静岡新聞SPORTS

自転車競技2年で全日本V サイクルスポーツセンター職員

(2018/12/12 17:03)
沼部早紀子さん(右)の指導の下、東京五輪出場を目標に練習に励む山口真未さん=11月、伊豆市の伊豆ベロドローム
沼部早紀子さん(右)の指導の下、東京五輪出場を目標に練習に励む山口真未さん=11月、伊豆市の伊豆ベロドローム

 伊豆市の日本サイクルスポーツセンター職員の山口真未さん(27)が、2020年東京五輪自転車競技への出場を目標に仕事と両立しながら練習に励んでいる。競技を始めてわずか2年で全日本選手権を制覇。同じく職員として五輪を目指した経験のある同僚がコーチとなり、“二人三脚”で夢の舞台を見据えている。
 茨城県出身の山口さんは七種競技が専門の元陸上選手。けがなどもあり24歳で区切りをつけ、次に選んだ道が以前に参加したタレント発掘事業で声を掛けられていた自転車のロード種目だった。約1年間取り組んだが、「得意とする瞬発力を生かせる種目をやりたい」とトラック種目への転向を希望。同センター職員での採用が決まり、昨年11月から両立の日々が始まった。
 同じ自転車競技でもロードとトラックでは使う体力や技術が異なる。再び一からのスタートとなった山口さんを支えたのは、同僚の沼部早紀子さん(33)だった。沼部さんは全日本選手権(トラック)で2連覇し、アジア大会にも2度出場した元トップ選手。練習メニューを作成し、正しいフォームやペダリングなどの基礎を徹底的にたたき込む中で山口さんの記録は着実に向上。今年9月の全日本選手権女子500メートルタイムトライアルで初優勝を果たし、関係者を驚かせた。
 優勝によって日本自転車競技連盟の強化指定選手(B)に選ばれ、女子短距離部門で3番手となった。A指定の2人のうち、小林優香選手(24)は今月のワールドカップ(W杯)女子ケイリンで銅メダルを獲得するなど実力者だが、山口さんは「スピードを誰にも負けない武器として磨き、来年はW杯への出場、20年は五輪に」と夢への道筋を描く。
 現在も就業前と後の毎日約4時間付き添い、指導する沼部さんは「まだ基礎段階の練習メニュー。伸びしろがある」と可能性を語り、自身の経験も踏まえて「仕事との両立は大変だが、質の高い練習を意識して前向きに取り組んでほしい」とエールを送る。



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

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