●開催年月日 |
平成23年6月24日(金) 12時30分 |
●開催場所 |
静岡 新聞放送会館18階会議室 |
●出席者 |
委 員(敬称略)
中井 弘和 副委員長
種本 祐子
木苗 直秀
北條 博厚 委員長(書面)
見野 孝子(書面)
佐藤 久善(書面)
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●審議議題 |
○テレビ番組 「SBSスペシャル サヨばあちゃんの無人駅」 放送:平成23年5月15日(日)24:50~25:45
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●番組概要 |
大井川鉄道に抜里(ぬくり)駅という小さな無人駅があります。この元駅長室を使ってお惣菜作りをするグループ「麦の会」を60歳で立ち上げ、地区のお年寄りに届ける活動を始めた”サヨばあちゃん”こと諸田サヨさん(75歳)。抜里地区は高齢化が進み、およそ一割の世帯がお年寄りの一人暮らしです。サヨさんはそんなお年寄りたちを心配して、おしゃべりがてらに出張販売も行います。地区の人たちもサヨさんの訪問を心待ちにしています。 しかし、サヨさんもご主人を病で亡くし、同じ孤独な暮らしをしていました。更には、幼少期に開拓団として満州に渡り人の死を目のあたりにしてきた辛い経験がありました。その経験を通して、人のために生きていこうとする明るく元気なサヨさん。 数年前に奥さんを亡くし、一人暮らしをするおじいさんは、毎日地区の老人が集まる畑に寂しさを紛らわすため通っていますが、会話はありません。自分の幸せよりも他人の幸せを願うサヨさんは、惣菜をきっかけに彼と会話を進めます。そして、彼に大きな変化が現れました。 駅で真心込めた惣菜を作り、地区のお年寄りに手渡しながら、悩みを分かち合い、励ましあい、ふれあいを楽しむサヨさんのいる無人駅は、温かさに包まれています。
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●審議の概要 |
○委員の意見○
・起承転結の構成がきちんとしていて素晴らしい番組だった。 ・ナレーションが穏やかでゆったりとした間の取り方が番組に合っていた。 ・明るく元気で若々しいサヨさんなので、タイトルは「サヨばあちゃん」ではなく、「サヨさん」でよかったのではないか。 ・85歳で一人暮らしの男性が、サヨさんの働きかけを通して人柄や行動が大きく変わっていく姿は、ドキュメンタリーでありながら、ドラマ性を感じた。 ・核家族化により独居老人が増えている様子を見て、改めて家族の助け合いが必要だと強く感じた。 ・サヨさんの周囲では、命を育てる、食べる、助け合う、人と自然も元気になっていく、普通の生活の原点があった。人の心に染みる内容だった。 ・中山間地の過疎化が進む抜里(川根町)で、孤立を防ぎ、地域のふれあいを増やしているサヨさんのような方があちらこちらに増えてほしいと思った。 ・番組をきっかけに村おこしに繋がる若者との交流の場を設けたらどうか。
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●視聴者・聴取者からの意見などを報告 |
平成23年5月11日~6月10日 総件数458
電話やFAX、インターネットなどを通じて、SBSに寄せられた意見や要望、苦情などは、458件でした。 テレビ番組「ひるおび」、「みのもんたの朝ズバッ!」や「静岡発そこ知り 緊急企画 がんばろう伊豆!ココの自慢を教えて下さい!熱海~稲取編」などにご意見、ご感想やご質問などを頂戴しました。
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