深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト
「焼津の深海魚漁師・長谷川久志さんによる深海生物講座と深海漁船の体験乗船」を開催しました!

2022年9月~10月 【駿河湾焼津沖にて】

一般社団法人シヅクリは、「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」のフィールドワーク、「焼津の深海魚漁師・長谷川久志さんによる深海生物講座」と「深海漁船の体験乗船」を9月から10月にかけて実施しました。“深海おじさん”として有名な長谷川さんによる深海魚に関する講座に加え、実際に長谷川さんの漁船「長兼丸」に乗せていただき、深海魚漁を体験させていただきました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

内 容
深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトフィールドワーク「焼津の深海魚漁師・長谷川久志さんによる深海生物講座」と「深海漁船の体験乗船」
日 時
2022年9月〜10月
場 所
焼津市田尻北浜北公会堂、駿河湾焼津沖

深海おじさんの深海生物講座

“深海おじさん”として、全国的にも有名な深海魚専門の漁師、長谷川久志さん。これまでも数々の稀少な深海生物を釣り上げて来ました。この日は、長谷川さんがこれまで出会った数々の深海生物について、お話を伺いました。

深海ザメの解体ショーに釘付け!

スライドを使っての深海生物講座に続いて、なんと長谷川さんが目の前で深海ザメの解体ショーをしてくれました。こういった機会のために、漁で獲れた深海ザメを冷凍保存しているとのこと。 今回解体したのは、通称「ゴジラ」とも言われるヨロイザメ。まるで鎧をまとっているような、固い鱗が特徴です。 長谷川さんの手にかかり、あっという間に解体されるヨロイザメ。海から上がったばかりの時はとっても美しい緑色の目をしていることや、深海ザメには浮き袋がないこと、その代わりに肝臓の油分を使って浮力を調整していることなど、解説しながらあっという間の解体ショーでした。長谷川さんの見事な包丁さばきであっという間に解体されるヨロイザメに、キッズたち一同釘付けになっていました。

いざ、駿河湾へ!長兼丸に乗って深海魚漁に出航!!

深海生物講座を受けたキッズたち。今度は長谷川さんの漁船「長兼丸」に乗せてもらい、駿河湾焼津沖に出て深海魚の漁を体験させてもらえることに!一度に乗船できる人数に限りがあるため、数回に分けて実施した体験乗船でしたが、オオグソクムシ、サガミザメ、タロウザメ、ヨロイザメ、トウジン、ヌタウナギ、クロアナゴ、コンゴウアナゴ、スルガバイなどなど、たくさんの深海生物たちと出会うことができました。

念願の深海生物たちを間近で見て、触れて、感動と驚きと新たな発見がたくさんありました! これからの活動もお楽しみに♪

[団体概要]

団体名称
一般社団法人シヅクリ
URL
https://sdkr.jp/
活動内容
正解のない問いに対して仲間と⼒を合わせて「問い」「 考え 」「 ⾏動する」ことで⾃らのコア(内なる自分、自身の真ん中にある本質)を発⾒します。
海と日本プロジェクト

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/