静岡新聞SPORTS

翔洋、劇的決勝トライ 高校ラグビー静岡県大会・決勝

(2020/11/2 09:01)
東海大翔洋―聖光 優勝し歓喜する東海大翔洋フィフティーン=草薙球技場
東海大翔洋―聖光 優勝し歓喜する東海大翔洋フィフティーン=草薙球技場

 土壇場で東海大翔洋の攻撃力が光った。試合終了間際、相手の反則でアドバンテージを得て思い切った攻撃が選択できる場面。FB近藤に迷いはなかった。敵陣22メートルからふわりと浮かせたキックパス。SO山田が捕まえ、そのまま決勝のトライにつなげた。「聖光の守りの裏を狙っていた」。近藤は値千金のお膳立てに、してやったりの表情だ。
 3連覇を目指す聖光の屈強な守備網を攻略すべく、綿密な作戦を立てて臨んだ。今春就任した津高監督は「聖光の守備は前に出るのが得意。その対策を練習してきた」と明かす。決勝トライを決めた山田は4月に転入したばかりで今大会初スタメンだったが、「イメージは共有していた」と近藤とあうんの呼吸を振り返った。
 トップリーグ・ヤマハ発動機で選手を経験した指揮官の就任後、組織的な攻撃を積極的に導入。これまでは人も球も、ばらばらに動いていたが、より規則的な動きを取り入れたことで「ここぞの場面まで体力を温存できた」(近藤)と選手が利点を実感する。
 3年ぶりに出場する花園を経験した選手はいない。高校時代に啓光学園(大阪)で全国制覇を成し遂げている指揮官は「これまで攻撃に力を入れてきたので守りが未完成」とまだ手綱を緩めない。フッカー清主将は「楽しみながら大暴れしたい」と無心で勝ち上がるつもりだ。

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