【開催レポート】大阪府立藤井寺工科高等学校で職業体験特別授業

ジンジブ
求人倍率27倍の工業高校、7月スタートの就職活動に向けて地元企業の魅力に触れる

高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市)は、大阪府の藤井寺工科高等学校とともに、2025年4月28日に「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア2025」を開催いたしました。2023年よりスタートした本イベントは今年で3回目の開催となり、7月に始まる就職活動に先立って製造業や建設業、警備業など地域の20社の企業と進路を考える約112名の高校3年生が参加しました。
文字情報だけでは分からない仕事を実際に体験し、自己理解や企業理解を深めて将来の進路選択の不安を減らすことを目的としています。当日の様子や参加した生徒、教員、出展企業の声をレポートいたします。



<開催概要>
イベント:「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア2025」
日程:2025年4月28日(月) 13時15分~15時30分
会場:大阪府立藤井寺工科高等学校 体育館内(〒583-0021 大阪府藤井寺市御舟町10番1号)
対象:3年生(機械系・電気系・メカトロニクス系) 約113名

<開催背景>
大阪府立の工業高校では、少子化を背景に入学希望者が減少傾向にあり、統合整備が予定されています。一方で、企業にとっては、在学中に専門技術を学び即戦力にもなれる工業高校生は人気で、全国の平均求人倍率が27.2倍と激しい採用競争が続いています。(※)藤井寺工科高等学校では、3年生の約8割が就職を目指す一方で、学校に数多く届く求人票の中から文字情報だけで応募先を決めるため、仕事や企業の実態を十分に知らないまま選択するケースが多く、ミスマッチによる早期離職のリスクがあります。こうした課題を解決するため、地域の高校と企業が連携し、生徒に仕事の本質や企業のリアルを理解してもらう機会が必要となっています。
当社は、高卒の若者が社会で活躍できるよう、情報や理解の不足によるミスマッチを防ぐ就職活動支援・キャリア教育サービスを提供しており、その一環として本イベントの企画・運営をサポートしています。今回の取り組みは、職業体験を通して高校生の自己理解と企業理解を促進し、ミスマッチを防ぐことを目的としています。また、地域企業が高校生に魅力を伝えることで、将来的に地元産業の活性化にもつなげていきます。
※令和6年3月全日制工業科卒業者の進路状況調査(令和6年10月):全国工業高校校長協会


◆当日の様子

▲会場全体の様子

▲装置を使用してコインについた傷を確認


▲ゴミ箱の組み立て体験

▲ねじを巻く体験


▲プラスチックの配管を触っている様子

▲設計図に電気を通す体験