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2017年7月28日 18:13

洋輔の手作りコンシェルジュ

6月10日放送分 No. 10 【ハワイアンキルト】

洋輔の手作りコンシェルジュ! 今回のテーマは《ハワイアンキルト》です。


遂に来ました...ハワイアンキルト(笑)
母《キャシー中島》の影響で幼い頃からいつも僕の近くにあった"手作り"です。
なので、話し出したら止まらないですが、
今回はハワイアンキルトのベーシックな説明だけにしておきますね。

まずは、キルトについてみなさんに知っていただきたいです!
キルトとは...2枚の布の間に綿を入れて、布を貫通させるように縫って...
モコモコさせたものを【キルト】と言います。
この貫通させて縫う動きを【キルティング】というんです!
いろんな種類の手法があるのですが、綿が入っていない状態のモノを
【キルトトップ】と呼んでいます。
キルト・パッチワークのいろんな手法の説明は、、、これはまた別の機会にしますね!


ハワイアンキルトの始まりは、1800年ごろ宣教師が布をハワイに持ってきた頃から始まります。
それ以前は住民は服もなく、植物で体を覆って生活をしていました。
ある時、海辺で干していたシーツにヤシの木の影が映り...それをモチーフにして
キルトを作ったのが始まりと言われています。
その時代、男性が海や山へ行っている間、女性は村でキルトをしながら
無事を祈っていたそうです。


さて、ハワイアンキルトは、まずキルトトップを作るところから始まります。
土台布と呼ばれる下に来る布の上にモチーフ布(モチーフの形に切った布)をのせて、
それをまつっていくんです。
基本的にモチーフになるのは、植物・海の生き物・南国を想像出来るもの、です。
モチーフ布は8分の1に折りたたみ、そこにデザインを描いてカットして広げます。
昔、よく折り紙を折り、切って広げて「雪の結晶」とか、作りませんでしたか?
その手法と同じです!!


モチーフをまつり終わったら、白い布とキルトトップの間に綿を挟んでキルティングをする!
これがハワイアンキルトです。
今では夏になったら日本でも良く見かけるハワイアンキルト。
縦横斜めとシンメトリーのハワイアンキルトは、
キッチっとした形が好きな日本の方々にとても人気です。


≪コンセイエ de 洋輔(洋輔のオススメ)≫
ハワイアンキルトのお教室もしている僕ですが、よく聞く失敗談があります。
『大きい作品は時間かかるから、小さいモノからハワイアンキルト始めてみよ!』
...実は小さいモノの方が難しく、手がキルトに慣れる前に終わってしまうので、
これはあまりオススメしていません。
僕のオススメは、50cm×50cmぐらいのクッションカバーから始めること!
初めての作品が上手に出来ないのは当たり前です!
まずは練習、そして手を慣らすためにはクッションカバーがちょうどいい大きさなんです。
そして、まつり縫いやキルティングは、お教室で教わることをおすすめします!
ちゃんと講師の方に見てもらうと、グ~ンと上手になりますよ!
今年から始めて来年の夏はお手製のハワイアンキルトのバッグを持って、
街へ出かけてみてはいかがですか?


A bientôt