<10月1日からピンクリボン月間>厚生労働省指針改定とアンケート調査結果を踏まえ、啓発冊子「ブレスト・アウェアネス ブック」を改訂し、連携自治体で10月から配布

公益財団法人日本対がん協会
「乳がんの罹患率増加の事実」を9割が知らない実態が調査で明らかに。静岡がんセンター・植松先生の監修のもと、罹患率増加についても追記

 ピンクリボンフェスティバル運営委員会事務局(公益財団法人日本対がん協会ほか、以下「当会」)は厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」の一部改正(2021年10月適用)に伴い、 「ブレスト・アウェアネス」の普及を強化することを目的に全国の自治体で配布している啓発冊子「ブレスト・アウェアネス ブック」(以下、「啓発冊子」)を2025年改訂し、ピンクリボン月間となる10月1日から約3万部を全国の連携自治体などにて配布します。

 厚生労働省は、2021年10月に「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」を一部改正し、従来の「自己触診」ではなく、乳房を意識する生活習慣である「ブレスト・アウェアネス」を普及させていくことの重要性を示しました。当会では、それに合わせて2022年より、この言葉を用いて、「啓発冊子」の制作や自治体と連携したPR活動など啓発活動を行ってまいりました。

 2025年、今日の事情にあわせて、静岡県立静岡がんセンター乳腺画像診断科 部長 植松孝悦医師の監修のもと「啓発冊子」をリニューアルしました。昨今乳がん罹患率は増加傾向にあることを受けて、その内容も盛り込みました。

 当会が8月に行ったアンケート調査では、ブレスト・アウェアネスという言葉とその意味の認知は7%と低く、また「乳がんの罹患率は20年前と比べてどのようになっているか知っているか」という問いに対しては73.5%が「増加していることを知らない」という結果が明らかになりました。また、乳がんの早期発見・早期治療した場合の5年生存率の認知に関する質問では、「知らない」もしくは誤って認識している回答が8割に上り、早期発見ができれば、例えばステージ2では9割以上と高い生存率であることも認知が低い実態が明らかになりました。

「啓発冊子」表紙


「啓発冊子」に追加したグラフ

●(調査結果)乳がんの罹患率増加の事実の認知(n=601、%)

乳がんの罹患率増加の事実の認知(n=601、%)


 今年も「ブレスト・アウェアネス」の啓発に注力しており、東京都・葛飾区・江東区・渋谷区・新宿区・中央区・横浜市等で「ブレスト・アウェアネス」を啓発するパネル展示を実施する他、渋谷区・新宿区では啓発動画を駅周辺のデジタルサイネージにて掲出予定です。また、葛飾区では、新小岩駅北口駅前広場内のモンチッチ銅像にピンクリボンのメッセージを発信する装飾が施されます。


■アンケート調査結果
●ブレスト・アウェアネスという言葉を知っているか(n=601、%)

ブレスト・アウェアネスという言葉を知っているか(n=601、%)

●乳がんの早期発見・早期治療した場合の5年生存率の認知(n=601、%)
※ステージ2の場合で質問で正解は14.5%

乳がんの早期発見・早期治療した場合の5年生存率の認知(n=601、%)※ステージ2の場合で質問で正解は14.5%


アンケート調査
調査数:601名
対 象:20~60代の女性
時 期:2025年8月
手 法:インターネット調査
備 考:紹介する際には「ピンクリボンフェスティバル調べ」と記載していただきますようお願いいたします。

■ブレスト・アウェアネスブック概要

ブレスト・アウェアネス ブック イメージ

目 的:ブレスト・アウェアネスの啓発を目的とした冊子
内 容:・表紙
    ・乳がんってどんな病気
    ・ブレスト・アウェアネス4つのポイント
    ・乳がんのQ&A
    ・ホットラインや情報収集のためのサイト紹介 
仕 様:162×114mm 全8P
備 考:東京都、渋谷区、葛飾区、中央区、新宿区、
江東区、横浜市など全国の自治体や
検診施設などで約6万部配布

■静岡県立 静岡がんセンター 乳腺画像診断科 部長・日本乳癌検診学会 理事
 植松孝悦(うえまつ・たかよし)医師のコメント

日本人女性の乳がんは、45歳から49歳ごろと、60歳から79歳ごろの二つの年代で特に多く見られます。また、乳がんと診断される女性は年々増えており、現在では女性の約9人に1人が乳がんになります。日本人女性の乳がん増加には、食生活の欧米化、飲酒・喫煙、出産数の減少や出産年齢の上昇、さらに閉経後の肥満など、生活習慣や価値観の変化が大きく関わっています。
自覚症状のない早期の小さな乳がんを見つけるには、乳がん検診を受けることが大切です。「ブレスト・アウェアネス」も、しこりに気づき早期発見につながります。いずれの乳がんも早く適切な治療を受ければ治る可能性が高いとされています。定期的な検診とブレスト・アウェアネスの習慣は、乳がんからご自身と大切な人を守る第一歩です。



植松孝悦医師


■後援団体の取り組み
ピンクリボンフェスティバル2025の後援団体では様々な啓発活動を実施予定です。

【東京都】
・渋谷区

・葛飾区

・江東区

・新宿区


・中央区


【神奈川県】
・横浜市



葛飾区モンチッチ像の参加 ※画像はイメージです (C)Sekiguchi



※サイネージ動画のイメージ


■「ピンクリボンフェスティバル2025」その他取り組み
その他にも「ピンクリボンフェスティバル2025」では様々な取り組みを実施しています。

・今年も東京・神戸でピンクライトアップを実施!
 https://pinkribbonfestival.jp/festival/feature/1111/

神戸・明石海峡大橋ピンクライトアップイメージ


・街頭キャンペーン
 10月1日(水) 13:00~14:00
 神戸 三宮センター街 (神戸市中央区三宮町1丁目)

 10月11日(土) 13:00~ (配布物がなくなり次第終了)
 東京 表参道まちかど庭園 (東京都渋谷区神宮前4丁目25)

・乳がん検診
 10月1日(水)  13:00~15:00
 神戸 三宮センター街(神戸市中央区三宮町2丁目 11-1 )

・ピンクリボン シンポジウム2025 ―最新の乳がん医療トピックス―
 10月1日(水) 10:00から公式サイトで動画配信スタート
 https://pinkribbonfestival.jp/festival/feature/995/

・ピンクリボンフェスティバル公式サイト
 https://pinkribbonfestival.jp/

・ピンクリボンフェスティバルInstagram
 https://www.instagram.com/pinkribbonfestival_official/

毎月19日は『ピンクの日』!
乳房を意識する生活習慣「ブレスト・アウェアネス」を習慣づけましょう。

毎月19日には、みんなでピンクにまつわるアクションを起こし、
周りの人にもこの活動を広めてみませんか。
https://www.pinkribbonfestival.jp/pink_day/

はじめよう、つづけよう。ピンクの日




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