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東レ4選手、五輪代表へ決意 バレー男子日本合宿

(2020/2/27 07:41)
東京五輪代表入りを目指す東レの(右から)藤井、富田、李、高橋=三島市の東レ体育館
東京五輪代表入りを目指す東レの(右から)藤井、富田、李、高橋=三島市の東レ体育館

 バレーボール男子日本代表の今年の登録選手27人に、東レからセッター藤井直伸、センターの李博と高橋健太郎、東レの内定選手でウイングスパイカーの富田将馬(中大、沼津市立高中等部出)の4人が選ばれた。東京五輪までに合宿や遠征を重ね、最終的に12人に絞られる。熾烈(しれつ)な戦いに臨む4人が、合宿招集を前に意気込みを語った。

 ■セッター藤井、強い気持ちで
 藤井は「(代表)4年間の集大成」と、静かに闘志を燃やす。昨年は2月のリーグ戦で左手の中手骨を骨折して以来、以前のような感覚が戻らず、迷いながらプレーしていた。
 今季のリーグ戦の調子もいまひとつ。「自分のパフォーマンスでチーム全体が落ちていくのを感じた」。持ち味のセンター線を生かすトス回しだけでは生き残れない、と新しいスタイルを模索し、自分の武器を見失ったこともあった。代表に招集された今は「せっかく巡ってきたチャンス。つかむために、武器を最大限にアピールする」と迷いはない。
 正セッターの座を狙うが、途中出場を求められれば、他のセッターとのリズム、持ち味の違いは強みになる。「強い気持ちと技術力がなければ、代表にいるべきじゃない。勝ち残るため、結果を出すしかない」と、自身に言い聞かせた。

 ■センター李、持ち味を100%
 李のバレー人生で当たり前だった先発出場。代表でも最初はそうだった。次第に途中出場が多くなると、「相手の方が自分より力があると分かっていても、受け入れがたくて本当に苦しかった」
 吹っ切れたのが昨年9月のアジア選手権最終戦。ブランコーチや福沢(パリ・バレー)に「出ている選手が全てじゃない。流れを変える選手が必要」と指南され、やるべきことに目を向けるようになった。2メートル級のセンター陣の中で高さはないがスピードで勝る。「持ち味を100%出して勝負しても(五輪代表入りは)ギリギリ。出し続けるしかない」
 気持ちは前向きだ。新しい公式球の感触がつかめず不調だったサーブが、リーグ戦中盤で再び武器として機能し始めた。「サーブでまた勝負できるとホッとした」。代表4年目は起承転結の「結」。覚悟をもって挑む。

 ■センター高橋、自分との勝負
 バレーの花形と言えばウイングスパイカーだが、センターで主役級の活躍が期待されるのが高橋だ。東京五輪はバレー人生最大の目標。「それ以外の夢がない」と言い切る。「自分との勝負。自信を持ってプレーするための練習をこなす」
 日本代表の次世代を担うNEXT4(ネクストフォー)の一人として、注目を集めてから4年。人気だけでなく、プレーで日本を引っ張る存在感が求められている。武器は201センチの高さ。高い打点からたたき付ける強打はもちろん「ブロックやディグ(スパイクレシーブ)でも役割を果たさないと」と自覚する。
 ファッションモデルのようなスマートなたたずまいが一転、コート上ではおどけ役も演じる。得点が決まると気迫を押し出して叫び、はしゃぐ。「ふざけているのが素の自分」。パフォーマンスでも周囲を巻き込んでいく。

 ■ウイング富田、練習あるのみ
 代表に攻撃型のウイングスパイカーが多い中で、守備が得意な選手は少ない。そこで白羽の矢がたったのが富田。自身もアピールポイントに守備を挙げる。「まずは途中出場から。レシーブが不得意な選手が後衛に回った時の出番を狙う」
 小3から中3まで沼津市で過ごし、小4から三島錦田ユナイテッドでバレーを始めた。中3で東レのスタッフが指導するサテライトチーム・アローズジュニアに所属した。アローズジュニア出身の日本代表入りは初。「全てが未知の世界で緊張するけれど、楽しみ」と気負いはない。
 内定選手として出場したVリーグでは、攻撃面でも思い切りの良さを見せた。今後、対戦することになる海外勢の高いブロックを想定し「(スパイクを)当てて出す、当てて後ろに飛ばすプレーが大事になる。練習あるのみ」と成長に貪欲だ。

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