へのヒントがほしい。
・映像に骨壺や、遠目ながら亡くなった方の寝姿があり、少し生々しい感じがした。
・コロナ禍で、お寺だけでなく、商業や企業などもこれからの存在意義は変わってくるのではないか。
・一見風変りに、かつ積極的に地域に溶け込みながら仏教を再生しようと努力する川村さんの姿を通して、未来の人や社会のありようを探った興味深く貴重な番組だった。