アフリカ・ウガンダでスキーポンの製品登録が了承 同国での販売へ一歩前進

アクプランタ株式会社

ウガンダの農家の畑を訪問、栽培の現状などをヒアリング=2024年4月

アクプランタ(本社:東京都文京区、代表取締役CEO 金鍾明)が開発・販売する酢酸由来の農業資材「スキーポン」が、このたびウガンダ共和国において、現地法令に基づく製品登録を完了いたしました。
スキーポンは、同国の農業研究機関である国立農業研究機構(NARO)の傘下の試験圃場にて、2024年より、製品登録に向けた作物の実証試験が実施されました。その結果などが評価され、2025年8月、ウガンダ農業畜産水産省(Ministry of Agriculture, Animal Industry & Fisheries)よりスキーポンの製品登録を了承とする内容の通知を正式に受領いたしました。
これを受け、販路の確立と普及に向け、活動を本格化させてまいります

〇ウガンダ共和国における、アクプランタの実証実験の実施とスキーポンの製品登録申請について
東アフリカの内陸国・ウガンダ共和国は人口の7割が農業に従事し、農作物の輸出国として知られています。一方、気候変動の影響を受けて乾季が長期化し、干ばつによる作物の収量に影響が出ています。

スキーポンを試験的に使っていただいた農園の視察=2024年4月

同国での干ばつ対策の必要性が高まる中、駐日ウガンダ共和国大使館のご紹介で、2023年にウガンダ国立農業研究機関(NARO)と共同研究の覚書を交わし、トマト、トウモロコシ、ブロッコリーなどの室内栽培で、スキーポンを使った作物の生育状況を確認する実証実験を継続してまいりました。


NAROの研究員と、実証試験の作物について意見交換する金CEO=2024年4月

2023年に、独立行政法人国際協力機構(JICA)の 「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に「ウガンダ国干ばつでの植物生育を促進するバイオスティミュラントにかかるビジネス化実証事業」(2026年3月契約終了)が採択され、ウガンダ国内での販路開拓に向けた取り組みが本格化し、その一歩として2024年5月に「スキーポン」を同国で販売する際に必要な製品登録を申請し、製品登録で義務付けられている実証実験に取り組んできたところです。2025年には、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」にも採択されました。

製品登録のための実験事業と並行し、弊社メンバーが同国を訪問。Robinah Nabbanja首相との懇談をはじめ、同国でのスキーポンの事業展開の可能性について閣僚・次官級と協議を重ねています。

これまでに同国の新聞・テレビやニュースサイトでも掲載され、気候変動下での作物の安定供給に向けた、新たな栽培技術として大きな期待をいただいております。また、今年開催された大阪・関西万博の同国パビリオンでも、アクプランタの取り組みを多くの来場者に知っていただく機会をいただきました。

【参考】弊社のウガンダでの活動の紹介動画、プレスリリース、記事: