「また来年、焼津に戻る」パラ陸上モンゴル代表が帰国へ コロナで長期滞在

 新型コロナウイルスの影響で帰国できず、ホストタウンの焼津市で2月から強化合宿を続けているモンゴル代表パラ陸上チームが帰国することになり9日、報告のため市役所を訪れた。選手らは、経験したことのない長期間の海外生活を支えてくれた市民や市に感謝し、東京五輪・パラリンピックが開かれる来年、「必ず焼津に戻ってくる」と誓った。

来年、焼津で再会することを誓う中野市長(右から2人目)とパラ陸上モンゴル代表チーム=焼津市役所
来年、焼津で再会することを誓う中野市長(右から2人目)とパラ陸上モンゴル代表チーム=焼津市役所

 中野弘道市長は「苦難に立ち止まることなく練習に励み、市民に大きな感動を与えた」とたたえ、「永遠の友情の証しとしたい」と「スポーツ特別市民証」を贈った。
 チームは2月14日、約1カ月の滞在予定で焼津市を訪れた。モンゴル便が運休になり、帰国のめどが立たなくなって以降も週6日の練習に励み、4選手全員が自己ベストを更新した。
 ビャンバジャブ・エンフバートル監督(69)は合宿中、多くの市民が果物やマスクを差し入れたことに触れ、「優しさに毎日感動していた。だからこそ4カ月間も頑張れた」と感謝した。女子投てきのゲンデンダルジャー・ツォグトゲレル選手(46)は涙を流して別れを惜しみ、「一生忘れられない思い出になった。パラ大会でかっこいい姿を見せて恩返ししたい」と語った。
 一行は11日、モンゴル政府が成田空港に用意するチャーター機で帰国する。

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