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男子・聖隷/女子・富士見が優勝 春高バレー静岡県予選

(2020/11/22 09:03)
聖隷クリストファー―静清 第1セット、アタックを決める聖隷クリストファーの内藤(右)=草薙このはなアリーナ
聖隷クリストファー―静清 第1セット、アタックを決める聖隷クリストファーの内藤(右)=草薙このはなアリーナ
富士見―島田商 第1セット、相手ブロックをかわしアタックを決める富士見の畑(左)=草薙このはなアリーナ
富士見―島田商 第1セット、相手ブロックをかわしアタックを決める富士見の畑(左)=草薙このはなアリーナ

 第73回全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)静岡県予選は21日、男女の決勝を草薙このはなアリーナで行った。男子は聖隷クリストファーが静清をストレートで破って5年ぶり13度目の優勝。女子は富士見が3-1で島田商を退け、8連覇を飾った。男女とも新人大会、夏の代替大会に続く3冠を達成した。
 男子の聖隷はエース内藤理央が21得点でけん引。女子の富士見も畑葵が21点、油井輝星が22点と得点源が機能した。男女の各優勝校は来年1月5日に東京で開幕する春高バレーに出場する。

 ▽男子決勝
 聖隷クリストファー 3(25―22 25―21 26―24)0 静清
 ▽女子決勝
 富士見 3(25―23 18―25 25―16 25―20)1 島田商

 ■エース激痛耐え勝利導く 
 聖隷クリストファーのエース内藤は勝利の瞬間、膝から崩れ落ちた。「全てが報われ、体中の力が抜けた」。傷めている両膝にテーピングを施し、激痛に耐えながら要所で強打を決めた。静清にサーブで狙われ攻守に負担がかかったが、渾身(こんしん)の力を振り絞った。
 「3セットで決めたかった」と、3連続得点で勝利に導いたセンター谷口。もつれれば内藤が苦しくなる。第1セット終了後、相手ブロックが速攻をあまり警戒していないとみた谷口は、セッター井出に「自分にもっとトスを上げてくれ」と要求。相手ブロックを引き付け、エースを楽にさせようとした。
 全国総体中止に肩を落とした内藤は春高出場権獲得をスタート地点と位置づけ、「やっと自分の力、チームの力が試せる場所に立てる」と武者震いする。「このチームはまだ完成していない」と話す田川監督は「体の大きさは全国に引けを取らない。細かいプレーももっと良くなる」と全国上位を見据えている。

 ■畑、井鍋3年意地見せる 
 富士見の3年生が意地を見せた。第2セット、3年のエース畑が島田商のブロックにつかまった。甲斐監督から「むきになるな」と声を掛けられ、冷静さを取り戻した畑は強打一辺倒からフェイントを織り交ぜ、ブロックアウトを狙った。「工夫しながら点を取ることができた」と畑。
 劣勢だった第2セット途中、2年のセッター清水に替わって投入された3年の井鍋が流れを変えた。「苦しい場面で入ることを想定して準備してきた」と本領を発揮。コンビバレーを得意とする井鍋はセンターをうまく使って攻撃を散らした。
 例年に比べると高さがなく、絶対的なエースはいない。コロナ禍で練習量も対外試合の経験も不足した。主将でリベロの石間は「8連覇と3冠の重圧に押しつぶされそうになった」と振り返る。
 全国総体が中止となり、代替大会後に3年生4人が受験のため引退。畑は「辞めたい時もあったけれど、春高の開催を信じてやってきた」。念願の全国の舞台で躍動を誓った。

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