東日本大震災から15年。あの経験を教訓に、日本と世界の女性の健康を笑顔を願って「走る」全国一斉チャリティ・アクション『ホワイトリボンラン2026』開幕

公益財団法人ジョイセフ
ザンビアで「ジェンダーに基づく暴力をなくそう」。日本で「性暴力をなくそう」。すべての人を性加害者にも被害者にもさせない「予防」と「備え」の視点を可視化する市民連動型キャンペーン始動

2026年3月1日(日)、国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区)が主催する『ホワイトリボンラン2026』が全国で開幕します。





3月8日(日)の国際女性デーを控え、また東日本大震災から15年という節目である2026年大会は、全国約5,000人の参加者が、女性の健康と笑顔を願って走るチャリティ・アクションを展開します。参加費収益は、日本の性暴力予防活動とザンビアのジェンダーに基づく暴力(GBV)予防活動に活用されます。震災の教訓から生まれた全国一斉チャリティ・ムーブメントです。

東日本大震災から15年 ― 「予防」と「備え」がいのちを守る

東日本大震災から15年。
あの未曾有の出来事は、多くの命と日常を奪いました。同時に、私たちの社会にあったさまざまな課題を浮き彫りにしました。
避難生活の中で起きた性暴力やDV。支援が届きにくかった女性や妊産婦の健康。
災害は、新しい問題を生んだというよりも、
もともと社会の中にあったジェンダー不平等や弱さを、はっきりと映し出したのです。





ジョイセフは、震災以前から、低・中所得国を中心に女性の健康といのちを守るための支援活動を行ってきました。
私たちが大切にしてきたのは「予防」という考え方です。
問題が深刻化する前に防ぐこと。いのちと健康、そして尊厳を守ること。
そして震災は、もう一つの大切な視点を私たちに問いかけました。
それは「備え」です。
社会としての備え。地域としての備え。そして、1人ひとりの備え。
体力を備えておくこと。自分の身体と向き合い、動ける力を持っていること。
それは、いつかの災害時に、自分を守り、大切な家族や誰かを守る力になります。
性暴力やジェンダー不平等は、災害時だけの問題ではありません。平時の社会の中に存在しながら、見えにくく、声を上げにくい問題です。
だからこそ私たちは 「予防」と「備え」の両方を社会に広げていきたい。
走ることを通じて健康を守り、同時に、世界の女性たちのいのちと尊厳を守る活動を支える。
その思いから生まれたのが『ホワイトリボンラン』です。

『ホワイトリボンラン』はなぜ「走る」のか

東日本大震災の被災地で「いざという時に子どもを抱えて逃げられるくらい健康でいなさい」という言葉に出合い、私の行動は変わりました。走ることは、自分のいのちを守る備えであり、大切な人を守る力になります。震災後にはザンビアほか、これまでともに活動してきた低・中所得国の仲間たちが、給与の数カ月分もの寄付金と励ましの声を日本に届けてくれました。「困った時はお互いさま」―その連帯こそが『ホワイトリボンラン』の原点です。1人ひとりの一歩が、誰かの未来を守る力になると信じています。(『ホワイトリボンラン』発起人/ジョイセフ 小野美智代)