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常葉大菊川、逆転連覇 3年生総合力光る 静岡県高校駅伝・女子

(2020/11/2 09:04)
常葉大菊川4区鈴木(左)からたすきを受け取り走り出す5区菅谷=小笠山総合運動公園
常葉大菊川4区鈴木(左)からたすきを受け取り走り出す5区菅谷=小笠山総合運動公園

 連覇を果たした常葉大菊川の歓喜のゴールテープを切ったのは、大けがで約1年を棒に振った3年の菅谷。アンカー勝負を制した復活の走りに、たすきをつないだ同級生の4人が「ありがとう」と涙で出迎えた。
 4区で首位を奪取し、東海大翔洋に5秒差をつけてたすきを受け取った菅谷。すぐに追い付かれたが、「(相手が)必死に来るのは分かっていた」と冷静だった。ぴたりと追走して残り1キロ手前の坂。1度目のスパートでは粘られたが、再度ギアを入れて一気に突き放した。
 2年夏に右膝半月板に大けがを負った。回復は長引き、チームの練習に戻れたのは今年8月。離脱していた昨年、仲間は全国高校駅伝への出場を果たしたが、自身は出場選手の付き添い。悔しさがリハビリの原動力になった。練習復帰後はまだ残っていた痛みも完全に消え、1年時にアンカーを任された実力を取り戻した。区間賞で2年前にはかなわなかった先頭でのフィニッシュを果たし、「楽しかった」と表情を崩して充実感に浸った。
 2年連続区間賞のエース町が1区で33秒差の3位発進と苦しいスタートだった。しかし、残りは全て区間賞でまとめた。先頭をとらえたのは県駅伝初出場の4区鈴木。「チームの力になりたい」と快走で勢いをもたらした。「普段通りにやれば勝てると思えるほどの練習を積んできた」と3区の舞谷主将は語る。劣勢も総合力で見事に挽回した。
 「これぞ駅伝。粘り勝ちできた」と八木本監督。町、久野、舞谷の3人は昨年、2年生ながら全国高校駅伝を経験。鈴木、菅谷の心強い戦力を加え、再び都大路に挑む。

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