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ラグビー ヤマハ発動機、スピードを強化 杉本アドバイザー始動

(2020/8/26 18:02)
ヘル(左)の走り方を指導する杉本テクニカルアドバイザー(中央)=磐田市の大久保グラウンド
ヘル(左)の走り方を指導する杉本テクニカルアドバイザー(中央)=磐田市の大久保グラウンド

 ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機が今季招へいした元陸上短距離日本代表で法大経済学部教授の杉本龍勇テクニカルアドバイザー(沼津市出身)が、チームに希薄だったスピードへのこだわりを植え付けている。「走り方を意識していない分伸びしろがある」とパワー重視の側面が強かったヤマハ発に新たな武器を組み込む。
 1992年バルセロナ五輪の出場経験がある杉本氏はサッカーJ1清水のフィジカルコーチも務め、ラグビーを指導するのはサントリーに続き2チーム目。7月末に就任し週に一度、スプリントトレーニングを主に担当する。ラグビーは相手との接触機会が多く、けがをしにくい走り方を伝えている。
 清水コーチ時代に教えた岡崎慎司は、34歳の今もスペインリーグ、ウエスカで活躍している。杉本氏は昨年のラグビーワールドカップに日本代表で出場したが、けがも多いヘル・ウベを引き合いに出し、「岡崎のようにけがに強い選手になるためには基礎的なことをやるしかない。能力のある選手が力を発揮しても壊れない体づくりが重要」と指摘する。
 堀川隆延監督は杉本氏の指導について「スピードを上げるために走り方を変えなければいけない」と強調する。指揮官が目を見張る変化を遂げたプロップ岡本慎太郎は「ここぞのスピードが上がった。ももを上げて走ればタックルも良くなる」と自信を見せた。
 課題はトレーニングの成果を実戦にどう生かすか。杉本氏は「今は反復練習ですり込ませる時期。選手自らが走り方を改善したいという欲求が出てくれば」と来年1月開幕予定のリーグ戦を見据える。

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