木挽町のあだ討ち
極上の“江戸ミステリー”2026 年 2 月 27 日(金)開幕!!
作家・永井紗耶子原作の小説 『木挽町のあだ討ち』の映画化が決定。2026 年 2 月 27 日(金)に劇場公開いたします。
原作『木挽町のあだ討ち』は、23 年に第 169 回直木賞、そして第 36 回山本周五郎賞をダブル受賞した傑作時代小説。江戸の芝居町で語り草となった大事件をめぐるその物語は、「時代考証の確かさ」と「登場人物たちのリアルな感情描写」が各方面から高く評価され、江戸の世界へと導かれるような見事なストーリー展開に多くの読者の心を震わせました。さらに、芝居小屋を舞台にした人情作品でありながら、その巧妙な展開構成が称賛され、『このミステリーがすごい! 2024 年版』国内編や「ミステリが読みたい! 2024 年版」国内篇など、数多くのミステリー賞にランクイン。25年には歌舞伎の舞台化も決定し話題沸騰。大好評のうちに千秋楽を迎えました。そして、満を持しての映画化となる今回、原作者の永井は「この作品は、読者の皆様を江戸の芝居小屋にご案内するような気持ちで書いていました。それが、オーディブル、歌舞伎に続き、映画に。実際に撮影現場で芝居小屋のセットに入った時、まるでタイムスリップしたような臨場感がありました。」と本作への期待と興奮を語りました。
主演:柄本佑 × 共演:渡辺謙 × 監督・脚本:源孝志
日本映画界が誇る実力派スタッフ・キャストが贈る“あだ討ち”をめぐる極上ミステリー!
主演を務めるのは、『きみの鳥はうたえる』(18 年)で第 73 回毎日映画コンクール男優主演賞、第 92 回キネマ旬報ベスト・テンでは他 2 作品とともに主演男優賞を受賞するなど、数々の映画賞を受賞し、その類稀な表現力で観るものすべてを魅了する実力派俳優・柄本佑。24年に放送された NHK 大河ドラマ「光る君へ」での記憶も新しい、その確かな演技と色気で視聴者を虜にする柄本が演じるのは、仇討ちに隠された真実に迫る田舎侍・加瀬総一郎。刑事コロンボを思わせるチャーミングな性格でありながら、鋭い観察眼も持ち合わせ、探偵のように事件を暴いていく。柄本の軽妙さは今作でも存分に役に落とし込まれ、親しみやすいキャラクターとなっています。柄本は、出演にあたって「原作を読んだことのある方は『あれ、どうやって映画にするのん??』と思われるかもですがご安心を。流石源監督。ホンを読んで『そうきたかぁ』と唸りました。是非お楽しみにしていただけたら、これ幸い。」とコメント。慣れ親しんだスタッフとともに作り上げる本作への自信を明かしました。
共演には、03年公開の『ラスト サムライ』で第 76 回アカデミー賞助演男優賞他、数々の賞レースにノミネートされると共に、第 30/第 33 回日本アカデミー賞でも最優秀主演男優賞を受賞している日本映画界屈指の名優・渡辺謙。海外でも高く評価されるその演技力は今年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(25 年/NHK)の田沼意次役でも遺憾なく発揮され、視聴者に衝撃を与えました。今作では総一郎が訪れる芝居小屋「森田座」の中心人物であり、仇討ちを成し遂げたその裏で密かに謀略を巡らせていた黑幕の立作者・篠田金治を重厚かつミステリアスに演じています。(*立作者 = 江戸時代の歌舞伎における、企画から脚本執筆の総指揮を執る人物) 映画化が決まる前から原作ファンであった渡辺は「原作を読んだ時、この作品映画でやりたいなと思っていました。源さんから出演をオファーされた時、2つ返事でした。脚本はミステリーと群像劇の要素が入り、東映らしい痛快なチャンバラ時代劇になりました」とコメントし、出演への喜びを語りました。2人は今作が初共演!映画界を牽引するこの2人の演技がどのような相乗効果を生み出すのか、ぜひ楽しみにお待ちください。
そして監督・脚本は、「グレースの履歴」で第 42 回向田邦子賞をはじめ数々のドラマ賞を受賞し、「スローな武士にしてくれ〜京都撮影所ラプソディー〜」(19 年/NHK BS)、「忠臣蔵狂詩曲 No.5 中村仲蔵 出世階段」(21 年/NHK BS)など画期的な時代劇ドラマで高い評価を得ている源孝志が務めます。また、『東京タワー』(05 年)や『大停電の夜に』(05 年)、「TRUE COLORS」(24 年/NHK)など、その卓越した映像美と心の機微を丁寧に描いた人間ドラマに定評のある源は、この作品のメガホンをとるにあたり「役者の顔が見えてきたら、脚本は一気呵成に書き終えた。まだ完成前だが、原作を読んだ読まないにかかわらず、最後まで疾走感を感じるエンターテイメントになっていると思う」と意気込みました。ヒューマンストーリーの巨匠が描く新境地、江戸の極上エンタメミステリーにぜひご期待ください!本作のプロデューサーを務めた須藤は、「柄本佑を筆頭に、全員クセ者、訳あり男女。締めるは大ボス渡辺謙。誰がホントか嘘なのか?時代劇が再び脚光を浴びる中、東映京都の職人たちが咲かせた「あだ討ち」の花、とくとご覧あれ!!」と期待を込めてコメントしました。
さらに、華やかでミステリアスな雰囲気漂うティザービジュアル 2 種も解禁!

(C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会

(C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会
そしてこの度、ティザービジュアル 2 種も解禁となりました。
3 分割されたビジュアルには、何か思案するような仕草でこちらを見つめる総一郎と、険しい表情とともに鋭い眼光を向ける金治の姿が。その二人の間には、鮮やかな赤色が映える美しい着物を纏い、雪道を歩く女性の姿が目を引くルックとなっています。この女性は何者で、どこへ向かっているのか。そして女性と二人の関係は…。『この町が、観客を目撃者に変えた』のコピーが示す、観客が目撃したものとは一体何なのか、謎が深まります。
もう一方のビジュアルは、一面に積もった雪の中、事件現場を彷彿とさせる赤い花弁を前に考え込むような総一郎の姿と、その傍に意味深げに落ちている赤い和傘が印象的なデザイン。2 つのビジュアルにある雪面と赤い傘は何を意味するのか…。『謎は、「江戸の町」で花開く』のコピーが表すように、ここで起こった事件の謎を総一郎が追いかけるような構図となっており、1 枚目のビジュアルと合わせて楽しめます。
日本映画界が誇る実力派キャストとヒューマンストーリーの巨匠が描く、
巧妙で爽快な、極上の“江戸ミステリ”。
“仇討ち”の裏に隠された“秘密”とその先に待つ結末とは――。
<コメント全文>
柄本佑 (加瀬総一郎役)
何を隠そううちの父は木挽町の生まれでして、今作の小説が出た時に「これは読まなければ」と、あまり本を読まない僕が珍しく買って読んでた小説なわけなのですが、まさか自分にお話が来ようとは思いもしませんでした。
源監督は出演数の 1 番多い監督。
スタッフも勝手知ったる旧知の仲間。
皆さんとのお仕事はいつも楽しいばかり。
加えて京都太秦撮影所でのがっつり撮影ですから、隅から隅まで俺得でしかない現場でした。
原作を読んだことのある方は「あれ、どうやって映画にするのん??」と思われるかもですがご安心を。
流石源監督。ホンを読んで「そうきたかぁ」と唸りました。
是非お楽しみにしていただけたら、これ幸い。
渡辺謙 (篠田金治役)
原作を読んだ時、この作品映画でやりたいなと思っていました。源さんから出演をオファーされた時、2つ返事でした。
脚本はミステリーと群像劇の要素が入り、東映らしい痛快なチャンバラ時代劇になりました。
永井紗耶子(原作者)
この作品は、読者の皆様を江戸の芝居小屋にご案内するような気持ちで書いていました。それが、オーディブル、歌舞伎に続き、映画に。実際に撮影現場で芝居小屋のセットに入った時、まるでタイムスリップしたような臨場感がありました。監督、スタッフのみなさんのパワーと、役者さんたちの熱演によって、新しい角度から表現される「木挽町のあだ討ち」。ぜひ多くの方に、楽しんで頂きたいと思っています。
源孝志監督
直木賞を受賞して間もない『木挽町のあだ討ち』を映画化したい、監督してもらえないか?というオファーを受けたのは、「赤坂大歌舞伎」「中村仲蔵」など、江戸歌舞伎の世界を舞台とした作品が続いていた時期だった。正直、私的には歌舞伎ものはお腹いっぱいで、半ば断ろうと思っていた。
思っていたのだが…… 渡された原作を、ついつい一晩で読んでしまった。
生き場所を失って芝居小屋に流れ着いた江戸の演劇人たち。彼らの細やかな悲しみが丁寧に織り込まれたエピソードが、重層的にストーリーを動かし、次第に仇討へと収斂されていく展開が見事だった。
脚本をどう書くべきか? と悩んでいた頃、別作品のミーティングでたまたま会った渡辺謙さんが、「『木挽町のあだ討ち』読んだ? あれ、面白いよね。映画にならないかなぁ」と私に言った。私はシレッと聞き返した。
「謙さんなら、どの役がやりたいですか?」
「そりゃ〇〇○でしょう?」
「いや、△△の方がいいと思いますよ」
「何それ? 源さんが撮るの?」
「いやいやいや…」
キナ臭い役者と監督の会話である。
この作品を映画化するにあたって、一つ難度の高い問題があった。
私に監督を依頼したプロデューサーは、この人情溢れる物語を、サスペンスタッチのエンターテイメントに仕立て上げて欲しいという。無茶な話である。
この無茶振りに対する打開策を数日ぐるぐると悩み、やがて唐突に「解」を得た。
ダラっと家で見ていた『刑事コロンボ』の再放送が、その『解』をもたらしてくれた。
コロンボの如く、ニュルっと仇討ちに隠された謎に切り込んでいくのは、原作では一言も喋らない男。
すぐに、柄本佑のニュルっとした笑顔が思い浮かんだ。
その前に立ちはだかるのは、渡辺謙率いる、クセ強めの〝森田座アヴェンジャーズ〟。彼らが守ろうとしたものはいったい何なのか? 役者の顔が見えてきたら、脚本は一気呵成に書き終えた。まだ完成前だが、原作を読んだ読まないにかかわらず、最後まで疾走感を感じるエンターテイメントになっていると思う。
須藤泰司(プロデューサー)
クリスティの『オリエント急行殺人事件』を江戸の町に置き換えたような上質のミステリー、粋で痛快なストーリー。そして歌舞伎の華やかさ。そんな原作小説の持つ魅力をさらに膨らませ、極上のエンタメ作品が誕生しました! 柄本佑を筆頭に、全員クセ者、訳あり男女。締めるは大ボス渡辺謙。誰がホントか嘘なのか? 時代劇が再び脚光を浴びる中、東映京都の職人たちが咲かせた「あだ討ち」の花、とくとご覧あれ!!
本編映像初解禁となる≪特報映像≫を解禁!
時は江戸時代、とある芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆による仇討ちが成し遂げられた―。解禁された特報映像では、「一年半前、そこで仇討ちがあったとか。」という総一郎の台詞と共に、雪が舞う中で艶やかな真紅の着物で傘を差し佇む何者かの後ろ姿が映し出されます。続いて何かを斬りつけるような効果音と共に、返り血を浴びながら生首を手にした白装束の男が――。物語の発端となる“仇討ち”を示唆する衝撃的なカットで幕を開けます。そこから典雅な音楽が乗ると、柄本演じる加瀬総一郎と、渡辺演じる篠田金治による、仇討ちの真相を巡る濃密な掛け合いがテンポよく展開されます。「有り得ないんです。」「騙されてくれていりゃよかったのに…。」などの意味深な台詞とともに、飄々としながらも真相究明に向け鋭い眼差しを見せる加瀬と、真相を隠そうと画策する篠田の不敵な高笑いが印象深く映し出され、本作が初タッグとなる柄本と渡辺が魅せる、軽快で華麗な演技の応酬に期待が高まる特報映像となっております。
真相を追う者と陰謀を企む者、2 人の探り合いが紡ぐ先に、どのような驚愕の物語が解き明かされるのか―。他共演キャストへの想像も膨らむ特報映像と共に、極上の“江戸ミステリー”が皆様に“たくらみを仕掛けさせて”いただきます。先ずは、謎解きの入口となります≪特報映像≫にご刮目下さい。
≪本予告映像&本ビジュアル≫解禁!!
“200人の証人”が語る、美しすぎる仇討ち
その真実は、罪か救いか?
仇討ちの裏に隠された人々の想いとは?
誰も知ることのなかった<>が
江戸の町で鮮やかに紐解かれる――
心優しき若者が遂げた、“仇討ち”事件。あまりにも劇的なその一部始終は居合わせた200人の目撃者によって語り継がれることになる。—―しかし、それは本当に美談だったのか?

(C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会
今回解禁された本予告映像では、長尾演じる美しき若衆・菊之助の見事な剣さばきによって、北村演じる博徒・作兵衛がうめき声をあげながら討たれるシーンから始まる。雪明かりの中に浮かび上がる深紅の着物を揺らし歩む姿から一転、白装束を纏い現れた菊之助は、返り血ゆえ再び紅へと染まりながら、手には討ち取った首を強く掴んでいる。そんな衝撃の仇討ちのシーンを振り返りながら、「あり得ないんです。」と放つのは、柄本演じる田舎侍・加瀬総一郎。“虫も殺せぬほどの優しい男”であった菊之助の仇討ちの真相を追う総一郎が辿り着いたのは、秘密を抱える芝居小屋。そこでは渡辺演じる陰謀を企む立作者・篠田金治が「一体、何をお探しだ」と、総一郎を牽制するかのような眼光で待ち構えていた。
そんな中、突如として雷鳴が鳴り響き映し出されたのは、主人を殺した作兵衛の姿と菊之助の絞り出すような「逃げろ――作兵衛!」という叫び。まるで深い絆でつながっているように見えるふたりが“仇を討つ者”と“討たれる者”として再会する―。
あの仇討ちの夜、本当は一体何があったのか?「一生忘れません…!」と震える声で言葉を絞り出す菊之助、そして涙を流す総一郎。やがて物語は、その涙に宿った“理由”へと迫っていく。
そして、芝居小屋に響くのは、金治の「やるしかないか。」という静かな覚悟の一言。迷いのない足取りで奔走する森田座の人々。芝居小屋の人々が守りたかったものとは一体何なのか。仇討ちの裏に隠された人々の想いとは?結末への期待と共に、温かな涙を予感させる予告編となっています。
合わせて、本ビジュアルも解禁となりました。ビジュアルでは、雪の降る夜に起こった、菊之助と作兵衛の仇討ちのシーンが大きく映し出され、下部には総一郎と金治を中心に、菊之助と作兵衛や森田座の面々、菊之助の父・清左衛門と母・たえの姿も。菊之助の赤い着物や和傘が印象的に描かれ、「江戸に咲いた大輪の華、そのカラクリを解き明かしましょう。」というコピー通り、シンプルながらも鮮やかで目を惹くビジュアルとなっています。
さらに、劇中歌舞伎において七代目 市川團十郎役を『侍タイムスリッパー』で話題の冨家ノリマサ。五代目 松本幸四郎役を名バイプレーヤーの本田博太郎が演じていることが解禁となりました。
事件の裏に隠された<もう一つの物語>が紐解かれるたび、観る者は“あの夜”に秘められていた人々の想いを知ることとなる。すべての謎が解き明かされたときに辿り着く“噓偽りのない事の顛末”、心震わす極上のエンタメミステリーを、是非劇場でご刮目ください。
▼本予告映像
椎名林檎「人生は夢だらけ」が主題歌に決定‼同楽曲を使用した<主題歌スペシャルムービー>も解禁!
江戸の華×椎名林檎
時代を超えて響き合う魂の共演が実現

粋で雅な世界観「江戸の華×椎名林檎」。時代を超えて響き合う魂の共演が実現しました。
CM楽曲としても知られる「人生は夢だらけ」は、椎名林檎が作詞作曲した提供楽曲をセルフカバーし、アルバム『逆輸入 ~航空局~』(2017年リリース)に収録された人気楽曲で、ミュージックビデオも大きな話題を呼んだ一曲。ミュージカル調の華やかさとジャズの洗練されたリズムで、椎名林檎ならではの独特な音の運びと緻密なサウンドが印象的。幕が上がった瞬間の高揚感と、芝居のクライマックスを感じさせる最高潮の賑わいで、人生の陰影や自由と束縛、過去の経験や迷いまでも包み込むような、明るい力強さを放っている。
一歩足を踏み入れれば、そこは絢爛豪華・極彩色の美しさに満ちた江戸の世界。様式美を極めた彼女の歌声は、人生という名の舞台で「歌舞伎の見得」を切るような、堂々とした色気と感情表現に溢れており、まさに五感で体感する極上のエンターテインメント作品に仕上がりました。
そんな本作のエンディングに「人生は夢だらけ」を据えた理由について、椎名林檎の長年のファンである源孝志監督は、「とりわけ歌詞の言葉の選び方、置き方がたまらなく好きだ。散文的でありながら物語を内包するうねりがあり、文学的なのだが血や体液のような生な残り香が漂う」と語り、「陰と陽、表現者として多面的なところもリスペクトせざるを得ない」とした上で、「この『人生は夢だらけ』は“陽”の椎名林檎の魅力を感じさせる最たるもので、陽を浴びる大通りを、高らかに、堂々と歌いながら歩いていくような曲だ」とコメントしている。
さらに『木挽町のあだ討ち』を「世間からドロップアウトし、生き甲斐を求めて(食うためだけではない!)芝居小屋に流れ着いた人間たちの物語」と位置づけ、「江戸という大都会で最下層と蔑まれながら、観客の前で束の間の夢を作り上げて見せる矜持、反骨と誇り。いわば日本の歴史の中で初めて現れた『自覚ある自由人』だと私は思っている」と語る。「そんな彼らが武家社会の不条理に対して“一発かます”痛快さを楽しんでもらい、『いやぁ〜 面白かったね。気分いい』と言いながら映画館を出て行ってもらいたかった――それが、私がこの曲をエンディングテーマに望んだ理由です」と、想いを明かしている。
あわせて解禁された主題歌スペシャルムービーは、菊之助と作兵衛の衝撃的な仇討ちの場面から始まり、一年半後、主人公・総一郎が芝居小屋〈森田座〉を訪れるシーンへと展開していく。森田座の人々との出会い、仇討ち当日の事情聴取、菊之助とそれぞれの人物との関わりが断片的に映し出され、事件の裏に隠された〈もう一つの物語〉が少しずつ浮かび上がっていく。覚悟を決めた菊之助の表情に、「良かろうだろうが古い物は尊い」「それは人生 私の人生 誰の物でもない」「奪われるものか 私は自由」といった歌詞が重なり、主題歌「人生は夢だらけ」とともに、物語が辿り着く余韻を感じさせる映像に仕上がっている。芝居小屋に集った人々の物語が紡がれていく様を、ぜひ劇場で体感してほしい。映画『木挽町のあだ討ち』は2月27日(金)全国公開。
主題歌スペシャルムービー
<源孝志監督コメント全文>
私は椎名林檎さんの長年のファンである。彼女の楽曲のどこが好きかと問われると「全部」、としか言えないのだが、とりわけ歌詞の言葉の選び方、置き方がたまらなく好きだ。散文的でありながら物語を内包するうねりがあり、文学的なのだが血や体液のような生な残り香が漂う。それを彼女が声にして歌うとゾワゾワっとさせられるハメになる。陰と陽、表現者として多面的なところもリスペクトせざるを得ない。この『人生は夢だらけ』は“、陽”の椎名林檎の魅力を感じさせる最たるもので、陽を浴びる大通りを、高らかに、堂々と歌いながら歩いていくような曲だ。
『木挽町のあだ討ち』は、世間からドロップアウトし、生き甲斐を求めて(食うためだけではない!)芝居小屋に流れ着いた人間たちの物語。江戸という大都会で最下層と蔑まれながら、観客の前で束の間の夢を作り上げて見せる矜持、反骨と誇り。いわば日本の歴史の中で初めて現れた「自覚ある自由人」だと私は思っている。
そんな彼らが武家社会の不条理に対して“一発かます”痛快さを楽しんでもらい、「いやぁ〜 面白かったね。気分いい」と言いながら映画館を出て行ってもらいたかった。それが、私がこの曲をエンディングテーマに望んだ理由です。椎名さん、ありがとうございました。
豪華キャストが語る特別フィーチャレット映像解禁!
映像は、雪が降りしきるある晩、若衆が父を殺した博徒を討ち果たす仇討ちの場面から幕を開ける。200人もの証人(見物客)が見守る中で成されたその一太刀。芝居小屋のほど近くで起きたその出来事は、やがて美談として語られていく。しかし、本作が描くのはその裏側に潜む真実だ。
物語の真相を追うのは、加瀬総一郎。メイキング映像の中で総一郎役の柄本佑は、「監督からこの役は刑事コロンボだと言われた」と明かす。剣を振るうのではなく、人の話に耳を傾け、違和感を拾い上げながら核心へと迫っていく存在。一方、森田座を束ねる立作者・篠田金治の姿も印象的に切り取られる。金治役の渡辺謙は「時間軸がいきつ戻りつするのでその辺を割と丁寧にやらせてもらえた」と語り、複層的に絡み合う物語構造の中で役を積み重ねていったことを明かす。劇中では、金治が「刀を捨てた俺に助太刀しろっていうのか」と口にする場面も映し出され、芝居小屋の奥に渦巻く思惑を感じさせる。

(C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会
仇討ちを遂げた若者・伊納菊之助のメイキングも収録。雪の中での緊迫した撮影の裏側で、菊之助役の長尾謙杜は「この作品のキーとなるシーンですし、どう演じるか考えながら北村さん演じる作兵衛と監督と話し合いながら作っていったのでいいものになってたら嬉しい」と振り返る。その菊之助には、父が乱心し、自身に刃を向けるという衝撃的な過去がある。「父がなぜ乱心したのか今でもわかりません」という言葉が、物語の深部に横たわる謎を示唆する。そして、主人を殺した男・作兵衛。メイキングでは、渡辺の動きを作兵衛役の北村一輝が真似する姿も映し出され、北村は「謙さんにずっと本読みしてた時に“これ俺がずっとやりたかった役だ”ってずーっと言われながら変なプレッシャーかけられながら本読みをして、間違いなく自分の転機になる作品だと思いますし、この役を頂いたこと、そこは役のことを語る前に感謝したいかなというのが一番ですね」と語り、役との出会いの重みをにじませる。
東映京都撮影所に完全再現された森田座の内部も大きな見どころだ。江戸歌舞伎の場面や、満員の客席を埋め尽くす見物客とともに始まる撮影。柄本は「曲者揃いの方々と対峙するシーンがあって、同じ映画ではあるんですけどそれぞれ違う映画を撮ってるんじゃないかと思うくらい。相対した時に、それぞれ(演技の)表面が違うというか、そういった柔軟さがあって、とっても楽しくやらせていただきました」と語る。
一八役・瀬戸康史、相良与三郎役・滝藤賢一、芳澤ほたる役・高橋和也、久蔵役・正名僕蔵、お与根役・イモトアヤコ、伊納清左衛門役・山口馬木也、お三津役・愛希れいか、遠山安房守役・野村周平、滝川主馬役・石橋蓮司、伊納たえ役・沢口靖子ら、それぞれの人物の姿も次々と映し出され、芝居小屋に集う人々の思惑が交錯していく。
柄本は「変に時代劇というものを意識せずにこの世界観に入っていけるように心がけたいなとは思っています」と語り、長尾は「時代劇といったら硬いイメージだったりあると思うんですけど、サプライズやサスペンス要素も詰まっていたり」とコメント。さらに北村は「今失われているものの大切さ、人間が持っている感情、ものすごく分かりやすく伝わると思います」と語り、渡辺も「台本を読んだ時に久々に“東映 痛快娯楽時代劇”という感じの作品になるという予感はしていました」と手応えをにじませる。
森田座の一味はいったい何を隠しているのか。仇討ちの裏に隠された陰謀とは。雪の夜に始まった一太刀の真相が、芝居小屋という密室空間の中で、少しずつほどかれていく。フィーチャレット映像は、その核心へと迫る映像に仕上がっている。
映画『木挽町のあだ討ち』フィーチャレット映像
浮世絵イラストレーター・NAGAが手がけたコラボビジュアル解禁!
総一郎、金治、そして菊之助と作兵衛のあだ討ちシーンなど、本作を象徴する印象的な場面が一枚のビジュアルの中に描かれている。芝居小屋という物語の舞台と、仇討ちの瞬間の緊張感が浮世絵のタッチで再構築され、本作の世界観を新たな角度から浮かび上がらせるビジュアルとなっている。

(C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会
NAGA プロフィール
茨城県生まれのイラストレーター・グラフィックデザイナー。スケートボードカルチャーをこよなく愛する。25歳の時に銭湯で働き始めたことをきっかけに、日本の伝統的文化、特に江戸時代に興味を持ち始め、自身の好きなストリートカルチャーと浮世絵をMIXさせた作品を描き始める。独特の感性で丹念に描き上げる作品の数々には、NAGAのカルチャー愛と江戸愛が融合したユニークな世界観が発揮されている。
急遽出演の金治が舞台で大暴れ!? 江戸歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』本編シーン解禁
2月20日は「歌舞伎の日」。1607年(慶長12年)のこの日、出雲阿国が将軍・徳川家康の前で初めて「かぶき踊り」を披露したことに由来しており、少女による小歌踊り「ややこ踊り」を基に創始されたその踊りは、やがて「歌舞伎」へと発展していったとされる。その<歌舞伎のはじまりの日>にあわせ、本作の大きな見どころの一つである江戸歌舞伎の名場面、『仮名手本忠臣蔵』本編シーン映像を解禁!
芝居小屋・森田座の舞台で上演されるのは、討ち入りを描く『仮名手本忠臣蔵』の名場面。ある事情により急遽、尾上百助に代わり矢間重太郎役として舞台に立つのは、渡辺謙演じる森田座を束ねる立作者・篠田金治。面頬で顔の下半分を隠した姿に、大星由良助役の七代目市川團十郎も、その正体が金治であるとは気づいていない様子。揚げ幕が上がると同時に四十七士が花道を進み、満員の客席からは割れんばかりの歓声が上がる。討ち入った四十七士と師直の家臣たちが激しく斬り結ぶ中、重太郎に扮した金治が鬼気迫る立ち廻りで観客を圧倒させる、迫力あるシーンとなっている。
本作の大きな見どころの一つが、森田座での江戸歌舞伎の様子を芝居小屋ごと丸ごと再現しているリアリティ。300人もの客が座って観劇できる規模の劇場が東映京都撮影所のスタジオ内にすっぽりと組まれ、舞台と客席の境目のない、江戸歌舞伎ならではの臨場感がスクリーンによみがえっている。江戸歌舞伎考証を手がけた石橋健一郎によれば「庶民にほとんど休日のなかった時代、芝居見物は年に一度か二度の大きな贅沢でした。何日も前からどの着物を着ようか考え、心を躍らせて小屋へ向かう。その高揚感は今とはまったく違ったはずです。舞台と客席の距離も近く、大入りの時には舞台の袖にも客を座らせたことがあったそうです。文字通り、一体感のある空間でした」と話す。さらに渡辺謙も完成披露舞台挨拶で、再現されたセットについて「江戸の歌舞伎はこうだったのだと実感できる劇場でした。袖や楽屋、小道具部屋まできちんと作られていた」と語り、客席を埋めた観客も当時の扮装で臨んでいたことに触れ、「あの空間に立つと、自然と入り込めた」と没入感の高さを明かしている。
映画『木挽町のあだ討ち』本篇 歌舞伎シーン解禁映像◤2026年2月27日(金)公開◢
長尾謙杜&北村一輝が決死の想いで挑んだ美しくも熾烈な<仇討ち>本編シーン 解禁!
この度解禁されたのは、活劇の醍醐味として描かれる<仇討ち>を捉えた本編シーン。
映像は、江戸歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』千秋楽を観劇し終えた大勢の客が、芝居小屋・森田座から出てくる一幕から始まる。雪化粧をまとった江戸の町と色鮮やかな数々の和傘の中に現れたのは、博徒に成り下がった下男・作兵衛(北村一輝)と、深紅の着物を纏った伊納菊之助(長尾謙杜)の対照的な二人。森田座を束ねる立作者・篠田金治(渡辺謙)も異様な空気感を見守る中、父を殺した作兵衛へ仇討ちを果たすべく、白装束に一変した菊之助の「いざ尋常に勝負」という覚悟の名乗りから、緊迫の仇討ちが始まる。菊之助と作兵衛が刀を交えるところで映像は終了しているが、江戸の町で語り継がれるほどの鬼気迫る仇討ちはどのようにして成し遂げられたのか。その全貌をぜひスクリーンでご覧ください。
そしてタイトルの「仇討ち」ではなく「あだ討ち」。そこには本作における「あだ討ち」が、導入であり、クライマックスであり、ミステリーが行き着く「その先」でもあることが示唆されている。4日間に渡って撮影を行い、剣劇としても肉弾戦としてもハードとなった本シーンは、本編でもかなりの長尺で映し出されている。そんな重要な役割を担う「あだ討ち」を圧倒的なクオリティで演じ上げたのが、長尾謙杜と北村一輝である。源監督とともに長尾と北村は、撮影前から殺陣の練習を重ね、お互いが最良の動きができるようコミュニケーションを積み重ねて挑んだ。一方で、カメラが回っていないところでは天然で愛らしい長尾に、北村がすかさずツッコミを入れるなど、リラックスして過ごしていたという。感性が完全一致しているかのような信頼関係が垣間見える二人の様は、劇中の菊之助と作兵衛の「絆」に重なり、鑑賞後の深い余韻にも繋がっている。優しい嘘に包まれた「あだ討ち」のカラクリとは…。真剣勝負の行方に隠された、意外なほどの情に心動かされるだろう。
さらに、市川染五郎や松本幸四郎、市川九團次、尾上右近ら現代歌舞伎界を牽引する役者から一足早く絶賛の声が寄せられ、注目を集めている本作。この度、『国宝』で主演を務めた吉沢亮をはじめ、市村正親、梅沢富美男、笹野高史、竹中直人、林遣都、ファーストサマーウイカらジャンルを超えた顔ぶれからもさらなる称賛の声が到着!吉沢は、「前半、巧妙に散りばめられた違和感が、物語の進行と共に正体を現す時の爽快感。非常に愉快でワクワクする仇討ちでした。芝居に人が救われる姿を、初めて目撃した気がします。」とコメントを寄せ、時代劇と芝居の世界を描く本作の魅力に太鼓判。その他、小説家やタレント、映画ライターなど各界著名人から絶賛のコメントが続々到着!全コメントは公式HPおよびSNSにて公開中。
あらゆる分野の表現者たちが心を動かされた物語。ぜひ劇場に足を運び、世界観に没入していただきたい。
<著名人からのコメント>
【吉沢亮 コメント】
「前半、巧妙に散りばめられた違和感が、物語の進行と共に正体を現す時の爽快感。非常に愉快でワクワクする仇討ちでした。芝居に人が救われる姿を、初めて目撃した気がします。」
【市村正親 コメント】
「”映画を観たな”というのが率直な感想です。幕開けから雪の降る、江戸情緒たっぷりのシーンから始まって、芝居小屋の話かと思ってみていたら、見たことのあるような劇場で。「あ、そうだ、中村仲蔵で僕も立ってた舞台だ」ととても懐しく思いました。今回の作品は劇場で働いている人間たちが、実に活き活きと人助けをする、とっても素敵な話だなと思いました。芝居っていうのは、人を騙すというよりは信じさせる芸術だと思っています。僕も舞台に立つ人間として、良い意味でお客さんを騙して幸せにさせられるような役者になりたい、と常々思っていますが、この作品には素敵な騙され方をして、とても幸せになりました。源監督の時代劇はやっぱりいいですね。また出たいです」
【梅沢富美男 コメント】
「こんなにやさしい「あだ討ち」を見たのははじめてでした。時代劇がおもしろくないなんて偏見を持っている人にこそ見てほしい。ところで僕時代劇役者なんですが・・・なんで出てないの?」
【笹野高史 コメント】
「なんと爽やかで、胸のすくような心地良さ。久しぶりに痛快な時代劇を観せていただきました。三味線の響きとテンポのよさで思わず小踊り致しました。アカラサマな反逆ではなく、いっぽん上を行く大人な人々に心より拍手です。」
【竹中直人 コメント】
「面白かった!俳優たちひとりひとりのお芝居が見事に輝いてる!その中でも高橋和也の演技がたまらない!しかし!夢に出てきたのは、あの北村一輝のドクトクな顔であった!!あっという間の上映時間!もっともっと俳優たちのお芝居を見つめていかった。美術も衣装も素晴らしい!配信ではなく、絶対に映画館で柄本佑の軽妙洒脱なお芝居と、長尾謙杜のみずみずしさも見届けていただきたい!」
【林遣都 コメント】
「芝居を愛する職人たちの技と心が詰まった、珠玉のエンターテイメントだと感じました。温かくて爽快で、あまりにも魅力的な名優陣に魅せられながら、源監督が描く日本の美をたっぷりと堪能し、満足感で胸がいっぱいです。守り続けたい文化や価値観、武士の世から現代への問いかけに考えを巡らせました。この映画を観たら、きっと時代劇が好きになるでしょう。森田座アベンジャーズ大好き。総一郎さん大好き!」
【ファーストサマーウイカ コメント】
「音や色彩の美しさ、俳優の皆様の表情、ワクワクするストーリーに、あれよあれよと引き込まれあっという間でした!芝居小屋を支える人達の絆や職人魂は、役者として忘れてはならないこと。戯場の人々の生き様に胸が熱くなりました。佑さんの指や目の動きがチャーミングで真似しながら観ちゃった!とっても楽しい映画です!」
木挽町のあだ討ちのあらすじ
ある雪の降る夜、芝居小屋のすぐそばで美しい若衆・菊之助による仇討ちが見事に成し遂げられた。その事件は 多くの人々の目撃により美談として語られることとなる。1 年半後、菊之助の縁者と名乗る侍・総一郎が「仇討ち の顛末を知りたい」と芝居小屋を訪れるが...。菊之助に関わった人々から事件の経緯を聞く中で徐々に明らかにな っていく事実。果たして仇討ちの裏に隠されたその「秘密」とは。そこには、想像を超える展開が待ち受けていた ――。
『木挽町のあだ討ち』公式サイト(https://kobikicho-movie.jp/)
木挽町のあだ討ちの予告・告知動画
木挽町のあだ討ちのスタッフ・キャスト
木挽町のあだ討ちのスタッフ
木挽町のあだ討ちのキャスト
木挽町のあだ討ちの音楽
| オープニング | 椎名林檎 「人生は夢だらけ」 |
| エンディング | |
| 挿入歌 |



