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- 著者
- 静岡新聞社編
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- 出版元
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- 定価(税込価格)
- 1980 円
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- 発行月
- 2018年04月
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- ISBN
- 9784783805540
沈黙の駿河湾 東海地震説40年
静岡新聞社の大震法取材班が2016年1月~2017年11月にかけて展開した長期キャンペーン報道「沈黙の駿河湾 東海地震説40年」を書籍化。40年前に提唱された東海地震説と、予知を前提とした大規模地震対策特別措置法(大震法)に困惑する現場の姿を追った。混乱を招きかねない「警戒宣言」時の対応、東海地震だけを想定した監視態勢など、多くの課題を指摘した。
結果的に政府は警戒宣言を凍結し、南海トラフ地震を視野に入れた抜本的見直しを打ち出した。本キャンペーンを含む約40年にわたる静岡新聞社の防災報道は17年の日本災害情報学会の「廣井賞」を受賞。取材班が現行制度に異を唱え、国レベルの抜本的見直しにつなげた軌跡である。
バックナンバー
- 静岡の大規模自然災害の科学 (2020年03月)
- 巨大地震 その時あなたを救うのは? 市民トリアージ (2017年01月)
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