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全日本大学女子サッカー 静岡産大が準優勝

(2021/1/7 09:34)
静岡産大―帝京平成大 前半、静岡産大の藤田(34)がドリブル突破を図る=味の素フィールド西が丘
静岡産大―帝京平成大 前半、静岡産大の藤田(34)がドリブル突破を図る=味の素フィールド西が丘
優勝杯を手にする帝京平成大の石田菜主将(手前)と、MVPに選出された今田=味の素フィールド西が丘
優勝杯を手にする帝京平成大の石田菜主将(手前)と、MVPに選出された今田=味の素フィールド西が丘

 第29回全日本大学女子サッカー選手権(インカレ)は6日、東京・味の素フィールド西が丘で決勝を行った。静岡産大は0-1で帝京平成大に敗れ、東海勢として初の優勝には届かなかった。後半27分、相手のFKから決勝点を奪われた。
 帝京平成大は初優勝。大会MVPは決勝でゴールを決めたFW今田紗良(藤枝順心高出)が選ばれた。

▽決勝
帝京平成大 1(0―0 1―0)0 静岡産大
▽得点者【帝】今田(石田菜)

 【評】静岡産大は後半に帝京平成大の猛攻を浴び、惜敗した。
 前半は一進一退の攻防が続いたが、後半は防戦一方の展開。相手の鋭い出足に苦しみ、押し込まれる時間帯が長かった。守備陣が体を張って耐えたが、後半27分にFKから決勝点を奪われた。
 静岡産大がボールを支配する時間もあったが、ミスが目立ち好機は少なかった。

 ■「止めてつなぐ」貫く 世界見据えたスタイル、あと一歩
 静岡産大の本田監督はさばさばとした口調で、持ち味を出せなかった90分間を振り返った。「日本一の欲が出たのだろう。選手はガチガチ。それをほぐすのに時間がかかってしまった。自爆かな」。関東勢の牙城を突き崩せなかった。
 こぼれ球を回収できず、後半は自陣ゴール前にくぎ付けにされた。相手のフィニッシュの甘さに救われていたが、27分にFKを頭でつながれて失点。「相手の圧に負けてしまった」と乗越主将が言うように、その後も押し返すことができなかった。
 それでも大会5試合を通じて、個々の技術の高さを全国に印象付けた。これまで8強止まりだったチームが準優勝。ロングボールに頼る強豪が多い中、徹底的にパスをつなぐスタイルは異色だった。
 今季就任した本田監督には確固たる信念がある。「ゴール前に放り込んだところで、外国人には勝てない。世界で勝つために、日本は何をしなければいけないか」。ボールをしっかり止める、つなぐの技術を身に付けさせることで女子サッカー界全体の底上げにつなげたいという。
 乗越主将ら主力の一部は、卒業後も本田監督が同時に指揮する静岡SSUアスレジーナに残る。本田監督からは「サッカーばかになれ」と言われているという。新しい挑戦が始まる。

 ■帝京平成大の静岡県勢3人活躍 今田、小原、石田菜
 初優勝した帝京平成大の先発には、今田と小原の藤枝順心高出身コンビと、主将石田菜(常葉橘高出)の静岡県勢3人が名を連ねた。優勝杯を掲げた石田菜はコロナ禍での大会開催に感謝した後、「最後の試合。やってきたことを全部出そうと思っていた」と満面に笑みをたたえた。
 帝京平成大は今大会4試合無失点で、そのうち3試合が1-0。準決勝では3連覇が懸かった日体大を2-0で撃破した。堅守と勝負強さが光った。
 大会4得点でMVPに輝いた元気印の今田は「よっしゃー、やったあ」と声を上げて取材エリアに登場。高校と大学で全国制覇を成し遂げ、「高校の時に『これ以上最高のものはない』と思ったが、大学も同じぐらい」と声を弾ませた。

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