東海大翔洋、9年ぶりV ラグビー静岡県高校新人大会 

 静岡県高校新人大会ラグビーは28日、遠州灘海浜公園球技場で決勝を行い、東海大翔洋が浜松工を24―14で破り、9年ぶり9度目の優勝を飾った。全国選抜の出場権を掛けた東海大会は新型コロナウイルスの影響で中止となり、全国選抜には抽選などの結果、愛知と三重の代表校が出場する。

東海大翔洋-浜松工 前半28分、密集からトライを決める東海大翔洋の杉山慈(中央下)=遠州灘海浜公園球技場
東海大翔洋-浜松工 前半28分、密集からトライを決める東海大翔洋の杉山慈(中央下)=遠州灘海浜公園球技場


 ▽決勝
東海大翔洋 24(12―7 12―7)14 浜松工

 ▽3位決定戦
聖光 50(17―7 33―0)7 科学技術

■FW陣 密集で強み
 パワーアップしたFW陣を前面に出した東海大翔洋が浜松工を振り切った。奪った4トライのうち三つは密集から力ずくで押し込んだ。津高監督は「(新チームは)体の大きい選手が多い。モールやラックで優位に立てた」と目を細めた。
 重戦車軍団が目を覚ましたのは先制トライを許した後の前半28分。敵陣ゴール前のラックから最後はプロップ杉山慈が押し込んだ。「自分の反則から先制点を与えてしまったので焦っていた」。反撃ののろしを上げるトライに胸をなで下ろした。前半32分と終了間際にもFW陣が踏ん張りトライを決めた。
 昨年末の花園で強豪秋田工に大敗し、身体的な強さの差を痛感した。新チームはそこに焦点を当てた強化に取り組み始めた。球を運ぶ時にすぐに倒れない。守りならば一発で相手を倒す。完成度はまだまだという指揮官も手応えを感じている。
 杉山慈は「目標は全国16強。静岡では圧倒して勝ちたかった」と高みを見据える。東海選抜は中止となり全国切符は他県に渡った。指揮官は「残念だが、基礎練習に時間を割きたい」と鍛え抜く覚悟だ。
■V逸の浜松工 「内容は満足」
 浜松工は激しい攻守で最後まで東海大翔洋を苦しめた。吉本監督は「勝ちたかったが、満足できる内容」と選手をたたえた。前半12分にフッカー持永がサイドアタックで先制トライを奪い、翔洋を浮足立たせた。
 後半5分にもWTB川島の右サイド50メートル独走トライで追い上げたが、あと一歩及ばなかった。それでも、準決勝で聖光を破る金星を挙げた。指揮官は「花園に出場した4年前(2016年末)のチームよりもやりたいラグビーが体現できる」と評価。川島は県総体に向けて「決勝を戦った経験を生かし、また一からやりたい」と誓った。

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