静岡新聞SPORTS

ライバルと励み夢切符 五輪内定、競歩の川野(御殿場南高出)

(2019/10/28 07:26)

 27日に山形県高畠町で行われた全日本50キロ競歩大会で、川野将虎(21)=東洋大3年、御殿場南高出=が男子50キロ競歩の東京五輪代表に内定した。日本新記録3時間36分45秒で世界最高峰の大会への挑戦権を得るまでに飛躍したきっかけは、同郷で同学年の池田向希(21)=東洋大3年、浜松日体高出=に対する競争心だった。
 2人が競歩を始めたのは高校時代。全国高校総体などの活躍で先に脚光を浴びたのは川野だったが、池田は大学進学後に日本のトップ選手へと急成長した。競技を離れれば仲の良い同級生。だが、競歩となれば川野は「負けられない」と常に意識し、池田も「一番の強敵。川野がいるから自分の成長がある」と話すライバル同士だ。
 「一緒に東京五輪に出よう」。2人の思いは同じだ。池田は今月上旬の世界選手権の男子20キロ競歩で6位入賞したが、五輪切符に届かなかった。自分のことのように悔しがった川野は高畠大会に「池田を勇気づける走りをしたかった」とライバルの思いも背負って臨んでいた。
 高校時代の2人を知る県陸上競技協会の新谷誠規理事長(70)は今春、東洋大を訪れて激励した。「良い環境に恵まれ、2人そろって五輪に出場できるかもと期待していた」と成長を実感していた。
 静岡県出身選手で第1号の東京五輪切符を獲得した川野に続き、池田の活躍にも注目が集まる。新谷理事長は「川野の吉報が良い刺激になり、池田も頑張ってくれるはず」とライバル物語の新たな章の展開に夢を膨らませた。



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

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