GK権田 最後方から熱く指示 清水エスパルス・鹿児島キャンプ

 J1清水エスパルスは2部練習を行い、午前には実戦形式のメニューも盛り込んだ。新加入の日本代表GK権田が最後方から積極的にコーチングするなど、ロティーナ監督の目指す隙のない守備組織の構築を図っている。

実戦形式のメニューで指示を飛ばすGK権田(左)=鹿児島市の鹿児島ふれあいスポーツランド
実戦形式のメニューで指示を飛ばすGK権田(左)=鹿児島市の鹿児島ふれあいスポーツランド

 「前詰めろ」「そう、ナイス」。ひときわ大きな声がグラウンドに響き渡った。GKを加えた7対7の攻撃の組み立て練習。相手のボール保持の場面で、権田は前線や中盤の選手に盛んにポジショニングの指示を飛ばした。合間には最終ラインの選手と積極的に連係を確認し合った。
 2年連続でリーグ最多失点と守備の改善が最優先課題の清水。権田は「どれだけシュートを打たれない守備をするか」と組織としての守り方に目を向ける。
 必要なのは普段の練習からどれだけ仲間と関係をつくり、連動性を高められるか。「最初なのでどんどん要求していく。徐々に自分が声を出さなくても周りが出せるような働きかけをしていけたら」と語る。
 声だけでなく、GK陣3人の練習では常に先頭に立ち、抜群の反応で捕球を繰り返す。指揮官の目指すサッカーには「『守備の監督』という話とはギャップを感じ、わくわくした。全員がチームのために戦うことができれば高いレベルで表現できる」と前向きだ。「失点しないことが仕事」と力強い言葉を口にするチーム最年長、31歳の守護神は頼もしさを漂わせている。

 ■攻守の形に注力
 本格的なキャンプ始動となった2日は、「攻守のやり方を明確にする良い時間にしたい」とのロティーナ監督の言葉通り、攻守の形の構築に時間を割いた。
 攻撃はGKから丁寧にボールをつなぎ、サイドの深い位置からのクロスや中央での崩しなどのパターン練習を重ねた。守備陣はラインコントロールや1対1の対応などを確認。指揮官自ら身ぶり手ぶりで指導した。
 再来日に伴う2週間の自主待機期間を終えたブラジル人3選手のうち、別メニューのMFへナト・アウグストを除くDFヴァウド、FWカルリーニョスが練習に合流。指揮官は「チームが攻守ともに目標としていることをやってほしい」と戦術への適応に期待した。

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