静岡新聞SPORTS

サッカー大島選手、新章へ 長谷部選手の後継に期待

(2018/7/5 09:58)
W杯のピッチに立てなかった悔しさを糧に、成長を誓う大島僚太選手=6月20日、カザン(静岡新聞社特派員・岡田拓也)
W杯のピッチに立てなかった悔しさを糧に、成長を誓う大島僚太選手=6月20日、カザン(静岡新聞社特派員・岡田拓也)

 【カザン(ロシア)=静岡新聞社特派員・岡田拓也】4年後、長谷部の後継者になる。サッカーのワールドカップ(W杯)日本代表の大島僚太選手(25)=J1川崎フロンターレ、静岡学園高出=は、憧れのピッチに立つことなくロシアを後にした。日本の敗退後、主将の長谷部誠選手(34)=アイントラハト・フランクフルト、藤枝東高出=が代表引退を表明した。中盤のプレーが本職の大島選手は、長谷部選手の後釜として期待される一人。「出られなかったということは、何かを変えなければいけない。いろんなことを整理して今後に生かしたい」。成長を目指し、出直しを誓う。
 大島選手の大会前の評価は高かった。西野朗監督就任直後の2試合に先発。だが、6月8日のスイス戦後に出番がなくなった。大会前最後の実戦となった12日のパラグアイ戦で同学年の柴崎岳選手(ヘタフェ)が活躍。けがの影響もあり、いったんつかみかけた定位置を奪われた。
 「自分がどれだけ通用するか」と楽しみだったW杯のピッチは、想像することしかできないまま終わった。「出た人はどこを補えばいいか(課題)が明確だと思う。ただ、僕は漠然と考えたところを補う作業からの始まりになる」。4年後への道筋も「まだイメージできていない」。今は目の前の目標を達成していくことだけに集中する。
 全国から猛者が集まる静岡学園高でも、昨季日本一に輝いた川崎でも、日々の練習で手を抜かず定位置を勝ち取った。川崎の向島建スカウト(静岡学園高出)は、プロ入り後にけがや不調で悩む大島選手を見てきた。「一つのけがで崩れる選手も多いが、僚太は違う。自分で原因を考え、解決してきた」。困難や悔しさは、大島選手の成長の源でもある。
 不完全燃焼だった大会を終え、大島選手は力強く前を向く。「自分ができることに向き合っていきたい」。同郷の偉大な先輩のように日本をけん引する存在となって、2022年はカタールのピッチに立つ。

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