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2017年11月24日 17:50

洋輔の手作りコンシェルジュ

8月5日放送分 No.17 【藍 染】 

今回のテーマは《藍染》です。

いろんな手作りをご紹介する"手作りコンシェルジュ"ですが、
今回はその昔"ジャパン・ブルー"と呼ばれ、
再び注目を集めている伝統工芸の「藍染」に着目してみたいと思います。

最近、仕事で藍染の工房へ行く機会があったのですが。。。
布を藍で染めて、水洗いし、干して、できあがるまでを見学・体験させていただき
手間暇かけて生み出される藍染に昔の方々の知恵と工夫、歴史を感じました。

江戸時代の衣服の8割は藍で染められていたそうで、
町には必ず《紺屋》と言われる、染め場が集まっている場所があり、
そういった染め場が多く集まる所を≪紺屋町≫と呼んでいたんです。
(静岡市内にも紺屋町、ありますよね?)

しかし、洋服の文化が日本に入ってきてから、少しずつ廃れていった藍染。
今では、その藍染の原料となる"スクモ"を作っているのは四国で数件しかないそう。
後継者不足や出来上がるまでに手間がかかる工程のため、
藍染職人もどんどん少なくなっていきました。

最近、2020年の東京オリンピックの公式エンブレムに藍色が採用されたことにより、
再び世界から注目されつつある「藍染」。
ぜひこの機会に藍の魅力を、より多くの方に知ってもらい、
みんなで守っていきたい。。。
そんな伝統工芸のひとつだなと感じました。
コンシェルジュではこれからも色んな伝統工芸を紹介、
学んでいきたいと思います!!

≪コンセイエ de 洋輔(洋輔のオススメ)≫

とても魅力的な藍染の布。実はコレ、色落ちしちゃうんです。。
まず藍染の布を手に入れたら、色移りなどを防ぐため
必ず一度水につけて色を落としてください!
僕の母曰く、『洗う時にお酢を少し入れると、色が定着する』そうです。

そして、大事に作られた藍染の布はとても貴重です。
何かを作るときに余った布切れも大事に取っておいて、
別の作品を作るときに使いましょう!
手作りの中に少しだけ,
日本の伝統工芸を入れてアクセントにしてみてはいかがでしょうか...(和)

A bientôt!
http://www.sunpurakuichi.co.jp/takumi/facilities/bamboo/index.html (駿府匠宿の藍染体験URL)
http://www.shizufan.jp/netamap/chubu/102988/ 駿河藍染を紹介した「しずふぁん!」内の特集URL