静岡新聞SPORTS

東京五輪MTBテスト大会 「伊豆の自然」凝縮した難関

(2019/10/7 08:04)
「天城越え」に挑む選手=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター
「天城越え」に挑む選手=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター
一斉にスタートし競り合う選手
一斉にスタートし競り合う選手

 伊豆半島を象徴する自然を生かした美しい設計が、残酷なまでに選手の実力を浮き彫りにした。6日に日本サイクルスポーツセンター(伊豆市)でお披露目された東京五輪自転車競技マウンテンバイク(MTB)コースは激しい起伏と難所の連続。海外勢は「スーパーチャレンジング(非常に挑戦的)」と絶賛し、日本勢は「国内にこんな難コースはなかった」と警戒した。
 岩や丸太がちりばめられた「天城越え」、富士山を背景に崖から飛び出す「散り桜」、二つの急勾配を擁するフィニッシュ直前の「伊豆半島」…。地元や日本にちなんだ八つのポイントが選手の前に立ちはだかった。
 いずれも高い技術と体力、駆け引きが求められる。「ミスをするとカバーできない。(メダルを獲得した)過去3大会と比べても最も難しい」。リオデジャネイロ五輪金メダリストで男子を制したニーノ・シュルター(スイス)はそう断言した。
 メダル争いの勝負どころになりそうなのが「浄蓮の滝」「枯山水」と名付けられた「ロックセクション」。大小さまざまな岩場を一気に駆け降りる難所で、「ここを正確に走れるかが鍵」と女子優勝のヨランダ・ネフ(スイス)。男女を通じて日本勢で唯一完走した男子35位の山本幸平は「正しいライン(走路)を選べば抜けられるが、タイヤ1本ずれただけで転倒につながる」と分析した。
 表彰台を独占した欧州勢と日本選手の実力差は大きいが、7月下旬の本番は高温多湿の環境が有利に働く部分もある。五輪3大会連続出場の第一人者の山本は「炎天下でいかに集中力を保って走れるか。東京五輪へのイメージは沸いた」と闘志を燃やした。

「浄蓮の滝」では岩を跳び移って駆け降りた
「浄蓮の滝」では岩を跳び移って駆け降りた
優勝を決め歓喜するニーノ・シュルター
優勝を決め歓喜するニーノ・シュルター

動画

【動画】伊豆で東京五輪MTBテスト大会



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

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