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番組審議会だより > 2018

第591回番組審議会(2018年9月14日)

●開催年月日 平成30年9月14日(金) 12時30分
●開催場所

静岡新聞放送会館

●出席者

委  員(敬称略)

中井 弘和 委員長

種本 祐子 副委員長

久米 行子

栗原 績

田中 尚弘

篠原 裕和

鈴木 智子

江﨑 和明

星野 明宏

審議議題

〇テレビ番組

「SBS防災特別番組 委ねられた判断 南海トラフ巨大地震”異常”が現れた日」

放送:2018年9月1日(土)16:00~16:54放送

番組概要

 100年から150年の周期で繰り返しやってくる「南海トラフ地震」。その何度かに一度、東日本大震災クラスの「超巨大地震」が起きるという研究がある。大地震の兆候を捉えた時、国は今、「南海トラフ地震に関連する臨時情報」を出して被害を減らそうとしている。しかし「臨時情報」は「異常が観測されたこと」を伝えても、「いつ」「どこで」「どんな規模」という確実性を含んではいない。情報が出た時に「私たちがどう対応すべきか」まだ答えは出ていない状況にある。
 国は年内に「方向性を示したい」としているが実効性のある具体的なマニュアルが出来るまでには、まだ時間がかかる見込み。「南海トラフ地震の臨時情報」をめぐる最新の状況に迫りながら、空振りを覚悟で臨時情報をどう生かすかを考えていく。
 もし今、臨時情報が出たら、社会はどうなるのか?「経済の停滞は防げるのか」「学校は子どもたちを守れるのか」「福祉施設は...」。番組では、様々な課題を、再現ドラマを交え分かりやすく説明するほか、県内の全市町にアンケート調査を実施し、新たなルールに何を期待し、何が問題なのかを明らかにする。

 また先進事例としてアメリカ・カリフォルニア州を取材。何度も空振りしながらも続けられている地震情報がどう受け止められるか、さらに日本国内の先進事例はどのように進められているかを探る。
 そして臨時情報をルール化する上で前提となるのが、南海トラフ地震の規模や発生の仕方。最新研究でわかってきた新たな側面を伝えた。 

●委員の意見

・今回テーマとなった臨時情報についても頭では分かっているつもりでいたが今の状況では、混乱してしまう事がまざまざと感じられた。

・避難のタイミングなど臨時情報への対応について行政の基準は必要だが、待っていても仕方がない。地域がしっかり話し合い、訓練を重ねて行く必要性を痛感した。

・東海地震の警戒宣言から今回の南海トラフ地震の臨時情報に切り替えられた訳だがその変遷を詳しく伝える事でより分かりやすくなったのではないか。

・番組を見ても臨時情報が、どんな現象やプロセスで出されるのかよく分からなかった。

・臨時情報についてどう対応すべきかなど、正しく理解されていない中で番組が発信したメッセージは非常に意味があった。

・臨時情報により混乱が生じる事が予想される中、空振りもあり得るだろうという心構えを作る意味でも重要な番組だった。

・再現ドラマのシーンは演出の部分などで違和感を受ける所があり気になってしまった。

・今回は、問題を投げかける内容と感じたが具体的に命を守るノウハウを色んな事例を出して伝えて行ってほしい。

・「委ねられた判断」と言うキーワードの受け止め方として見ている人一人一人の自己責任についてもっと追求して良かったのではないか。

・国がガイドラインを決めきれないでいる現状にもっと厳しくフォーカスすべきではないか。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成30年8月1日~平成30年8月31日 総件数319

(1)イブアイしずおか【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 45件

(2)Soleいいね!【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 44件
(3)ひるおび【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 19件

(3)みなスポ【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 10件
(5)IPPO【RADIO・自社制作】 ・・・・・・・・・ 5件

視聴者からの意見

〇テレビ番組「ひるおび」毎週月~金曜日放送                       

・連日の猛暑の報道を見ていると、暑い要因ばかりを伝えている。

暑さ対策については、帽子をかぶるとか水分を摂るなど、分かり切った事を繰り返し言っている。

車の中の高温対策も含めて、もう少し新しい役に立つ情報を教えて欲しい。          (50代・男性)