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J1清水・平岡新監督「戦う集団に」 神戸戦へ調整

(2020/11/3 08:30)
選手に指示を送る清水の平岡新監督=三保グラウンド
選手に指示を送る清水の平岡新監督=三保グラウンド

 J1清水はクラモフスキー監督の解任発表から一夜明けた2日、三保グラウンドで平岡宏章新監督の下、3日のホーム神戸戦に向けて調整した。平岡監督は練習後に取材に応じ、「最後まで諦めない、戦う集団をつくる」と決意を語った。
 試合に向けて約1時間半かけて攻守の修正点を確認。報道陣に公開した冒頭には、ボール回しのメニューに細かく指示を飛ばす新監督の姿が見られた。「失点は多いが選手の能力は低くないと思っている。球際の気迫は足りない部分」と強調。「前監督が取り組んできたアグレッシブな攻撃サッカーを継続しながら、最後の質を上げていく。守備面も整理したい」と述べた。
 主将のMF竹内は「情熱を感じる」と指揮官の印象を口にし、「自分たちでボールを保持して試合を進める戦い方は変わらないので、積み上げてきたものを出して平岡監督と勝ちを目指す」と残り9試合での巻き返しを誓う。
 清水OBの監督就任は4人目。平岡監督は「光栄で責任を感じる。もう一度強いエスパルスに戻したい」と力を込めた。

 ■問われるクラブのビジョン
 J1清水は成績低迷が続く中、J2降格枠が増える来季を見据えてリーグ終盤での指揮官交代に踏み切った。「目指してきた主導権を握るサッカーは変えずにやる」と大熊GM。理想と現実の埋め合わせに苦しんだクラモフスキー前監督を解任することで好転のきっかけを求めた。
 昨季までヘッドコーチを務めた横浜Mが志向する攻撃重視の戦い方をモデルにチームづくりをした前監督。ただ、昨季リーグ最多失点の守備の改善は進まず、苦肉の策のシステム変更は選手の戸惑いを生んだ。「来季を委ねるには修正能力やステップ感に不安があった」と山室晋也社長。決断の要素となった。
 クラブはコーチとして今季のチームに携わった平岡監督にかじ取りを託したが、前監督同様Jチームの指揮は初で指導力は未知数。残り9試合、結果が出なくても目指すスタイルを貫き通せるのか。クラブのビジョンが問われることになる。

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