J1清水エスパルス 反転攻勢へ始動「タイトル狙う」

 J1清水は16日、三保グラウンドで今季のチーム練習を開始した。新型コロナウイルス感染拡大予防のための来日後の隔離でロティーナ新監督やイバン・パランコ新ヘッドコーチが不在の船出となったが、新加入の日本人9人を含む25選手が昨季16位からの反転攻勢を期して始動した。

反転攻勢を期して始動した清水イレブン=三保グラウンド
反転攻勢を期して始動した清水イレブン=三保グラウンド

 練習に先立ち、選手たちはクラブハウス内で指揮官からオンラインでメッセージを受けた。「タイトルを狙っていく」「守備を立て直すが、守備を固めるのではなく攻めのサッカーをしていきたい」と話があったという。
 グラウンドではジョギングやストレッチで体をほぐした後、ボールを使ったサーキットトレーニングやパス回しなどのメニューをこなした。GK陣の3人は捕球やロングキックの練習に取り組み、新加入の権田が活気ある声を響かせた。
 他クラブで実績のある選手が数多く加わり、激化が予想される定位置争い。チームで唯一、昨季全34試合に出場したMF西沢は「競争の中でより成長し、自分の良さを出していく」と力を込める。DF立田は「監督の目指すサッカーを早く出せるようにし、タイトルを本気で狙っていきたい」と意気込んだ。
 指揮官は23日にチームに合流予定。外国籍選手6人のうち、DFエウシーニョと新加入のDFウィリアム・マテウスの来日は未定だが、新加入のFWチアゴ・サンタナは17日、残りの3人は今月末に練習に加わる見込み。

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