ぐるぐるマップEast Vol.41「おやつ本」
ケーキ、クレープ、チョコレートから、お団子、羊羹、みつ豆、煎餅、そしてジェラートやアイスまで、県東部エリアで話題のおやつを集めた。また、カフェや和甘味処など、スイーツが楽しめるお店も紹介する。
本体価格1200円(税抜)[2018年09月 発行]
- 現在発売中のぐるぐるマップEast Vol.41「おやつ本」からピックアップ。
atelier chocolat アトリエ ショコラ
秘密にしたい8席だけの贅沢デセール
キャトルエピスに併設するショコラ専門店。カカオと素材のバランスにこだわり、目で舌で楽しめるショコラを店内でゆっくりと堪能できる。また同店で月に5日間のみ開催する「アトリエデセール」では、たった8名だけに作られる贅沢なデザートコースを用意。食材を知り、製法を間近に見て、音や香りを肌に感じながら味わう至福の時間は、新しい世界観や発見に気づかせてくれるはず。器や和食など各界の作り手とのコラボ企画も開催される。
「ボンボンショコラ」各230円。ビター、キルシュ、ウィスキー、いちごなど常時20種がそろう
グレーとゴールドを基調としたシックな店内
「お客さまの“かかりつけ医”ならぬ、“かかりつけのデザート店”になれれば」と話すシェフ藁科雅喜さん
アトリエデセールは月5日間、各日11:00~、18:00~の2部制で開催。完全予約制(予約はHPで受付)3500円~
和楽 わらく
研究熱心な三代目が作る創作和菓子の数々
専門学校の講師として生徒たちに伝統技術を継承をする店主が作るのは、本来の和菓子ならではの味わいを生かしながら、時代の流れに合わせた新しさを取り入れた創作和菓子。国産素材と和菓子の基本といえるあん作りにこだわり、白あんを含め、丁寧に炊き上げた自家製あんを使用。季節ごとにガラリと変わる上生菓子から定番商品、洋風菓子までと幅広く、自宅に、手土産にと買い分ける常連客が多い。保存料が入っていないため日持ちは短めだ。
「サクサクデニッシュ」162円。サクサクとしたパイ生地の中は小豆を混ぜた生クリームがたっぷり
「よくばり団子」140円。国産コシヒカリの上新粉で作る団子は毎朝つきたて。もっちりやわらかな団子生地にこしあんを包み、さらに上から醤油のたれをかけることで、醤油とあんの甘塩っぱさを一串で二度楽しめる
「小菊まんじゅう」129円。カステラ生地の中にはやさしい甘さのカスタードが
無上帑 むじょうどう
目の前の自然を借景に緩やかな空間でホッと一息
立派な梁に目を奪われる日本建築の店は、富士川近くの自然豊かな場所でひっそりとオープンし、今年7月に10周年を迎えた。緩やかな時が流れる空間と甘味を求め、県外から訪れる人もいる人気ぶり。あんや餅は自家製で、5月の草もち、夏はかき氷と珈琲ゼリー、10月からはおしること、季節によって異なる甘味を提供。混雑の少ない平日は、本を読んだり、おしゃべりしたりと各々の時間をゆっくり過ごすのにおすすめだ。
小豆が中に隠れた「抹茶ミルク」540円。混ぜることで小豆の甘さが少しずつ足されていく。10月~5月までの提供
「ブレンド珈琲」お茶請け付き540円。季節で異なるコーヒーもある
今や珍しい真空管アンプを通して流れるBGMが心地いい店内。冬は中央の暖炉に火が灯る
大きな窓からは富士山が見えることも。田んぼの緑も美しく、のどかな風景に癒やされる
10月から登場する定番メニューの「おしるこ」540円。自家製あんと餅を使用。塩気のある梅干しとともに