遠州織物に引かれて
本日26日夕刊のくらしプレミアムで、「遠州織物」を取り上げました。取材すると、その歴史は奥深く、範囲も広く、私たちの生活に結びついているのだと知ることができました。(岡)
遠州織物に引かれ、洋服ブランド「HUIS」を設立した松下あゆみさんがデザインするシャツは、細部までこだわりがあり、作り手の思いが伝わってくるようでした。襟周り、肩や背中の切り替え、袖口まで、少しずつデザインを変え、素材の軽やかさも相まって、ナチュラルな一品に仕上がっていました。初夏にかけて重宝しそうです。
磐田・福田地区の地場産業、別珍をコースターにデザインした「nanoca design」の遠藤澄子さんは当初、もっと多くの模様を考えられていたそうです。
梅に松、雲・・・。成形し、丸みを出すのが難しいとか。和の文様を扱った商品をたくさん作られている遠藤さんならではの色使い、形。一つの商品に仕上げるまでの苦労も垣間見えました。
浜松産の生地を多数扱う「鈴木織商」が開く直販店「オリショーJr.」には何千種類と生地があるそうです。生成り、白っぽい色だけでもこんなに。
選ぶのに迷ってしまいそうですが、そこはプロの的確なアドバイスがいただけます。裁縫教室にハンドメードマルシェも開かれ、遠州織物を身近に触れることができます。隔月の「オリショーマルシェ」があす27日まで開かれています。浜松生まれの生地からどんな作品が生まれているでしょうか。ぜひ訪れてみてください。
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